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カテゴリ:将棋( 340 )

たまーに更新されている、大つき(19)センセのblog「仮わーくすのーと」。
いつも楽しく読んでおります。
…バター同盟生き残りのblogって、もううちとここだけですなw

さて今回も将棋ネタ。
学生さんもいよいよ夏休みですが、将棋界の方も対局の方は夏休みモード。
あついからね、ちかたないね。
というわけで、ネタ少なめでお送り致します。

■王座に挑むは、叡王か、名人か(王座戦挑戦者決定戦 プレビュー)

斎藤「さいたろう」王座の誕生から早一年。
いよいよ挑戦者決定争いが佳境に入ってまいりました。

まずは豊島二冠。
相変わらずどこでも勝ってる方ですが、この王座戦でも羽生九段を下して勝ち上がり。
というわけで、羽生九段のタイトル100期はまたもおあずけとなりました。

もう一方の勝ち上がりは、永瀬叡王。
叡王奪取してからは、ちょっと疲れも見えましたが、王座戦では堂々の勝ち上がり。
直前では佐藤天彦九段を下しております。

この二人による挑戦者決定戦は、7月25日に行われます。
実力的には永瀬叡王が一発入れられるかどうか、という読みですが、豊島二冠も対局過多が気になるところ。
あとは手番による戦法選択も気になるところで、永瀬叡王が後手番なら横歩取り、逆なら角換わりかなあ、とゆるく予想しておきます。

■きょうの藤井聡太(王将戦で佐藤康光九段を下す)

そして、きょうの藤井聡太。
今週は王将戦二次予選で佐藤康光九段を下しております。

若手や中堅以下の棋士にとってハードルが高いのが、この王将戦のリーグ入り。
うんざりするほど長い一次予選を突破したかと思えば、二次予選で待つのはA級棋士やタイトルホルダーの厚い壁。
頑張っても効率の悪い棋戦、という言い方もできますが、逆に中堅以下の棋士がリーグ入りすると、業界筋からはかなり注目を受けます。
あと、今季から大阪王将杯ということで、大阪王将からチャーハンや餃子の差し入れなんかもあったりして、そこのところでも要注目。

将棋の方ですが、相手が佐藤康光九段ということもあり、序盤から中盤にかけてはその変態…もとい、独創性を遺憾なく発揮。
私なんかにしてみればカオス極まりない局面が展開されますが、藤井七段は冷静に対応し、最後は長手数の寄せが決まって勝負あり。

実力者の佐藤康光九段を下してはいるのですが、それほど驚きもなく、というのが藤井七段の恐ろしいところ。
本来、この若さで夏休みのこの時期にも対局がつくだけでもすごいんですけどね。

さて来週ですが、竜王戦本戦で、あの豊島二冠と対戦。
言うまでもなく大一番。
勝っても次が渡辺三冠、というヒドい組み合わせですが、頑張って欲しいものです。

by mitsuboshi03 | 2019-07-21 14:01 | 将棋 | Comments(0)
湿気以外は過ごしやすいというか、むしろ朝晩は寒くね?という陽気。
まあ、晴れたらくっそ暑くなりますので、このくらいがちょうどいいのかも。
ちなみにヨーロッパは記録的な暑さなようで、こういうところは関連性があるのかどうか。

さて今回も将棋ネタ。
大勝負が一段落しましたので、ちょっとしたネタを挟みつつ。

■渡辺二冠、三冠へ返り咲き!(棋聖戦五番勝負 第4局)

まずはこのネタから。
7月9日に新潟市の「高島屋」で棋聖戦の第4局が行われ、渡辺二冠が勝って棋聖を奪取しました。

渡辺二冠が後手番ということで戦型が注目されましたが、渡辺二冠が割と採用している、角換わり拒否からの雁木模様に。
個人的にはあんまり得しているとは思えないのですが、案の定豊島棋聖に、「研究通りですよ」と居角左美濃からの急戦を仕掛けられます。

「雁木でもこの攻めが効くのねえ」と思いつつ、このままだと早い時間での決着もあるか、とハラハラしながら見ていた午前中だったのですが、ここで渡辺二冠が36手目にビシリと△5五歩と勝負手を放ちます。
これが中々の一手だったようで、豊島棋聖が決め手を放てず、形勢は五分に。
ここから徐々に渡辺二冠が優位に立ちますが、終盤戦で持ち時間が切迫する中、こちらも決め手を逃し、混戦となります。
持ち時間がほぼない中、優劣不明の勝負が続きますが、最後は豊島棋聖の97手目▲9五角が敗着で、以後は渡辺二冠の102手目△7九金という、気づきにくい妙手でまとめきり、勝利しました。

豊島二冠が一気に仕留めてもおかしくない将棋でしたが、渡辺三冠がさすがの対応。
以降も終盤までほぼ互角の将棋という、三冠vs二冠対決にふさわしい名局でした。
今将棋界で最も強い二人が、持てる力のすべてを振り絞った五番勝負だったと思います。
本局以外も名局揃いで、棋聖戦の歴史に残る五番勝負だったといって良いでしょう。

二人とも強かったです。
楽しませていただきました。

■将棋中継あれこれ

ネット中継の普及により、プロの将棋を生で見られる機会が増えてきました。
見る方法も増えてきましたので、ここで少し整理してみたいと思います。

・abemaチャンネル(タダ)

朝日系列のネットチャンネル。
解説者の一日および一週間が恒例のネタ。
テレビ感覚で中継が見られますし、解説も初心者・見る将向けですので、初めて将棋中継見るなら、まずはここをオススメしときます。

あと一応補足しときますと、コメント欄はOFFにすることを強く推奨します。
yahoo!知恵袋や炎上twitterばりのコメントが多くて…。

・ニコニコ生放送(プレミアム会員向けのみ有料)

いわゆるニコ生。
ネットらしく、ちょっと砕けたノリの放送が売り。

独特のクセがある番組構成ですので、ちょっと見てみて、ノリが合うかどうか確かめてみることをオススメします。
また最近はプレミアム会員用に、将棋ソフトの評価値を表示して、解説なしの番組もあります。
こちらは上級・有段者向けかなと。
私は最近ココにハマってますw

・Eテレ(要受信料)

日曜午前のお楽しみ。
NHK杯しかやってませんが、これも貴重な中継の機会。
持ち時間が短い分、スリリングな将棋を楽しめます。

・囲碁将棋チャンネル(要契約)

CSの専門チャンネル。
ケーブルテレビや光関係で、まとめて契約できるチャンネルの中に入っていることも。
生中継するのは、共催している王将戦や女流王将戦がほとんど。
見られる環境のある方は少ないと思いますが、興味があれば選択肢に入れるのもありかと。

・囲碁将棋プレミアム(要契約)

囲碁将棋チャンネルの豪華版。
視聴料がちょっと重すぎる(月3000円弱)ので、オススメは少々いたしかねるところ。
ぶっちゃけ私も見てません(おい)

by mitsuboshi03 | 2019-07-13 16:27 | 将棋 | Comments(0)
うちの近所は国産天然松茸の最後の砦なのですが、ここにも遂にマツクイムシの魔の手が。

行こう。もうすぐここも腐海に沈む。

まあ、人工松茸(っぽいもの)の研究も実用段階にきているようですし。
ぶっちゃけ、松茸なくたって人間生きていけますしw

さて今週も将棋ネタ。
夏休みに向けて、白熱した戦いが続きます。

■豊島王位、盤石の緒戦制覇(王位戦七番勝負 第1局)

まずはタイトル戦の動向から。
豊島王位(三冠)に挑むのは、羽生九段を破り、七度目のタイトル挑戦を果たした木村「将棋の強いおじさん」九段であります。

7月3・4日に第1局が名古屋で行われました。
豊島王位にとっては生まれ故郷ではあるのですが、生まれてすぐ大阪へ移ったので、地元意識はそんなにないんだろうなあという印象。

注目の振り駒ですが、なんと歩が5枚出て豊島王位の先手番に。
ならばと、後手の木村九段は、先日羽生九段を破った横歩取りに構えます。
だがしかし、豊島王位の対策がほぼ完璧だったのと、木村九段が仕掛けのチャンスを逃したことにより、1日目の午後から早くも豊島王位の優勢、という展開に。
木村九段も相当粘ったのですが、残念ながら形勢を動かすまでには至らず、豊島王位がそのまま押し切りました。

結果から見れば木村九段の完敗ですが、木村九段の手がいつもどおりに伸びていれば、それなりの将棋になっていたようにも思えるため、今後木村九段が後手番で横歩取りを採用するかどうか、というのはこの七番勝負の一つの焦点になるかと思います。

それにしても、豊島王位は盤石の横綱相撲でした。

■きょうの藤井聡太(順位戦と竜王戦で勝利)

さて、今度はきょうの藤井聡太を。
今週は順位戦と竜王戦で各1局の対局がつき、いずれも勝利しております。

C級1組順位戦の方は、堀口七段が相手。
報道の通り、番外で色々あった末に、お昼前に勝利。
藤井七段がどうこうというより、堀口七段の方が心配ですねえ。
個人的には、1年でも休場して心身を休めた方が、と思うのですが。

そして今度は竜王戦本戦。
相手は久保九段であります。

振り駒で久保九段の先手番に。
予想通り普通の中飛車に進めると思いきや、序盤早々に7筋と9筋の位を取る手将棋志向に。
これに藤井七段も破綻なく追随し、ほぼ互角のまま終盤戦を迎えます。

終盤戦の入り口当たりでは、ぱっと見では藤井七段の模様がいい、という印象でしたが、相手は粘りのアーティスト。
具体的に良くするのが大変かなあ、と思う中どんどん考慮時間が減り続け、お互い秒読みに。
こうなると、さすがの藤井七段も正確無比というわけにはいかず、形勢が二転三転する大熱戦となります。
最後は久保九段の厳しい追求を受けたものの、きわどくしのいだ藤井七段が勝利しました。

順位戦は、とにかく勝ちを積み重ねるしかないです。
そして竜王戦は、いよいよ豊島三冠との決戦となりました。
どういう将棋になるか、今からとても楽しみです。

■里見女流、朝日杯で男性プロ棋士相手に連勝し、プロ編入試験へ王手。

最後に女流、というか里見女流の話題を。
7月4日に行われた朝日杯一次予選で、女流枠から参戦していた里見女流五冠が、午前の部で有森七段を、午後の部で畠山鎮七段を破りました。
これにより、「(プロ)棋士との対局で、最近の成績が10勝以上かつ勝率6割5分以上」というプロ編入試験資格へ、あと1勝と迫っております。

里見女流本人は、プロ編入試験は受けないという発言を以前しておりましたが、こうなってみるとさてどうなりますか。
少なくとも、たとえ短い持ち時間とはいえ、畠山鎮七段を転がせる人がプロになれないなんて、そんなバカな話はないだろう、とは思うのですが。

by mitsuboshi03 | 2019-07-06 18:31 | 将棋 | Comments(0)
今朝は大雨。
こちらは地区で管理している神社の草刈りが中止になったくらいですが、被害の出ているところもあるようで。
大きな被害にならないことを祈るばかりです。

さて今週も将棋ネタ。
順位戦も始まり、夏休みへ向けて対局ラッシュとなる時期です。

■渡辺二冠、先手番をキープして棋聖奪取へ王手!(棋聖戦五番勝負 第3局)

まずはタイトル戦の動向から。
棋聖戦の第3局が6月29日に静岡県沼津市で行われ、先手番の渡辺二冠が勝ち、五番勝負を2勝1敗として棋聖奪取へ王手をかけております。

この数日前に王座戦の本線で当たった両者。
そこでは角換わりの熱戦から豊島棋聖が勝利しております。
ならば、というわけではないでしょうが、渡辺二冠は矢倉を志向。
後手の豊島棋聖も、先手に漫然と矢倉に囲わせてはいかんと、序盤早々に△7三桂と臨戦態勢で臨みますが、先手も早めに角で2筋の歩交換から角を4六に据え、後手の速攻を牽制。

以後、淡々と金矢倉を完成させていく渡辺二冠。
豊島棋聖も雁木に囲ってから端攻めに活路を見出そうとしますが、同時につっかけた6筋の攻めを逆用する形で渡辺二冠のカウンターが炸裂。
以下は渡辺二冠が後手の攻めを丁寧に面倒を見ながら手堅くまとめ、勝利しました。

本局で渡辺二冠が見せた、▲4六角で後手の速攻を封じる策が水面下で有望と評価されているらしく、後手の千日手歓迎の待機策に苦しめられている角換わりに代わり、矢倉模様が居飛車本格派のエースに返り咲こうとしつつある、という好例になったかと。
矢倉復権の動きは、矢倉大好きな私にとっては嬉しい限りですが、後手からの工夫も当然考えられるところで、この棋聖戦五番勝負でも勝敗を左右するテーマの一つになるかもしれませんね。

■きょうの藤井聡太(竜王戦本戦で近藤誠也六段を破る。また銀河戦で阿久津八段を撃破)

さて、きょうの藤井聡太。
今週は竜王戦本戦で近藤誠也六段を破り、また今週放映された銀河戦では阿久津八段を破ってます。

まずは竜王戦本戦。
若手強豪の近藤誠也六段が相手ということもあり結果が注目されましたが、近藤誠也六段の先手で戦型は角換わりの最新型。
藤井七段の後手待機策に対し、近藤誠也六段が果敢に端攻めに打って出たのですが、藤井七段の玉が端から遠い5二に居ることもあり効果が今ひとつ。
対して藤井七段の、相手の端攻めでもらった歩を活かした玉頭への継ぎ歩攻めが遅いようで厳しく、最後は飛車切りからのカッコいい寄せで藤井七段が勝ちました。

続いて阿久津八段と戦った銀河戦ですが、後手番の阿久津八段が阪田流向かい飛車という奇策に打って出ます。
これに対し、藤井七段は玉を固めず、バランスのとれた陣形で対抗。
この場合、藤井七段側は、自玉と敵玉の速度計算を緻密に行いつつ、攻めたり受けたりしないといけないわけですが、持ち時間の短い銀河戦にも関わらず、藤井七段の指し手は的確でした。
最後は阿久津八段の攻めを丁寧にいなし、一手勝ちを見切った藤井七段が勝利しております。

そろそろ高校の期末試験も気になる時期ですが、将棋の方は充実しているようです。
あとは、トップクラスの棋士にどう対応するか、ですね。

■朝日杯、プロアマ戦は5勝5敗のイーブン

さて今度は、報道も少々ありました朝日杯のプロアマ戦。
朝日杯はアマチュアの招待枠が10枠と大盤振る舞いなのが特徴で、新鋭棋士がアマチュアの挑戦を受ける、というのが恒例となっております。
たいていはプロ7~8勝くらいがボーダーライン、という印象ですが、今年はアマチュアの善戦が目立ち、なんと5勝5敗のイーブンという結果に。

アマチュアといっても、最近は『リボーンの棋士』のように元奨励会員が参加することも多く、またインターネットや将棋ソフトの登場により、トップアマとプロの練習方法がほぼ変わらなくなってきたことも、トップアマの棋力向上に一役買っているのかな、と思います。

とはいえ。
一昔前ですが、アマプロ戦に敗れた若手棋士は、ケジメの意味で頭を丸めたものでした。
時代が変わったとはいえ、棋士としての挟持は持っていてほしいな、と思います。

■里見女流五冠、棋聖戦一次予選決勝へ進出

最後に女流の話題を。

里見女流五冠が、6月28日に行われた棋聖戦一次予選の準決勝で、若手有望格の都成五段を破り決勝へ進出する快挙を演じました。
残念ながら同じ日に行われた一次予選決勝では大橋四段に敗れ、二次予選への進出は成らなかったものの、若手強豪と五分の勝負を演じたことは素直に評価したいと思います。

これにより、プロ編入試験の資格も、少しばかり見えてきた模様。
今後どうなるかはわかりませんが、まずはとにかく一局を大切に、頑張って欲しいものです。

by mitsuboshi03 | 2019-06-30 15:22 | 将棋 | Comments(0)
雨は思ったほど降らないのですが、やや湿気高めでじめじめ。
気が滅入るのですが、さりとて空梅雨で灼熱地獄というのも、また体に悪い。
世の中ままならないものです(苦笑)

さて今週も将棋ネタ。
順位戦も始まり、夏休みに向けて、一般の棋士でも対局がつきやすい日が続くころです。

■渡辺二冠、序盤の作戦勝ちから1勝を返す(棋聖戦五番勝負 第2局)

まずはタイトル戦の動きから。
「勝った方が三冠」シリーズとなった今年の棋聖戦五番勝負。
その第2局が6月19日に行われ、後手番の渡辺二冠が勝利しております。

ニコ生で最近始まった「解説なし・評価値あり」放送を見ていたのですが、
”何?これに勝った方が五冠ではないのか?”的なコメントに思わず吹き出す。
節子、それはボクシングやプロレスの流儀やw

将棋の方ですが、いわゆる「親の顔より見た」角換わりの最新定跡に。
豊島棋聖が、一旦5六へ腰掛けた銀を6七へ引いて銀矢倉を作る筋を選んだのですが、そこで渡辺二冠がおもむろに△5五銀と、にょろっと銀を出てから局面をリード。
評価値で700点くらいと、トッププロ同士の中盤にしてはかなりの差がついたこともあり、先手は今後この形に組まなくなる、または何らかの対策を練る必要があると思われます。

終盤まで渡辺二冠がリードを保ったのですが、あろうことか着地に失敗。
それでも次善策があったのが幸いして逆転までには至らず、渡辺二冠が勝利を収めました。

渡辺二冠は第1局に続いて終盤に失着がありましたが、連敗しなかったのは僥倖。
序盤はリードを保てているだけに、とにかく終盤を無難にまとめたいところ。
対して豊島棋聖は、作戦家の渡辺二冠相手にいいようにされている序盤対策が必須。

■きょうの藤井聡太(順位戦・王将戦予選で勝利)

さて、きょうの藤井聡太。
今週は2局対局がつきました。

まずは6月18日のC級1組順位戦の開幕戦。
相手の村田顕弘六段が意表のひねり飛車を選択。
中盤までの分かれは藤井七段が良かったようですが、そこで村田六段が妙手一発で形勢を逆転。
控室も「やったか?」という雰囲気になりかけたのですが、終盤に藤井七段が巧妙な手順を尽くし、相手の攻め駒を軒並みお掃除したのが決め手となり、藤井七段が勝利しました。

続いて、6月22日に行われた王将戦一次予選決勝。
相手は千田七段。
一時期ほどの勢いはないものの、タイトル挑戦争いにいつ絡んでもおかしくない強豪。
この両者が、よりにもよって一次予選で当たるというのが若手に厳しい王将戦。
逆に順位戦や竜王戦でランクを上げると、予選を抜けるのがだいぶ楽になるんですけどね。

将棋の方ですが、先手の藤井七段が、相矢倉の脇システムを採用。
一時期かなり研究が進んだ定跡ですが、後手からの急戦により相矢倉が廃れたことにより、最近では消えた戦法扱いをされておりました。
そういや奨励会時代の藤井七段は矢倉を得意としていましたので、この脇システムも相当研究していたのかな、と思います。

一方千田七段も、通常の金矢倉ではなく、片矢倉を採用する工夫を見せます。
固さは金矢倉に劣るのですが、角打ちに強いのが特徴で、角交換が起こりやすい脇システムでは有利に働くのでは、という判断かと。
またコンピュータ将棋への知識に関しては棋界随一な千田七段のこと、自陣への角打ちを防ぐことを重視するコンピュータ将棋の影響を強く受けたものとも言えます。

中盤から終盤にかけては大熱戦。
藤井七段が端を破って千田七段を攻め立てますが、千田七段も玉の早逃げで対抗。
また、端攻めの代償として飛車角交換から二枚飛車で藤井七段を攻める筋を見せ、スリリングな中終盤戦となりました。

最後はわずかに藤井七段の玉を寄せきれなかった千田七段が敗北。
とはいえ、手に汗握る大熱戦でした。

■7月からAI棋譜記録システムの実証実験開始

最後に、多方面で報道されましたこの話題を。
職団戦の雄であるリコーと共同開発したAI棋譜記録システムの実証実験を、7月より一部の対局で始めるとのこと。
なんでも、天井カメラからの画像データを元に、自動的に棋譜を記録するそうな。

「そんなん、PCで対局すりゃええがな」
という話もおありでしょうが、それはそれで風情がない、という気もしますし、いい落とし所なのではないかなと。
奨励会員がほぼ高校、人によっては大学まで進学する時代となり、慢性的な記録係不足が問題となっておりましたが、それへの対応、ということなんでしょう。

「大部屋で対局するとき、天井カメラの設営をどうするか」
「対局者が棋譜を見たい場合はどうする(タブレットで操作?)」
など、課題はいくつかあるかと思いますが、積年の課題へ一つの回答を出した、ということについては素直に評価したいと思います。

本格導入は来年の4月からだそうな。
うまくいくと、いいですね。

by mitsuboshi03 | 2019-06-23 19:37 | 将棋 | Comments(0)
料理店で修行していた某ワークスの後輩が、先日めでたく独立したとのこと。
これからがまた大変だと思いますが、まずはおめでとう。

さて今回も将棋ネタ。
将棋界は、順位戦が始まったこともあり、たいていの棋士にとってはいよいよ本格的なシーズンに突入。
長い戦いが、今年も始まります。
しかしネタ自体は少なめなので、あっさりいきます(最近こればっかし)

■里見女流四冠、女流王位に復位し女流五冠に。永世称号もゲット!

そんなこともあり、まずは女流棋界の話題から。
渡部女流王位に里見女流四冠がリベンジを挑む構図で行われた今年の女流王位戦五番勝負。
結果は3勝1敗で里見女流四冠がリベンジを果たし、女流五冠に復帰すると共に、女流王位を通算5期獲得したことにより永世称号(クイーン王位)もゲットすることとなりました。

基本的には里見女流四冠が飛車を振っての対抗型、といういつもの構図でしたが、やはりコンディションがまともであれば女流棋界に敵はいないな、という印象でした。
それでも渡部女流王位が1勝を返したのは立派。

これにより、里見女流五冠は永世称号でも五冠を達成。
残るはマイナビオープン(女王戦)と、今年度新設された清麗戦のみ。
どういうわけかマイナビオープンでは西山女王の牙城を中々崩せないのですが、この構図がこれから変わってくるのか、注目です。

■きょうの藤井聡太(棋聖戦1次予選で2勝)

今度はこちら。
6月11日に棋聖戦の1次予選が2局行われ、いずれも勝利しております。

持ち時間1時間で、1日に2局行われることもあるのがこの棋聖戦の予選。
持ち時間が短いこともあり、事前の準備と、勢いのある指し回しが重要となります。

まずは午前中に、東八段の流れ矢倉風味という変則的な陣形に苦しみながらも、見事に勝利。
お昼を挟み、今度は伊奈六段(渡辺二冠の奥さんの兄)との相掛かりの戦いで、最後に見事な即詰みを見せて堂々と連勝。

やはりこの辺りでは力が抜けている印象。
2次予選からは当たりが厳しくなりますが、比較的若手が勝ちやすい棋戦なだけに、なんとか勝ち残って欲しいところ。

by mitsuboshi03 | 2019-06-15 14:21 | 将棋 | Comments(0)
きのうのつづき。
サクサクいきます。
今日は、先週行われた棋士総会絡みの話をいくつか。

■東京の将棋会館、移転先決まる

まずはこの話題から。
羽生委員長を筆頭に検討されてきた将棋会館の建て替え問題ですが、先週行われた棋士総会で私案が示され、異論も出ましたが、ほぼ原案通り可決されました。
すでに多方面から報道されておりますので、詳細は以下箇条書きで。

・現在の施設は、売却して新施設移転への原資とする。
・移転先は、JR千駄ヶ谷駅前に建て替え予定のビル(不動産大手のヒューリック所有)
・ビルの一部を所有し、現在の施設の機能をすべて移設する。
・2024年に移転予定。

さすが羽生九段、この問題でまさか羽生マジックが出るとは思いませんでした。
個人的には十分納得のいく解決策であったと思います。

当初は現在地での建て替えを模索したようですが、現行の建築基準法に基づいて建て替えするとなると、現在の施設の機能を満たすための床面積が不足するため断念したとのこと。
また不動産大手のヒューリックさんとは、棋聖戦や清麗戦のスポンサーになってもらっている、あのヒューリックのこと。
ここまで面倒を見てもらえるとは思いもよりませんでしたが、良い取引になればと。

さて東京の方はこれで一息つきましたが、次の課題は、ほぼ同時期に建てられた関西将棋会館。
こちらはbleem!さん情報によると関西でも有数の一等地に位置するため、代替地探しは東京以上に苦労することになるんじゃないかなと。
ここでも羽生マジックは炸裂するのでしょうか。

■順位戦、C級1組とB級2組の昇級枠を2から3へ

こちらは青天の霹靂。
来年度の順位戦から、C級1組とB級2組の昇級枠が2から3へ増えることに。
同時に、C級1組とB級2組の降級点がこれまでの5人に1人から、C級1組が4.5人に1人に、B級2組が4人に1人に変更されるとのこと。

これまで私も何度かこの課題を指摘してきましたが、まさかこのタイミングで変更されることになろうとは。
昨年度に、藤井七段が9勝1敗で頭ハネを食ったことへの批判がずいぶんあったんだろうなあ。
それにしても、数多くの有望若手棋士が泣かされたこの枠の問題に、勇猛果敢に踏み込んだ佐藤会長の英断は素直に讃えたいと思います。

というのも、上げる数を増やすには、下げる数も増やさないといけない。
中堅・ベテラン棋士にとっては、引退年数が数年以上短くなりかねないだけに、反発は必至と思われたのですが、最終的には外部からの声に配慮してくれたのかなと思います。
あと、順位戦ですべてが決まった以前と違い、上がり下がりの激しい竜王ランキング戦が棋士の収入に大きく関わってきたのも大きいのかなと。

これにより、以前なら「ここにいればしばらく安泰」だったB級2組は、草刈り場と化しました。
また、A級やB級1組で長年頑張っていたベテランが、数年で引退に追い込まれる可能性も増えました。
全体的に棋士の新人代謝は進み、よりレベルの高い戦いが繰り広げられることにはなるかと思いますが、棋士寿命は間違いなく縮むことになるでしょう。
30代や40代で強制引退させられる棋士も増えそうで、以前はあまり考える必要がなかった、セカンドライフ対策を真剣に考えざるを得なくなるかと思います。

将棋ファンとしては素直に喜べばいいのかなと思いますが、例えば子供を棋士に、とか考え出した場合に、いやちょっと待てよ、ということにもなるのかなと。
仕方がないとはいえ、中々難しい問題です。

by mitsuboshi03 | 2019-06-13 19:27 | 将棋 | Comments(0)
相変わらず調子がよくならなくて困ります。
梅雨も始まりましたしねえ。

さて今回も将棋ネタ。
遅くなりましたが、まずは先週までの将棋界の動きをざっくりと。
なお先週行われた棋士総会がらみで大ネタが山ほど振ってきましたが、それは個別に記事を立てますので今回はスルーで。

■棋聖戦、開幕!(棋聖戦五番勝負 第1局)

まずはタイトル戦から。
6月4日に棋聖戦の第1局が行われ、後手番の豊島棋聖(三冠)が勝利しています。

三冠vs二冠の対決となった今年の棋聖戦。
振り駒で先手番になったのは、渡辺二冠。
注目の戦法は、居飛車の力戦型。

これがまあ、非常に難解な将棋になりまして。
渡辺二冠が勝つチャンスも十分あったように思いますが、将棋の作りとしては、玉の囲いが固い豊島棋聖の方に分があったかな、という印象です。
最後は渡辺二冠が詰ましにいきましたが、あえなく着地に失敗。

豊島三冠が後手番をブレークしましたが、近年ではそれほどの優位、というわけではないだけに、今後の戦いにも期待が持てそうです。

■激闘の王位戦プレーオフ、勝ち上がったのは木村九段!

そして激戦となりました王位戦のプレーオフ。
まずリーグ戦が紅組白組ともに同率プレーオフとなりました。
結果ですが、まずは永瀬叡王が最近得意としている後手横歩取りを見事にとがめて羽生九段が勝ち上がり。
もう一方は、菅井七段との泥沼の戦いを制した木村九段が勝ち上がり。

というわけで、竜王戦本戦行きを賭けたプレーオフでも戦った、羽生九段と木村九段が挑戦権を賭けて戦うこととなりました。
戦型ですが、後手の木村九段が、最近とんと見かけなくなりました△4一玉型の中原囲いっぽい陣形を採用。
中盤で木村九段が優位に立ちますが、タイトル100期がかかる羽生九段も激しく抵抗。
一時は逆転していた局面もあったようですが、最後はまたも木村九段が勝利。

これで木村九段は、タイトル戦の番勝負七度目の挑戦。
これは、タイトルを獲得していない棋士としては最多となります。
また、もしもタイトルを獲得すれば、恐らく最年長に近い記録になると思われます。
豊島三冠の壁は厚いですが、ともかく全力を尽くして欲しいですね。

■きょうの藤井聡太(王座戦で佐々木大地五段に痛恨の敗北)

さて、最後にきょうの藤井聡太。
6月3日に王座戦本戦で佐々木大地五段に敗れました…。

藤井七段にとって、タイトル挑戦が最も近いと思われていた王座戦。
そこでの敗戦なだけに、厳しい結果となってしまいました。
まあ佐々木大地五段も最近絶好調なんで、こういう結果になっても十分おかしくはなかったんですけど。

これで、今年タイトル挑戦のチャンスがあるのは、ひとまず本戦入りした竜王戦くらいかなと。
これも先日述べたとおり、本戦の相手が大変きついので、一つ勝ち上がるだけでも大変。
あとは予選をコツコツと勝っていくだけですね。

by mitsuboshi03 | 2019-06-12 19:20 | 将棋 | Comments(0)
ここのところ、疲労やストレスがだいぶ溜まった感じ。
ここの更新も滞るかもしれません。
早く良くならないかなあ。

さて今週も将棋ネタ。
幸い大ネタはありませんので、サクサクいきます。

■竜王戦本戦 展望

大ネタがないので、こんなところから。
広瀬竜王への挑戦権を賭けた決勝トーナメントの出場者が出揃いましたんで、それをネタに予想なんぞを。
ざーっくり一言で言いますと、大本命あり、伏兵あり、といった印象。
なかなか興味深い顔ぶれになったと思います。

まず左の山の大本命は、1組優勝の渡辺二冠。
渡辺竜王、と呼ばれなくなって久しいだけに、本人としても期するところはあるはず。
なんといっても、1回勝てば即決勝三番勝負、という有利な立場。
しかし1回勝てばよい相手は、おそらく豊島三冠。
世の中ままならないものです。

その豊島三冠も、うかうかしていると振り飛車党首の久保九段や、新鋭の藤井七段や近藤誠也六段に寝首をかかれる可能性もゼロではありません。
しかし個人的には、豊島三冠の最近の調子と、例年このあたりからさらに調子を上げてくる傾向から見て、可能性は限りなくゼロに近いゼロかな、という印象。
また、なんとびっくり梶浦四段の下剋上、というシナリオも一応あるにはありますが、今上げたメンツすべてを叩きのめしてようやく決勝三番勝負、という枠順なんで、これはさすがに…。

そして右の山。
こちらの大本命は、1組2位の永瀬叡王。
2回勝って決勝三番勝負、という立場ではありますが、個人的には左の山より多少楽なメンツかな、という印象もあり、複勝馬券を買うなら、渡辺二冠より永瀬叡王を買うかもしれません。

多少楽なメンツ、とは書きましたが、あくまで多少。
1組3位の木村「かじゅき」九段は、あの羽生九段を破ってここへやってきました。
もちろん初タイトルを狙っていることでしょう。
また、不調とはいえランキング2組ではやはり格が違った佐藤天彦九段も、決して無視できる存在ではありません。

2組2位で上がってきた橋本「ハッシー」八段や、3組優勝の鈴木大介九段も伏兵の一角。
いずれも一発を秘めた棋士だけに、パンチの当たりどころが良ければ、どんな相手でもKOできる、危険な穴馬。

果たして、誰が挑戦者になるのか。
今から楽しみです。

■きょうの藤井聡太(1勝1敗1千日手)

そして、きょうの藤井聡太。
今週の対局は2局。

まず棋王戦予選決勝で都成五段に敗退。
ここまで5連勝と合口の良い相手ではありましたが、さすがにこのままむざむざやられるわけにはいかんと、都成五段が相掛かりからの速攻という秘策を披露し、そのまま押し切りました。

そして今度は竜王戦予選決勝。
4組ともなると相手も強敵。
若き振り飛車党首の菅井七段であります。

菅井七段の作戦が注目されましたが、金を前線に繰り出す三間飛車を採用。
菅井七段の食いつきがよく、そのまま押し切るかに思われましたが、20時過ぎに千日手成立。

指し直し局は菅井七段が、昔なつかしのツノ銀中飛車を採用。
これには流石に藤井七段がうまく対応し、中盤までリードを保ちます。
このままでは不利と見た菅井七段は、終盤に乾坤一擲の大勝負を仕掛けますが、藤井七段が控室の棋士を驚かせる強気の対応で、菅井七段を仕留めました。

棋王戦も相性の良い棋戦だっただけに、敗れたのは残念。
とはいえ都成五段が意地を見せられたのは、よかったのではないかと。

そして竜王戦は、これでデビュー以来三年連続の本戦出場を確定。
これは今後破られない大記録になると思われます。
どこまでこの記録を続けるか、楽しみです。
なお挑戦権争いは、相手がかなりきついので、豊島三冠と当たれるくらいまで勝てれば、という感じですかねえ。

by mitsuboshi03 | 2019-06-02 18:59 | 将棋 | Comments(0)
つい先日、久方ぶりに艦これを再開。
以前のデータは抹消したんで、鹿屋基地を間借りしての、一からのスタート。
こういうのも中々楽しいのですが、

春イベントがやってきました…。

丙でもE-2の戦力ゲージを全く減らせず、攻略を中断してレベリング三昧。
艦これはイベントがないと楽しいんだけどなあ(おい)

むしろメインでやってるのが、同じDMMでやってる「フラワーナイトガール」。
忙しい身には、ちょうどよい感じ。

ただし。
レアキャラを色々揃えようとすると、とたんに沼にハマりますのでくれぐれもご注意。
艦これのキャラドロップは無料ですが、こいつはレアキャラの場合は基本有料ですので。

さて今週も将棋ネタ。
将棋界の春シーズンも一段落し、次のシーズンへ入るところですね。

■羽生九段、通算1433勝で大山15世名人の記録に並ぶ

まずは、すでに大きく報道されましたこの話題から。
羽生九段が5月23日の王位リーグ最終局で谷川九段に勝ち、通算1433勝を達成して、歴代最多勝の大山15世名人の記録に並びました。

ちなみに、この日までの羽生九段の主な通算成績がこちら。

2025対局 1433勝590敗2持将棋(勝率0.708)

※将棋連盟HPより、未公開(TV棋戦など)の対局を含む

勝利数もすごいですが、特筆すべきは勝率。
この時点で勝率7割超えは、歴代で同じくらいの勝ち星の棋士と比べても1割以上引き離すという、驚愕の数値。
わかってはいたつもりですが、やっぱこの人は色々とダメだわ(おい)

ともあれこれは通過点。
次の区切りは、タイトル100期と1500勝でしょうか。
タイトル100期はなんともいえないところがありますが、1500勝は2~3年後くらいには達成するものと思われます。

最後に。
羽生九段、おめでとうございます。
同世代の旗手として、まだまだ頑張れ。

■王位リーグ終了。挑戦争いは紅組白組ともにプレーオフへ。

その羽生九段の1433勝達成で霞んだ感はありますが、豊島王位への挑戦権を賭けた王位リーグが、5月23日の一斉対局で終了しております。

リーグ入りした12名の棋士を、6名ずつの紅組と白組に分け、各組最上位の棋士が挑戦権決定戦を戦う、というのが王位戦独自のルール。
まず紅組ですが、木村一基九段と菅井竜也七段が共に4勝1敗で並び、プレーオフへ。
また白組は、羽生善治九段と永瀬拓矢叡王が共に4勝1敗で並び、こちらもプレーオフへ。
紅組と白組共に、ベテランと若手強豪が激突するという図式になりました。

ちなみに紅組と白組のプレーオフは、どちらも6月4日に行われます。
羽生九段が勝ち上がれば、タイトル100期の大チャンス。
木村九段も、タイトル童貞を捨てるには逃せないところ。
菅井七段は、王位返り咲きのチャンスが早くも到来。
永瀬叡王が勝ち上がれば、二冠達成の大チャンス。
将棋ファンにとっては、どう転んでも楽しみでしかありませんが、さて。

by mitsuboshi03 | 2019-05-26 13:00 | 将棋 | Comments(0)

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