カテゴリ:将棋( 263 )

ちょっと色々立て込んでるのと、体調が優れないので縮小更新。
しかし、どでかいネタが入ってきましたねえ。

■きょうの藤井聡太(朝日杯制覇!五段昇段から半月足らずで六段へ!)

まずはこのネタから。
藤井聡太五段が朝日杯準決勝で羽生二冠を、決勝で稲葉八段を破り、初の棋戦優勝を達成。
また昇段規定により15歳にして六段へ昇段することとなりました。

いやー、ダメモトくらいの調子で「こうなるといいですね」くらいに書いてたのですが、まさか実現させるとは。
これはちょっと、二代目将棋星人とか、「アンサイクロペディアにホラを吹かせなかった男」ハンス・ルーデルに若干近づきつつあるかなあ、といった印象。
ちなみに主催の朝日新聞は、嬉々として1面で報じてましたね。

これでとりあえず、今期の目標は達成。
あとは高校生活と両立させつつ、予選を勝ち抜いていく日々が続きます。
なお、朝日杯の前に行われた新人王戦では、デビューしたての古森四段に勝利しております。

■棋王戦第1局は渡辺棋王が制す

そして先週行われた棋王戦第1局ですが、永瀬「軍曹」七段の粘りにかなり手こずったものの、なんとか渡辺棋王が勝利をものにしました。
渡辺棋王本人も語っている通り、「固めてドカン」の将棋から「囲わず速攻」の波になかなか乗り切れていない状態が続きますが、なんとか虎の子のタイトルは死守したいところでしょう。



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by mitsuboshi03 | 2018-02-18 16:53 | 将棋 | Comments(0)
これから数ヶ月の間は仕事が忙しくなりそう。
仕事が忙しくなったからといって、景気がいいわけではないのですが(涙)
このブログが息抜きになればいいなあ、と。

さて今回も将棋ネタ。
年度末の3月へ向けて、順位戦を中心に重要な対局が増える将棋界をざっくりとご紹介をば。
なお本日は王将戦と女流名人戦の対局日ですが、まだ対局中のため結果は来週お届けしますね。

■叡王戦七番勝負は、まさかの大穴対決に(叡王戦 準決勝)

さてまずは衝撃の結果となった叡王戦の準決勝から。
行方八段vs金井六段、丸山九段vs高見五段という、共に実力者vsシンデレラボーイの対決となったこの顔合わせ。
結果はなんと両方ともシンデレラボーイが勝利し、タイトル戦としては初となる叡王戦の七番勝負は、金井六段vs高見五段(本局の勝利により六段へ昇段)という、予想だにしない対決で行われることとなりました。

段位別予選に、比較的短い持ち時間(予選1時間、本戦3時間)。
また本戦は、仕事帰りのサラリーマンが夕食休憩明けからゆっくり見られるようにと対局開始時間が午後3時からという、将棋界では前例のないスタイルで行われたこの叡王戦。
斬新な試みが詰まった新棋戦なだけに、プロ棋士の皆様も、この独特なスタイルに適応するのにずいぶんとまどっているような印象を受けました。

その間隙を縫って、ビッグチャンスを掴んだ金井六段と高見六段。
七番勝負に勝てれば、棋戦優勝未経験者が、いきなり序列3位(1位竜王、2位名人)のビッグタイトルを掴むことに。
この七番勝負も、持ち時間が変動制(1・3・5時間を第1~6局に2つずつ振り分ける。第7局は6時間)で行われるという新たな試みがなされており、これをどう活かせるかが勝敗の鍵を握るかもしれません。

私も先週、丸山九段vs高見五段戦をニコ生で観戦させていただきました。
初めてメールが読まれたり、楽しいこともたくさんあったのですが、何しろ生観戦は疲れますね。
ガッツリ生観戦は身体に良くないので、これからは程々に見ることにします(苦笑)

■名人挑戦者争いはますます混沌に(A級順位戦 ラス前対決)

さて今度はA級順位戦。
2月1日に恒例のA級順位戦ラス前対決が行われております。

さてその結果を踏まえての名人挑戦者争いですが、6勝2敗でトップを走っていた豊島八段が、三浦九段に捕まり一歩後退。
相変わらずの中折れ力を発揮しております(おい)
そして豊島八段を追いかけていた久保王将は、渡辺棋王に勝利して3敗をキープ。
その結果、豊島八段と久保王将が6勝3敗でトップに並ぶ展開が復活しました。
それを追いかけるのが以下の4名。
 ・羽生二冠:6勝4敗(最終局は抜け番のため成績確定)
 ・稲葉八段:5勝4敗(最終局は対行方八段戦)
 ・広瀬八段:5勝4敗(最終局は対豊島八段戦)
 ・佐藤九段:5勝4敗(最終局は対屋敷九段戦)

豊島八段と久保王将が有利な立場に居ることは間違いないのですが、もし最終局で両者が敗れた場合、少なくとも羽生二冠と広瀬八段が挑戦権争いに加わることとなり、対局結果によっては最大6人による空前絶後のプレーオフが行われる可能性すらあります。
6人プレーオフかー、なったらなったで見る方は楽しいですが、当事者にとっては気が気じゃないでしょうねw

なおA級からの降級争いですが、屋敷九段がまず確定。
行方八段も自分が勝って、なおかつ競争相手の深浦九段と三浦九段が共に敗れないと生き残れないため、「ギリギリラス前では降級が決まらなかった」という表現が正しそう。
この二人はまず固いとして、今年は例年と異なり、竜王戦問題のゴタゴタにより3人目の犠牲者が出ることとなります。
首筋が冷たい順に言うと、三浦九段・深浦九段・渡辺棋王の順。
三浦九段と渡辺棋王は最終局で直接対決があります。
竜王戦問題での因縁が、まさかこんなところまでに波及しようとは。
自力でA級残留を掴むのは、どちらになるでしょうか。

■きょうの藤井聡太(順位戦9連勝! まさかのC級2組1期抜けに成功)

さて最後にきょうの藤井聡太。
既報通り、2月1日に行われた対梶浦四段戦に勝利し、C級1組への昇級を決めると共に、規定により五段へ昇段することとなりました。

50人近くの棋士がひしめくC級2組から抜け出せるのは、毎年たったの3名。
なおかつ1期で抜けるには、順位の差を覆すために、10戦全勝に限りなく近い成績を上げなければなりません。
当の本人がいとも簡単そうにやってのけるのでそうは見えないのですが、これは大変なことだと思いますよ。

まずは今年度最大の成果を上げることに無事成功しました。
おめでとう。

さて今度の大勝負は、2月17日に行われる朝日杯での対羽生二冠戦ですね。
準決勝と決勝に連勝すれば、棋戦初優勝と共に、規定により六段へ昇段となります。
可能性はゼロではないと思いますが、何しろ相手はかの将棋星人にして鬼畜眼鏡。
そんな旨いこといきますでしょうか。

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by mitsuboshi03 | 2018-02-04 15:12 | 将棋 | Comments(0)
タイトルにも書きましたが、とにかく寒いですね。
昼間に洗車をしようと思ったら、買っておいたカーシャンプーがすっかり凍ってましたよハハハ…。
仕方なくざっと水洗いだけしましたが、車についた水滴があっという間に凍っていくありさま。
寒いからしょうがないね、ちかたないね(涙)

さて今回も将棋ネタ。
冬真っ盛りということで、将棋界でも重要な対局が続きます。
今日は土曜出勤の代休が取れたので、叡王戦の準決勝Part2な丸山九段vs高見五段戦を観る予定。
勝った方が、一足お先に行方八段を下した金井六段との七番勝負に挑みます。
今から楽しみです。

■久保王将が後手番を制す(王将戦七番勝負 第2局)

将棋界の冬といえば、何と言ってもまずは王将戦。
その第2局が佐賀県上峰町で行われ、後手番の久保王将が勝利して対戦成績を1勝1敗の五分に戻しています。

中継が将棋プレミアムのみのため、棋譜だけざっと確認しました。
後手番の久保王将が角道を止めない四間飛車に構えたのに対して、豊島八段が居飛車穴熊に固めます。
一通り駒組みが済んだ後、豊島八段が「穴熊の暴力」とばかりに大捌きを狙い、それに対して久保王将が、王様側の桂馬をポンポンと8五まで跳ねて端攻めを敢行するという激しい攻防が繰り広げられました。

局後の検討によると、この桂馬をすんなり8五まで跳ねさせたのが疑問で、▲7七桂と穴熊側の桂馬を跳ねて牽制するのが良かった、とのこと。
ただこれ、よく言われる「穴熊のパンツを脱ぐ」形になるので、穴熊を相当指し慣れてる人でも指しにくい手なんですよね。
こういう形に持ち込めた久保王将の構想が勝った、ということなんでしょうか。

一方豊島八段は、第1局のように序盤で優位に立てないと中々勝ち切るのは難しそう。
とはいえ序盤で互角、またはちょっと悪めな局面でも勝ちを拾っていけないと、タイトル奪取はまず無理。
そういう将棋を、この王将戦で見せられるでしょうか。
次回の第3局は、2月3・4日に栃木県大田原市で行われます。

■里見女流名人、懐かしの仕掛けで伊藤女流を下す(女流名人戦五番勝負 第2局)

さて今度は女流名人戦。
王将戦と同じタイミングで行われるため、最近は日程が重なることも。
この第2局もそうで、王将戦2日目と同じ1月28日に、島根県出雲市で対局が行われました。
自らの出身地で戦った里見女流名人が伊藤女流二段を下し、連勝でタイトル防衛に王手をかけています。

将棋の方ですが、里見女流名人がノーマル三間飛車から石田流本組を志向。
それに対して、伊藤女流二段が早めに△6四歩と突いて石田流を牽制しにかかったところを、四間飛車に振り直して6筋から先攻するという形になりました。
昔だと男性プロの将棋でも割りと見かけた仕掛けなのですが、今ではそもそもノーマル三間飛車に組む男性プロがほとんど居ないので、かえって新鮮に見えますね。

以後は激しい叩き合いとなったのですが、終盤での▲3一角など、里見女流名人のイナズマの寄せが炸裂しました。
地元で強い勝ち方ができて、里見女流名人も満足したのではないかと。
一方、伊藤女流二段は開き直って三連勝するしかなくなりました。
第3局は、2月4日に千葉県野田市の「関根(十三世)名人記念館」で行われます。

■きょうの藤井聡太(王座戦一次予選を突破)

さてきょうの藤井聡太。
1月25日に王座戦一次予選決勝で村田六段を下し、二次予選への進出を決めています。
対戦相手の村田六段は、史上初の兄妹棋士として有名な方ですね(妹は村田女流二段)
藤井四段は既にタイトル戦本戦入りも果たしているんであまり驚きはないのですが、それでもデビュー二年目の棋士が淡々と予選を突破しているのは凄いことです。

今週は、何と言っても順位戦の昇級がかかったラス前対局が控えております。
最終局を待たずに昇級を決めれば、朝日杯を制してまさかの六段昇段、という目もあり。
まあでもとにかく、まずは順位戦を勝つのが一番ですね。

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by mitsuboshi03 | 2018-01-29 10:41 | 将棋 | Comments(0)
夕飯に食べた牡蠣がヒット。
地味にキツい。
うう、こういうのは当たって欲しくないんだけど。
あと、月曜日が雪予報なのが辛い。
とても、辛い。

さて今回は将棋ネタ。
今週にかけての話題をざっくりと。

■国民栄誉賞もらったけど、何か質問ある?(羽生永世七冠)

まずはこのネタ。
先週やればよかったですかね。
年間七冠達成時に1回受賞のチャンスがあったようですがこれは辞退し、今回は永世七冠を達成したことと、囲碁の井山七冠と同時にということでの受賞となったようです。

受賞に伴い、ニコ生でも直接質問できる機会があったようですね。
しかし山ほどあったであろう他の質問の壁に阻まれるであろうと思い、送るのは断念しましたw

今度はタイトル100期が目標ですか。
今年中にあと1期、とれますでしょうか。

■きょうの藤井聡太(朝日杯で佐藤名人を破る。順位戦でも全勝をキープ)

さてきょうの藤井聡太。
まずはこちらも大ネタとなった朝日杯。
持ち時間が短い朝日杯とはいえ、なんと本戦で佐藤名人を破る快挙。
次は準決勝で羽生二冠と戦います。
非公式戦ではここまで1勝1敗。
公式戦では初手合となりますが、ここでも大物撃破となるでしょうか。

またC級2組の順位戦でも、「矢倉を指さない振り飛車党」な矢倉七段を下して全勝をキープ。
競争相手の勝敗により、残り2局を1勝1敗でC1昇級、ということになってます。
できれば次局ですんなり決めてもらいたいところですが。

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by mitsuboshi03 | 2018-01-20 19:31 | 将棋 | Comments(0)
明日は某ワークス恒例の新年会。
毎年これが楽しみで一年生きているようなもんです。
東京へ行く準備をしている今が一番楽しい時かも(おい)

さて今回は将棋ネタ。
年始が終わると、とたんにバタバタと対局が進む将棋界。
話題満載のため、あっさり風味でお送りします。

■トヨンザ炸裂、久保王将相手に緒戦を制す(王将戦七番勝負 第1局)

まずは冬のタイトル戦の代表格である王将戦の七番勝負から。
1月7・8日に静岡県の掛川城で第1局が行われ、豊島八段が久保王将を下しております。

戦型は私の予想を裏切り、まさかの相振り飛車。
年末に同じ相手で行われた、A級順位戦の手順をほぼなぞることになりました。
A級順位戦では先手の久保王将の端攻めが先に入って勝ちを収めたのですが、本局では端攻めをせずに後手向かい飛車の飛車先を受けた構想がまずく、豊島八段がほとんど持ち時間を使わずに圧勝、ということとなりました。

豊島八段は、本局のように一旦事前の研究が嵌まりさえすれば、誰であろうと一気に仕留めるだけの実力はあるのですが、あてが外れたときの指し回しには特にトップレベル相手にはまだまだ、といった印象。
形勢が五分以下の将棋をいかに拾えるかが、王将奪取の鍵になるんじゃないかと思います。
序盤巧者の久保王将を相手に、残り3局をすべて作戦勝ち、というのは流石に虫が良すぎるんじゃないかと。

久保王将も本局では敗れはしましたが、ここまであっさりやられると、逆に後に残らないもの。
開き直って次局以降を戦っていくものと思います。
第2局は、1月27・28日に佐賀県で行われます。
土日対局で見やすい環境なのですが、中継はちょっとお高い将棋プレミアムのみ。
ぐぬぬ。
おとなしく棋譜中継での観戦となりそうです。

■佳境を迎えるA級順位戦と叡王戦

さて今度は春のタイトル戦のお話。
名人への挑戦権を争うA級順位戦と、新たに春のタイトル戦として加わった叡王戦本戦が佳境を迎えつつあります。

まずA級順位戦の方ですが、開幕5連勝でこのまま突っ走るかと思えた豊島八段が、残念ながら連敗を喫して挑戦権争いの2番手に後退。
変わって同星ながら久保王将が首位に躍り出ましたが、現在対局中の対稲葉八段戦の結果次第では再び豊島八段が優位に立ちそう。
今のところ、「パンツを脱いだ」桂馬のない穴熊に組まされた久保王将がひと目辛そうな局面ではあるのですが、さて。

一方降級争いですが、まず冷たい立場なのが行方八段と屋敷九段の2勝5敗勢。
自力残留のためには、残り3局を全勝で乗り切る必要があると思われます。
そして今年は降級枠が3枠になるため、広瀬八段・深浦九段・三浦九段の3勝4敗勢も首筋が冷たい立場。
三浦九段は順位が悪いため、残り3局を2勝1敗で乗り切ったとしても、順位の差で貧乏クジを引く可能性すらある厳しい状況。
あと、こういう降級残り1枠の争いでことごとく貧乏クジを引き続けてきた実績豊富な深浦九段も危なそうな印象。
まずは1月17日に両者の直接対決があるので、そこが大一番となることでしょう。

そして叡王戦。
昨日の1月11日に行われた対高見五段戦で渡辺棋王が敗れたことにより、遂にタイトルホルダーが全滅。
とはいえ、佐藤「会長」九段・丸山九段・行方八段と脂っこいメンツはまだまだ残っており、なおかつ高見五段・金井六段・小林「デカコバ」七段といった一発を狙うメンツも控えております。
この中から誰が初の叡王位を獲得できるのか。
ニコニコ動画の生中継をこれからも追いかけていきたいと思います。
叡王戦本戦は午後3時開始の持ち時間3時間制ということで、仕事帰りのサラリーマンが夜戦をじっくり堪能できるというのがいいですね。

■きょうの藤井聡太(王位戦予選で大橋四段に敗退、竜王戦予選は快勝)

さて最後にきょうの藤井聡太を。
年明け最初の対局は王位戦予選での対大橋四段でしたが、残念ながら敗退となりました。
この大橋四段、プロ入りはそれほど早くはなかったのですが、今年度の成績がここまで35勝10敗、勝率.778と藤井四段にも匹敵するほどの好成績を上げております。
まだまだ上位棋士との対局がつくのはこれからですが、この先が楽しみな棋士がまた一人増えたかもしれませんね。

続いて竜王戦予選(正しくはランキング戦)は中田「コーヤン」七段相手に穴熊で快勝。
前回は怒涛の29連勝の合間に見事本戦入りを果たしましたが、今回も本戦入りを果たすことができるでしょうか。

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by mitsuboshi03 | 2018-01-12 21:15 | 将棋 | Comments(0)
ちょいと昔の話になりますが、『ベイビーステップ』、ひとまず終わっちゃいましたね。
ただの高校生だったエーちゃんのプロ生活をもっと見てみたかったのですが、作者としてはとりあえず描きたいことは描けた、ということなんでしょう。
お疲れ様でした。
次回作が全くの新作になるか、続編になるかはまだわかりませんが、楽しみにしております。

さて今年最後の投稿になりますが、今日も今日とて将棋ネタ。
年末にかけての話題をざっくりと。

■黒沢最強伝説終結。永瀬七段が棋王戦挑戦決定

まずは棋王戦の挑戦者決定戦から。
途中から2敗失格方式のトーナメントとなる棋王戦ですが、挑戦者決定戦では既報の通り、敗者復活戦から這い上がってきた黒沢五段が、勝者組の永瀬七段を下して12月27日の最終決戦まで持ち込むことに成功しました。

さてその最終決戦ですが、黒沢五段の先手中飛車から両者穴熊に組むという、両者とも「絶対に負けられない」という意志をひしひしと感じる戦型となりました。
中盤まではプロ間でも見解の分かれる互角の形勢だったようですが、永瀬七段が4三に居た守りの金を4四から5五、そして5六と進出して中央を制圧した構想がうまく、さらにこの突出する金の働きを助けるために△9二角と端角を打ったのがまた好手で、以下は永瀬七段が終盤を上手くまとめて勝利を収め、渡辺棋王への挑戦権を獲得しました。

永瀬七段のタイトル挑戦は、昨年の羽生棋聖への挑戦以来2回目となります。
今年は菅井王位・中村王座と同世代のタイトルホルダーが誕生していることもあり、本人にも期するものがあることでしょう。
「練習将棋なら毎日でも指せます」と豪語する、将棋界でも努力の量では指折りの棋士。
相手は強敵渡辺棋王ですが、健闘に期待します。

また渡辺棋王も、ここでむざむざと無冠に陥ることは避けたいはず。
竜王戦では調子が上がる前にやられてしまった印象ですので、棋王戦では始めからエンジン全開での好勝負を望みます。
ご本人のブログにあった、旅行先で「『棋王 渡辺 明』のサインを書いてむしろ失冠を実感しました」という言葉が印象に残っています。
まだまだ若いんですから、頑張ってくださいよ、ホントに。

■きょうの藤井聡太(王座戦1次予選で豊川七段を下す)

さてきょうの藤井聡太。
12月28日に王座戦1次予選で対豊川七段戦を戦い、先手番で順当に勝利を収めております。
まだデビュー2年目だというのに、この年の瀬でも対局がつくというのは、やはり並の棋士ではないですなあ。

先日深浦九段に敗れて初代叡王の道を絶たれてしまいましたので、これからは予選と順位戦でコツコツと勝ちを拾っていく日々が続きます。
デビューからの29連勝時には鋭い攻め味が魅力でしたが、ここ最近ではしぶとい受けや、ベタ読みしないと浮かびにくい手をよく指して勝っている印象を受けます。
確実に実力をつけている感じですね。
いい傾向だと思います。
来年もその調子で頑張って欲しいですね。

■今年の将棋界を振り返って

昨年の今頃は竜王戦問題で大いに揺れた将棋界でしたが、今年は前半に藤井四段のデビューからの29連勝、後半に羽生永世七冠の誕生と、いい意味でここ数十年以来の話題の多い年となりました。
他にも二人の新タイトルホルダーの誕生や、加藤九段・森九段・森(信)七段らの引退、そして大内九段の逝去といった話題が個人的には印象に残っております。

今年みたいな年は中々ないでしょうが、来年も将棋界にとって良い一年でありますように。

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by mitsuboshi03 | 2017-12-31 07:42 | 将棋 | Comments(3)
子供を遠くの小学校に通わせている関係で、毎朝6時過ぎに子供を起こし、着替えさせて朝ごはんを食べさせ、6時45分には嫁にバス停まで車で送ってもらうことにしております。
当然ながらこの時期だと、夜明け前にこれをこなさなければならず、起きるのもさることながら、とにかく朝ごはんを食べさせるのが難しい。

というわけで、私が一計を案じて、起き抜けに娘と二人でストレッチと体操をすることにしました。
ビートたけしの番組でイチローがやっていると言っていたストレッチの一部と、妹が寝ながらやってる体操を組み合わせてやってます。
体操をして、神棚に手を合わせた後、カレンダーにマジックで○をつけるのが娘にとっては楽しいようでなにより。
本来の目的である、朝ごはんもきちんと食べられるようになってホッとしております。
まだ始めて数日ですが、とにかく続けていきたいですね。

さて今回は「きょうの藤井聡太」の特別編として、昨日の12月23日に行われた、叡王戦本戦1回戦での対深浦九段戦について、ちょろっと書いてみることにします。
詳しい棋譜解析なんかは他でやっていると思うので、ちょっと別の角度からこの将棋について書いてみることにしますね。
なお、この後に書かれていることはあくまで私の仮説であり、真実であるとは限らないことは最初に述べておきます。
あと、この対局の棋譜は叡王戦公式サイトにありますので、よろしければそちらも一緒に見ながらこの記事を読んでいただけると、より分かりやすいかと思います。

深浦九段。
王位を3期獲得し、今なお順位戦A級で活躍を続ける超一流棋士である。
彼の将棋の本質は、何と言っても粘りと根性。
粘りと根性、と書いて深浦将棋と読む、と言っていいくらいのものである。
粘りと根性を出すには気力体力の充実が不可欠で、40代後半にもなってこれをやり続けるのは大変難しいのだが、未だにこれをやり続けているという稀有な棋士である。
また強豪棋士相手になればなるほど実力を発揮するのも特徴の一つで、あの羽生永世七冠相手にもそこそこの成果を上げているという数少ない棋士の一人でもある。
この叡王戦でも九段戦予選決勝で、羽生ファンの期待を裏切る勝利を収めて本戦入りを果たしている。

さて今回の対局の話に移ることにしよう。
将棋には二つの勝ち方がある。
盤面だけで勝負をつけるパターンと、相手の心をへし折って、悪手を指させて勝つパターンである。
現役A級棋士である深浦九段でも、盤面だけで藤井四段に勝つのは困難である。
対局前からそれを悟っていた深浦九段は、はなっから藤井四段の心をへし折ることに徹することにした。

まず序盤。
振り駒で後手番を引いた深浦九段は、最近得意にしている雁木ではなく、△3二金~△6二銀~△7四歩の形を選択する。
こうすると本譜の通り、序盤早々から先手に▲2四歩から飛車先を交換され、▲7四飛と1歩得を許す展開となるのだが、その分△7三銀から△6四銀と銀を早めに中央に繰り出して盤面を制圧することができ、おまけに先手は飛車しか動いていない上にその飛車の動きも制限できる、というのが後手の主張で、特に若手棋士の間では水面下で盛んに研究されている戦法とのことである。
まだ定跡が整備されていないこともあり、力戦調の将棋になるというのも魅力の一つで、この戦法自体は知っていても、まさか自分にぶつけてくるとは思わなかったであろう藤井四段へ、まずは軽くジャブを繰り出した格好となった。

こういう力戦調の将棋となると、王様の囲いが薄くなることもあり、序盤からどうしても時間も神経も使う将棋となる。
局面自体はジリジリと藤井四段がリードを広げていたものの、消費時間は藤井四段の方が1時間ほど多いという展開のまま終盤を迎えていく。

さて終盤戦。
深浦九段の飛車と角と金1枚は盤面の左上に押し込められた格好。
飛車と角と金1枚落として藤井四段に勝て、というのはかなりの無理ゲーであるが、そこは粘りとド根性が信条の深浦九段。
92手目の△3一歩などという平謝りの手を平然と指すという、私から見れば泣きそう展開ながら、とにかくノンストップで藤井四段の持ち時間を削りつつ、自分も持ち時間を使わずに、藤井四段に考えさせない展開を強いる。

盤面は、自玉さえ詰まなければそれでいい。
とにかく、藤井四段の心さえ折れればいいのだ。

すでに1分将棋の状態が続く藤井四段。
それでもここまで正確な指し回しを見せてはいたのだが、最終盤になって突如指し手が乱れ始める。
千日手や持将棋も視野に入る泥沼の展開となり、解説の中村王座や聞き手の塚田「えりぽん」恵梨花女流は完全にナチュラルハイに。
対局日がクリスマスイブイブなこともあり、ニコ生運営も、「メリー千日手ですか?」と終局が日付変更線を越えることを恐れだす。

これが、これこそが深浦ワールドだ。
深浦九段の執念は、ついに藤井四段を捉えたのだ。

局面自体は二転三転の状態となったのだが、こうなってしまうと、どうしてもキャリアと持ち味の差が出てしまう。
最後は深浦九段が、藤井四段の王様を鮮やかに即詰みへと追いやった。

とにかく、とにかく密度の濃い一戦でした。
終局時に涙を見せた藤井四段ですが、本気の深浦九段を相手にこういう将棋を指せたことは、将来のための貴重な財産となることでしょう。
ただ勝つだけなら終盤に時間を残すべきだったでしょうが、難解な力戦調の将棋でしたし、トップ棋士相手の対局の経験値が足りない若手だと、どうしても経験で読みの枝刈りをするのが難しいですから。

今回は藤井四段にとっては残念な結果となりましたが、強くなるためにはこういう将棋をどんどん指していくことが重要なこと。
とにかく、トップ棋士と戦えるように、勝ち続けていくしかないですね。

あと、深浦九段の粘りとド根性には改めて唸らされざるを得ませんでした。
あの将棋を逆転するとはねえ、驚きました。
脱帽。
タイトル戦としては初代叡王の座も、もしかして視界に入ってきたかも?

さて今日の叡王戦は佐藤名人(叡王)と金井六段戦ですか。
他にやらなきゃいけないこともあるから、ながら見程度でちょろっとコメント入れるくらいの気持ちでいきますか。
でないと明日の仕事に差し支えるので(切実)

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by mitsuboshi03 | 2017-12-24 08:39 | 将棋 | Comments(0)
ああ忙しい忙しい。
残業三昧の合間を縫って、年賀状にスマホへの切り替えに忘年会に(?)
やっぱ年の瀬って、何かと忙しいですなあ。

さて今回も将棋ネタ。
日程は変則的ですが、最近やってなかった、ここんとこの棋戦情報を少し書いてみますね。

■黒沢怜生五段、百万馬券の大当たりとなるか(棋王戦 挑戦者決定戦)

まずはタイトル戦の動向ですが、挑戦者が決まる大詰めを迎えているのがこの棋王戦。
決勝の舞台に駆け上がったのは、すでに実績十分な若手筆頭格の永瀬「軍曹」七段なのはまだいいとして、そのお相手が何となんと大穴も大穴な黒沢怜生五段とは。

黒沢怜生五段、というとNHK杯戦の記録を長く務めたことで有名な棋士。
師匠は天下御免のオタク棋士、高橋道雄九段でございます。
それにしても、実績からすれば棋王戦本戦に出られただけでも僥倖、といった感じなのですが、こと今回の本戦トーナメントの成績を見てみますと。

○行方八段
○橋本八段
○鈴木大介九段
☓三浦九段→敗者復活戦へ
○佐藤天彦名人
○三浦九段
○永瀬七段

と、錚々たるメンツを軒並み薙ぎ倒し、ここまで勝ち上がっております。
もしこれがラスベガスで賭けの対象となった場合、エルビス・プレスリーの生存説(実は根強くある)より倍率は上だったことは確実でしょう(おい)
三浦九段に負けたタイミングもよく、棋王戦特有の敗者復活システムに救われているというのもこれまた運が良い。
この快進撃、どこまで続くのでしょうか。

2敗失格方式という、ソフトボールなど海外では結構なじみのあるスタイルなこの棋王戦決勝トーナメントですが、すでに上で結果を出した通り、第1局を黒沢五段が制しております。
ホントの最終決戦となる運命の第2局は、暮れも押し詰まった12月27日に行われます。

■きょうの藤井聡太(NHK杯戦で敗れるも、順位戦と朝日杯で結果を残す)

さてきょうの藤井聡太。
しばらく更新をさぼっている間に、続々と対局が行われております。

まずはNHK杯戦。
テレビで放映されました通り、稲葉八段に敗れております。
とはいえ、横歩取りで中盤不利となり、普通なら70手そこそこで終わりそうなところを、170手近くまで粘り抜いた二枚腰はさすが次世代の旗手、というところを見せてくれました。
とはいえ相手は今年の名人挑戦者であり、関西若手筆頭格の稲葉八段。
後々自分の地位を脅かすであろう新鋭にここで弱みは見せられない、と必死の指し回しで勝利を掴みました。

その前に行われたC級2組の順位戦では、高野智史四段と激戦を展開。
相手の高野智史四段も今期勝率6割を越す好調ぶりを示す通り、終盤までほぼ互角の戦いを展開しましたが、やはりそこは藤井四段の方が一枚上手だったようです。

ここまではいいとして、結果を知ってビックリしたのが12月15日の朝日杯。
屋敷九段、松尾八段という強豪をなぎ倒しての、堂々の本戦進出を決めました。

若くして棋聖となり、今もA級棋士として独自の道を切り開く屋敷九段。
竜王戦挑戦者決定戦での死闘は今でも語り草な松尾八段。
持ち時間が短い棋戦である朝日杯ということもあり、一発を叩き込みやすいとはいえ、この二人を破ったことは、藤井四段としても価値ある勝利だったのではないでしょうか。

次の対局は、今度の土曜日の12月23日。
叡王戦本戦で、深浦九段と激突します。
最近はニコ生中継での、軽妙な語り口からの鋭い手の指摘とのコンビネーションが絶妙な解説での活躍が目立つ深浦九段ですが、藤井四段のような、普通の将棋ファンが勝って欲しいと願う棋士を、容赦なく叩きのめすという空気の読まなさぶりはピカイチ(おい)
叡王戦九段予選決勝でも、羽生ファンの期待を木っ端微塵に打ち砕いております。
15時から(放送は14時半から)と遅い時間からの開幕ということもあり、ガッツリ貼り付いて生観戦したいと思います。

あと、叡王戦本戦は12月22日にも渡辺棋王vs佐藤秀司七段戦が行われます。
竜王戦では苦杯をなめたとはいえ、渡辺棋王の強さは言わずもがな。
叡王戦本戦出場者最年長、50歳理事な佐藤秀司七段がまたも叡王戦で一泡吹かせられるかどうか。
うう、見たいのは山々なのですが、仕事とムラの忘年会には勝てないのだよ(涙)
おとなしく、タイムシフトで視聴させていただきます。

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by mitsuboshi03 | 2017-12-20 20:57 | 将棋 | Comments(0)
久々に母校が箱根駅伝にシード校として登場するんで、ついうっかり観戦ガイドまで購入。
しっかし、やっとこさシード校までなったのに、案の定表紙からハブられる我が母校ェ…。
まあ、達成すれば12年ぶりとなる連続シード入りを目指して、頑張って欲しいものです。

さて今回も将棋ネタ。
とんでもない大ネタが空から降ってきましたので、既報ではありますがそのネタを中心に、いつもながらざっくりと記事にしてみます。

そもそも永世七冠って、どのくらい凄いのか。

まず棋士になるために、奨励会に入らないといけない。
その試験がまず相当厳しくて、地元では負け知らずなアマ四~五段の小中学生が受験して、8割くらいが涙を飲むというありさま。
現役奨励会員相手に、五分以上の勝ち星を上げないといけない実技試験がとにかく鬼門。

んで、その選りすぐられた精鋭たちがふるい落とされるのが奨励会。
おおむね8~9割の奨励会員が、棋士になれないまま去っていくと聞きます。
ある年に奨励会に入った奨励会員が、全員棋士になれない、なんてこともありえない話しではないという、とてつもなく厳しい世界です。

やっとのことで棋士になれましたが、その中でタイトルを獲得できる棋士はほんの一握り。
1度でもタイトルに挑戦できれば超一流クラスで、実際にタイトルを獲得できた棋士は、歴史上でもたったの29人だけ(ウィキペディア調べ)
そのうち半分くらいが引退済みですので、現役棋士がだいたい150人居る中で、タイトル保持経験者はおおよそ1割、ということになります。

ここまでいって、遂に永世称号の話に入れます。

永世称号というのは、1つのタイトルをたくさん獲った棋士に与えられる称号。
たくさんってどのくらいや、というと、タイトル戦によって異なりますが、だいたい通算5期から10期、ひどいのになると棋王戦の連続5期、は取らないといけません。
世代を代表する棋士にとってもこれは限りなく無理ゲーに近く、1つでも永世称号を持っているのは、歴代でもたったの10名。
あの升田先生やひふみんほどの偉大な棋士でも、1つも永世称号を持っていない、ということでその難易度はお察し下さい。

ここまで踏まえた上で、永世七冠ってどうなのよと。

そんなバケモノなんて、この世に居るわけないじゃないですかハハハ。

と、去年までなら言えたのですが、できちゃったものは仕方がない。
羽生善治、あんたがナンバーワンだ。

それにしても、羽生二冠の今期は、最後に残っていた永世竜王を是が非でも取りたい、という強烈な意志をひしひしと感じました。
虎の子の王座と王位を失ってでも、とにかく渡辺永世竜王を破って永世七冠を取る、ということに賭けていたのかな、という一年だったと思います。

とはいえ、願うだけでタイトル獲れたら誰も苦労はしませんよ。
脱帽。
よくやった。感動した。

羽生永世七冠の強さについては以前私も記事にしていますが、とにかく24時間、365日将棋三昧、という生活を40年近くも続けてきている、ということと、新しいことを貪欲に取り入れる意欲が凄いな、と思っています。
また奥様のtwitterで書かれていた、

彼はどんなに遅く帰ってきても、二階の自室に篭って数時間研究してから眠りにつく。
時折、人間が発しているとは思えない、うめき声やため息が聞こえてくる。

といったような一文が大変印象に残っております。

10代や20代の頃に、羽生永世七冠並みの努力を重ねてきた棋士は山ほど居るだろう。
というか、そこまでやっても棋士にすらなれない者が大半だ。
しかし、40代後半になっても強くなろうという意志を貫く棋士が、羽生永世七冠以外にどれほど居るだろうか。

最後に。
当blogでは、割りと羽生永世七冠に厳し目なコメントをしていることが気になる、という方もいるかもしれませんので、私の羽生永世七冠に対するスタンスをここで書いておきますね。

かつて、私は虎だった。
虎であった私にとって、羽生善治や、森内俊之や、先崎学(小学生時代は最も高く才能を評価されていた)といった面々は、現実的な目標であり、倒すべき怨敵であって、決して憧れや夢などではなく、ましてや神などではなかった。
力量の差は明らかだったが、当時の私は、そういう気概だけは持っていたように思う。

今では借りてきた猫のような私だが、そういう時代があったことを、今でも懐かしく思っている。

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by mitsuboshi03 | 2017-12-10 16:33 | 将棋 | Comments(0)
さて2本めの記事。
細川氏のblogで「藤井フィーバー」なる言葉を見つけてしまい、ついカッとなって、
「将棋界で藤井といえば、聡太だけじゃないんやで。今週記事にするやで。」
などとコメントしてしまった次第。
アーヤッチャッタヨー。

というわけで、今回は藤井は藤井でも、「てんてー」こと猛九段について書いてみますね。
といっても、詳しく書き出したらとても1回の記事には収まらないので、ざっくりと。

■「新手1秒、気づかない方が幸せ」

藤井猛九段といえば、その卓越した序盤戦術の数々がまず挙げられます。
なんといっても本人の名前を冠した「藤井システム」があまりにも有名ですが、他にも角交換振り飛車や、「藤井矢倉」とも呼ばれる矢倉早囲いでも確固たる地位を確立。
またこれは専門的な話しになりますが、大山将棋などで現れた対振り飛車急戦対策を体系的にまとめ上げ、
「振り飛車相手に急戦は無理ゲー」
と居飛車党に言わしめることとなった功労者の一人でもあります。
あと、昔さんざんやられた筋違い角対策にも絶対的な自信を持っており、
「筋違い角?こうしたら勝率9割ですよ。全然怖くない。」とも。

とはいえ、いわゆる事前研究一本、というタイプではなく、その場その場で絶えず細かい工夫を繰り返している、というのもポイント。
時にはそれが仇になることもあり、それが表題の言葉にもつながるのですが、そういうところを含め、とびきり魅力的な棋士であります。

■終盤のファンタジスタ…には理由があって

藤井猛九段を語る上で欠かせないのが、終盤のファンタジスタ、略して「ファンタ」。
たいていは、序盤中盤で山ほど築いたはずのリードをあっと言う間に食い尽くし、気がつくと敗れている、というパターン。

しかしそれには理由がある、と私は考えてます。
例えば毎回似たような序盤しか指さない棋士だと、中盤終盤も似たような形になって以前の経験が生きる場合がそれなりにあるのですが、藤井猛九段の場合は序盤が毎回不定形になるので、中盤終盤に以前の経験が生きずに読みに時間を使わざるを得ず、また序盤にも時間をかけて読みを入れるのでますます時間が足りなくなり、そうなると間違える確率は増えるよね、というのが私なりの仮説です。

ただ勝つだけならば、最近の若手みたいに序盤をぶっとばして中盤終盤に時間を残す、のが良いのですが。
「そんなの、てんてー(藤井猛九段)じゃない!」
ですからねえ。

■「絶品チーズバーガー」「かっぱ寿司」

藤井猛九段といえば、軽妙な語り口による「てんてー」解説でも有名。
表題はご本人のダジャレ、というかオヤジギャグ、ですね
(どっちで呼ぶべきか、悩む)

詳しくはニコ生やAmebaTVなんかの中継を見ていただいた方が早い(NHKだとトーン抑えめ)のですが、紙媒体だと『3月のライオン』の辻井九段が藤井猛九段ほぼそのまんまですので、そちらをオススメしておきます。
え、辻井九段はイケメンじゃないかって?
藤井猛九段の面構え、私は好きですよ?

細川氏、こんな感じでいかがでしょうか(汗)

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by mitsuboshi03 | 2017-11-27 16:15 | 将棋 | Comments(0)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


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