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今週に入って体調を崩し、会社も休みがちに。
週末で立て直して、来週からは普通に過ごせるようにしたいところ。

さて今週も将棋ネタ。
名人戦が4月22・23日に第2局、叡王戦が5月4日に第3局ということで、今週は番勝負なし。
とはいえ、大きな勝負がありました。

■豊島棋聖に挑むのは、渡辺二冠か郷田九段か(棋聖戦 挑戦者決定戦展望)

豊島二冠の悲願の初タイトル奪取から早一年。
豊島棋聖への挑戦権を決める決定戦への出場者が、今週決まりました。

まず勝ち名乗りを上げたのは渡辺二冠。
4月17日に菅井七段との一戦を制し、決定戦進出を決めました。

この将棋ですが、先手番の菅井七段が角道を止めない中飛車から、序盤早々に角交換。
いわゆる「居飛車穴熊に囲わせないわよ」作戦であります。
ここから先手中飛車側は、美濃囲いの堅陣を頼りにノビノビ戦おう、というのがコンセプト。
一方、後手居飛車側は雁木っぽく囲い、厚みを生かしてもたれる狙い。
やられてみると、居飛車党としては中々やっかいな作戦であります。

中盤は、後手の渡辺二冠がばっさりと飛車角交換に応じ、馬を作ってもたれる展開に。
難解な戦いとなりましたが、ご本人のブログ解説の通り、▲4五歩と守りの銀に当てた手に対して△2五歩と手抜いて玉頭を狙う手が成立してからは後手ペースに。
そのまま渡辺二冠が押し切りました。

勝った渡辺二冠との対戦を賭けて争ったのが、郷田九段と久保九段。
4月19日に対局があり、郷田九段が勝利しております。

将棋の方ですが、先手の久保九段が三間飛車。
序盤から両者の飛車角がうろうろする展開となり、一時は千日手も心配されましたが、郷田九段が格調高く千日手を回避して、関係者はホッと一安心。
結局、先手三間飛車側は美濃囲いに囲えず、後手居飛車側は居飛車穴熊に囲えないという、力戦調の将棋に落ち着きました。

ところが剣豪の達人同士の戦いのごとく、勝負は一瞬で決まります。
52手目に郷田九段が▲2八角と敵陣に角を放り込み、久保九段が△3七角と合わせて角交換にいったのですが、その角を形よく▲3七同銀と取ったのがまずく、それ以降は先手ノーチャンス、とのこと。
代えて▲3七同玉なら互角だったとのことですが、人間的には読みにくい一手。
こういう展開になってしまったのが、久保九段にとっては不運でした。

久保九段と菅井七段が勝ち上がっていれば、関西振り飛車党同士の対決としてさぞ盛り上がったことでしょうが、残念ながらそれはなし。
関東の居飛車本格派同士の対決となりました。

渡辺二冠がここを制して豊島二冠も破れば、三冠王への返り咲きが実現。
一方郷田九段も、特に番勝負で持ち味を発揮する棋士なだけに、勝って一発を狙いたいところ。
注目の挑戦者決定戦は、4月26日に行われます。

■きょうの藤井聡太(JT杯日本シリーズへの出場が決定。4月26日には高見叡王と対戦)

さてきょうの藤井聡太。
今週は対局がありませんでしたが、大きなニュースが飛び込んできました。
今期のJT杯日本シリーズへの出場が決定したとのことです。

JT杯日本シリーズですが、タイトル保持者と、ごくごく少数の成績上位者、合わせて12人が全国各地で公開対局を繰り広げるという一般棋戦。
一般棋戦ではありますが、出場資格がどの棋戦よりも厳しいこともあり、「出場することが名誉」という棋戦であります。
ちなみに、今期の組み合わせは以下の通り。

・久保九段vs菅井七段(勝つと次戦で広瀬竜王と対戦)
・高見叡王vs深浦九段(勝つと次戦で佐藤名人と対戦)
・斎藤王座vs羽生九段(勝つと次戦で渡辺二冠と対戦)
・三浦九段vs藤井七段(勝つと次戦で豊島二冠と対戦)

まーなんとも、すさまじい組み合わせであります。
テレビ対局に近い、短い持ち時間での対局ですが、藤井七段にとって良い経験になるはず。
キツい対戦相手ではありますが、少しでも、勝ちを拾っていきたいところ。

またこの棋戦、並行してテーブルマーク協賛の子供将棋大会も行われます。
将来の名人を目指す子どもたちの登竜門として、すっかり定着しております。
藤井七段も、毎年この大会で腕を磨いたとのこと。

# by mitsuboshi03 | 2019-04-20 14:34 | 将棋 | Comments(0)
今週は、4月初旬が終わろうとするにも関わらず吹雪が。
まあこの辺ではまれによくあることなのですが、もうすぐ桜も咲こうという時期に、困りますw

さて今週も将棋ネタ。
この時期、普通の対局は少ないのですが、なんといっても大一番の名人戦と叡王戦が。
まずはそちらを中心にお送りしますね。

■名人戦開幕!早くも緒戦で千日手が!(名人戦七番勝負 第1局)

佐藤「貴族」名人に、現時点で一番強いんじゃないかと思われる豊島二冠が挑む今年の名人戦。
緒戦は4月10・11日に、恒例の椿山荘(東京)で行われ、豊島二冠が勝利しております。

振り駒で佐藤名人の先手に。
サラサラと最新形の角換わり腰掛け銀に進んだものの、佐藤名人が馬を作って豊島二冠の飛車をいじめに行ったところから雲行きが怪しくなり、やがて飛車と馬の往復運動が始まり千日手へ。
1日目のおやつタイムでの千日手ということで、指し直し局は翌日に、ということに。
何しろ名人戦で1日目での千日手は史上初ということで、対局者他一同、色々と勝手が分からぬまま2日目になだれこむ、ということとなりました。

2日目、改めて先後を入れ替えての指し直し局開始。
今度は後手番の佐藤名人が横歩取りに出る趣向に。
佐藤名人の後手番横歩取りといえば、数々のタイトル獲得の原動力となってきた十八番でありますが、何しろ先手に青野流という切り札が現れて以来、この対策に苦慮しているというのが現状。

本局も案の定、豊島二冠が「これが一番早いと思います」とスラスラと青野流に。
佐藤名人も、もちろん対策は練ってきたのでしょうが、本局では不発。
中盤以降は終始佐藤名人が苦しむ展開となり、そのまま豊島二冠が勝利しました。

豊島二冠が1日目に千日手に持ち込んだのが、結果的には好判断。
持ち時間で2時間リードしたことも含め、1日目でポイントを稼いだのが勝因かと。
とはいえ今主流の角換わりでは、数年前に比べて先後の差がない状況となっており、佐藤名人もまだまだ十分巻き返せるでしょう。

第2局は、4月22・23日に、山口県萩市「松陰神社 立志殿」で行われます。

■永瀬七段、力強く連勝スタート(叡王戦七番勝負 第2局)

今度は叡王戦。
4月13日に第2局が北海道斜里郡斜里町の「北こぶし知床 ホテル&リゾート」で行われ、後手番の永瀬七段が勝利し、連勝スタートを切っております。

本局も、実は名人戦の指し直し局と同様に、後手番の永瀬七段が横歩取りへ誘導。
しかし本局では後手の永瀬七段が、序盤早々に△2三銀と銀冠の好形を作ると、そそくさと王様を逆方向へ動かし、片美濃囲いを完成。

金銀2枚の一見薄そうに見える囲いですが、本局では先手に比べると王様の安定度が段違いで、形勢は五分ながらも、人間的には後手が指しやすそうな展開となります。
以後は後手が分かりやすく駒を交換して攻めればよい、という展開となり、粘る高見叡王を寄せきった永瀬七段が勝利しました。

本局では永瀬七段の工夫が実った一局。
第1局の苦しい将棋を拾った将棋が大きく、これで2連勝と申し分ないスタートを切ることができました。
一方早くも追い詰められた高見叡王ではありますが、この日の昼食と夕食をどちらも2人前という「よくばりセット」で戦うなど、まだまだやる気十分。
今後の巻き返しに期待したいところです。

なおこの注文、第1局の永瀬七段の昼食に刺激を受けたからでは、という話が。
前回触れなかったのですが、永瀬七段があれもこれもと頼んだ結果、番勝負でも歴史に残るであろう大量発注に。
四人掛けのテーブルを埋め尽くす昼食写真は、壮観でありました。

なお永瀬七段曰く。
てっきり日本風のおしゃれ点心かと思ってサイドメニューを頼んだら、本場台湾の点心流儀で、きっちりそれぞれ1人前出てきて驚いた、とのこと。
なおさすがに昼休みだけでは食いきれず、おやつを記録の梶浦四段に譲ったり、頼んでいた夕食をキャンセルして食べきったようです。

■きょうの藤井聡太(王将戦予選で森内九段を破る。なお次は師匠と対決)

さて今週もありました、きょうの藤井聡太。
今週はきっちり対局でありました。
4月12日に王将戦1次予選があり、森内九段を破っております。

永世名人の資格を持つ森内九段。
本局では先手番ということもあり、代名詞の矢倉模様へ誘導。
藤井七段は、後手番なら今や普通となった、急戦模様で受けて立ちます。

中盤以降は森内九段の受け、藤井七段の攻め、という、持ち味通りの展開に。
本局の急所となったのが、68手目に藤井七段が△5五角として、次の△4六角で王手飛車を狙った手に対する森内九段の対応。
鋭く△6二角成と飛車を取って、激しく攻め合いに出れば互角以上の展開だったようですが、森内九段が指したのは△6四歩。
すんなり△4六角の王手飛車を許したのが、プロの見た目以上に厳しかったようで、以降は藤井七段の厳しい攻めが勝り、粘る森内九段を振り切りました。

本戦のリーグ入りまでがとにかく長い、この王将戦。
次の相手は、なんと師匠の北浜八段。
再び注目を集める対決が実現することに。
楽しみですね。

■西山女王、里見女流四冠相手にまず1勝(マイナビ女子オープン五番勝負 第1局)

最後に女流の話題を。
西山女王に里見女流四冠が挑む、今年のマイナビ女子オープン五番勝負が開幕しております。
第1局が4月9日に、おなじみの対局場である、神奈川県秦野市の「陣屋」で行われ、西山女王が緒戦を制しました。

さて将棋の方ですが、先手番の西山女王が、初手▲7八飛から得意の三間飛車に。
これに里見女流四冠は向かい飛車で応じ、相振り飛車戦の展開となりました。

序盤は西山女王が玉の固さ重視、里見女流四冠はバランス重視の駒組みに。
西山女王がうまく打開できれば有利になるところでしたが、開戦してからの分かれは里見女流四冠有利という形勢に。
しかし終盤、里見女流四冠がやや強引に決めにいったのが危険だったようで、西山女王が激しく追い上げ、勝利をものにしました。

とはいえ五番勝負はまだ始まったばかり。
どちらが飛車を振るのか、あるいは本局のように相振り飛車が本線になるのか。
こちらも楽しみです。

# by mitsuboshi03 | 2019-04-14 17:26 | 日常 | Comments(1)
4月に入り若干暖かくなってきましたが、そうなると猛威を振るうのが花粉。
特に自分の部屋に居るときが辛くなってきたので、ここで空気清浄機の買い替えを決断。
シャープの2年落ちの普及機が半値で密林に転がっていたので、「まあいいか」と購入。

やはり前の機械はフィルターが寿命だったらしく、買い替えて正解でした。
外に出るのが辛いですが、寝るのはそれなりに楽になりましたね。

さて今回も将棋ネタ。
4月に入りますと、名人戦(と叡王戦)の関係で、普通の棋士はしばらく春休み状態に。
この時期に対局がバンバンつく棋士は、超一流棋士の証明と言えます。
というわけで普通の話題は少なめになるのですが、何しろ大ネタがありますので。
今回は大ネタ2つのうちの1つ、叡王戦を軸にお送りします。

■男二人、くんずほぐれつの泥んこレスリング(叡王戦七番勝負 第1局)

高見叡王の登場から早1年。
いよいよ初防衛戦を戦う日がやってまいりました。
相手は永瀬「軍曹」七段。
神奈川での子供大会のころから凌ぎを削ってきたライバルであり、またVS仲間でもあります。

お互い手の内は知り尽くした同士。
下馬評では永瀬七段断然有利と言われておりますが、さてどうなりますやら。

注目の第1局は、将棋界でも久々となる海外対局が実現。
4月6日に台湾・台北市にある「圓山大飯店」で対局が行われました。

さて将棋の方ですが、事前の振り駒により永瀬七段の先手番。
角換わりから、▲7八金を省略しての早繰り銀という、意欲的な戦法で打って出ます。
しかし高見叡王に△3三角から冷静に応じられてみると、代償なしで△8六歩に▲8八歩と謝った形がまるまる残ってしまう形となり、終盤の入り口までは高見叡王がリードを保つ展開となります。

終盤に入ってからは、高見叡王がどうまとめるか、という展開となり、ここまでニコ生中継で観戦中だった私は、体調が思わしくないこともあり視聴を断念。
そのときは「まあ、高見叡王なら間違えないだろ」などと思っていたのですが…。

だがしかし。
ここで高見叡王に唯一懸念されていた持ち時間の少なさが祟り、着地に失敗。
以下は攻守が入れ替わる展開となり、粘る高見叡王を永瀬七段が振り切り、勝利しました。

高見叡王にとっては悔やまれる一戦。
終盤の入り口までは満点に近い出来だっただけに、持ち時間不足がとにかく痛かった。
一方永瀬七段は、挑戦者として緒戦をキープできてホッと一息、というところでしょうか。
持ち前の粘り強さで、最後まで土俵を割らなかったのが実った一戦といえるでしょう。

将棋の技術としては、おそらくこれから始まる佐藤名人vs豊島二冠の名人戦の方が上回るとは思いますが、同世代の火花が散る熱戦というのは、これはこれで楽しみ。

お前らはヒラメだ。
華麗になんて似合わない。
泥にまみれろよ。
それはそれで、結構かっこいいぜ。

■きょうの藤井聡太(ニコ生の叡王戦中継にゲスト出演)

対局はなかったのですが、なぜかありますきょうの藤井聡太。
先程取り上げました叡王戦第1戦のニコ生中継に、ゲスト解説として参加しました。

この日のメインの解説は藤井猛九段。
まさかのダブル藤井解説が実現しました。

ゲスト解説の時間は1時間ほどだったのですが、とにかく内容が濃かったです。
局面は難解な終盤戦だったのですが、そんな局面をひと目見ただけで、こんな感じですかねえ、とサラサラと寄せ形を披露。
うん、やっぱおかしいわこいつ(戦慄)

後半はトークを少々。
春は少しゆっくりできるので、空いた時間でPCの自作をしたい、と発言。
目を輝かせるニコ生運営勢。
あとAMDさん、全力サポートお願いします。
おそらく日本一有名なAMD使いですので(おい)

# by mitsuboshi03 | 2019-04-07 17:12 | 将棋 | Comments(0)
明日から4月。
平成最後の1ヶ月ですねえ。

さて今回も将棋ネタ。
将棋界も年度末ですが、実質的な動きは先週までといったところ。
というわけで、先週までに載せられなかった話題も交えてお送りします。

■きょうの藤井聡太(竜王戦ランキング戦で中田宏八段を破る)

というわけで、いきなりですがきょうの藤井聡太を。
今週は竜王戦ランキング戦で中田宏八段との対局があり、勝利しております。

将棋の方ですが、先手番の中田宏八段が矢倉模様へ誘導。
こうなると後手は速攻狙い、というのが最近の傾向なのですが、本局では後手番の藤井七段が仕掛けのタイミングを見失い、先攻できず。
こうなると中田宏八段ペースとなり、終盤入り口まで中田宏八段の優位が続きます。

だがしかし。
これで安心できないのが藤井聡太。
密かに地雷を敷きつめつつ、じっと耐えます。

そして102手目に、銀をタダの場所に逃がす奇手△6二銀が発動。
ここで最善手を指せればまだ中田宏八段優位だったようですが、1分将棋では正着を見つけることはかなわず、藤井七段の大逆転勝ちとなりました。

最後の最後まで安心できないのが藤井将棋。
中田宏八段にとっては、惜しまれる一局となってしまいました。
それにしても、こういう将棋を拾える藤井七段は流石。

この勝利により、藤井七段は今年度の通算成績を45勝8敗、勝率0.849でフィニッシュ。
歴代勝率記録の第3位に入る、堂々たる成績を上げました。
本局のように、悪い将棋も拾っていける底力が高勝率の原動力でしょう。
取りこぼしはほぼないので、残る課題はトッププロへの対応力になるでしょうか。
来年度こそは、どこかのタイトル挑戦者決定戦への勝ち上がりが現実的な目標となるでしょう。

■加藤桃子奨励会初段、女流棋士へ

さて今度は女流の話題。
奨励会で頑張ってきた加藤桃子奨励会初段ですが、ここで奨励会を退会し、女流棋士三段として再出発を図ることとなりました。
規定通りなら女流初段スタートなのですが、これまでの女流タイトル経験を重視し、特例での女流三段スタートとなったようです。

奨励会での奮闘、お疲れ様でした。
今後は女流タイトル争いに絡む戦いぶりを見せてくれるものと期待しております。

■Eテレ将棋フォーカス、司会変更

将棋ファンにとっては毎週日曜日のお楽しみ、Eテレの将棋フォーカス。
ここ数年の司会を務めてきた、伊藤かりん・山崎八段・中村太地七段がここで交代、ということになりました。

伊藤かりんさんは、最初の頃は「ちょっと(事務所の)ゴリ推しがねえ」と思っていたものですが、何しろこの子はよく頑張りました。
アイドル活動をしながらアマ初段の実力を蓄えるのは、大変なことだったと思います。
最近はすっかり安定してきたなあ、と思っていたのですが、乃木坂46からの離脱に伴い、ここも卒業、ということになったようです。

今までお疲れ様でした。
これからも将棋のイベントなど、何らかの形で関わっていただければ幸いです。

さて後任ですが、やはり乃木坂46から向井葉月さんがスライド登板ということに。
前任者の壁は厚いですが、頑張ってほしいものです。

そして棋士の司会は、高見叡王と都成五段に。
どちらもネット中継を中心に活躍中なので、Eテレでも頑張ってくれるものと思います。
また高見叡王は4月から叡王戦の七番勝負が待ってますので、そこも頑張りたいところ。

■関東将棋めしの聖地、みろく庵、閉店

そして最後にこのネタを。
関東将棋めしの聖地である「みろく庵」が、3月末で閉店ということに。
長年関東将棋めしを支えてきましたが、所々の事情に伴う措置とのことです。
最近まで定休日なし、出前あり、餅入りなどのオプション付き、など、棋士にとっては使い勝手の良い店だっただけに、将棋連盟にとっても対応を迫られる事態かと思います。

そういえば、私は一度も行ってませんでしたね。
将棋会館からだと結構歩くんですよ、ここ。

# by mitsuboshi03 | 2019-03-31 12:57 | 将棋 | Comments(0)
大絶賛花粉症中なこともあり、春になった気はするのですが、まだまだ風が冷たくて、外に出るのが少々大変。
おそらく2月とかに比べれば格段に暖かくはなってきてるのでしょうが、身体が春向きになってきているので、それにしては寒い、ってことなんでしょう。

さて。
まず前置きに、ついうっかり、Yahoo!のトップを飾ったゲーセンの記事を読んでしまったので紹介。
大阪新世界にある「レトロゲーセン ザリガニ」さんなのですが、
なにしろ、置いてあるゲームのラインナップの一部からして。

・アウトラン(デラックス筐体、完全稼働中な筐体は全国でわずか3台)
・アフターバーナーⅡ(ダブルクレイドル筐体、完全稼働中な筐体は全国でここだけ)
・ナイトストライカー(オリジナル筐体、完全稼働中な筐体は全国でここだけ)

ちょいとレゲーに詳しい人からすれば、
「なんて素晴らしい店なんだ!」というより、
「おいおいあの店死ぬわ(経営的に)」
というイメージが先に立つのですが、何しろ採算度外視で頑張ってくれているとのこと。
頭が下がります。

いい機会なので、紹介記事と公式twitterと、さらにおまけで関東でこのくらい頑張ってくれている「ミカド」さん(高田馬場と池袋に店舗あり)の公式twitterを貼っておきましょう。


さて本題はまたも将棋ネタ。
忙しかった3月も、これでおおよそ一段落、といった週になりました。

■渡辺棋王、今期ベストバウト(当社比)を制し、棋王位を防衛!(棋王戦五番勝負 第4局)

まずはなんといってもこの話題から。
3月17日に栃木県宇都宮市で棋王戦五番勝負の第4局が行われ、先手番の渡辺棋王が勝ち、五番勝負を3勝1敗として棋王位の防衛に成功しております。

将棋の方ですが。
これがまた、とてもとても凄い将棋で。
私が今期生で見た中では間違いなくベストバウトかと。
おそらく今期の名局賞候補にも名が上がるのではないかと。
いやー、身体は辛かったですが、楽しかったw

まず序盤。
角換わりの出だしから、最近すっかりおなじみの、▲6八玉・▲4八金・▲2九飛型の腰掛け銀先後同型の形に。
この形は、近年後手の手待ち待機策が進歩して、先手があまり思わしくない、とされていただけに、作戦家の渡辺棋王がこれからどうするのかと思っていましたが、ずいぶんあっさりと王様を8八へ移動。
こうなると流石に後手も怒って△6五歩から仕掛けにいくのですが、先手はまたもあっさりと▲4五歩から▲4六角と持ち駒の角を手放して、後手の攻めを牽制するシフトに。

この形は長らく渡辺棋王が割と愛用してきた対策ではあるのですが、後手の最新型に対しても効くのかどうか。
「これで良ければ話は早いよなあ」と指された直後は思っていたのですが、昼食休憩を挟んで▲2四歩と先手からの強烈な反撃が始まった時点では、やや先手に分がありそうな展開に。
なるほど、そうやるものですか、と、渡辺棋王に感心させられた序盤戦でした。

とはいえ。
普通ならこれだけで決まっていてもおかしくないところですが、そこは羽生九段のタイトル百期を阻止した広瀬竜王。
局面自体は渡辺棋王良し、なのですが、広瀬竜王も中々渡辺棋王に決め手を与えず、逆にじわじわとその差を詰めていきます。

こういうときの逆転術の王道は、「相手が読んでない手で、後々そんなに悪くならない手を指し続ける」ものなのですが、この基本を忠実にやりとげることに関して、今の将棋界で右に出る者がいないのが広瀬竜王。
相変わらず局面自体は渡辺棋王良しですが、両者1分将棋に入って最終盤へ。

最終盤で優位に立った(はず)の渡辺棋王。
こういうところで慌てて詰ましにいかず、明快に1手余して勝つ、というのがいつもの渡辺流なのですが、本局では1分将棋となったこともあり、詰みを読みきれないまま後手玉を詰ましに行かざるを得ない、逆転負けが怖すぎる展開に。
寄せ損なっても文句は言えないところでしたが、渡辺棋王は幸運にも寄せ切りに成功。
薄氷を踏む思いではありましたが、ぎりぎり踏み止まることができました。

これで渡辺棋王は棋王位7連覇に成功。
今期の棋王戦でも好調ぶりを遺憾なく発揮し、同じく好調だった広瀬竜王を、ギリギリではあったものの、競り勝つことに。
今期獲得した王将位と合わせ、冬の二冠を堅持することができました。
渡辺棋王、おめでとうございます。

そして広瀬竜王。
同じく好調ぶりを遺憾なく発揮はしたものの、キャリア初の五番勝負ということで、その差が勝敗に微妙に影響した感があります。
第3・4局あたりは五番勝負に十分対応できていた印象で、並の相手であれば「2連敗後の3連勝」も十分可能であったと思いますが、残念ながらそこは相手が悪かった。
とはいえ今がキャリアの絶頂期であることは確かで、これからも番勝負に顔を出してくれることと思います。

■羽生九段、11度目のNHK杯制覇!棋戦優勝年度も連続32年で継続!

そして、棋王戦第4局と同じく3月17日に放映されたNHK杯の決勝。
羽生九段が郷田九段を下し、前人未到な11度目のNHK杯制覇を達成しております。

羽生九段は、今期のNHK杯戦で2回戦からの登場。
緒戦で永瀬七段を下した高野六段を制すと、それ以降は菅井七段・豊島二冠・丸山九段と名だたる実力者を薙ぎ倒し、決勝戦でも最新型の角換わりで郷田九段を下しました。
これにより、前人未到な11度目のNHK杯制覇(すでに名誉NHK杯を獲得済)を達成すると共に、何らかの棋戦に優勝した年度を連続32年に伸ばすことに成功。
またなんとも、途方のない記録であります。

それにしても今期のNHK杯戦は、ベスト4が羽生九段・郷田九段・丸山九段・森内九段という、
「20年前も同じことしてましたよね君たち」な勝ち上がりに。
早指し戦は若手が強い、はずなのですが、やっぱり羽生世代は別格、ということなんでしょうねえ、たぶん。

あと個人的には、準々決勝での森内九段-三枚堂六段戦をイチオシしておきます。
三枚堂六段の定評ある強靭な攻めを、森内九段が鉄壁の受けでシャットアウト。
1手30秒将棋でこの指し回し。
いやーシビれましたわ。

■叡王戦・NHK杯の女流枠 いずれも里見女流四冠に決定

最後に女流棋士の話題を。
3月23日に叡王戦、3月24日にNHK杯の女流出場枠決定戦がそれぞれ放映され、いずれも里見女流四冠が制して出場を決めております。
両棋戦の結果次第では、プロ棋士編入試験の目も、ある、かも?
楽しみにしております。


# by mitsuboshi03 | 2019-03-24 15:37 | 将棋 | Comments(0)
昨日は職場の激励会。
のはずだったのですが、午後から私の調子がみるみるうちに悪くなり、激励会含め病欠、という羽目に。
風邪なのか、花粉症なのか、それとも持病なのか。
原因がなんだかよくわからないのも困りどころ。
もういいや、寝よう。

さて今回も将棋ネタ。
年度末の決算月とあって、今週もネタが豊富です。

■順位戦 B級1・2組 決着

まずは決着のついた順位戦の話題から。
最終局が残っていた順位戦のB級1・2組でしたが、3月13日にB級2組、3月14日にB級1組の対局が行われております。

まずは先に行われたB級2組の方から。

昇級争いの方ですが、叡王戦挑戦を決めた永瀬七段がすでに1枠をゲット。
残る1枠を千田六段・横山六段・大石七段が争うことに。
横山六段は藤井猛九段に、大石七段は村山七段という実力者相手にそれぞれ沈没。
そんな中、千田六段は曲者の窪田七段相手にきっちり勝ちきり、昇級を決めました。

永瀬七段と、千田七段。
終わってみれば、B級1組でも位負けするとは思えない棋士が、順当に上がった気がします。
来年このまま一気にA級昇級、というのも歴史的には無いことはないのですが、さて。

さて降級点争いの方ですが、最終局を前に先崎九段・中村修九段・飯島七段の降級点が確定。
先崎九段は2度めの降級点ということで降級となります。
病気もあり止むを得ない結果ではありますが、残念です。
最後に残った毒饅頭の1枠ですが、中村太地七段に敗れた鈴木大介九段が決定。
競争相手の中田宏樹八段も飯塚七段相手に敗れたのですが、順位の差がものをいい、薄氷を踏む思いでしたが降級点を回避することができました。

そしてこの飯塚七段と中川八段が、勝ち星規定により降級点の消去にひっそりと成功。
何度も書いてますが、こういう地道な努力が棋士人生を伸ばすのです。

そいでもって、今度はB級1組。

昇級争いですが、渡辺二冠がすでに昇級決定。
結果から先に書きますが、最終局でも斎藤慎太郎王座を下し、なんと12戦全勝でのA級復帰を決めております。
さすがにB級1組では実力が違いすぎるだろうとは思われておりましたが、ここまでとは。

なお残る1枠ですが、木村「おじおじ」九段が行方八段を下し、こちらもA級復帰達成。
最近では解説や立会人のお仕事が多いですが、プレイヤーとしてもまだまだ頑張って欲しい。

そして降級2枠を4人で争う地獄のイス取りゲームの結果ですが、勝ってキャンセル待ちといきたかった野月八段と橋本八段が共に敗れて降級決定。
同じく候補だった畠山鎮七段と菅井七段ですが、きっちり勝って自力残留を決めました。

これにより、今期の順位戦は全組において、自力昇級がかかっていた候補者が、すべて最終局を勝って昇級を決めるという、極めて珍しい年となりました。
こういう場面では相当重圧がかかるだけに、中々勝ち切るのは容易なことではないですが、立派なことだと思います。

■きょうの藤井聡太(棋聖戦二次予選決勝で、久保九段に敗れる)

さて今回はありました、きょうの藤井聡太。
今週は棋聖戦二次予選決勝で久保九段との対局がありましたが、残念ながら敗れております。

将棋の方ですが、先手番となった久保九段が藤井システムの出だし。
藤井七段もあまり極端に玉の囲いを固める棋士ではないだけに、穴熊と見せかけておいての早めの開戦を決断します。

中盤では久保九段ペースだったものの、終盤では藤井七段の端攻めが決まり、そのまま勝負あったか、という場面もあったようですが、最後は久保九段の「粘りのアーティスト」ぶりを遺憾なく発揮する絶妙の指し回しが飛び出し、久保九段が勝利を収めました。

藤井七段にとっては、本戦入りがかかる大一番だっただけに、悔いの残る一戦。
この敗戦により今期通算成績も42勝8敗で勝率0.840となり、中原十六世名人の持つ歴代記録を破ることも困難になってきました。
とはいえ、勝率8割を大きく上回る、立派な好成績。
順位戦など、大一番で敗れたのは残念でしたが、順調に実力をつけていると思います。
あとはとにかく大一番に出る機会を増やして、勝ち切ることだけですね。

■里見女流四冠、女流王位戦でも挑戦を決める

最後に女流棋戦の話題を。
女流王位戦恒例の、紅白リーグ勝者同士の挑戦者決定戦が3月15日に行われ、里見女流四冠が清水女流六段を下し、渡部女流王位への挑戦権を獲得しております。

将棋の方ですが、後手番の里見女流四冠が向かい飛車を志向。
これに清水女流六段が5筋位取りで対抗します。
この戦法は米長永世棋聖が大山十五世名人相手によく使っていた印象があるのですが、序盤でよくしようというよりは、中終盤で勝負しよう、という戦法。
今や絶対王者の里見女流四冠相手に使うのは、果たしてどうだったか。
案の定中終盤は里見女流四冠ペースとなり、そのまま里見女流四冠が押し切りました。

これにより、里見女流四冠はマイナビ女子オープンを含め、女流六冠へのチャンスが。
しかも今年からは清麗戦も始まっており、前人未到の女流七冠の目も、まだあります。
里見女流四冠がどこまで勝ち進めるか、見ものですね。

# by mitsuboshi03 | 2019-03-16 17:32 | 将棋 | Comments(0)
昨日、めでたく棋王戦五番勝負の第3局を、ニコ生アリーナ最前列でがっつり観戦できました。
ちょっと今週末まで内容を覚えていられなそうなのと、内容が極めて濃かったので、久々の平日投稿をやってみることに。

昨日の3月10日に、新潟市で行われました棋王戦五番勝負の第3局。
ここまで渡辺棋王の連勝できているだけに、ここで防衛を決めるのか、結末を第4局へ持ち越すのかが大変注目される一局となりました。

将棋の方ですが、先手番の広瀬竜王が、今どき主流の▲2五歩△8五歩からの角換わりではなく、▲2六歩型からの角換わりを打診。
昔懐かしの形ではありますが、いかにも「研究してますよ」という出だしに、渡辺棋王は素直に応じず、角交換を拒否して矢倉模様の将棋に。
この後手の対応はプロの将棋でもたまに見かけますが、どちらかというと「積極的に良くする」よりは、「致命傷を避ける」対応。
というわけで、序盤は広瀬竜王がペースを握る展開となりました。

そのまま渡辺棋王が手詰まりに追い込まれるかに思えましたが、そこは絶好調の渡辺棋王。
自陣の堅陣を頼りにしぶとく粘り、逆に広瀬竜王側の囲いを崩して逆転に成功。
しかし今度は渡辺棋王が決めきれずに、ドロドロの泥仕合へ突入。
非常に難解な中終盤へ突入します。

「自陣こそ硬いが、攻めが細すぎる」後手と、「持ち駒は豊富だが、自陣が風前の灯」な先手。
奇妙な均衡状態なため、なかなかひと目この一手、というのが思い浮かびにくい難解な局面が続きます。
ソフト上ではさまざまな手順が示されるものの、人間の感覚では優劣を判断しかねるものが多く、ニコ生解説の飯島七段も対応に苦慮しておりました。

しかし別窓で見ていたAbemaTVでの近藤誠也六段は、そんな局面をスラスラと解説。
これは強い弱いの問題じゃなく、新しい将棋への対応力の差かなあと。
それにしても近藤誠也六段の解説には驚かされましたね。
さすがにあの藤井七段を破って順位戦昇級を果たしただけのことはあります。

最後は渡辺棋王に一失があり、広瀬竜王の勝利に。
決着は宇都宮での第4局に持ち越されることとなりました。

広瀬竜王が、序盤の秘策でポイントを稼ぎ、得意の終盤勝負へ持ち込めたのが勝因かと。
作戦家の渡辺棋王にとっては、予想外の展開となってしまいました。
3月17日に行われる第4局では先手番となる渡辺棋王が、どんな対策をもってくるか。
たいへん楽しみです。

今度も日曜開催なので、またニコ生アリーナ最前列ゲットを目指します。
ダメだったら…そのとき考えます(おい)

# by mitsuboshi03 | 2019-03-11 19:15 | 将棋 | Comments(0)
今月は私を含め、会社の異動が多くて、3週連続して激励会が行われるという異例の事態に。
昨日が2つ目で、来週で最後。
それから、いよいよ異動ということになります。

希望していた間接の仕事に戻るので、今度は真価が問われます。
頑張るしか、ないですね。
野球選手や棋士じゃないですが、1年1年が勝負ですよトホホ。

さて今回も将棋ネタ。
明日の棋王戦のニコ生中継に朝から張り付く予定なので、今週分のネタをまとめて。

「3月のライオン」じゃないですが、棋士にとっては総決算の3月。
大ネタ満載…のため、あっさり風味で。

■きょうの藤井聡太(C級1組順位戦 最終局)

さて、まずはここから。
藤井七段が昇級するかで注目されたC級1組順位戦の最終局が、3月5日に行われました。
いつもの通り結果から先に申し上げますと、藤井七段は都成五段に勝利したものの、上位勢が揃って勝利したために順位の差でB級2組への昇級を逃しております。

最終局を前にして、8勝1敗で自力昇級の目があったのが近藤誠也五段と杉本八段。
同じく8勝1敗の船江六段と藤井七段は、自らが勝ち、彼らが敗れないと昇級しないという、業界風に言うと「キャンセル待ち」の立場に。

最終局で、彼らの直接対決は、なし。
とはいえ最終局の相手はいずれも粒揃いで、キャンセル待ちからの逆転昇級の目も十分あるのでは、と思っていたのです、が。

まず22時24分に、杉本「師匠」八段が千葉「チキンカツ教祖」七段を破り、自力昇級を確定。
そして22時33分に船江六段が金井六段に勝ったことにより、藤井七段の昇級の目が消えます。
しかし藤井七段もそんなことはつゆ知らず、23時14分に都成五段を下します。

そして残る枠は1つ。
その枠を賭けて戦っていた近藤誠也五段は、最終局最後となる0時8分に増田六段を下し、自力でのB級2組への昇級を掴み取りました。

9勝1敗の好成績者が4人。
上がれるのは、2人。
うーんこれはどうなのよ、というのは昔から話題になっております。
個人的には昇級3人で、B級2組からの降級を厳しくする(降級点の対象を増やす、または一発降級にする)というのが妥当ではないか、と思っているのですが、B級2組から落ちる、ということは、ほぼ間違いなく数年後の引退、もしくはフリークラス行きが目に見えているだけに、反対するベテラン棋士があまりにも多すぎる、というのが現状です。

あまりこういうことは言いたくはないのですけど。
C級に落ちるレベルのベテラン棋士の棋譜を見ている将棋ファン、何人いると思う?

まーいろいろ書きましたが、決まりは決まりです。
藤井七段には、来年も9勝してもらいましょう。
今度は昇級できます。たぶん。

それにしても、杉本「師匠」八段のB級2組復帰には拍手喝采です。
普通ならフリークラス真っ逆さま、というところを見事踏みとどまるどころか、復帰とは。
50歳の逆襲、期待してますよっ。

そして降級点争いの方ですが、泉正樹八段、近藤正和六段、田中寅彦九段、富岡英作八段、福崎文吾九段、日浦市郎八段、堀口一史座七段に降級点がつくことに。
そして2回めとなった泉八段、近藤正六段、田中寅九段、富岡八段、福崎九段は、C級2組へ降級、ということになりました。
かつての一流棋士が、ごっそり抜けた、という印象を受けます。

また北島忠雄七段は2期連続指し分けの成績により、降級点を消去することに。
たびたび書いてますが、こういう地道な成果が、棋士人生を伸ばすのです。

■例年通り、悲喜こもごもの結末に(C級2組順位戦 最終局)

今度はC級2組順位戦の最終局。
3月7日に行われました。

まず昇級争いの方ですが、既報通り及川六段が9連勝で1枠目をゲット。
残る2枠は、佐藤和俊六段・石井五段が自力枠。
キャンセル待ちには、佐々木大地五段・阿部光瑠六段・高見叡王・西田四段といった錚々たるメンツが控えております。

結果ですが、こちらも自力の佐藤和俊六段と石井五段が勝って決着。
もちろん順位戦ですので、1年かけてドロドロの戦いをくぐり抜けてきたわけですが。
皆様、昇級おめでとうございます。

そしてこちらは背筋の凍る戦いとなる降級点争い。
3勝7敗ならギリギリセーフ…とはならず、順位40位の佐藤慎一五段までがアウト。
井手「イデオン」四段は、わずか順位1枚の差で、辛くも降級点を免れました。

順位1枚の差は命より重い。
これが順位戦の怖さであります。

そして渡辺正和五段が、降級点3回でフリークラス行きに。
この方の場合、プロ入りが三段リーグでの次点2回によるフリークラスから、ということなので、出戻り、という形になります。

それにしても、20代30代の指し盛りの世代の棋士にも、容赦なく降級点がつく。
近年の将棋界も、なかなかにきびしゅうございます。

■新四段誕生!(三段リーグ 最終日)

さて今度は三段リーグの最終日。
33名の精鋭揃いの三段勢から四段になれるのは、半期にたったの2人(一部例外あり)
今期めでたく四段昇段となったのは、出口四段・黒田四段の2名です。

出口四段は、今や関西一大勢力となった井上門下の23歳。
あの藤井七段と、新人王戦決勝を戦った相手であります。
また黒田四段は、畠山鎮門下の22歳。
年齢的には、両者とも、ちょーっと時間がかかったかな、という感じ。
しかし、10代で抜けるのが極めて困難、という最近の三段リーグの厳しさを如実に示した結果ではないか、と言えるのではないかと。

しかし今期の三段リーグ戦は、終盤で上位勢が崩れる珍しい展開に。
トップ通過の出口四段は、14勝1敗から、まさかの3連敗で終了。
上がったとはいえ、後味の悪い結果に。
次点の石川三段(森信雄門下)に至っては、最終日の2局を連敗。
どっちか1つでも勝っていれば、黒田四段を凌いで四段になっていたのです、が。

なんにせよ、今期は終わってしまいました。
次がんばりましょう。
それしかない。

なお唯一の女性三段である西山三段ですが、今期は5勝13敗と寂しい結果に。
頑張って欲しいものです。

■女流棋戦の動き

最後に女流棋戦の動きをまとめて。

マイナビ女子オープンは、トーナメント戦を里見女流四冠が制し、西山女王への挑戦権を獲得。
また女流王位戦は、恒例の紅白リーグ戦が終了。
紅組勝者の里見四冠と、白組勝者の清水女流六段が、挑戦権決定戦を戦うことに。
常連強し、という結果となりました。

# by mitsuboshi03 | 2019-03-09 19:24 | 将棋 | Comments(0)
会社の飲み会に、来客に、通院。
今週末も中々忙しい日々でした。

ちょっと体調が思わしくないため、今週は縮小更新で。
しかしそういうときに限って、大ネタが多くて…。

■渡辺棋王、圧巻のストレート勝ちで王将位を奪取!(王将戦七番勝負 第4局)

さてまずはタイトル戦の動向から。
2月24・25日に王将戦七番勝負の第4局が沖縄県那覇市で行われ、渡辺棋王が勝って通算成績を4勝0敗とし、ストレートで王将位を奪取することに成功しました。

将棋の方ですが、先手番の久保王将が選んだ戦法は、ノーマル三間飛車。
これに対し、渡辺棋王が十八番の居飛車穴熊を目指すと、久保王将は飛車を右四間に振り直しての速攻を図ります。
ならばと渡辺棋王も居飛車穴熊を放棄し、柔軟にトーチカへ組み換え。
トッププロ同士の対決らしい、濃厚な序盤の駆け引きとなりました。

序盤が終わった時点では、久保王将が意図した速攻が失敗に終わり、玉の固さで優位に立った渡辺棋王ペースになったのではないかという評判。
その後も渡辺棋王が無難にまとめた、という印象でしたが、渡辺棋王によると、久保王将の手によってはまだ難しい変化もあったとのこと。
しかし雰囲気的には、ちょっと渡辺棋王側に分のある将棋だったかな、と思います。

今年度下半期絶好調だった渡辺棋王が、勢いそのままに久保王将を押し切った七番勝負に。
叡王戦など少なからず犠牲も払いましたが、しっかり二冠に復帰したのは流石です。
あとは棋王戦に集中したいところですね。
渡辺二冠、おめでとうございました。

■「将棋界の一番長い日」決着(A級順位戦 最終局)

さて今度は、3月1日に行われたA級順位戦の最終局。
いつもは東京の将棋会館で行われるのが常でしたが、ここ数年の傾向通り、静岡市の浮月楼での一斉対局となりました。
終わった順に、全5局を紹介していきますね。

@糸谷八段 - 深浦九段戦

深浦九段にとっては、残留のために勝利がマストとなる大事な一局。
しかし本局では、糸谷八段独特の角換わりからの早繰り銀が炸裂。
あの不撓不屈の深浦九段を、20時24分で投了に追い込む、会心の勝利となりました。

これで深浦九段はA級からの降級が確定。
一方糸谷八段は、いつの間にやら勝ち星を重ね、6勝3敗の好成績。
元竜王の実績もあるだけに、来年はひょっとすると、名人挑戦権争いに絡む、かも?

@広瀬竜王 - 羽生九段戦

豊島二冠が敗れれば、という条件付きとはいえ、プレーオフ進出がかかる大一番。
この大一番に、広瀬竜王は相掛かりを選択。
最近は力戦志向の広瀬竜王ではありますが、構想力が問われる戦いを、あの羽生九段相手に仕掛けたのは果たしてどうだったのか。
形勢自体は中盤まで互角だったものの、終盤で広瀬竜王に見落としがあったらしく、最後は羽生九段の鋭い寄せが決まって勝利。
22時49分という、A級順位戦としては比較的早めの決着となりました。

タイトルを失ったものの、名人挑戦権争いをキャンセル待ちまで持ち込む羽生九段の底力は流石。
また広瀬竜王も最後こそ失速しましたが、今年度下半期の勢いそのままに、A級順位戦を最後まで盛り上げてくれました。

@阿久津八段 - 佐藤康光九段戦

消化試合ではありますが、阿久津八段にとっては、A級順位戦初勝利がかかる大事な一局。
佐藤康光九段にとっても、ここまで五分の成績なだけに、できれば勝利して勝ち越しておきたい。

なんでもやらかす佐藤康光九段の後手番とあって注目された戦法選択ですが、比較的無難に角交換からのダイレクト向かい飛車に。
とにかく負けられない阿久津八段は、居飛車穴熊で対抗します。

中盤までは互角の進行。
終盤の入り口で阿久津八段が対応を誤ったのですが、佐藤康光九段が的確に打ち返すことができずに今度は逆に阿久津八段ペースに。
最後は穴熊の固さを活かした一手勝ちで、23時37分に阿久津八段が勝利しました。

すでに降級が確定している阿久津八段ですが、最後の最後で待望の初勝利。
一つの大きな壁を乗り越えたのではないでしょうか。

@三浦九段 - 稲葉八段戦

三浦九段にとっては、負けると深浦九段の勝敗次第で降級してしまう、背筋の寒い一局。
稲葉八段にとっても、来季のために勝って少しでも順位を上げておきたい一番。

将棋の方は、三浦九段が昔懐かしのひねり飛車を目指したと思いきや、あっさり飛車角交換に応じて攻め合いに。
うーんどうなんでしょーこれは、と思ってましたが、中盤までは案の定稲葉八段ペース。
しかし三浦九段もしぶとく食らいついて決め手を与えず、泥仕合に持ち込むことに成功。
稲葉八段にも十分勝つチャンスはあったようですが、こうなると形勢を持ち直した三浦九段の方が気分よく指せたようで、23時48分に三浦九段が勝利を収めました。

深浦九段が早々に敗れていたため、降級の危機は去っていた三浦九段ではありますが、こういうところでは他人に頼らないのが生き残るためのセオリー。
自力で残留を決めた三浦九段は流石でした。
しかもこの勝利で、地味ではありますが、来季は稲葉八段より順位が1つ上となります。
順位戦では、こういうのが案外、後々に響くのでコワイ。

@豊島二冠 - 久保九段戦

豊島二冠にとっては、昨年逃した名人挑戦権を自力で掴み取る絶好のチャンス。
同じ関西の先輩である、久保九段相手にすんなり勝利できるか。

将棋の方ですが、角交換から序盤の駆け引きの末に久保九段の中飛車に。
速攻を好む豊島二冠は、左美濃から早めに自陣角の▲2八角を打ち込む決断をし、攻め合いに活路を見出します。
久保九段も持ち前のしぶとい粘りを見せましたが、豊島二冠の鋭い攻めは最後まで衰えず、0時24分と最後の決着とはなりましたが、きっちりと勝利を掴み取りました。

数年前まではここ一番での中折れ病により、ことごとくタイトルのチャンスを逃してきた豊島二冠ですが、今年度に二冠を獲得して以来、ようやく本格化。
昨年度は逃した名人挑戦権を、自力で引き寄せました。

佐藤名人から名人を奪取すれば、名人を含む三冠を達成。
名実ともに第一人者として君臨できる、大きなチャンスが巡ってきました。
今季の名人戦七番勝負も、実に楽しみです

# by mitsuboshi03 | 2019-03-03 20:11 | 将棋 | Comments(0)
昨日、BS1で羽生九段の特集番組がありました。
趣旨から言えば羽生竜王100冠記念だったんでしょうが、残念ながら現実ではそうならなかったのでどう料理するか、と思っていたのですが、上手くまとめていたように思います。
それにしても、NHKで「羽生に魂を抜かれた広瀬」画像を見ることになろうとは夢にも思いませんでしたよw

NHKのtwitterによると、なんでも担当プロデューサーさんが元奨励会三段の方だそうで。
また再放送もあるかと思いますので、見逃した方はそちらを。
個人的に気に入ったところは、終盤のこの部分ですかね。

先崎九段「(昭和の頃の)将棋のプロになるのは裏街道に行く感覚。その古い将棋界を盤上で変えたことが七冠王よりも国民栄誉賞よりも彼の人生において偉大なこと」
(途中で羽生先生「いや〜デビューした頃の先輩方怖かったですよ、ホントに(笑)」)

さて今回は、先週発売された『りゅうおうのおしごと!』の第10巻の話題を。
日頃買わない限定版を買ったので、それについても少し触れます。
感想を一言で言うと、熱血将棋小説からラノベ寄りになったかな、という巻でした。

■超人気女流棋士対談!(p8)

花立初代女王と、鹿路庭女流による対談記事、の形式で、10巻のあらすじをさらっと。
いつもは姐さんキャラな鹿路庭女流が、舎弟役に回るというところが斬新。
なお内容は色々バッサバッサと斬れ味バツグンなため、現実だったらえらいことになりそうですが(汗)

■「ん?待って?若い女の先生が家に来るの?いつ?」「今日です」(p19)

竜王宅へ、サプライズ(竜王のみ)家庭訪問
終わった!八一竜王の社会的人生今終わったよ!(おい)

…だとこのラノベ終わってしまうので、すまんがもうちょっとだけ続くんじゃ。

■現在、女流タイトルは六つ(p39)

あいちゃんに女流タイトルを獲らせるにはどうするか。
考えた末に、一つの結論に達する八一竜王。

トップ棋士の他棋士の評価は、現実でもこのようにシビアで正確。
まあ相手をきちんと認識してないと、策も打てないので当然ではありますが。

あと現実の女流タイトルは、先日の記事でも紹介したように清麗戦が加わって七大タイトル時代に突入しております。
何かと世知辛い現代にあって、タイトルが増えるのは大変ありがたいことです。

■「はいはい、どちら様?」(p43)

そしてまたも増える女子小学生(JS)
テコ入れ大事ですよね(ぼそ)

小学生名人にして、ライバル歩夢の妹なマリアちゃん。
なかなか強力なキャラに見えます。
それにしても、初登場が財布落として、なんとかしてくれそうな竜王宅へ直行、というのがなんとも微笑ましい。
…というか、最初から関西将棋会館へ行っていればよいのでは?(名推理)

■「女流棋士になれるけど、どうする?」(p60)

今度は女流名跡戦の予選決勝であいちゃんと戦う、岳滅鬼女流誕生のお話。

このあたりは現実通りですね。
奨励会は21歳までに初段になれないと退会、となります。
しかし岳滅鬼女流の場合は、女性で奨励会2級のため、本人が希望すれば女流棋士2級へスライドすることが可能なのです。
まあ本人は棋士しか目指してなかったでしょうから、まるっきり頭になかったことだとは思いますが。

現実でも先日女流名人戦を戦った里見女流や伊藤女流など、奨励会を経験した女流棋士は数多くいます。
奨励会の経験はやはり女流棋士にとっては貴重なようで、今や元奨励会員の女流棋士が女流タイトルを席巻していると言っても過言ではないですね。

■「三段リーグにはイワシとサメがいる。」(p66)

そして今度は銀子ちゃんの三段リーグ戦。
キャラもずいぶん増えましたので、展開が目まぐるしいです(汗)

イワシとサメ、は20年前くらいに言われてた分類。
今でも通用してるのかしらん、という感じです。

自分がサメなのかイワシなのか。
そこは日頃の心がけ…というか、対局次第。
他の棋士に信用されるサメ側の棋士は、何かとお得。

■「モノポリーは棋士にとって大切なものが全部詰まっとるからな」(p92)

清滝先生、あなたはどこの島九段ですか(おい)
かの有名な「島研」メンバーを中心に、将棋界で一時流行ったモノポリー。
今は…どうなんでしょ?

私にとってモノポリーは、某ワークス員が日本選手権に(冷やかしで)参加していたのが懐かしい、という印象。
私もちょくちょくやらせてもらいましたが、これがまあ難しいのなんの。
サイコロ運も必要ですが、刻々と変化する状況にすばやく対応する瞬発力、が一番重要なように思います。

そしてモノポリーでも感想戦。
他のゲームでも感想戦が長い、というのは棋士の特徴のようですw

■桂香さんは俺を身体ごと抱き寄せると、耳元で囁く(p104)

モノポリー終了後、八一竜王へ夜這いをかける桂香さん(違います)
確かに『りゅうおうのおしごと!』はロリコンどもの巣窟ではありますが(待て)、年上やオッパイの魅力も忘れてしまっては、ラノベとして片手落ちである、とばかりに、こういうネタもちょいちょい挟んでくれます。

好き。

■棋士総会(p108)

関西棋士から見た棋士総会とはこんなもん、という図式。
理事選挙とか、揉める案件がないときは静かなものですが、今回のように揉める案件が出てしまうと、とたんに紛糾する傾向が。
棋士は基本的に個人事業主なので、まとまらないときはとことんまとまらないです。

電子機器対策と、対局中の外出禁止。
本作では、史実と比べ割とすんなりまとまりました。
現実でも、もう少し早く手を打っておけば、あの悲劇はなかったのですが。
まあ今言ってもしょうがないことですけど。

■ラーメン大好き釈迦堂さん(p116)

コスプレ師弟…もとい、釈迦堂女流名跡と歩夢と一緒にラーメンをすする八一竜王。
ちなみに私の東京時代、ホーム軒…もとい、ホープ軒には結局一度も行かなかったですねえ。

それにしても。
白いマントを気にせずラーメンをすする歩夢くん。
佐藤名人リスペクトですなあ(おい)
あと、素に戻って頭を下げる図もかわいい(待て)

■最近…うちのお嬢様が、べらぼうにかわいいのである。(p116)

そして9巻にして、八一竜王争奪レースに参戦した天衣ちゃん。
これはかわいい、というか微笑ましいというか。

あざとい!
だが、それがいい!(おい)

■「…翼さんはな、オレらの世代にとっちゃヒーローよ」(p143)

岳滅鬼女流の貴重な情報を得るためとはいえ、月夜見坂女流玉将と供御飯山城桜花に(いつものように)骨までむしられる八一竜王。
…もう感想戦ですかね?(違います)

岳滅鬼女流が元小学生名人、という過去が明らかに。
今のところ、現実では女の子な小学生名人は残念ながらいないのですが、それに近づいた方はすでに何人もおり、少子化が進む現状では、いつ現れてもおかしくない、と言ってもいい…かな?

■竜王、小学校デビュー(p150)

鐘ヶ坂先生の尽力もあり、ついに小学校で指導することとなった八一竜王。
色々と不安が尽きないですが(汗)
そりゃ月光会長も「竜王は本当に小学生にだけは熱心ですね」と言いますよ(おい)

■詰まない形(p159)

大会に出るJS研の小学生たちに、短期間での必勝法を授ける八一竜王の図。

詰まない形…というと、「ゼ」とか「Z」と呼ばれる形が有名。
これに関しては、日浦八段の名著『Zの法則』を読むのが一番よろしいかと思いますが、とにかく内容が難しいので、アマ四段以上の方にオススメします。
長らく絶版でしたが、最近『投了の真相』と合わせてめでたく再販、ということになりました。

■あいの才能をどう扱っていいか(p174)

詰将棋を解くことに関して、ずば抜けた才能を誇るあいちゃん。
その力を指し将棋へどう反映させたらよいか。
八一竜王でなくとも、悩むところです。

現実ですと、藤井七段がほぼこのレベル。
なお彼の場合は詰将棋を作るのも得意ですが、あいちゃんは、どうなんでしょう?

■見学者(p192)

小学生40名余りを引き連れて、関西将棋会館までやってきた八一竜王。
『あそこまでやればむしろ尊敬する』というのは、偽らざる心境であります。

現実でも、タイトル戦の対局などを、子供たちが少しだけ見学する機会があります。
対局者に負担のかからない範囲で、貴重な経験になればよいな、と思ってます。

■「おば…さん?」(p197)

小学生たちの引率者として現れた桂香さんに、小学生の何気ない一言が突き刺さる。

桂香さん、ステイステイ!
子供泣いちゃうから!w

よいこのみんな!
年上の人でも、なるべく「お兄さん」「お姉さん」と呼んであげよう!
…我が身を守るには、大事なことだから(おい)

■なにわ王将戦(p238)

JS研のみんなが参加するなにわ王将戦。
現実だと、JT杯将棋日本シリーズと同時開催する、テーブルマークことも大会が相当すると思われます。
全国各地で行われることもあり、将棋が強くなりたい子供たちにとっては、目標にしやすい大会といえますね。
決勝戦が行われる東京では、本作で触れた通り、3000人以上の子供たちがしのぎを削ることとなります。

■所々に人類以外の好きそうな手も見えるな。(p261)

人間の手と、ソフトの手のハイブリッド。
藤井七段も、これで飛躍的な成長を遂げました。
たとえば今、研修会に居るような子だと、こういうのが普通なんでしょうねえ。

私が子供の時代に、今のような環境があれば。
今よりずっと将棋は強くなっていたと思いますが、その分競争は熾烈。
どっちがいいか、なかなか悩ましいところです。

■エピローグ(p310)

JS研の活躍が終わり、今度はまた別の舞台に。

…うーむ、そうきましたか。
予想の範囲内ではありますが、はてさてどうしたものか。
詳しくは、本作を買って読んでね?(おい)

■感想戦

今回は、先に特別編(?)があったせいか、珍しく八一竜王抜きでの感想戦。

…月夜見坂女流玉将、あなたそういう人だったんですね。
ふーん(意味深)

■限定版小冊子

いつもは置き場所がないからと、この手の限定版を一切買わない主義なのですが、今回は「まあ小冊子だし、そんな値段変わらないし」と思い購入。

結果は。
よかったです(語彙力不足)

特別短編ですが、ゲストイラストから思いついた妄想が炸裂。
こんなの現実じゃ無理だろー、てな出来に見えます。

だがしかし。
恐ろしいのが現実の将棋界。

これに近い例ですと、将棋雑誌でたまーに見かける、新婚棋士夫婦の特集記事が。
有名かつ個人的にもインパクトが強かったのが、佐藤「会長」九段夫婦の記事。

(奥様から)みっくん、と呼ばれてます。

とか。
糖分多めで。

あとこの手の記事の恐ろしいのは、ノンフィクションだということ。
現実の暴力とか破壊力みたいなのは、フィクションを凌ぐものがあります。

なお、この記事プラス、雑誌に載せられなかった写真すべてを見てしまった先崎九段が、後日佐藤九段へ「康光くん、あれは何や」と問い詰めた顛末が、先崎九段のエッセイ集のどこかへ載ってますので、気になる方はチェックを。

ちなみに、佐藤「会長」九段によると。

あれは、演技。
だ、そうです。

そーかー、演技かー。
じゃあしょうがないなー(棒)

# by mitsuboshi03 | 2019-02-24 15:38 | 将棋 | Comments(0)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


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