劇画・オバQ
2004年 11月 03日
ググッてみたらそのものズバリのものがあり。
もしかして私が無知なだけですか?
・・・これはひどい、ひどすぎる。
子供の夢ぶちこわし。
世の中に続編モノというのは星の数ほどあって、大抵が駄作で
終わるのですが、ここまでショッキングな作品は・・・ないよな。
これからは、どんなにひどい続編が出ても、
「劇画・オバQ」よりはましだよ
と、切り返せるようになるでしょう。
スゴかった。
・・・で終わろうかと思っていたのだが、同時に紹介されていた
カイケツ小池さんも相当なデキだったので、
藤子・F・不二夫先生は偉大である
としめくくることとしよう。
オバQが子供の夢をぶち壊すことをテーマに描いてるのに比べ、
手塚治虫のそれは・・・・。
はっきりいって、トラウマです。
あらためて。
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リンク先を読むと微妙に見えるでしょうが、これは名作です、
絵にはちょっと引くかもしれませんが、話はたいしたものです。
ともかくも、ファンにはわりと有名な話です。
テーマ的には『小鹿物語』に似てますね。
子供の夢ぶち壊しなのは、そこがテーマだからです。
リンク先では描いてないんですが
「子供が出来たの」
「ほんとかい。パパだ。僕はパパになるんだ」
というようなシーンがあって、Q太郎は
「正ちゃんに子供が。
そうか。正ちゃんはもう、子供じゃないんだな
さようなら正ちゃん」
という風につながったと記憶してます。
誰もがいつかは大人にならなくてはいけない、というテーマに
あえて永遠に終わらない子供時代の象徴である「オバQ」を持って
きて、あのように処理した藤子氏はやはり天才だと思います。
(個人的にも結構、好きな話です。)
ちなみに。
ダメ続編としては、完全版のみに収録されたプラモ狂四郎。
萎えます。
方向性の理解はできるんですが、「どうしても、それをオバQでやらねばならんのか」という疑問が消えないんですよね。
その痛みも、大人になるってことなんでしょうかね。
>ダメ続編としては、完全版のみに収録されたプラモ狂四郎。
なんかで見たような。
んで、記憶の底に抹消した気が。