今度はまともな本です(笑)
2007年 02月 25日
ある日、取り巻きたちと有名な鴨鍋屋で昼食を取った三島由紀夫。
いつもと違い、取り巻きたちと楽しそうに鴨鍋を囲む三島由紀夫をけげんに思いながらも、帰りがけに”またのお越しをお待ちしております”と形通りの挨拶をした若女将。
その挨拶に答えて”また来いっていってもなあ。あの世から来るか。”と言った三島由紀夫。
この若女将が、三島由紀夫の真意に気付いたのはその翌日。
いわゆる「三島事件」で、三島由紀夫が割腹自殺したあとのことでした。
この若女将さん、今は立派な女将さんとしてお店を切り盛りしているそうです。
以上、親父が読んでる『サライ』より。
鴨鍋はウマソーでした。
前回かっとばし過ぎたんで、今度はまともな本の紹介を。
☆ プロ野球スカウティングレポート2007 (小関順二 アスペクト刊)
去年から出していたようですが、ふと本屋で見かけたんで1冊保護。
主力選手には「ボールカウント別成績」とか、「球場別成績」といった今までのプロ野球選手名鑑っぽいカテではなかなかお目にかかれなかったデータが載っているんで、社会人になってなかなかプロ野球を見られなくなった私のような手合いにはなかなかよさげ。
オフィシャルの紹介記事では激辛コメントでメッタ斬る、とされているコメント欄も、巨人の上原の「しかしながらここ2年間は続けて2ケタ勝利を逃し、しかも負け越すというエースとしてはあるまじき結果」とかは言うまでもなく(涙)、中日の井端の「去シーズン、一塁までの到達時間を計ったところ、5~6秒と不真面目な外国人並みに遅いという結果が出ている。」といった建設的な批判となっており、いわゆるマスゴミ的記事からは遠いもの。
※ちなみにこの本によると、一塁までの到達時間が4秒台前半だと早い方、4秒を切るとイチロー並みとなるそーな。
お値段1600円なり、とちょっとお高いですが、一歩進んだ野球観戦をしたい方なら必携かと。
洋書のペーパーバッグサイズなので、生観戦に携帯できなくもないのはありがたい。
☆ 機動戦士ガンダム 一年戦争全史〈上〉 (学研)
細川氏とかbleem氏とか島田閣下ご用達(と思われる)歴史ファン必携の『歴史群像』シリーズの体裁を、こともあろうに出版元の学研様がそのまんま採用して作られたガンダム一年戦争本。
こないだの東京遠征でBNR32氏がこれを持って来た日にはどこの冗談企画かとw思ったものですが、コラムや特集記事といった中身は全くいつもの通りの『歴史群像』シリーズで、書いてる話はガンダム。
このギャップに慣れるまでにはそれなりの時間を必要としました(笑)
凡百のガンダム解説本とは一線を画する「本物」。
特にコラム「終わらなかった戦争」において、レビル将軍の「ジオンに兵なし」演説に絡む事情について考察した部分は出色。
ガンダム好きで、歴史ものにも興味のある方とか、最近の萌え系ガンダムブームに辟易している方にオススメ。
下巻も楽しみにしておりますが、この調子でグリプス戦役とかボトムズとかやってくれないかしら。
bleemさま、こんなもんでよろしいでしょうか(笑)
でもあれですよね、何でもかんでもミノフスキー粒子で説明できる時点で終了・・・・じゃないんですか?その辺どうしてるんでしょうかね?
絶対進化してるはずの携帯武器と機械化歩兵で、MSの股関節とか膝裏を狙う方が費用対効果に優れてるような?その辺どうなってるんでしょうね。第一話で有線ミサイルとか出た時は思わず「おいっ!なんやねん!それは!」って突っ込みいれましたもんね。
歩兵と随行して戦闘するガンダムゲームがXBOX360で発売されるみたいですけどね。味方MSのブースターに巻き込まれて熱溶解で死亡とか、ザクマシンガンの排出薬莢に挟まれて名誉の戦死とか、踏まれてぺちゃんことか嫌過ぎますよね。後、俺ならパプリカとかボールとかに載せられた時点で即PTSDになりますよ。連邦は一年戦争後に、退役軍人のそういう問題でどえらいことになったと思うんですよ。
ハアハア・・・・いかんいかん。字大杉。でもこういう話題ならいくらでも語れますな。でも巨乳も語りたいとか言ったりして・・・・。
後、小関さんは「この人にイチオシされると活躍しない」という恐ろしい呪いをドラフトで指名された選手にかけることで有名ですね。元巨人の長田とか「長田をとっただけで今年の巨人のドラフト戦略は大成功!」とかゆうてましたもんねえ・・・・。阪神と巨人のドラフトやトレードでの中長期的チーム育成戦略は大馬鹿という論評は深く首肯できるんですけどね。
競馬の血統評論家の田端到という人の野球本もデータ満載で楽しいですよ。一度読んで見て下さい。
>でもこういう話題ならいくらでも語れますな。
大学時代、よくこういうバカ話をしておりましたね。なつかしいです。
>阪神と巨人のドラフトやトレードでの中長期的チーム育成戦略は大馬鹿
他のチームと財力が違うんで、金持ちが貧乏人の真似をしてもしょうがない(爆)というのと、完成品を簡単に取ってこれるのが仇になって若手を育成する場がない、つーのがあるんでしょうね。
簡単に大バカと言ってしまうのはちょっとね、と思う次第