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きのうのW杯(7/6)

わはは、ぜ~んぜん昨日じゃないですが、一応タイトルとして定着してしまったんでこれで押し通しますです。
「これが中年の力か・・・(違います)」
ネタはいつも通り、準決勝2試合目のレビュー&今日行われる3位決定戦のプレビューでございます。

☆準決勝
フランス 1 - 0 ポルトガル


両監督の考えるベストな先発陣が並んだこの対決。
私・・・というか、特にフランス人の考えるベストとはGKとか前線とかGKとかが違っているような気がするのですが、どうしようもないと思われていたフランスをここまで連れてきたのは誰かね。あぁ~?と言われてしまえばそれまでなのですが。まぁこちらとしても、どうしようもない若手を連れてきて、代表を滅茶苦茶にしたのは誰ですかね?とか本大会に来れたのは誰のおかげですかね?まさかあなたのおかげとか言わんでしょうね?と言うことはできるのですが(核爆)

いかんいかん。ビール1杯でからみ酒はいかん。
とっとと試合を始めましょ。

試合を通して攻勢に出ていたのはポルトガル。C・ロナウドのドリブルを軸に攻撃を組み立てる・・・ものの、その中身は単発のドリブルが中心で、さすがにこれではフランスの鉄壁の守備陣を崩すには至らず。今回のポルトガルの選手は、バロンドーラーのフィーゴを含め、どちらかと言うと「使われる」タイプの選手がほとんどで、「使う」タイプの選手がいなかったのがここへきて仇となったかと。ルイ・コスタの賞味期限が切れてなかったら・・・とポルトガルサポは歯噛みしていたかもしれません。とすると、このチームのピークはユーロ2004ということだったのか・・・。
口の軽いことで知られるポスティガは、”フランスの両SBが穴だね”とか言ってたようですが、攻撃面ならともかく、守備に関しては左アビダル、右サニョルの布陣は堅牢そのもの。ボールはポルトガルが持っていたし、シュートの数は12-5とポルトガルがフランスを大きく上回っていたものの、主導権はフランスが握っていた、と言っていいと思います。
しかしポルトガルの守備もこれまで同様しっかりしており、フランスのチャンスといったらアンリのPKゲット場面しかなかったと思います。そこをしっかりものに出来たのが、やはり代表での大舞台の経験の差なのか。ちなみに、リカルドvsジダンのPK合戦は名場面でしたね。リカルドがシュートコースを完璧に読み切ってましたが、残念ながらジダンのシュートは、人間の反応速度を上回る威力と精度を持ってました。あれを止めるには、何かと契約するレベルではダメで、人の姿をしたなにかである必要があったと思います。
しかし、バルデス大先生。C・ロナウドのFKを腹レシーブしたのは流石にまずかったんじゃないでしょうか。選手が重なってなければ同点ゴールは造作もなかったことでしょう。あの日のポルトガルには運がなかった、ということを象徴する場面だったと思います。あと、地味ながら、交代枠の1つをSBミゲルの負傷交代で使わなければならなかったのも不運でしたか。

この日は敗れたとはいえ、長年技術は高くても勝負弱いと言われてきたポルトガルは、実に実務的なチームになってドイツにやってきました。ベスト4という成果は、国力を考えれば十分評価に値すると思います。今日の3位決定戦に勝利すれば、あの英雄エウセビオと肩を並べられます。あと一仕事を、ドイツ相手にやりとげられますでしょうか。

フランスは、何度も書いているように、本予選の時はパッとしなかったジダンやヴィエラの復調が大きいのですが、ベースとなるのはMFマケレレ・CBテュラム&ギャラスという堅固なセンターライン守備。特にマケレレの仕事ぶりには頭が下がります。まさに当代一の名アンカー(中盤の底)。実力でもクラブ世界一だったレアル・マドリーが迷走し、チェルシーが強豪クラブの仲間入りを果たした原因は、彼の移籍からでした。
決勝でも守備に関してはフランスと引けを取らないと思います。問題は攻撃面。
Asellusさんはwktkが止まらない日々を送られていることと思いますが(笑)
それにしても、本大会が始まるまでは、まさかジダンの引退試合が決勝戦になるとは思わなかったなあ。

んでは、今日のプレビューを。

☆3位決定戦
ドイツ vs ポルトガル


いつもならどーでもいー凡戦になりがちなこの3位決定戦。
が、今回は両国共にモチベーションを保てそう。ポルトガルが勝てば、先ほど述べた通り英雄エウセビオを擁して’66年大会を席巻したとき以来の快挙達成となりますし、自国開催のドイツとしては、さすがにホームでポルトガルなんぞに負けてしまってはこれまでの高評価が水の泡。どちらも、簡単には負けたくないだろう。
ドイツは、GKがレーマンでなくてカーンに。またバラックの欠場が濃厚。本来ならドイツやや優勢と思っていたが、これで判らなくなった。とはいえ、クローゼ&ポドルスキーの2トップが好調をキープし、彼らにボールを供給するラームやシュバインシュタイガーもいい。ポンポンと2、3点取って快勝する、という可能性も捨てきれない。
ポルトガルは、いつも通りにとにかく堅く守って1点勝負に持ち込むのが上策。守備の要だったリカルド・カルバーリョがいないのはキツいが、それでも現有戦力なら彼の穴は十分埋まるはず。だが、攻撃面では攻撃に変化をつけられる役者が不在なのが痛く、ドイツが本予選のような不安定なラインコントロールをすれば別だが、そうでなければセットプレイで1点をとるのがやっとだろう。
Commented by Asellus at 2006-07-08 17:24 x
>特にマケレレの仕事ぶりには頭が下がります。
レアルが痛切に後悔しているのは、やっぱりデルボスケの放出とマケレレの移籍でしょうかね。最近ではシーズン前のアジアツアーも今ひとつさえない結果に貢献しているようですが。
ちなみに新会長は「セスクを取る」と言ってますが、彼はセスクがバルサユース出身だと言う事を知ってて無視してるんでしょうか?

>Asellusさんはwktkが止まらない日々
いや、フランスが流れから点を入れる可能性はほとんどないと思うので(笑)可能性があるとするとFKでしょうか。フランスDF陣はあまりファールで止めに行くと言う事はないのでこの辺りはイタリアよりチャンスが多いのではないかと。なので予想スコアは・・・1-0でフランスノ(笑)仮にPK戦になると来期「うちに」やってくる予定のブッフォンの方が有利な感じも。ちなみにバルテズは「ポスト蹴っ飛ばして相手を動揺させる」あれ、まだやってるんでしょうかね?
Commented by 茶之介 at 2006-07-09 01:45 x
ジズーの冒険は終わらない。つか、てっぺんまで来るとは(笑)
間違って優勝なんかしちゃったら、格好良過ぎるなぁ。

>3位決定戦
カーン登場とは嬉しい。や、『サカつくユーロ』における現在のウチ(ACナポリ)の守護神が、カーンなもんで。ちなみにCBはF・ベッケンバウアーとL・マテウスです。で、CFにはG・ミュラーが(ry
Commented by mitsuboshi03 at 2006-07-09 21:22
コメントどもっす~♪

☆Asellusさま
>ちなみに新会長は「セスクを取る」と言ってますが
「スペインに戻すならバルサにしろやゴルァ(AA略)」な契約でアーセナルに行った経緯からすると、まずありえないでしょう。
まあ、たかが選挙公約なんで、実現度外視で大きなこと言っちゃうんでしょうね。楽しいクラブだ(笑)
・・・セスクよ、オレを笑い者にはせんといてや(なんだこの方言)

>来期「うちに」やってくる予定のブッフォンの方が有利な感じも
ウチの財力で大丈夫ですかね。
市場に出る可能性は確かにありますが、敵は多いっすよ(苦笑)

☆茶乃介氏
>間違って優勝なんかしちゃったら、格好良過ぎるなぁ。
まちがって、ってあんた(笑)
でも、本当にやったら出来すぎですなあ。

>現在のウチ(ACナポリ)
なんですかその全盛期のインテルライクなメンツは(笑)
いや、単にあのころのインテルはドイツ人多かったよなー、と。
by mitsuboshi03 | 2006-07-08 16:51 | スポーツ | Comments(3)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


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