将棋つめちゃいました(ちょっと冷えてきましたね)

10月に入ってしばらくの間は、昼間半袖、夜は長袖、な感じで乗り切ってきましたが、ここにきてまた一段と気温が下がってきましたので、寝るころには少し暖房を入れるありさま。
夏はあんなに暑かったのに、メリハリありますなあ。

さて今回も将棋ネタ。
寒さが増すごとに、佳境に入っていくのが将棋界。
今週はそれなりに話題がありましたね。

■羽生竜王、緒戦を制す(竜王戦七番勝負 第1局)

将棋界の秋といえば、なんといっても竜王戦。
今年は、羽生竜王の通算タイトル100冠がかかる大一番。
しかも羽生竜王が敗れると、初タイトル奪取以来の無冠に転落するというおまけ付き。

相手は、今期絶好調の広瀬八段。
広瀬八段にとっても久々の大舞台なだけに、期するものがあるでしょう。
特に羽生竜王が相手ですので、2016年の王位戦で敗北を喫した際の「魂を抜かれた」写真のリベンジを果たしたいところでしょうか。
なお「魂を抜かれた」写真は、例えば「広瀬 羽生 魂を抜かれた」でググれます(おい)

さて注目の第1局ですが、最近の傾向通り、10月11、12日に東京都渋谷区にある「セルリアンタワー能楽堂」で行われました。
将棋の方は、振り駒で先手番となった羽生竜王がスラスラと角換わり腰掛け銀の最新型へ誘導。
これに広瀬八段が素直に応じて、ほぼ一本道の展開となったようです。
その後、羽生竜王が65手目の▲4五桂からの強襲を決断。
一気に終盤戦となります。
終盤では、持ち時間がほぼ無くなったこともあり羽生竜王に疑問手もあったものの、逆転するまでには至らなかったようで、羽生竜王が最後まで攻めを切らさず勝ちを収めました。

広瀬八段にとっては、ほぼノーミスにも関わらず、後手番でほぼ一方的に攻められて負けるという、角換わり腰掛け銀ではよくある流れにハマってしまった不運な一局に。
とはいえ、七番勝負の第1局の後手番を落としただけですので、傷は浅いといえます。
次の第2局の先手番を落とさないことが大事ですね。

羽生竜王にとっては、まずは白星発進でやれやれ、といった感じ。
最近のタイトル戦では1分将棋で逆転される場面もしばしば見られるようになりましたが、本局ではほぼ一本道の展開になっていたのが幸いしたのかもしれません。

まだまだ今年の竜王戦は始まったばかり。
これからも追いかけていきたいですね。

■きょうの藤井聡太(新人王戦決勝三番勝負 第1局)

さて今週はありました、きょうの藤井聡太。
10月10日に新人王戦決勝三番勝負の第1局が行われ、出口三段相手に勝利しております。

新人王戦の決勝戦は、ここだけ三番勝負となります。
16歳にして最後の新人王戦となる藤井七段としては、是が非でも勝っておきたいところ。
相手の出口三段は、奨励会三段ながら澤田六段などの強敵を破って決勝戦まで進出。
勝てば三段リーグ次点の権利を獲得できるだけに、出口三段にとっても重要な戦いといえます。

将棋の方ですが、振り駒で先手番となった出口三段が、中原流相掛かりを採用。
中原十六世名人が名人に復位した原動力となった戦法で、相掛かりを避ける相手には使えないという欠点はあるものの、かなり有望な戦法です。
基本的にろくに王様を囲わず、桂馬と歩で軽い攻めを繋げていくあたりは、現代将棋を先取りしていた発想といえますね。
序盤はこの戦法でポイントを稼いだ出口三段でしたが、藤井七段も鋭く切り返し、中盤戦では互角となります。

終盤戦の82手目で、藤井七段の王様が4三へ引っ張り出される、一見危なそうな局面もありましたが、そこで4四に歩を打って受けたのが、後々の展開まで見通した好手。
出口三段は当然ながらと、▲4五歩から▲4四歩と歩を使って王様をいじめに行きますが、ひらりと△5二玉とかわしてから△4六香と打ち据えたのが継続手。
出口三段はすぐに▲4七歩に受けたいのですが、あいにく4四に歩があるため二歩。
泣く泣く▲4三歩成から▲4七歩と受けたのですが、今度は藤井七段が△6五桂から攻勢に出て、そのまま攻めきりました。

出口三段もよく戦ったのですが、やはり藤井七段の底力が一枚上手か、といった印象。
1つ勝つのは不可能ではないでしょうが、もう1つ勝たないといけない、というのはかなり厳しい、という印象を受けます。
次の第2局は、10月17日に行われます。

■叡王戦 段位別予選終了 本戦抽選会やインタビュー記事など

最後に叡王戦の話題を。
先日木村九段の勝利で段位別予選が終了し、本戦抽選会が行われております。
抽選会の模様はニコ生で生中継という、いつものスタイルながらありがたいことに。
本戦はシード8名に段位別予選突破枠16名が加わり、合計24名のトーナメント戦ということで、8名のシード枠(1回戦なし組)があるのですが、今回は忖度なしの一発抽選。
というわけで。

・佐藤名人と中村王座の勝ち上がりを待つ渡辺大夢五段。
 この渡辺大夢五段って人はかなりの強豪なんだろうなあ(棒)
・佐藤「会長」九段、全く忖度されずに1回戦で松尾八段と対決。
 また勝つと深浦九段と当たることに。
 抽選した鈴木「理事」九段、首筋の冷たい思いをすることに(おい)
・そして電話中継があると知りつつ、あまりに待たされたんでついつい飲んじゃった行方八段。
 結果、酔っ払いなめちゃんのノーガードでの生中継が実現。
 どろり濃厚、混じりっけなしの純粋な絡み酒で、色々とロックな性格の行方八段。
 関係者の背筋がまたも冷たくなる展開に(待て)
・最後に抽選に残った金井六段、めでたくシード枠に。
 しかし相手は、斎藤慎太郎七段か藤井七段の二択。
 残り物には福が…ありませんでした(涙)

たいへん楽しゅうございました。

そして。
本戦入りした24名全員に、白鳥「りゅうおうのおしごと!」先生がインタビュー記事を書くという無謀…もとい、野心的な企画が。
前回の叡王戦七番勝負でも、力作の観戦記をネットに上げてくれていたのですが、今回はそれにも増して密度の濃い記事となっております。

ここに来る方に特にオススメしたいのが、vol.3の丸山九段の記事。
将棋ネタ少なめで、食事ネタが大半、ということで、将棋知らない人にも入りやすいのと、プロの将棋における栄養補給の重要性、という実はかなり重要なテーマを丸山九段が熱く語る、というガチっぷりが魅力的。
うう、早いとこ書籍で読みたいものです。

最後に、インタビュー記事のリンクを貼っておきますね。
「叡王戦24棋士 特別インタビュー」(リンク)

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Commented by amaki at 2018-10-17 19:10 x
mitsuboshi03 様

初めての書き込みになります。
こちらのblogの趣旨と異なる、書き込みで恐縮です。
こちらに書き込んだ理由なのですが、ご友人で、塩はうまくてまずいですの、hosokawa18272様の件です。
もう1ヶ月以上、更新がされておらず、常連の方々から心配の声が上がっています。
直接お会いしているohtsuki19 様でしたら、何かご存じないかと思い、こちらに書き込ませて頂きました。
お忙しい中、恐縮ですが、よろしくおねがいします。
Commented by mitsuboshi03 at 2018-10-21 15:50
コメントありがとうございます。
先日電話で連絡が取れましたので、細川氏のblogへ結果をコメントしておきました。

忙しくて当分更新は無理そうです。
期待せずお待ち下さいませ。
Commented by amaki at 2018-10-21 20:08 x
mitsuboshi03 様

ご返答、ありがとうございます。
年末も近くなりお忙しい中、直接お電話まで、、大変恐縮です。。季節も移り逝く中、御自愛下さいませ。
by mitsuboshi03 | 2018-10-14 10:51 | 将棋 | Comments(3)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


by mitsuboshi03