将棋つめちゃいました(サッカーW杯 ベスト4出揃う)

サッカーW杯も、いよいよベスト4が出揃いましたね。
フランス・ベルギー・イングランド・クロアチア。
フランスは行くかなーと思ってたのですが、残りはベスト8で消えるかと思ってた勢が一歩抜け出した感じ。
ロシアが謎の強さを見せ、もしかしたらここに食い込む可能性もあったのには流石に驚かされましたが。

あと、日本代表は残念ながら今回もベスト8の壁を越えられず。
これについては別件で記事にできるかなー、どうしようかなー、といった感じ。
今月忙しいのよね(涙)

さて今回も将棋ネタ。
濃いネタが2つほどありますので、数は少なめでお送りします。

■王位戦七番勝負開幕。開幕局は菅井王位が制す(王位戦七番勝負 第1局)

この時期のタイトル戦といえば、なんといっても王位戦。
七番勝負という長丁場もさることながら、高橋九段など、若手がビッグチャンスを掴みやすいタイトル戦というのも魅力的ですね。

そのビッグチャンスを去年掴んだ菅井王位に挑戦するのは、「無冠の帝王」こと豊島八段。
長らく羽生世代など年上勢とのタイトル戦で涙を飲んできましたが、同世代対決とあっては流石に負けられないところ。
初の平成生まれ対決を制するのは、果たしてどちらか。

さて開幕局ですが、7月4・5日に愛知県豊田市の「ホテルフォレスタ」で行われ、菅井王位が制しております。
将棋の方ですが、振り駒で先手番を握った菅井王位が、スラスラと先手中飛車へ誘導。
振り飛車党のプロ棋士が先手を持ったなら、今のところ大本命の戦法と言えます。
これに対して豊島八段は、角筋を保留しておいて右銀をニョロニョロと6四まで早めに進出し、菅井王位の左銀を6六に構えるよう強いてから、今度は左銀を4四へ進出させるという二枚銀戦法を採用。
私のような居飛車急戦党としては、胸が躍る展開といえます。
ただしこの戦法、序盤を居飛車側優位に進められることが多いのは長所ではありますが、中飛車側の美濃囲いに対し、ペラペラの船囲いで守らなければならないのは大きな弱点で、現実的には居飛車側を持ってると、苦労の多い将棋になることが多いです(涙)

中飛車側がじっくり好形に構える策もありましたが、鋭い攻めが信条の菅井王位は、そんなのかったるい、と言わんばかりに速攻を志向。
これに対し、一瞬の斬れ味が魅力の豊島八段も、逃げちゃだめだとその筋に乗っかります。
結果、準王手飛車が盤上で実現する派手な捌き合いとなりましたが、それが一段落してどう指すか、と見られていたときに豊島八段が54手目に指した△5四角が疑問の一手だったようで、そこからは豊島八段の勝ちにくい展開となってしまったようです。
最近はろくに王様を囲わずに速攻で勝負を決める将棋が多くなりましたが、こういう将棋だと、やっぱり王様の囲いが硬いのは正義ですね(涙)

菅井王位がエースの中飛車を立てて、快勝できたのはなにより。
七番勝負と長丁場ではありますが、やはり緒戦を勝てたのは大きいです。
あとは後手番をどのように凌ぐかが今後の課題となりますね。

一方敗れた豊島八段ですが、居飛車党との対戦が続く中、プロ棋士振り飛車党筆頭である菅井王位相手に対策を練らねばならないのは、かなりのハンデ。
限られた時間の中で、まったく違う将棋を研究しなければならないのは、辛い。
あの羽生二冠も去年結局克服できなかったことですが、豊島八段はこの苦境を乗り切ることができるでしょうか。

■きょうの藤井聡太(王座戦本戦準決勝で斎藤慎太郎七段に敗れる。順位戦は勝利)

さてきょうの藤井聡太。
今週はここ最近での鬼勝負といえる、王座戦本戦準決勝で斎藤慎太郎七段と戦い、残念ながら敗れております。

斎藤慎太郎七段といえば、25歳と藤井七段とは一回り年上に当たる、俊英揃いの関西若手の中でもトップクラスの実力の持ち主。
2015年にあのAperyを電王戦で下し、また昨年の棋聖戦で挑戦者になったことも記憶に新しいです。
藤井七段との共通点としては、彼も詰将棋選手権を二度制していること。
ただし詰将棋を作るのは得意ではないようです。
また特筆すべきは、一般紙のグラビアを飾っていても何らおかしくないほどのルックス。
普段はごっつい黒縁のメガネで素顔を隠しているのが残念でなりません(おい)

さて将棋の方ですが、後手番の藤井七段が角換わりを拒否して雁木模様に構える、最近よくある形に。
藤井七段が王様を囲わずに6四へ銀を進出させたのに対応してか、斎藤七段も王様の囲いより右四間飛車の攻撃形を築くことを優先。
その結果、30手ほどで斎藤七段の速攻が始まる、激しい将棋となりました。

中盤のねじり合いを制したのは斎藤七段。
しかし、藤井七段も王様を五段目まで進出させ、例によって怪しく最終盤でのワンチャンスを狙います。
しかしそこはこちらも終盤に持ち味のある実力者の斎藤七段。
難解な終盤戦をきっちりと読み切り、103手で斎藤七段が勝ちを収めました。

藤井七段も実力をつけてきましたが、それでも斎藤七段の牙城を崩すことはできませんでした。
勝てば渡辺棋王との挑戦者決定戦、という大一番を落としたのは残念ではありますが、とにかくこういう将棋を数多く指すのが今後につながると思います。
一番一番勝ちを重ねて、こうした大舞台へ出る機会を作っていくしかないですね。

あと、7月3日に行われたC級1組順位戦の第2局ですが、111手で豊川七段相手に勝ちを収めております。

豊川七段の裏芸といえる向かい飛車に対し、9筋の端歩を突き越して銀冠の大模様に構えた藤井七段。
中盤あたりは、形勢自体は藤井七段が良くても、玉の硬さで豊川七段が優位に立つため、勝つのは容易ではないと思いながらニコ生を見ていたのですが、自玉の安全度を正確に見切りつつ確実に攻める藤井七段の指し回しが抜群で、豊川七段に粘りを与えずに勝利しました。

解説での軽妙なオヤジギャグで名高い豊川七段も、こと将棋では鬼のファイターと化します。
結果は幸いしませんでしたが、迫力ある対局姿を見られたのは良かったです。

さて順位戦では順調に白星発進を飾った藤井七段ですが、地震の影響で延期となった対森下九段戦の日程が7月20日に決まったようです。
高校はちょうど終業式のあたりですかね。
暑い夏休みですが、なにしろ高校は休みですので、この間に対局を重ねたいところ。


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Commented by bleem! at 2018-07-11 16:38 x
拙ブログにコメントありがとうございます。

>ロシアが謎の強さを見せ

ロシアはやっちゃってますね。検査とかどうなってんでしょうね。まあこの辺で負けてくれて良かったねー(棒読みってやつですかね?

フランスの相手はクロアチアかイングランドか?でも確かイングランドって育成失敗してる、ドイツに凄い差付けられてるってハナシだったのに?

>解説での軽妙なオヤジギャグで名高い豊川七段

https://www.amazon.co.jp/%E8%B1%8A%E5%B7%9D%E5%AD%9D%E5%BC%98%E3%81%AE%E5%B0%86%E6%A3%8B%E3%82%AA%E3%83%A4%E3%82%B8%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%82%B0%E5%A4%A7%E5%85%A8%E9%9B%86-%E3%83%BC-%E5%B0%86%E6%A3%8B%E3%82%92100%E5%80%8D%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%82%80%E6%96%B9%E6%B3%95-%E8%B1%8A%E5%B7%9D-%E5%AD%9D%E5%BC%98/dp/4074275201

本まで出てるとは知りませんでした!
Commented by mitsuboshi03 at 2018-07-15 14:25
コメントどもです~♪

>ロシアはやっちゃってますね。検査とかどうなってんでしょうね。

FIFAによると、
「不正はなかった」
とのことです(白々しい)

>でも確かイングランドって育成失敗してる、ドイツに凄い差付けられてるってハナシだったのに?

買っておいたW杯特集本の中にあった記事ですが、プレミアリーグ開始直後に廃止したアカデミーを、最近復活させたのが育成に利いていたようです。
一旦廃止したのは、「各クラブの育成に任せる」とのことだったのですが、それってぶっちゃけ金がなかったんじゃ(以下略)

>本まで出てるとは知りませんでした!

将棋界オヤジギャグの雄、豊川七段。
豊川七段の解説を聞いているうちに、ついうっかり将棋オヤジギャグを普通に使ってしまう「T-ウイルス」保菌者が後を絶たないようです(おい)
by mitsuboshi03 | 2018-07-08 15:12 | 将棋 | Comments(2)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


by mitsuboshi03