将棋つめちゃいました(サッカーW杯 予選リーグ終了)

サッカーW杯の予選リーグが終わりました。
この時期はとにかく試合数が多いので、ざっと見てはデータを消す日々。
消すには惜しい試合もあるのですが、残念ながらデータの保管量が有限なので(涙)

さて日本ですが、色々批判を受けながらも16強へ進出。
コロンビア戦での奇襲で拾ったようなもんですが、塀の中へ落ちない限りは、勝った方が正義。
勝負事には勝たねばなりません。

それにしても西野監督。
ポーランド戦では大胆なターンオーバーを敢行。
のみならず、0-1で迎えた終盤で、悠々とボール回しを指示するとは。

ボール取られて2点目取られたらダメ。
イエローカードもらってもダメ。
またセネガルがコロンビア相手に点獲ってもダメ。
実は見た目以上にリスクの高い指示。
そんな肝っ玉の太い人だとは思ってもいませんでしたがw

さて今回も将棋ネタ。
名人戦は終わりましたが、来週から王位戦七番勝負が始まります。
史上最速で梅雨が明けましたが、将棋界でもいよいよ夏本番、ですね。

■豊島だってにんげんだもの(棋聖戦五番勝負 第3局)

さてまずは、6/30に静岡県の沼津倶楽部で行われた棋聖戦の第3局から。
近年おなじみの対局場所となったこの沼津倶楽部ですが、明治時代の建物だけあって、とにかく夏は暑いことで有名。
そんな中でも、羽織袴で戦う両対局者には頭が下がります。

さて将棋の方ですが、後手番の羽生棋聖が、またも驚きの序盤を披露。
相掛かりを指さない豊島八段が初手▲2六歩というのも意外でしたが、そこから羽生棋聖が2手目△3二金から△7二飛と袖飛車に構えたのが驚きの構想。

私なりの見立てですが、初手▲7六歩に△3二金とやると、振り飛車にされて不利。
初手▲2六歩と居飛車戦を表明したのを見てから△3二金とやるのがポイント。
また飛車を定位置から一つ左にずらす袖飛車は、7五に歩を伸ばすことによって、先手の角を不自由にさせるのが作戦上のメリット。
王様を固く囲えないのが弱点ではありますが、これも奇襲戦法として使う分には十分成算のある戦法と言えます。
それにしても羽生棋聖、引き出しがずいぶんと多いですなあ(ため息)

さて本局の序盤から中盤にかけてはというと、豊島八段が右銀を進出させたのが少々疑問の構想ではあったのですが、それに対して羽生棋聖が△1三角と角を活用させようとしたのがまた急ぎすぎだったようで、みるみるうちに形勢は豊島八段優勢の局面に。

コンピュータはここから激しく寄せに出て勝てる、と見てましたが、いつもならそういう筋に踏み込むであろう豊島八段の手が伸びない。
愚直に羽生棋聖の攻め筋を消し、確実に羽生玉へ迫ります。
羽生棋聖にも逆転の筋があったようですが、それを逃してしまってからは、豊島八段が一歩一歩着実に羽生棋聖を追い詰めていき、145手で豊島八段が勝利を収めました。

いつもならコンピュータのような派手な攻め筋へ踏み込む豊島八段ですが、本局は羽生棋聖の攻めを消しに行ったりといった地道な手が目立ちました。
決していつものようなかっこよさは無かったのですが、第2局での反省を生かしたのか、人間らしい愚直な指し回しを見せたのが結果的に功を奏したように見えます。
来週から王位戦も始まりますが、あと1勝、なんとか勝ち取りたいところです。

そしてカド番に追い込まれた羽生棋聖。
後手番らしく大胆な構想を見せ、途中までは勝つチャンスも十分あったと思いますが、そこを勝ちきれないのがやはり年齢による衰えなのかなあと思ってしまいます。

全盛期なら、こういう将棋は逃さなかったと思えてなりません。
でも40代後半になると、こういうのはどうしても出てくる。
とにかく次頑張るしかないですね。

■きょうの藤井聡太(増田六段に昨年のリベンジを果たされる)

さてきょうの藤井聡太。
今週は竜王戦本戦で増田六段と戦い、残念ながら破れております。

増田六段といえば、「矢倉は終わった」「詰将棋は意味ない」などの発言で有名。
ビッグマウスというよりは、思ったことがすぐ口に出てしまってるだけ、という気がしてますw
とはいえ、こちらもまだ20歳と現役二番目に若い棋士。
関東将棋界を背負って立つ逸材と評価されており、去年の同じ舞台で藤井七段にデビューからの29連勝を達成させられた屈辱のリベンジを果たそうと、爪を研いでおりました。

さて将棋の方ですが、先手の増田六段が矢倉を志向。
しかしもちろん昔ながらのじっくりした相矢倉ではなく、桂馬を早々に跳ねる、現代風の急戦矢倉に構えます。
以下、増田六段が攻め、藤井七段が受ける展開に。

中盤から終盤にかけてですが、藤井七段が先に飛車を成りこんだ時点では、藤井七段の方が良かったように思えます。
しかしそこから増田六段が▲9五角と、取られそうな角をタダ捨てしたのが藤井七段の意表を突いたようで主導権を奪回。
その後もお互いに勝ち目のある展開となりましたが、最後は増田六段が勝ち切りました。

藤井七段にとっては惜しまれる将棋となりましたが、後手番なので仕方がなかったとはいえ、中盤以降で持ち時間が常に少ない状況となり、それが結果的に祟った気がします。
竜王戦は終わりましたが、まだ王座戦があります。
また、順位戦も始まります。
頑張って欲しいですね。

あと、増田六段にとっては大きな1勝でした。
次は佐藤会長との一戦が控えてます。
こういう将棋を勝っていくのが、評価を上げる一番の近道。
こちらも頑張って欲しいですね。

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by mitsuboshi03 | 2018-07-01 11:27 | 将棋 | Comments(0)

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