将棋つめちゃいました(まだまだお正月?)
2015年 01月 11日
今は王将戦第1局と都道府県女子駅伝を見ながらこれ書いてます。
王将戦第1局は最近よく対局場になっている掛川城でやっているのですが、そんな遠くないしいっぺん見に行こうかな。
というわけで今回は将棋ネタ。
年明けすぐですが、早くも大ネタが。
■内藤九段、3月末で引退
まずは年明け早々に衝撃が走ったこのネタ。
順位戦C級2組で現役を続けていた内藤九段が、先日3月末での引退を発表しました。
成績的にはもう数年は現役を続けられたのですが、何しろ75歳ということで正座での対局がキツくなっていたようです。
升田先生も「椅子ならまだ指せる」と言いながら引退していたのを思い出しました。
年取ると膝とか辛いですからね。
何といっても現代横歩取りの源流と言える△3三角型の使い手として知られていますが、他にも
・阪田三吉の孫弟子(藤内金吾「神戸組」門下)
・そのせいもあってか、阪田流三間飛車や阪田流向飛車を実戦で採用。
・今は亡き将棋マガジンで阪田流三間飛車の講座もやってました。
・詰将棋作りの名手としてもつとに有名(「ベン・ハー」、先手/後手初型詰将棋ほか)
・「おゆき」でのミリオン歌手としての顔も。
・三段リーグ卒業して半年時間が余ったとき、つい歌手学校に通ってしまい歌手になったらしいw
とプロ棋士としては多彩な一面を持った方でした。
なお今回の引退については、長年関西棋界でライバル関係にあった有吉九段が74歳で引退したので、1年だけ引っ張ったんじゃという声をどっかで聞いてつい「なるほど」と思ってしまった次第。
なお有吉九段との関係については米長永世棋聖との対談で、
一緒に居てもしゃべらないだけ。
仲は悪くないんですよ。
と語っていました。
深いw
■里見女流、女流棋戦に復帰
こちらは明るいニュース。
昨年病気療養のため三段リーグと女流棋戦を休業していた里見女流が、今月からまず女流棋戦に復帰しました。
体調はまだ上がりきってはいないようですが、それでも復帰戦で中井女流を下したのは流石。
三段リーグと女流棋戦の二足のわらじは大変だと思いますが、とにかく生活のリズムを整えて頑張って欲しいです。