<   2017年 12月 ( 5 )   > この月の画像一覧

ちょいと昔の話になりますが、『ベイビーステップ』、ひとまず終わっちゃいましたね。
ただの高校生だったエーちゃんのプロ生活をもっと見てみたかったのですが、作者としてはとりあえず描きたいことは描けた、ということなんでしょう。
お疲れ様でした。
次回作が全くの新作になるか、続編になるかはまだわかりませんが、楽しみにしております。

さて今年最後の投稿になりますが、今日も今日とて将棋ネタ。
年末にかけての話題をざっくりと。

■黒沢最強伝説終結。永瀬七段が棋王戦挑戦決定

まずは棋王戦の挑戦者決定戦から。
途中から2敗失格方式のトーナメントとなる棋王戦ですが、挑戦者決定戦では既報の通り、敗者復活戦から這い上がってきた黒沢五段が、勝者組の永瀬七段を下して12月27日の最終決戦まで持ち込むことに成功しました。

さてその最終決戦ですが、黒沢五段の先手中飛車から両者穴熊に組むという、両者とも「絶対に負けられない」という意志をひしひしと感じる戦型となりました。
中盤まではプロ間でも見解の分かれる互角の形勢だったようですが、永瀬七段が4三に居た守りの金を4四から5五、そして5六と進出して中央を制圧した構想がうまく、さらにこの突出する金の働きを助けるために△9二角と端角を打ったのがまた好手で、以下は永瀬七段が終盤を上手くまとめて勝利を収め、渡辺棋王への挑戦権を獲得しました。

永瀬七段のタイトル挑戦は、昨年の羽生棋聖への挑戦以来2回目となります。
今年は菅井王位・中村王座と同世代のタイトルホルダーが誕生していることもあり、本人にも期するものがあることでしょう。
「練習将棋なら毎日でも指せます」と豪語する、将棋界でも努力の量では指折りの棋士。
相手は強敵渡辺棋王ですが、健闘に期待します。

また渡辺棋王も、ここでむざむざと無冠に陥ることは避けたいはず。
竜王戦では調子が上がる前にやられてしまった印象ですので、棋王戦では始めからエンジン全開での好勝負を望みます。
ご本人のブログにあった、旅行先で「『棋王 渡辺 明』のサインを書いてむしろ失冠を実感しました」という言葉が印象に残っています。
まだまだ若いんですから、頑張ってくださいよ、ホントに。

■きょうの藤井聡太(王座戦1次予選で豊川七段を下す)

さてきょうの藤井聡太。
12月28日に王座戦1次予選で対豊川七段戦を戦い、先手番で順当に勝利を収めております。
まだデビュー2年目だというのに、この年の瀬でも対局がつくというのは、やはり並の棋士ではないですなあ。

先日深浦九段に敗れて初代叡王の道を絶たれてしまいましたので、これからは予選と順位戦でコツコツと勝ちを拾っていく日々が続きます。
デビューからの29連勝時には鋭い攻め味が魅力でしたが、ここ最近ではしぶとい受けや、ベタ読みしないと浮かびにくい手をよく指して勝っている印象を受けます。
確実に実力をつけている感じですね。
いい傾向だと思います。
来年もその調子で頑張って欲しいですね。

■今年の将棋界を振り返って

昨年の今頃は竜王戦問題で大いに揺れた将棋界でしたが、今年は前半に藤井四段のデビューからの29連勝、後半に羽生永世七冠の誕生と、いい意味でここ数十年以来の話題の多い年となりました。
他にも二人の新タイトルホルダーの誕生や、加藤九段・森九段・森(信)七段らの引退、そして大内九段の逝去といった話題が個人的には印象に残っております。

今年みたいな年は中々ないでしょうが、来年も将棋界にとって良い一年でありますように。

[PR]
by mitsuboshi03 | 2017-12-31 07:42 | 将棋 | Comments(3)
ある日のこと。
病院での問診を待っている間、神の啓示を受けた。

「みつぼし…貴方の心に直接語りかけています…
 スマホを買うのです…
 いいですか…今すぐスマホを買うのです…」

まあ今の携帯も長い付き合いですし、今どきガラケーだと色々と困る場面も出てきて困ってはおりましたし、神の啓示を受けたのなら致し方ないよね、というわけでgoogle大先生に色々聞いてみたところ、結局この機種に決めました。


1年落ちながら、そこそこのメーカーのフラッグシップ機がタダ同然で叩き売られているとあっては、お買い得なのではと。
そもそも、電話とメールくらいしか使う気ありませんし(おい)
あと、スマホ辞典さんのサイトの記事が非常に秀逸だったというのも大きかったです。


「本当に価格とのバランスが良い意味で壊れている格安機です。」
のコメントがキレ味バツグンで。

「もしこの記事が嘘っぱちだったらどうするんでえ?」
「笑ってごまかすさぁ!」(コブラ風味)

もう少しお金を足せば、iphone SEという選択肢もあったようですが、以前の職場でアップルに深い深い傷を負っている身としては、生理的に受け付けませんでした(おい)
あそこ、マジでえげつないんだもん…(以下略)

使い始めて1週間ちょいですが、まあまあ順調に使っております。
それにしても、スマホは使い方を色々と調べないと使えないのが辛いですな。
商品としては明らかにガラケーの方が優れてるんだけどなあ。
これくらいの機能を積んだ超低価格機なんての、どっかで作らないかしらん。
 ・電話
 ・メール
 ・LINE
 ・メモ帳
 ・カレンダー(兼スケジュール帳)
 ・おサイフケータイ
 ・カメラ2つ(自撮り対策)

あ、そうそう。
LINEも一応本名(ローマ字)で登録してます。
東ムラカム様は捕捉できましたが、ワークスLINEは未だ発見できず。
まあ、新年会のときにでも入れてもらいますか。

[PR]
by mitsuboshi03 | 2017-12-27 21:07 | 日常 | Comments(2)
子供を遠くの小学校に通わせている関係で、毎朝6時過ぎに子供を起こし、着替えさせて朝ごはんを食べさせ、6時45分には嫁にバス停まで車で送ってもらうことにしております。
当然ながらこの時期だと、夜明け前にこれをこなさなければならず、起きるのもさることながら、とにかく朝ごはんを食べさせるのが難しい。

というわけで、私が一計を案じて、起き抜けに娘と二人でストレッチと体操をすることにしました。
ビートたけしの番組でイチローがやっていると言っていたストレッチの一部と、妹が寝ながらやってる体操を組み合わせてやってます。
体操をして、神棚に手を合わせた後、カレンダーにマジックで○をつけるのが娘にとっては楽しいようでなにより。
本来の目的である、朝ごはんもきちんと食べられるようになってホッとしております。
まだ始めて数日ですが、とにかく続けていきたいですね。

さて今回は「きょうの藤井聡太」の特別編として、昨日の12月23日に行われた、叡王戦本戦1回戦での対深浦九段戦について、ちょろっと書いてみることにします。
詳しい棋譜解析なんかは他でやっていると思うので、ちょっと別の角度からこの将棋について書いてみることにしますね。
なお、この後に書かれていることはあくまで私の仮説であり、真実であるとは限らないことは最初に述べておきます。
あと、この対局の棋譜は叡王戦公式サイトにありますので、よろしければそちらも一緒に見ながらこの記事を読んでいただけると、より分かりやすいかと思います。

深浦九段。
王位を3期獲得し、今なお順位戦A級で活躍を続ける超一流棋士である。
彼の将棋の本質は、何と言っても粘りと根性。
粘りと根性、と書いて深浦将棋と読む、と言っていいくらいのものである。
粘りと根性を出すには気力体力の充実が不可欠で、40代後半にもなってこれをやり続けるのは大変難しいのだが、未だにこれをやり続けているという稀有な棋士である。
また強豪棋士相手になればなるほど実力を発揮するのも特徴の一つで、あの羽生永世七冠相手にもそこそこの成果を上げているという数少ない棋士の一人でもある。
この叡王戦でも九段戦予選決勝で、羽生ファンの期待を裏切る勝利を収めて本戦入りを果たしている。

さて今回の対局の話に移ることにしよう。
将棋には二つの勝ち方がある。
盤面だけで勝負をつけるパターンと、相手の心をへし折って、悪手を指させて勝つパターンである。
現役A級棋士である深浦九段でも、盤面だけで藤井四段に勝つのは困難である。
対局前からそれを悟っていた深浦九段は、はなっから藤井四段の心をへし折ることに徹することにした。

まず序盤。
振り駒で後手番を引いた深浦九段は、最近得意にしている雁木ではなく、△3二金~△6二銀~△7四歩の形を選択する。
こうすると本譜の通り、序盤早々から先手に▲2四歩から飛車先を交換され、▲7四飛と1歩得を許す展開となるのだが、その分△7三銀から△6四銀と銀を早めに中央に繰り出して盤面を制圧することができ、おまけに先手は飛車しか動いていない上にその飛車の動きも制限できる、というのが後手の主張で、特に若手棋士の間では水面下で盛んに研究されている戦法とのことである。
まだ定跡が整備されていないこともあり、力戦調の将棋になるというのも魅力の一つで、この戦法自体は知っていても、まさか自分にぶつけてくるとは思わなかったであろう藤井四段へ、まずは軽くジャブを繰り出した格好となった。

こういう力戦調の将棋となると、王様の囲いが薄くなることもあり、序盤からどうしても時間も神経も使う将棋となる。
局面自体はジリジリと藤井四段がリードを広げていたものの、消費時間は藤井四段の方が1時間ほど多いという展開のまま終盤を迎えていく。

さて終盤戦。
深浦九段の飛車と角と金1枚は盤面の左上に押し込められた格好。
飛車と角と金1枚落として藤井四段に勝て、というのはかなりの無理ゲーであるが、そこは粘りとド根性が信条の深浦九段。
92手目の△3一歩などという平謝りの手を平然と指すという、私から見れば泣きそう展開ながら、とにかくノンストップで藤井四段の持ち時間を削りつつ、自分も持ち時間を使わずに、藤井四段に考えさせない展開を強いる。

盤面は、自玉さえ詰まなければそれでいい。
とにかく、藤井四段の心さえ折れればいいのだ。

すでに1分将棋の状態が続く藤井四段。
それでもここまで正確な指し回しを見せてはいたのだが、最終盤になって突如指し手が乱れ始める。
千日手や持将棋も視野に入る泥沼の展開となり、解説の中村王座や聞き手の塚田「えりぽん」恵梨花女流は完全にナチュラルハイに。
対局日がクリスマスイブイブなこともあり、ニコ生運営も、「メリー千日手ですか?」と終局が日付変更線を越えることを恐れだす。

これが、これこそが深浦ワールドだ。
深浦九段の執念は、ついに藤井四段を捉えたのだ。

局面自体は二転三転の状態となったのだが、こうなってしまうと、どうしてもキャリアと持ち味の差が出てしまう。
最後は深浦九段が、藤井四段の王様を鮮やかに即詰みへと追いやった。

とにかく、とにかく密度の濃い一戦でした。
終局時に涙を見せた藤井四段ですが、本気の深浦九段を相手にこういう将棋を指せたことは、将来のための貴重な財産となることでしょう。
ただ勝つだけなら終盤に時間を残すべきだったでしょうが、難解な力戦調の将棋でしたし、トップ棋士相手の対局の経験値が足りない若手だと、どうしても経験で読みの枝刈りをするのが難しいですから。

今回は藤井四段にとっては残念な結果となりましたが、強くなるためにはこういう将棋をどんどん指していくことが重要なこと。
とにかく、トップ棋士と戦えるように、勝ち続けていくしかないですね。

あと、深浦九段の粘りとド根性には改めて唸らされざるを得ませんでした。
あの将棋を逆転するとはねえ、驚きました。
脱帽。
タイトル戦としては初代叡王の座も、もしかして視界に入ってきたかも?

さて今日の叡王戦は佐藤名人(叡王)と金井六段戦ですか。
他にやらなきゃいけないこともあるから、ながら見程度でちょろっとコメント入れるくらいの気持ちでいきますか。
でないと明日の仕事に差し支えるので(切実)

[PR]
by mitsuboshi03 | 2017-12-24 08:39 | 将棋 | Comments(0)
ああ忙しい忙しい。
残業三昧の合間を縫って、年賀状にスマホへの切り替えに忘年会に(?)
やっぱ年の瀬って、何かと忙しいですなあ。

さて今回も将棋ネタ。
日程は変則的ですが、最近やってなかった、ここんとこの棋戦情報を少し書いてみますね。

■黒沢怜生五段、百万馬券の大当たりとなるか(棋王戦 挑戦者決定戦)

まずはタイトル戦の動向ですが、挑戦者が決まる大詰めを迎えているのがこの棋王戦。
決勝の舞台に駆け上がったのは、すでに実績十分な若手筆頭格の永瀬「軍曹」七段なのはまだいいとして、そのお相手が何となんと大穴も大穴な黒沢怜生五段とは。

黒沢怜生五段、というとNHK杯戦の記録を長く務めたことで有名な棋士。
師匠は天下御免のオタク棋士、高橋道雄九段でございます。
それにしても、実績からすれば棋王戦本戦に出られただけでも僥倖、といった感じなのですが、こと今回の本戦トーナメントの成績を見てみますと。

○行方八段
○橋本八段
○鈴木大介九段
☓三浦九段→敗者復活戦へ
○佐藤天彦名人
○三浦九段
○永瀬七段

と、錚々たるメンツを軒並み薙ぎ倒し、ここまで勝ち上がっております。
もしこれがラスベガスで賭けの対象となった場合、エルビス・プレスリーの生存説(実は根強くある)より倍率は上だったことは確実でしょう(おい)
三浦九段に負けたタイミングもよく、棋王戦特有の敗者復活システムに救われているというのもこれまた運が良い。
この快進撃、どこまで続くのでしょうか。

2敗失格方式という、ソフトボールなど海外では結構なじみのあるスタイルなこの棋王戦決勝トーナメントですが、すでに上で結果を出した通り、第1局を黒沢五段が制しております。
ホントの最終決戦となる運命の第2局は、暮れも押し詰まった12月27日に行われます。

■きょうの藤井聡太(NHK杯戦で敗れるも、順位戦と朝日杯で結果を残す)

さてきょうの藤井聡太。
しばらく更新をさぼっている間に、続々と対局が行われております。

まずはNHK杯戦。
テレビで放映されました通り、稲葉八段に敗れております。
とはいえ、横歩取りで中盤不利となり、普通なら70手そこそこで終わりそうなところを、170手近くまで粘り抜いた二枚腰はさすが次世代の旗手、というところを見せてくれました。
とはいえ相手は今年の名人挑戦者であり、関西若手筆頭格の稲葉八段。
後々自分の地位を脅かすであろう新鋭にここで弱みは見せられない、と必死の指し回しで勝利を掴みました。

その前に行われたC級2組の順位戦では、高野智史四段と激戦を展開。
相手の高野智史四段も今期勝率6割を越す好調ぶりを示す通り、終盤までほぼ互角の戦いを展開しましたが、やはりそこは藤井四段の方が一枚上手だったようです。

ここまではいいとして、結果を知ってビックリしたのが12月15日の朝日杯。
屋敷九段、松尾八段という強豪をなぎ倒しての、堂々の本戦進出を決めました。

若くして棋聖となり、今もA級棋士として独自の道を切り開く屋敷九段。
竜王戦挑戦者決定戦での死闘は今でも語り草な松尾八段。
持ち時間が短い棋戦である朝日杯ということもあり、一発を叩き込みやすいとはいえ、この二人を破ったことは、藤井四段としても価値ある勝利だったのではないでしょうか。

次の対局は、今度の土曜日の12月23日。
叡王戦本戦で、深浦九段と激突します。
最近はニコ生中継での、軽妙な語り口からの鋭い手の指摘とのコンビネーションが絶妙な解説での活躍が目立つ深浦九段ですが、藤井四段のような、普通の将棋ファンが勝って欲しいと願う棋士を、容赦なく叩きのめすという空気の読まなさぶりはピカイチ(おい)
叡王戦九段予選決勝でも、羽生ファンの期待を木っ端微塵に打ち砕いております。
15時から(放送は14時半から)と遅い時間からの開幕ということもあり、ガッツリ貼り付いて生観戦したいと思います。

あと、叡王戦本戦は12月22日にも渡辺棋王vs佐藤秀司七段戦が行われます。
竜王戦では苦杯をなめたとはいえ、渡辺棋王の強さは言わずもがな。
叡王戦本戦出場者最年長、50歳理事な佐藤秀司七段がまたも叡王戦で一泡吹かせられるかどうか。
うう、見たいのは山々なのですが、仕事とムラの忘年会には勝てないのだよ(涙)
おとなしく、タイムシフトで視聴させていただきます。

[PR]
by mitsuboshi03 | 2017-12-20 20:57 | 将棋 | Comments(0)
久々に母校が箱根駅伝にシード校として登場するんで、ついうっかり観戦ガイドまで購入。
しっかし、やっとこさシード校までなったのに、案の定表紙からハブられる我が母校ェ…。
まあ、達成すれば12年ぶりとなる連続シード入りを目指して、頑張って欲しいものです。

さて今回も将棋ネタ。
とんでもない大ネタが空から降ってきましたので、既報ではありますがそのネタを中心に、いつもながらざっくりと記事にしてみます。

そもそも永世七冠って、どのくらい凄いのか。

まず棋士になるために、奨励会に入らないといけない。
その試験がまず相当厳しくて、地元では負け知らずなアマ四~五段の小中学生が受験して、8割くらいが涙を飲むというありさま。
現役奨励会員相手に、五分以上の勝ち星を上げないといけない実技試験がとにかく鬼門。

んで、その選りすぐられた精鋭たちがふるい落とされるのが奨励会。
おおむね8~9割の奨励会員が、棋士になれないまま去っていくと聞きます。
ある年に奨励会に入った奨励会員が、全員棋士になれない、なんてこともありえない話しではないという、とてつもなく厳しい世界です。

やっとのことで棋士になれましたが、その中でタイトルを獲得できる棋士はほんの一握り。
1度でもタイトルに挑戦できれば超一流クラスで、実際にタイトルを獲得できた棋士は、歴史上でもたったの29人だけ(ウィキペディア調べ)
そのうち半分くらいが引退済みですので、現役棋士がだいたい150人居る中で、タイトル保持経験者はおおよそ1割、ということになります。

ここまでいって、遂に永世称号の話に入れます。

永世称号というのは、1つのタイトルをたくさん獲った棋士に与えられる称号。
たくさんってどのくらいや、というと、タイトル戦によって異なりますが、だいたい通算5期から10期、ひどいのになると棋王戦の連続5期、は取らないといけません。
世代を代表する棋士にとってもこれは限りなく無理ゲーに近く、1つでも永世称号を持っているのは、歴代でもたったの10名。
あの升田先生やひふみんほどの偉大な棋士でも、1つも永世称号を持っていない、ということでその難易度はお察し下さい。

ここまで踏まえた上で、永世七冠ってどうなのよと。

そんなバケモノなんて、この世に居るわけないじゃないですかハハハ。

と、去年までなら言えたのですが、できちゃったものは仕方がない。
羽生善治、あんたがナンバーワンだ。

それにしても、羽生二冠の今期は、最後に残っていた永世竜王を是が非でも取りたい、という強烈な意志をひしひしと感じました。
虎の子の王座と王位を失ってでも、とにかく渡辺永世竜王を破って永世七冠を取る、ということに賭けていたのかな、という一年だったと思います。

とはいえ、願うだけでタイトル獲れたら誰も苦労はしませんよ。
脱帽。
よくやった。感動した。

羽生永世七冠の強さについては以前私も記事にしていますが、とにかく24時間、365日将棋三昧、という生活を40年近くも続けてきている、ということと、新しいことを貪欲に取り入れる意欲が凄いな、と思っています。
また奥様のtwitterで書かれていた、

彼はどんなに遅く帰ってきても、二階の自室に篭って数時間研究してから眠りにつく。
時折、人間が発しているとは思えない、うめき声やため息が聞こえてくる。

といったような一文が大変印象に残っております。

10代や20代の頃に、羽生永世七冠並みの努力を重ねてきた棋士は山ほど居るだろう。
というか、そこまでやっても棋士にすらなれない者が大半だ。
しかし、40代後半になっても強くなろうという意志を貫く棋士が、羽生永世七冠以外にどれほど居るだろうか。

最後に。
当blogでは、割りと羽生永世七冠に厳し目なコメントをしていることが気になる、という方もいるかもしれませんので、私の羽生永世七冠に対するスタンスをここで書いておきますね。

かつて、私は虎だった。
虎であった私にとって、羽生善治や、森内俊之や、先崎学(小学生時代は最も高く才能を評価されていた)といった面々は、現実的な目標であり、倒すべき怨敵であって、決して憧れや夢などではなく、ましてや神などではなかった。
力量の差は明らかだったが、当時の私は、そういう気概だけは持っていたように思う。

今では借りてきた猫のような私だが、そういう時代があったことを、今でも懐かしく思っている。

[PR]
by mitsuboshi03 | 2017-12-10 16:33 | 将棋 | Comments(0)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


by mitsuboshi03