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先週は地域の秋祭り関係で色々忙しく、blogも1回お休みということに。
心身共に消耗したので、今週は回復に専念。
あ、blogの方はいつもの将棋ネタを縮小更新ぎみに。

■中村挑戦者、羽生王座を土壇場まで追い詰める(王座戦五番勝負 第2局)

まずはタイトル戦の動向から。
王座戦五番勝負は9月19日(火)に第2局が行われ、中村挑戦者が羽生王座を下し、対戦成績を2勝0敗として初のタイトル奪取に王手をかけています。

対局自体は第1局同様、終盤までもつれる展開に。
最後はこちらも第1局同様に中村挑戦者が若さと体力で押し切る形となりましたが、最終盤まで羽生王座に決め手を与えなかった中村挑戦者の指し回しを褒めるべきかなと。
また、いくら羽生王座が年齢による衰えがあるとはいえ、最終盤で競り勝つには相当の終盤力が必要になりますからね。

さて羽生王座を土壇場まで追い詰めることには成功した中村挑戦者ですが、最後にもう1つ勝つのが難しいのが絶対王者の羽生王座。
注目の第3局は10月3日(火)に新潟県の「温泉御宿 龍言」で行われます。

■きょうの藤井聡太(順位戦と王座戦予選で各1勝を上げる)

さてきょうの藤井聡太。
先週順位戦で佐藤慎一五段に、今週王座戦予選で小林健二九段に勝利しています。
対小林健二九段戦はニコ動の中継を見たのですが、小林健二九段の角交換振り飛車に対して機敏に7筋の位取りでポイントを上げ、最後は鋭く切り込んで勝ち切るという強い指し回しを見せてくれました。

レベルの違う相手にはこういう戦い方ができる、ということなんでしょうね。
あとはトップクラスを相手にした場合の戦い方ということになるんでしょう。
なお来週は9月27日(水)に棋聖戦予選で竹内四段との対局が予定されております。

■加藤桃子女王、女流王座への挑戦権を得る(女流王座 挑戦者決定戦)

最後は女流棋戦の動きを。

9月11日(月)に女流王座戦の挑戦者決定戦が行われ、香川女流三段を下した加藤桃子女王が里見女流王座への挑戦権を獲得しております。
香川女流三段も昨年の女流王将戦以来のタイトル挑戦に燃えていたでしょうが、やはり現役奨励会員の加藤桃子女王の実力が一枚上手だったようです。

加藤桃子女王が名を上げた思い出のタイトル戦となる女流王座戦で、再び活躍することができるでしょうか。
注目の第1局は10月26日(木)に高知市で行われます。


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by mitsuboshi03 | 2017-09-24 11:26 | 将棋 | Comments(0)
ある日のこと。

竜王挑戦を決めた私が関係者による内々の宴席に招かれ、先に座っていた香川女流に「お前こっち来い」と促されて席に座ることに。
たまたま対面した丸山九段に、開口一番「丸山先生も竜王戦では今ひとつですねえ」などとナチュラルに暴言を吐いて相手を苦笑させながら宴の始まりを待つ。

という夢を見ました(夢オチ、ダメ、ぜったい)

それにしても。
いくら夢とはいえ、去年を含め3度の竜王挑戦者になっている丸山先生に向かって今ひとつってことはなかろうよ。
もう少しリアリティってものをなあ(ツッコミどころそこかよ)
丸山先生、ごめんなさい。

こんな冒頭ですが、今回も将棋ネタ。
色々とネタの尽きない日々になってきましたので、またまた駆け足でお送りします。

■王座戦開幕。肝心の将棋は意外な結末に(王座戦五番勝負 第1局)

冒頭からして竜王戦から始めそうなものですが、しばし待たれい。
話には順序というものがあるんじゃ。

まずは9月5日(火)に仙台市で行われた王座戦五番勝負の第1局から。
王座戦というと夏のタイトル戦という意識が強いのですが、実は残暑というか初秋の時期にやるんですよね。
さて対局の方ですが、先手の中村挑戦者が角換わりを志向したところ、羽生王座がそれを拒否して「雁木でガンガンいこうぜ」と後手番ながら先攻してやや優位に立つ流れに。
それにしても毎度毎度思うのですが、羽生王座の引き出し広すぎぃ!

こうなれば後は羽生王座が逃さない、かと思われたのですが、局後の検討によると、どうやら羽生王座が仕上げのところで最善手を何度か逃したらしく、終盤は中村挑戦者の玉が盤面を右往左往する泥仕合の展開に。
そうはいってもこの展開で羽生王座が勝ちを逃すことはなかろうよ、と日頃の疲れもあってかここでニコ生での中継を打ち切った私。

まさかねえ、中村挑戦者の大逆転勝利とはねえ。

長年羽生王座を追っかけてきた私ですが、羽生王座がこういうグダグダの終盤戦を展開するってことは滅多になかっただけに、当の本人が一番ショックでしょうが、私にとってもショックの大きな一戦でした。
やっぱりねえ、40代も後半になると色々あるんですよ、色々と(経験談)

一方、中村挑戦者にとっては大きな一勝。
前回の対決でもフルセットまでもつれこんでいるだけに、次の第2局も勝って波に乗りたいところ。
今度は手番が後手になるので、戦法選択をどうするかが注目されます。
本命は二手目△8四歩から角換わりを受けて立つ、とでもしておきましょう。
第2局は、9月19日に大阪で行われます。

■羽生二冠、永世七冠への足掛かりを得る(竜王戦挑戦者決定三番勝負 第3局)

王座戦が終わるとすぐ、今度は9月8日(金)に竜王戦挑戦者決定三番勝負の第3局。
第一人者の宿命とはいえ、羽生二冠にとっては辛い流れです。

1勝1敗で迎えた運命の第3局で、めでたく先手番を引き当てたのは松尾八段。
一世一代の大勝負で選んだのは、第2局でも選んだ相掛かりからの横歩取らせ。
「この戦法にすべてを賭ける」という松尾八段の意気込みを感じさせる戦法選択でした。

横歩取りらしい派手な斬り合いが繰り広げながらも、一進一退の好勝負を展開。
どう結末がつくのかと思ってましたが、88手目に羽生二冠が△6九飛と王手を掛けた局面で、松尾八段が▲6八銀と銀を助けながら守るか、▲5八玉と金を助けながら飛車筋をかわすかの二択を迫られたところがクライマックスだったようです。
ここで松尾八段が▲6八銀と指してからはどうも勝ち目がなかった模様。
とはいえ、▲5八玉と正解を指していたとしてもきわどい変化が続くので、松尾八段を責める気にはさらさらなれません。
松尾八段が精一杯の抵抗を見せた好局だったと思います。

さて久々の竜王挑戦を決めた羽生二冠。
羽生二冠の強さの一つとして、「悪い流れを引きずらない」「一度殴られたら百倍返し」というのがあるのですが、今回もその強さを遺憾なく発揮した一局となりました。
これで王座防衛と竜王奪取を果たせば、夢のタイトル100期+永世七冠という空前絶後の大記録を達成することになります。
本人のみならず、熱烈な羽生ファンも待っている悲願達成ということになるのでしょうか。
また事情通というかひねくれたファンからすると、昨年の竜王戦にまつわる騒動で渡辺竜王に一杯食わされた因縁対決という見方もありますが(おい)

竜王戦七番勝負は、少し間が空いて10月20日(金)に開幕します。

■前期三段リーグ終了、新四段は2名に

今度は前期の三段リーグ。
プロ入りを賭けた骨肉の争いが展開される三段リーグですが、昨日の9月9日(土)に前期三段リーグの最終局が行われ、新四段が2名誕生することとなりました。

三段リーグは半年をかけてリーグ戦(全18戦、総当たりではない)が行われ、成績上位2名に加えて次点2回を獲得した者がプロ入りを果たすことになります(次点2回の場合はフリークラス行き、行かない選択肢もあり)
今回は次点2回を獲得した者が無く、成績上位の斎藤明日斗・古森悠太両三段が新四段の資格を得ることとなりました。
どちらも二十歳前後の新四段ということで、例年通りの展開になったかなと思います。

二人とも長く苦しい戦いを乗り切ったことに敬意を表します。
おめでとう。これからも頑張ってね。

なお活躍を期待される女性三段陣の結果ですが、序盤連勝して注目された西山朋佳三段は9勝9敗の五分。
また里見香奈三段は7勝11敗で負け越しの結果に。
それから里見香奈三段は年齢制限により、来年前期の三段リーグからは勝ち越さないと奨励会を退会することとなります。

なお、例年ですと四段昇格のためには少なくとも12勝6敗以上の成績が必要とされます。
実力同等以上を相手に、2勝1敗以上のペースで乗り切らないといけないのが辛いところ。
また、後からも続々と新たな三段が入ってくる。
厳しい世界です。

■きょうの藤井聡太(新人王戦で佐々木大地四段に敗れる)

さてきょうの藤井聡太。
今週は9月7日(木)に新人王戦の準々決勝で佐々木大地四段との対戦があり、残念ながら敗れました。
佐々木大地四段は、先程の三段リーグの記事で取り上げた「次点2回獲得によるフリークラス行き」を選択して棋士になった数少ない事例の一人です。
とはいえ実力は確かで、今年の2月に優秀な成績を上げたことによりC級2組への昇級を果たすスピード記録を達成しております。
今後も藤井四段と当たる機会は多いと思われる棋士の一人ですね。

なんとかこの新人王戦で棋戦優勝童貞を捨てて欲しかったのですが、今期はそれは果たせないこととなってしまいました。
まあ、普通の棋士はこんなもんです。
今まで勝ちすぎてたんです。
ここらでじっくり腰を据えて、将棋の実力をつけてもらいたいものです。

次回の対局は9月14日(木)。
順位戦で佐藤慎一五段との対局が予定されております。
ここまできたら、とにかく順位戦だけは星を落とさない勢いでいってもらいたいところ。

■伊藤沙恵女流二段、女流王将への挑戦権を得る

最後に女流の話題を。
女流王将戦の挑戦権決定戦が行われ、加藤桃子女王に勝った伊藤沙恵女流二段が女流王将への挑戦権を獲得しております。

奨励会の在籍経験がある伊藤沙恵女流二段ですが、ここ最近の活躍ぶりにはすさまじいものがありますね。
とにかくこういう勢いのあるうちにタイトルの1つや2つは獲っておきたいところ。
とはいえ相手は女流第一人者の里見香奈女流五冠。
厳しい相手ではありますが、とにかく勝たないことには先に進めません。

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by mitsuboshi03 | 2017-09-10 15:26 | 将棋 | Comments(0)
夏花火の締めくくりとしてすっかり定着した地元の新作花火大会を、娘のゴリ押しにより見に行く羽目にorz
午後から丸々一日潰れましたが、当の本人は途中からお疲れでスヤァ。
…(まあよくあることです)
風が強かったんで、煙が早々に消えて花火が見やすかったのは助かりました。
あと、妙齢のお姉さんのスカートが(以下略)
夏の本番とはまた一味違った花火が楽しめますので、機会があればぜひぜひ。

さて今回も将棋ネタ。
地区の行事で少々お疲れなこともあり、少々縮小更新ぎみで。

■菅井新王位爆誕!(王位戦七番勝負)

まずは決着した王位戦七番勝負から。
先週徳島市で行われた第5局で菅井挑戦者が勝ち、4勝1敗で七番勝負を制した菅井挑戦者が王位を奪取することとなりました。

肝心な将棋の中身ですが、後手番の菅井挑戦者が、阪田流向かい飛車と見せかけて飛車を三間に振るという新戦法を採用。
それにしても毎回毎回よくぞ振り飛車一本でネタが尽きないものです。
羽生前王位もこれには参ったんじゃないでしょうか。
とはいえ既にカド番で一つも落とせない羽生前王位、王様を矢倉に囲って徹底抗戦を図ります。
このまま収まればさらに居飛車穴熊や位を取っての銀立ち矢倉へのリフォームもできて先手まずまず、と思っていたのですがそうはさせじと菅井挑戦者がすかさず開戦し、細かい動きで羽生前王位に揺さぶりをかけます。
羽生前王位も必死の抵抗を見せたのですが、菅井挑戦者の細かい攻めが最後まで止まらず、羽生前王位の玉を見事に寄せ切りました。

さてまずは菅井新王位について一言。
最近は居飛車も指しますが、今回の七番勝負では生粋の振り飛車党として毎回毎回手を変え品を変えの斬新な序盤を披露し、終始羽生前王位を揺さぶり続けました。
これに留まらず、中盤以降の戦いぶりにも充実したものがあり、初めてのタイトル戦ながら4勝1敗という見事な成績を上げられたのも順当かなという印象があります。
これからは雑務も増えるかと思いますが、なんとか将棋研究の時間をひねり出し、より一層精進して欲しいものです。
今年来年で2冠目の足掛かりを築けるとなおいいですね。

それから久々の二冠に後退した羽生二冠ですが、今年度の勝率が6割を切るなど、この人にとっては不調なのが何と言っても気になるところ。
これからは王座戦や竜王戦など大事な戦いが控えるだけに、とにかく普段の調子を取り戻したいところ。
まあ今回は菅井新王位の振り飛車戦法が凄すぎた、ということで上手く切り替えられればいいんじゃないでしょうかね。

■きょうの藤井聡太(加古川清流戦では痛恨の敗北、NHK杯戦では森内九段を下す)

さてきょうの藤井聡太。
今週は土日で二局対局がありました。
まず土曜日は加古川清流戦の準々決勝で井出四段と対決。
昨年4月にデビューしたばかりの新鋭棋士で、昨年の加古川清流戦を制しております。
とはいえここで止まることはないよなあ…と思っていたら井出四段勝利。
加古川清流戦は棋戦優勝として新鋭棋士にとっては手頃な棋戦なだけに、痛恨の結果となってしまいました。
またこの敗北により、プロ棋士になって以来初の連敗という結果に。
まー短い持ち時間なだけに仕方がない、切り替えていきましょー。

と言ってる間もなく日曜日に今度はNHK杯戦で森内九段との戦い。
前回でも取り上げた通り、本局はNHK杯戦では極めて異例な生中継での放送に。
ニコ生でも観戦番組があったので、TVと合わせて楽しませてもらいました。
さて将棋の方ですが、先手の森内九段が矢倉を志向したのに対し、藤井四段は左美濃ではないノーマルな右四間飛車で対抗。
正直どうなのよと思っていましたが、ponanzaさんは終始藤井四段持ちの評価で、局面自体も藤井四段が最初のリードをどんどん拡大していく一方に。
結局藤井四段がそのまま押し切っての完勝という結果になりました。

本局に関しては、藤井四段がどうこうというより、森内九段が今の将棋の潮流に対応できていなかったという印象。
元々ガッチリ組んでの四ツ相撲に定評のある森内九段ですが、今の将棋の潮流は、王様をあまり囲わずにどんどん攻めていくのが主流となっており、森内九段が四ツに組もうとしても一方的に殴られ続けて終わってしまうという状況に陥っております。
森内九段が前年度でフリークラス行きを表明したのには正直驚いたのですが、本局を見る限りそれもやむを得ないかなあという感じでした。

さて来週の藤井聡太四段ですが、今度は新人王戦の準々決勝で佐々木大地四段と激突します。
早く棋戦優勝を経験しておくことが今後に向けても重要なだけに、この一戦は落とせないところ。
持ち時間が3時間と、事故が起こりがちな早指し棋戦ではないのも藤井聡太四段にとっては有利に働くのではないかと。


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by mitsuboshi03 | 2017-09-03 16:46 | 将棋 | Comments(0)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


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