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う~む、中継見ながらだと色々ぶっとぶな。
しゃーない、簡易更新でいこ。

藤井四段vs増田四段戦を見ながら書いてます。
結果は出たところで追記します。

※藤井四段勝ちました。詳しくは次回やります。

まずはここまでの将棋ネタを。

■きょうの藤井四段(デビューからの連勝記録を28連勝に伸ばす)

まずは藤井四段。
既報通り6月21日の対澤田六段戦に勝利し、デビューからの連勝記録を28連勝に伸ばしております。
前回の対戦では必至をかけられるところまで追い詰められましたが、今回は順当に勝利。
というか、先日タイトル挑戦者決定戦に出た澤田六段を順当に下す新人四段って何よ(哲学)

無敵の終盤力だけなら若い頃の谷川九段とか羽生三冠とかを思い出しますが、彼らの四段時代に比べると序盤中盤が圧倒的に洗練されている(上位棋士レベル)ので、四段としての完成度は史上最強と言っていいのかもしれません。
タイトル取れそうなトップ棋士クラスでないと正直止まらない感じ。
あとは多くの学生棋士たちを苦しめた、期末テストとか、恋愛とかが強敵ですか(おい)
またスケジュールが混んでくるんで、体調面も心配。

個人的には、藤井四段一人がバカ勝ちするんじゃなくて、ライバルが一人二人でも居てほしいなあというのが正直な感想。
一枚看板って相当辛い立場ですからねえ。
パッと思いつくところで言うと佐藤名人とかが候補に上がりますが、同世代かその下あたりで誰じゃ出てきてくれないかなあというところ。
若い頃の羽生三冠も、佐藤会長とか森内九段の成長を待ってた節がありますし。

■叡王戦段位予選

ニコ生で一部中継のある叡王戦の段位予選。
6月22日の六段予選では金井六段が勝ち上がったのですが、誰が勝ち上がってもおかしくない組み合わせだったこともあって、いずれも大熱戦で楽しませてもらいました。
また6月25日の9段予選では羽生九段…もとい三冠が登場。
とはいえこの日の主役は小林九段。
田中寅彦九段を下し、続く対羽生三冠戦では用意の作戦で最後まで羽生三冠を苦しめました。
結局は羽生三冠が勝ったのですが、よく頑張りました。
しかしこれで小林九段は対羽生三冠戦0勝9敗ということに(涙)

あと、深浦九段の解説は楽しいですね!
対局では粘りと根性の男なのですが、解説とか文章はサービス精神豊富で楽しいのですよ。

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by mitsuboshi03 | 2017-06-26 17:26 | 将棋 | Comments(0)
朝から揺れてる、揺れてる。
あ、この辺では被害はないです。木曽のあたりがちとヤバい。

せっかくだから書けるうちにもう一個書いとこう。
鈴谷と熊野の改二と航改二のお話を。
鈴谷は4月なんでちょっと前になるのですが、熊野が6月なんでまあいいでしょうと。

援交の女王薄い本で絶大な人気を誇る鈴谷と、どこか苦労人の雰囲気が漂うお嬢様の熊野。
現役提督時代の感触からすると、利根型が使えないときに仕方なく使うけど、いかんせん「やっぱ脆いよなあ」という印象が。
火力もいまいちでしたし。

さて肝心の改二ですが、84レベル+設計図で改二に、そこからさらに88レベル+設計図で航改二になるという厳しい条件設定に。
改二は利根型より生存率の点では若干劣るものの、高い雷装と増設スロットに8cm高角砲が積めることから、夜戦連撃とか地上基地への攻撃力では上回る模様。
また航改二は、史実での計画を反映してか軽空母へのクラスチェンジを敢行。
高い火力や耐久力に加え、中射程とか潜水艦より水上艦を優先するといった特性もあり。
まあその分、燃費が正規空母の雲龍型より悪いとか、搭載機数が少ないとか、デメリットもそれなりにあるんで、それなりにポイントを押さえた運用が必要になりそうですが。

条件設定をご覧の通り、イベントをやらない、または丙作戦がやっと、な提督であれば、当面忘れてしまっていい存在。
一方、夏イベントは甲作戦いくで!な提督さんであれば、できれば母港を増設して改二と航改二を1隻ずつ揃えておくのが良さそう。
また提督さんの資金に余裕があるのであれば、地上基地対策としてせめて改二の方だけでも増設スロットを付けておきたいところ。

というわけで、熊野嫁な細川氏のために記事を書いてみました。
中々通好みなチョイスだけに以前理由を聞いた気がするのですが、中身を忘れてしまいました(おい)
そのうち本人から語られることでしょう(おいおい)

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by mitsuboshi03 | 2017-06-25 16:28 | 電源ありゲーム | Comments(0)
「由良改二、ですって」
HAHAHAボーイ、大人をからかっちゃいけないよ。

…マジで昨日実装されたってよ(呆然)
いやー、提督業やってた当時はタチの悪い蜃気楼みたいな存在でしたが、なんとなんとこの期に及んで実装とのこと。
まずはおめでとうございます。

由良さんといえば。
ソシャゲの宿命として濃い味な艦娘の多い中、南アルプスの天然水のCMに出てくる美少女のような佇まいの艦娘として、私を含む古参提督など極々一部の提督からひっそりと支持を受けていた由良さん。
ド外道なイベントなどでささくれがちな提督の心を癒やしてくれる一服の清涼剤的存在として、旧みつぼし鎮守府では欠かせない存在でした。
初期から居る艦娘でありながら追加ボイスなどに中々恵まれなかったのですが、とにかく素の状態での破壊力がハンパなかったので、実は個人的にはほとんど気にしておりませんでした(おい)
性能的にはいかんせん飛び抜けたものがなかったこともあり、旧みつぼし鎮守府では、他の艦娘たちが次々と指輪を受け取っていく中、嫁艦でありながら98レベル止めという仕打ちを受けており、
「貴様の血は何色だぁー!」
「うーんとね、緑!」
と言われても仕方のない事態に。
「ギギギ、これ(指輪)は只のパワーアップアイテムじゃ…」
「ムスビ嘘をつくなっ!」

さて肝心の由良改二。
75レベル+設計図と、かなりお高めな条件設定をされていることもあり、素の性能自体は(改二としては)それほど大したことはないのですが、大発やら甲標的など色々な装備を載せられるのがポイント。
また史実での対空艦改装をモチーフにしていることもあり、専用対空カットインを持っていたり、増設スロットに高角砲を積むこともできたりするとのこと。
個人的に「これは!」と思ったのは、瑞雲や水戦を積んでの「制空権を取れる軽巡」としての運用。
由良さんがまさか瑞雲祭りに参加するとは、このリハクを持ってしても(以下略)
もちろん性能的には「載せられるだけマシ」程度なので、本格的な空母戦とかツ級とかを相手にするのはしんどいですが、水雷戦隊で制空権を取れる、という可能性はどこかで生きる、かも。
主力にするにはパンチ力不足といえますが、器用貧乏にするかオンリーワン的運用ができるかは提督さん次第、という面白い改二になったかな、と個人的には思います。
なお先に改二になっている同型艦の阿武隈は火力や雷撃力で勝り、鬼怒は遠征ボーナスという強みがあるため、きっちり差別化が出来ているというのもポイント高いですね。

細川先生、OSCAR先生、また(見ているかもしれない)ねこっぷりの皆様。
提督業からは足を洗いましたが、こういう記事でよければたまには書けますので、また遊びに来てくだされ。

将棋ネタの枕にしようとしたらあまりに長くなったんで、いっそのことと別記事にしたというのは内緒にしておきましょう(おい)

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by mitsuboshi03 | 2017-06-24 11:32 | 電源ありゲーム | Comments(4)
これから夏秋にかけて、地区の行事が目白押し。
タスケテ。
タスケテ。

さて今回も将棋ネタ。
今回はコラムも一つ入れてみます。

■羽生棋聖、盤石の将棋で挑戦者を土俵際へ追いやる(棋聖戦第2局)

まずは棋聖戦。
6月17日(土)に愛知県豊田市で行われた棋聖戦第2局は、羽生棋聖が斎藤慎太郎七段を下し、2連勝で棋聖防衛に王手をかけることとなりました。
角換わりから、後手の斎藤慎太郎七段が右玉に構えるという流行最前線の戦型を選択。
千日手も危惧される中、両者が合意の上で打開したのですが、そこから先の指し回しが、やはり羽生棋聖に一日の長があったようです。
ニコ生の中継を一日張り付いて見てましたが、羽生棋聖は離席が多かったりあぐらの時間が長かったりと、立ち振る舞いには流石に年齢を感じさせたものの、こと指し手に関しては全盛期に近い状態を未だキープ。
どうしようもないというか、言葉が出ないというか。
さすがです。

一方の斎藤慎太郎七段も、ねじりあいの続く戦いの後も、長い感想戦を楽しむ姿が見られました。
今回は結果が出ませんでしたが、こういう戦いを続けていれば、やがて結果も出るでしょう。

なお本局はニコ生とAmebaで生中継があり、ニコ生を中心に1日張り付いておりました。
運良くアリーナ最前列が取れたので、緊張しながらコメントを打つことに。
安定感抜群の松尾七段&貞升女流の解説ということで、コメントが拾われることもままあり、1日楽しませていただきました。
あそうそう、松尾七段、竜王戦1組優勝おめでとうございます。
藤井四段が勝ち進めば対戦の機会もありますが、そこは1つの通過点。
同じ所司門下である渡辺竜王との同門対決、期待しておりまっせ。

■今日の藤井四段(今週2勝を追加。連勝記録を27に伸ばす)

さて今日の藤井四段。
今週はいよいよ始まった順位戦と、朝日杯での対アマチュア戦の2局を消化。
いずれも勝利し、デビューからの連勝記録を27に伸ばしております。

まずは6月15日(木)に行われた順位戦。
相手は元サラリーマン棋士の瀬川五段。
瀬川五段の意欲的な序盤から優位に立つものの、決め手を逃しほぼ互角の状態で終盤戦に。
最後まで藤井四段を苦しめたものの、結局は持ち時間の消耗がいかんともしがたく、藤井四段が苦しみながらも勝利することとなりました。
順位戦昇級のことを考えると、順位の悪い藤井四段は1敗してしまうと限りなく赤に近い黄色信号が出てしまうだけに、連勝記録を抜きにしても大きな1勝でした。
瀬川五段は大魚を逃す結果となりましたが、また頑張れば注目される機会もあるでしょう。
応援してますよっ。

続いて6月17日(土)に行われた朝日杯。
新人四段のお役目として、アマチュアとの対局を行います。
相手は学生名人の藤岡アマ。
奨励会を退会後、東大へ進学したという経歴の持ち主であります。
藤岡アマが最近注目されている雁木を採用しましたが、序中盤の立ち回りで藤井四段が優位に立ち、あとは無敵の終盤で仕留めるという盤石の指し回しで勝利しました。

これで藤井四段はデビューから27連勝。
歴代の連勝記録である28に並ぶかどうかは、6月21日(水)に行われる澤田六段戦の結果次第ということになりました。
既に1勝しているとはいえ、王位戦挑戦者決定戦にも登場している実力者の澤田六段。
往復ビンタを食らわせるのか、今度はマットに沈むのか。
今後を占う上でも、大きな一番となります。

■【コラム】棋士たちの日常

毎週1局か2局を戦っている藤井四段。
とはいえ、これは滅茶苦茶勝っているからであって、新人四段が毎週1局を戦うというのはかなーり異例のこと。
普通の棋士なら月1~2回くらいが普通で、対局0なんて月も決して珍しくありません。
そこで、対局していないプロ棋士は普段何をやっているのか、ということについて少し触れてみますね。

あ、家でゴロゴロしてたりとか趣味に走るみたいなのは除きますね。
そこはあんまり普通の人と変わりませんので。

1)研究(1人で、VS、研究会など)

「棋士は研究が仕事、対局は集金。」という名言がありますが、トーナメントプロとして欠かせないのが研究。
棋士の大部分の活動はここに振り向けられる、はず。

一番主になるのが一人研究。
棋譜並べ、詰将棋、局面検討などが主なところですが、最近はコンピュータソフトを活用する棋士も増えてきたようです。
以前は盛んだった研究会ですが、対戦機会が増えたり、スケジュールが合わなかったりで、大人数での研究会は下火になっている模様。
代わりに、VSと呼ばれる1対1での研究会が主流になっているようです。
このあたりをどう組み合わせて強くなるかは人それぞれなところもあり、プロ棋士の方々も色々悩みながら取り組んでいるというのが実情なようです。

アマチュア「どうやったら将棋が強くなるんですか?」
プロ棋士「私が知りたいです(マジレス)」

2)控室へ行ってみる

将棋連盟やタイトル戦の控室で、今やってる将棋を検討する、というパターン。
研究自体は家でもできますが、ライブ感とか、他者の意見を求めて控室に通うプロ棋士も多いです。
またタイトル戦の場合、タイトル戦独特の雰囲気に慣れたり、恒例になっている対局場所の方と顔馴染みになっておくというのも大事な要素。
とはいえ最近ではニコ生やAmebaといったネットによる生中継の台頭により、家で研究しがてら生中継を見る、というプロ棋士も増えてきている模様。
ニコ生などで妙に鋭いコメントを見ることが稀によくありますが、もしかすると、家で研究中のプロ棋士なのかもしれませんね。

3)執筆活動

先崎九段など、一般紙でコラムを持つような棋士も居るにはいますが、ごくごく一部の例外事項。
将棋の本を出したりとか、雑誌や新聞に詰将棋を載せるといったお仕事が主流。
折からの出版不況の影響をモロに受けてはおりますが、まだまだ一定の需要はあるようです。

4)イベント参加

テレビやネットの中継での解説とか、大盤解説会での解説や聞き手役とか、将棋まつりのようなイベントに参加するといったお仕事。
(いろいろな意味で)人気棋士に仕事が集中する傾向にあり、(比較的暇を持て余している)マイナーな棋士に中々仕事が回ってこないというのが実情。

最近では若手棋士を中心に、プロ棋士による手作りの将棋イベントが行われることも増えてきております。
まあ一種の営業活動みたいなもんですね。
一般の営業活動と同様、中々目に見える結果がすぐに見えるもんじゃないですが、なんとか実を結んで欲しいものです。

5)将棋道場、指導対局

4)にも一部絡みますが、自分で将棋道場や将棋教室を開いたり、どこかへ出かけて指導対局を行うパターン。
以前は最後のパターンが主流で、昔はよく「お稽古」などと呼ばれていたものですが、やはり不況により(以下略)
将棋道場や将棋教室にしても、場所代以上を稼ぐのも中々厳しいといった状況。
藤井四段効果で、こうした場所にも人が増えたなどと聞きますが、長年継続してというのは中々難しいようです。

6)副業

将棋に関わらない、全くの副業をするパターン。
男性プロ棋士ではほぼ皆無なようですが、賞金額が1人頭ひゃくまんえん、というお寒い事情な女流棋士ともなると、こうした副業に走る方も少なくないようです。
なんとかならんかな、とは思うのですが。

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by mitsuboshi03 | 2017-06-18 15:28 | 将棋 | Comments(0)
夢の中で某ワークスのIn先輩にお会いしました。
結婚式に行けなかったのが今でも心残りなのですが、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

さて今回も将棋ネタ。
将棋界もいよいよ春シーズンが終了し、夏に向けた戦いが始まっております。

■名人戦終了。4勝2敗で佐藤名人が防衛に成功。

将棋界の春シーズンといえば、何と言っても名人戦。
6月6~7日に甲府の常磐ホテルで行われた名人戦第6局に勝利した佐藤名人が、4勝2敗で名人戦を防衛することとなりました。
第6局は相掛かり模様の力将棋となりましたが、序中盤での構想力で一歩勝った佐藤名人が、保ったリードを最後まで維持して勝利を掴んでおります。
第6局もそうですが、結果的に3連勝した第4局からの3局は、最序盤は意欲的に、中盤にかけては堅固な囲いから桂馬や歩を使った細い攻めを最後までつなげていくという、この世代の勝ちパターンに佐藤名人が上手く乗っていけたかなという印象でした。
第3局まで1勝2敗とリードを許していたときには、並行していた電王戦の負担がかなり大きかったのかなという印象でしたが、だいたい決着した第4局以降は枷が取れて本来の実力を発揮できたのかな、という感じがします。
佐藤名人の最近の充実ぶりは目を見張るものがあるだけに、あとは他のタイトル戦でも存在感を見せてほしいですね。
佐藤名人、おめでとうございます。

一方敗れた稲葉八段ですが、最後まで心が折れることなく指し続ける姿には好感が持てました。
分の悪い将棋を丹念に拾って名人挑戦権を獲得した流れを、そのまま維持していた印象があります。
佐藤名人と差があるとすれば、やはり力将棋になったときの構想力でしょうか。
そういう勝負に持ち込むために実力をつけるのか、あるいは持ち込ませないための研究をするのか。
これから30代にかけての指し盛りに入っていきますので、今後も目が離せない存在になりそうです。

■菅井(すがい)七段、はじめてのタイトル挑戦へ(王位戦挑戦者決定戦)

将棋界の夏シーズンと言えば王位戦と王座戦なのですが、王位を賭けた挑戦者決定戦が6月9日に行われ、菅井七段が澤田六段を下し、初のタイトル挑戦権を獲得しました。
王位戦と言えば五段時代に王位を獲得した高橋九段のように、若手が比較的活躍しやすいというのが大きな特徴なのですが、今回もフレッシュな対決となりました。
最近は居飛車も指す菅井七段ですが、大一番ではやはり得意の振り飛車ということでダイレクト向かい飛車を選択。
この戦法にありがちな手作りの難しい膠着状態が長く続きましたが、見た目以上に意外と固い片銀冠を生かした叩き合いに上手いこと持ち込んだ菅井七段がそのまま押し切る展開となりました。
澤田六段もここのところ色々と取り上げていただけに一歩及ばなかったのは残念ですが、まだまだ若いのでチャンスはまだあるはず。
これからも頑張ってください。

さて今度は絶対王者の羽生王位に挑む菅井七段ですが、やはり得意の振り飛車を採用した方が分がいいんじゃないかと思っております。
ゴキゲン中飛車の菅井流など、近年の振り飛車戦法の最先端を切り拓いてきた実績を生かして欲しいですね。
あと相居飛車戦だと、どう見ても羽生王位の方に一日の長があるということもありますし。

■今日の藤井四段(今週5勝を荒稼ぎ。連勝記録を25に伸ばす)

さて今日の藤井四段。
今週は上州YAMADAチャレンジ杯で1日最大3局、叡王戦で1日最大2局を戦うというハードスケジュールの下で戦うことに。
結果だけ先に言いますと、最大5局をフルに戦いいずれも勝利。連勝記録を25に伸ばしております。

まず上州YAMADAチャレンジ杯は昨年ヤマダ電機がスポンサーになって新設された一般棋戦で、持ち時間が20分(切れたら一手30秒)という、プロ棋士としてはかなり持ち時間が短い棋戦。
また参加資格が「五段以下でプロ入り15年以下の棋士」ということで、新人王戦とは違い、そこそこ年の行った低段棋士にもチャンスがあるというのが大きな特徴。
昨年優勝した船江五段なんかはその典型例と言えますね。
さて藤井四段ですが、都成四段・阪口(悟)五段・宮本(広)五段を下しまずは23連勝を達成。
とはいえ内容としては決して楽勝だったわけではなく、特に対阪口(悟)五段戦では短い持ち時間ゆえの事故に苦しみ、終盤きわどいところを逆転勝ちで凌いでおります。
阪口(悟)五段は著書も出している「ワンパク中飛車」の使い手で、一発のある伏兵的存在。
ここで勝っていれば大いに名を上げたでしょうが、何とも惜しい将棋となりました。

一方の叡王戦は四段予選。
梶浦四段と都成四段を下してベスト4に進出しております。
こちらの方は6月10日に行われた対局をニコ生でがっつり観戦していたのですが、対梶浦四段戦は角換わり腰掛銀の最新定跡型から中盤優位に立った藤井四段がそのまま押し切り、対都成四段戦は都成四段がアツくなって暴走したところを的確に咎めて勝利したという印象。
前にも書きましたが、藤井四段が終盤に絶対的なアドバンテージを持っているだけに、序盤中盤でリードしてからがスタートライン、という戦いを強いられる対戦相手はそれだけで最初からかなりの重圧がかかります。
これも前にも書きましたが、タイトル挑戦権争いに絡むような棋士に当たらない限り、今回の上州YAMADAチャレンジ杯のような持ち時間の短い棋戦でもないと連勝記録は止まらなそうな気がします。
次回の対局はいよいよ始まる順位戦で、あの瀬川五段と6月15日(木)に対戦します。
これも楽しみ。

なお新四段としては極めて異例なことながら、早くも公式扇子が発売されております。
私も一瞬買おうかどうか迷っていたのですが、ネット・店頭販売ともあっという間に完売とのこと。
また間の悪いことに、折から慢性的な竹細工不足に悩まされていることから、次回の販売は3ヶ月以上先になるとのこと。
ま、扇子なんて開いたり閉じたりして音が出なくなったらまた買い直すような消耗品ですし、慌てて転売屋から買うようなもんじゃないですので、気長に再販を待つこととします。


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by mitsuboshi03 | 2017-06-11 14:28 | 将棋 | Comments(0)
今日の記事にくっつけようかと思ってましたが、あまりにも長くなりそうなんで別出しに。

■今日の藤井聡太四段(千日手指し直しに。絶体絶命の局面から連勝記録を20に伸ばす)

さて今日の藤井聡太四段。
6/2に棋王戦予選の対澤田六段戦が行われました。
一旦千日手となり指し直しに。
指し直し局は終盤最後の最後まで澤田六段が終始リードを保ち、誰もがサジを投げた局面から、藤井聡太四段が起死回生の手順を駆使し、大逆転で連勝記録を20に伸ばすこととなりました。
なお終盤の一番おいしいところは将棋ペンクラブさんがよくまとめられていらっしゃいましたので、詳しくはそちらをご覧ください。
(元記事はこちら→

※この後は将棋ペンクラブさんの記事を見ながらお読みください。

第2図での△7六同金に代えて△7五金なら澤田六段が勝っていた、ということなのですが、そもそも第1図から第2図まで持っていくということ自体がすでにありえない。
普通なら第1図で「どう形(投了図)を作ろうかな」と考えるもんなのですが、そこでひと波乱起きそうな局面まで持っていくのが凄すぎます。
特に最終盤の時間のない所ですし、よっぽどの超一流棋士でなければパニックに陥って当然。
澤田六段を責める気は全くありません。
相手が悪すぎました。

こういう終盤に絶対の自信を持っている棋士相手に戦うということは、クトゥルフ神話の旧神のような狂気の神様を目の前にしているようなもんで、常に自分の精神力をガリガリと削られていくのを感じながら戦わざるを得ない状況。
最後まで正気を保って戦うというのは、並大抵のことではありません。
そもそも、序盤中盤でちょっとでもリードを取らないといけないというのが既にプレッシャー。
終盤までリードを保ってそこからが本当の勝負、というのは本当に辛い。
今の藤井聡太四段の状況から見て、タイトル争いに絡む上位20人くらいの棋士相手でないと連勝記録は止まらないでしょうねえ。
まあそれでも、勢いが急に止まるのはよくことではありますが。

それにしても。
今の藤井聡太四段を素直に「すっごーい!」と言えるフレンズにはなれず、「コワイ!」とか「どうせーっつーんじゃー!」という言葉が先に出てしまうところが、いつまで現役時代を引きずってるんだ、という自分なのですが(苦笑)

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by mitsuboshi03 | 2017-06-04 11:23 | 将棋 | Comments(0)
えー遅くなりましたが、佐藤琢磨さん、インディ500制覇おめでとうございます!
40歳だと正直参加するだけでも大変なのに、優勝とは!
それにしても、今回の最高齢ドライバーは49歳ですか…まだまだやれますね!(白目)

さてさて今回も将棋ネタ。
今回は多少毛色を変えまして、自由研究っぽくいってみようかと。

天才棋士が現れたから、それに対応してプロの将棋が変わるのか。
はたまた、プロ将棋の変化にいち早く対応したのが天才棋士なのか。
ニワトリが先か卵が先かみたいな議論ですが、私は両方だと思ってます。
その辺の流れを、近年の世代を代表する天才棋士4名を中心に語ってみようかなと。
天才棋士に上げるのは、谷川浩司・羽生善治・渡辺明・藤井聡太。
あまり異論はないんじゃないかと思いますが。

■谷川浩司九段(55歳)
■著名な戦績:最年少名人記録(21歳)、永世名人、四冠王
■同世代のライバル:花の55年組(高橋九段・中村修九段・南九段・塚田泰明九段など)
■ポイント:①寄せを見据えた序中盤②後回しにできる手は徹底的に後回しに

まずは「光速の寄せ」こと谷川九段。
詰将棋を解くのも作るのも得意で、終盤に絶対の自信を持つところは藤井聡太四段にも通じるところかと。
まだ何でもなさそうなところから、あっという間に敵玉を寄せきってしまう「光速の寄せ」は、当時のプロ棋士達を恐怖のどん底に陥れました。
このころ生まれたプロ将棋の潮流として、以下の2点を上げておきます。
①寄せを見据えた序中盤
序中盤のうちから終盤の寄せを見越した工夫をしておこうという考え。
これは対谷川九段研究で他のプロ棋士が徐々に取り入れていったのかなと。
分かりやすい例で言うと穴熊ですかね(谷川九段はあまりやりませんが)
終盤自陣を見なくて済むように固めておこうという発想です。
②後回しにできる手は徹底的に後回しに
この考えが普及するのはもう少し先のことになりますが、出始めということで取り上げておきます。
最初にこの考えが出てきたのは、飛車先不突矢倉や角換わり腰掛銀での▲2五歩保留から。
これまでは序盤で漫然と飛車先の歩を伸ばしていましたが、それに代えてプラスになる手がどんどん発見され、むしろ飛車先の歩を突くのをどこまで先延ばしにできるかで競争になるという時代に突入しました。
また、漫然と王様を囲う前に速攻、という潮流も出てきまして、塚田スペシャルとか中原流相掛かり、また米長流急戦矢倉や、矢倉模様で後手から急戦を仕掛ける順も流行しました。

■羽生善治三冠(46歳)
■著名な戦績:七冠王、永世六冠、タイトル在位97期、「人生の半分が王座」
■同世代のライバル:チャイルドブランド(森内九段・佐藤康光九段など)その他いっぱい
■ポイント:①常識を疑え②中終盤のパターン化③研究会

さて「鬼畜眼鏡」こと羽生三冠。
戦績に関しては今更言うまでもないでしょうね。
将棋界全体の歴史の中でも特筆すべき棋士でしょう。
森内九段に佐藤康光九段に丸山九段に郷田九段に藤井猛九段にと数多くの超一流のプロ棋士がひしめく中、これだけ卓越した戦績を上げるというのは恐るべきことです。
このころ生まれたプロ将棋の潮流として、以下の3点を上げておきます。
①常識を疑え
これまでプロ将棋で常識とされてきたことを、一つ一つ検証していったのがこの時代の大きな特徴だと思います。
羽生三冠にしても、谷川九段相手に2手目△6二銀のような手をよく試していました。
「強い人相手に試さないと、本当にダメかどうかわからないじゃないですか。」(羽生三冠談)
いやそうかもしれませんけど、本当にやらかすこたあないじゃないですか(苦笑)
またこれまで「また升田は妙な序盤を」という評価をされていた升田実力制第四代名人を、「升田先生の序盤は現代でも十分通用する」と再評価したのは羽生世代の大きな成果だと思ってます。
②中終盤のパターン化
序盤の研究はこの時代の前からも進められてきたのですが、中終盤もパターン化しようとしたのはこの時代からだと思います。
分かりやすい例で言えば、「Z」や「ゼ」(絶対詰まない)とかですね。
ちなみに、「将棋の終盤は800パターンに集約できる!」と断言したのは奨励会時代の羽生三冠でした。
③研究会
この時代のプロ将棋を語る上で外せない話題は、何と言っても研究会でしょう。
伝説の島研を始め数多くの研究会が組まれ、若手棋士は3つ4つの研究会をハシゴするのが当たり前、という時代でした。
また関西に対して関東の研究が進んでいたこともあり、村山聖九段など関西の一流棋士が関東へ多数移籍した、というのもこの時代の潮流でしたね。

■渡辺明二冠(33歳)
■著名な戦績:初代永世竜王、三冠王
■同世代のライバル:佐藤天彦名人、豊島八段など
■ポイント:①徹底的な合理化②固い、攻めてる、切れない

さて「魔太郎」渡辺二冠。
竜王戦だけの棋士、の評はありますが、賞金などの面でも最高の棋戦で誰もが獲得を狙っている中、11期という圧倒的な獲得数を誇っているのは流石としか言いようがありません。
またこの世代のプロ棋士が軒並み羽生世代に苦戦している中、互角以上の成績を上げている数少ない棋士の一人でもあります。
このころ(といってもつい最近のことですが)生まれたプロ将棋の潮流としては、以下の2点を上げておきます。
①徹底的な合理化
渡辺二冠の最大の特徴は、「自分の将棋に必要なことしかやらない」徹底的な合理化。
自分が指さない戦法は一切研究しない。長い詰将棋を考えるのは時間の無駄。大昔の将棋なんか意味がない。
徹底的に無駄を切り捨て、勝利への最短距離のルートを追求する。
とはいえ、これに特化していった同世代のプロ棋士が軒並み羽生世代相手に敗れていく中、多少は長い詰将棋や大昔の将棋などを取り入れていった渡辺二冠がタイトルを獲得していったのは皮肉なことですが。
②固い、攻めてる、切れない
自陣の囲いが固い。ずっと攻めてる。自分の攻めは切れない。
この時代の必勝パターンがこれでした。
金銀を徹底的に自陣へ引きつけ、飛車角桂歩で相手の弱点を軽快に破っていく。
攻めは細いながらも途切れることなく、要所では巧みに自陣のリフォームを。
安定して勝ち星を上げるには有効な手段ではあるのですが、研究が加熱したこともあり指す戦法が極めて限定されてしまい(事実上横歩取りか角換わり腰掛銀の二者一択、たまにゴキゲン中飛車)、特に後手番で指す戦法に苦労する棋士が増大したのもこの時代の特徴と言えます。
この閉塞感がいつまで続くかと思っていたのです、が。

■藤井聡太四段(14歳)
■著名な戦績:最年少四段記録、デビュー以来の連勝記録(20連勝、継続中)
■同世代のライバル:千田六段、佐々木勇気五段など
■ポイント:①コンピュータ将棋②居玉って意外と固いんですよ

さて最後になります藤井聡太四段。
前に上げた3人の系譜に連なるかどうかは今後の活躍次第ではありますが、今のところどう考えても外れていくビジョンが見えない、ということで取り上げました。
前人未踏のデビュー以来の連勝記録を未だ継続中ではありますが、その記録よりも内容がまた素晴らしいというのが恐ろしいところ。
序盤中盤ソツがなく、そこをかいくぐってからが本番という絶望。
詰将棋で鍛え上げた無敵の終盤力は、詰将棋選手権や炎の七番勝負などでも遺憾なく発揮されております。
この時代、というか近未来の話しになりますが、ポイントになりそうなことを2点上げておきます。
①コンピュータ将棋
やはり飛躍的な進歩を遂げたコンピュータ将棋を避けては通れないでしょう。
これまで人間が見通せなかった将棋の新しい領域をどんどん広げつつあります。
プロ棋士が最強でなくなったのは残念ではありますが、これまでの常識がどんどん塗り替えられていくのを見ていくのはとてもワクワクします。
またこれまでの研究会に代わり、コンピュータを上手に使いこなした一人研究が主流になりつつあります。
こうなると、今までとかく大都市に集中しがちだったプロ棋士が地方からも出現する可能性が広がりつつあるのかなと。
一地方在住者としては楽しくなりますね。
②居玉って意外と固いんですよ
固めてドカン、という将棋は、とかく先手有利になりがちでしたが、特に後手番から囲いを居玉、または中住まい程度にとどめて先攻する将棋が増えたように思います。
コンピュータによる研究が進んだことにより、薄い囲いでも恐れず戦えるようになったのが大きいのかと。
急戦好きな私としてはありがたい時代になったものです。
将棋は勝てませんが(涙)
あと、今まで感じていたプロ将棋から感じる閉塞感が無くなったのは大きいですね。
序盤から目が離せない、見ていてワクワクする将棋が増えて楽しいです。

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by mitsuboshi03 | 2017-06-04 10:58 | 将棋 | Comments(0)

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