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しばらく続いた寒さもそろそろ一段落。
雪が降っても積もる心配はなくなりそうで一安心。
だがしかし。
暖かくなってくると、恐怖のアレがやってきます。
ああ、花粉が…。

さて今回も将棋ネタ。
年度末が近いんで、色々とネタは多いです。

■名人挑戦者は稲葉八段、森内九段は無念のA級陥落(将棋界の一番長い日)

この時期の一大イベントといえば、将棋界の一番長い日ことA級順位戦最終日。
最近ではむしろここの一つ手前のラス前が面白い、という方も増えてきましたが、こと注目度となるとこちらに軍配が上がります。
さて今回ですが、そのラス前で結構波乱が起きまして、名人挑戦権争いと降級争い共に最終日まで目の離せない展開となっておりました。
名人挑戦権争いの方は、ここまで無傷の7連勝でダントツトップの稲葉八段が渡辺二冠に破れて遂に連勝がストップ。
そのため、なんとか2敗を守ってきた羽生三冠と広瀬八段には、他力ながらもプレーオフ出場の可能性の目があるという頑張りがいのある状況に。
一方、例の三浦九段の休場騒動で1枠となった降級争いの方は、ここまで僅か1勝と降級当確ランプが点灯しかけていた佐藤(康)九段がラス前で深浦九段を下し、ギリギリ残留争いに踏みとどまります。
また、ここまで2勝の森内九段も「一人では死なん。貴様も一緒に(地獄へ)連れていく。」とここまで3勝の屋敷九段に勝ったことにより、降級争いは、佐藤(康)九段が負ければそれまで、もし勝った場合は屋敷九段か森内九段の負けた方が降級(両方負けたら森内九段)、というカオスな状況に。
名人挑戦権争いと降級争い。
立場は全然違いますが、どちらも3人で1つのイスを取り合うという地獄のイス取りゲームが展開されることとなりました。

さて今年はちょいと早めに昨日行われた最終戦。
肝心の結果ですが、終わった順に書いていくことにします。

まず最初に終わったのが羽生三冠vs屋敷九段戦。
とはいえ、今年は日付が変わる寸前に終わったんで、時間的にはまずまずといったところでしょうか。
矢倉模様の展開から、後手番の屋敷九段がいつものようにニョロニョロと右銀を早めに繰り出してから早囲いを目指したのを、羽生三冠が「居玉って意外と固いんですよ」と早めに仕掛けて咎めようとして乱戦に突入。
矢倉早囲いの場合、無難に納めてしまうと早囲い側に1手早く攻められてしまうので、囲いが不安定なところで速攻、というのが最近のセオリーになっているようです。
しっかり囲って攻めたい派な私にとっては冬の時代ですなあ(涙)
どうも羽生三冠が同じく早囲いの含みを残して居玉のまま戦ったのがマズかったようで、屋敷九段が仕掛けの局面からのリードを保ったまま逃げ切りを果たしました。
羽生三冠はこれで挑戦権争いから完全に脱落。
一方の屋敷九段は、あの羽生三冠に勝利してA級残留を自力で勝ち取りました。
屋敷九段の忍者銀、まだまだA級で楽しめそうです。

今度は日付が変わってすぐに終わった広瀬八段vs佐藤(康)九段戦。
後手の佐藤(康)九段が、やや意表を突いて一手損角換わりへ誘導。
広瀬八段はいかにも最近の若手らしく、棒銀模様から王様の守りを固めて不敗の構えで迎え撃ちますが、佐藤(康)九段がこちらも「居玉って意外と固いんですよ」と強気な攻めで応酬。
本局は仕掛けどころの攻防で広瀬八段が形勢を損ねたらしく、この居玉が意外と争点が無くて攻めにくく、逆に固いはずの先手玉があっという間に丸裸、という進行に。
これぞ佐藤(康)九段ワールド全開!な一局となりました。
これで佐藤(康)九段はA級残留の望みをキープ。
一方広瀬八段も敗れたことにより、名人挑戦権争いは当の本人の対局結果を待たずして、稲葉八段が名人挑戦権を獲得することとなりました。

お次も日付が変わった早々に決着の付いた渡辺二冠vs行方八段戦。
最終局で唯一の、名人挑戦権にも降級にも絡まないという純粋な「順位戦」。
こちらは普通の角換わりの最新型から、行方八段が△8一飛と飛車を好形に構える一手を省いて△6五歩から突っかけていったのがどうなのか、という進行に。
やや渡辺二冠の模様が良いか、という局面が多かったように見えますが、行方八段にも十分勝つチャンスのあった一局のようで、この将棋を元にまた研究が進むものと思われます。
勝った渡辺二冠は6勝3敗となんとか格好はつけましたが、何年も何年も言われている通り、名人挑戦権争いに絡まない限りはどうしようもない。
竜王戦の時期と重なる序盤をどう乗り切るかが課題。
行方八段は、残念ながら勝ち越しを果たせず。
順位を上げられなかったのがどう響くか。

最後に残ったのが稲葉八段vs森内九段戦。
15時に千日手指し直しとなりましたが、こうなるとどうしても体力勝負となるため、若い稲葉八段が断然有利に。
森内九段も無理やり矢倉模様を選択するなど工夫は見せましたが、稲葉八段が終始押し切って勝ちきりました。
千日手があった割りには終局は0時半ころとそれほど遅くならずに終局。
稲葉八段は棋聖戦で挑戦者になって以来の爆発力を発揮し、初のA級で名人挑戦者に。
佐藤名人との名人戦が待ち遠しいです。
一方の森内九段はこれで無念のA級陥落。
名人を含むA級在位記録は連続22年でストップとなりました。
順位戦の成績以外が奮っていないこともあり、A級陥落はかなりの痛手。
基本的には、後手番をどう戦うか、ということになるんでしょうね。

なお色々ありました三浦九段は、来季はA級11位(B級1組からの昇格組の下)で戦うことに。
また来季のA級順位戦は降級枠が3枠となります。

■里見女流名人、2連敗からの3連勝で女流名人位を死守(女流名人戦)

さて今度は女流の名人戦。
里見女流名人に上田女流三段が挑戦した今期の女流名人戦。
上田女流三段の連勝スタートでカド番を迎えた里見女流名人ですが、そこからの3連勝で女流名人位の死守に成功。
やはり女流棋士の中では実力は抜けている印象ですが、三段リーグではここまで8勝8敗と足踏み。
年齢的にもあまり後がないだけに、なんとか三段リーグでの爆発に期待したいのですが。

なおその三段リーグですが、森門下の西田三段が開幕14連勝で四段昇段をすでに確定。
残る1枠は10勝6敗勢の6名が取り合うという大混戦となっております。
運命の三段リーグ最終日は、3/4(土)に行われます。
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by mitsuboshi03 | 2017-02-26 10:50 | 将棋 | Comments(0)
タイトルにも書きましたが、寒いときはまだまだ寒いですな。
なまじ暖かい日がある分、よけいに寒さが身に染みるという(涙)

さて今回は将棋ネタ。
プロ棋戦の様子をざっくりと。
この時期は棋戦が集中するんで、ちと詰め込みぎみになりますがご了承をば。

■おかえり、みうみう(竜王戦ランキング1組 羽生三冠vs三浦九段)

やっぱりこの話題は外せないだろうなあとトップに持ってきました。
三浦九段の復帰戦。相手は羽生三冠。
復帰戦からかなーり濃厚な対戦相手となりました。
当日はニコ生の中継があり、私も所用を済ませてからがっつり観戦しちゃいました。
感想戦まで見ちゃったんで、日付が変わる寸前まで付き合う羽目に。
こういうのは翌日が辛いからホドホドにしよう、と強く思った次第。

さて羽生三冠の初手▲7六歩に対し、三浦九段は個人的にやや意表を突く△8四歩で応じる。
羽生三冠が角換わりを選んだらどうしたのかは聞いてみたかったですが、羽生三冠は相矢倉を選択。
これに対して三浦九段は、やっぱりというか、らしいというかの居角左美濃を選択。
実際にやってみると案外攻めが細くて大変なのですが、やはり相手の矢倉(もどき)よりも囲いが固くて攻めがわかりやすい、というのは大きい。
実際の勝ちやすさをとことん追求する三浦九段がいかにも好みそうな戦法と言えますね。
一方の羽生三冠。
この戦法の使い手である斎藤六段曰く、「居角左美濃を受ける側は、居玉でどれだけ耐えられるかが鍵」だそうですが、いやそうは言っても居玉で耐えるって大変ですよアマチュアならすぐやられちゃいますよ、と思いながらも、ごくごく普通に耐えてワンチャンスを狙いにいく。
この日の羽生三冠は、とにかく間違えませんでした。
終盤の難解な局面でも、時間のない中で正確に指し続ける。
いつもの、というか、七冠当時の羽生、という印象。
最近は淡々と指す印象が強かったのですが、これほど気合の乗った羽生三冠を見たのは久々ですね。
開始当初、羽生三冠が青白く光って見えたのは何かのサインだったのでしょうか(おい)

結果は羽生三冠勝ちでしたが、それだけで語るにはもったいない一局。
三浦九段も復帰戦で調子の上がらない中、普段通りの将棋はできていたと思います。
ただし、残念ながら相手が悪かった。
あの日の羽生三冠相手に勝てる人類が居たら、ぜひともお目にかかりたいものです。

■伏兵八代五段、朝日杯を制す(朝日オープン)

今度は朝日杯。
持ち時間40分と大変短いスリリングな棋戦。
午前に勝つと午後にもう一局指す、というのも特徴。
というわけで体力と瞬発力が要求されるだけに、若手が比較的勝ちやすい棋戦と言えます。
とはいえこと優勝となるとやはり自力のある実力者が、という年が多かったのですが、今年は村山七段と八代五段というフレッシュな決勝戦に。
それでも村山七段は昨年のNHK杯を制するなど実績のある方ですが、八代五段は今年本戦出場しただけでも価値がある、という立場ながら、戸辺・行方・広瀬という名だたる実力派を下しての決勝進出。
決勝戦もこれまでの勢いそのままに八代五段が勝利し、初の棋戦優勝と共に六段昇段を果たしました。

さすがに八代六段の知識に持ち合わせがないのでWikipedia大先生に頼ってみると、出身は静岡県賀茂郡…南伊豆の方ですかね。
というわけで、師匠は静岡在住の青野九段。
六級で奨励会入りした直後に大幅に負け越し、いわゆるB落ちして七級に落ちる寸前まで追い込まれたという逆ロケットスタートを体験。
本人曰く、このときは辛かったが、周囲の応援に救われたとのこと。

それにしても、こういう伏兵が一発当てるというのが面白いところですなあ。
八代六段の今後の活躍を期待します。

■タイトル戦の動き(王将戦、棋王戦)

冬のタイトル戦と言えば王将戦と棋王戦。
王将戦は久保挑戦者の3連勝スタートでしたが、第4局を郷田王将が制してとりあえず一服。
数年尾を引くこともあるストレート負けを回避できたのは大きい。
一方の久保挑戦者は、このあたりで勝っておかないと4連敗もありうるので、早めに決めておきたいところ。

棋王戦は千田挑戦者が緒戦を制し、昨日行われた第2局も、廃れそうでちょくちょく指される相矢倉脇システムから千田挑戦者優勢な流れになったものの、寄せに失敗して渡辺棋王が勝利。
この一局が尾を引く展開にならなければよいのですが。
千田挑戦者は今やコンピュータ将棋解析の第一人者ですが、本局のようにコンピュータ将棋らしい終盤の斬れ味を追い求めてしまうあまりに失速、というところが今後の課題。
一方の渡辺棋王は、A級順位戦でも稲葉八段の全勝を止めるなど、勝負どころを逃さないしぶとさを発揮。
将棋も以前の実利追求一本槍から、中段玉を躊躇なく使いこなすなど幅を広げております。

それにしても、棋王戦のニコ生中継は面白かった。
千田六段の好敵手となりつつある佐々木勇気五段が解説者だったのですが、読みといいネタといい中々の斬れ味でした。
佐々木勇気五段曰く。
「千田六段は自分のこと仲いいって言ってるんですけど、それほどでもないんですよねえ。
一緒に夜中うどんを食べに新宿に行くくらいですけど。」

千田六段の届かない思い(違います)
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by mitsuboshi03 | 2017-02-19 10:33 | 将棋 | Comments(0)
いやー寒いのなんの。
昨年末から下手に東京とか暖かい所に行くことが多かったんで、余計に寒さが身に染みますな。

さて今回は久々にJリーグの横浜F・マリノスをピックアップ。
選手の入れ替えも一通り終わりましたんで、今シーズンの展望っぽいものを。
この時期のワクワク感はたまらんですなあ。

何と言っても生え抜きスターな中村俊輔の移籍で話題となった横浜F・マリノス。
相変わらず過程がゴタゴタしたのは問題あるものの、一通り収まってみれば差し引きプラスかなあと。
何と言っても、Jリーグきってのオジサン軍団だった平均年齢の高さを是正できたのが大きい。
U-23代表経験者を大量補強したこともあり、20代前半の伸び盛りな選手が増えてきたんで、今シーズンもそうですが、あと数年がより楽しみになりました。
詳しくはこの後のポジション別展望のところで。
「tricomann.com」さんの記事が秀逸でしたので、そちらを参考にさせていただきます。

監督は3年目のモンバエルツ。
マンチェスター・シティの紹介で来たこともあり、しっかりした理論を持っている印象はある。
選手に運動量を求める傾向にあり、今シーズンの補強で若返りを図った要因の一つでもある。
フォーメーションは基本的に4-2-3-1、場合によっては4-2-2-2も使う。
意向に沿った選手の入れ替えを行ったこともあり、今年は結果を問われるシーズンになる。

ゴールキーパーは昨シーズン後半のレギュラーだった榎本を失うなど、飯倉を除けば総入れ替えを敢行。
実績から言うと、その飯倉が不動のレギュラー格で、控えに鈴木、伸び盛りの杉本とユース卒業したての原田が続くという布陣に。
中の上くらいで安定したパフォーマンスを見せた榎本が居なくなったのは、今シーズンに関してはマイナス。
若返り策の一貫とはいえ、ホントは残してほしかったのだが本人の意向では致し方なし。
飯倉は、川口能活以来の伝統となっている前に出るタイプのちピッコGKなため、良いときと悪いときの差が割りとハッキリ出てしまう傾向にあり、優勝を狙うとなると心もとないところ。
良い時が続けば十分力のある選手なのですが。
また鈴木はJ2とJFLの経験豊富な29歳ということもあり、常にリザーブ枠に入れておくのが妥当。
というわけで、伸び代を期待するのは年代別代表経験豊富な杉本と、ユースの希望の星だった原田。
どちらも180cm後半とそこそこ長身なのも魅力的。
この二人のどちらかが実力でレギュラーを勝ち取るのが理想的なシナリオ。
優勝のためにはとてもとても重要なポジションだけに、場合によってはさらなる補強をせざるを得ないかも。

センターバックは長年中澤・栗原の日本代表コンビがこのチーム全体でも核として機能してきたが、寄る年波には勝てず、ファビオの助けも借りながら水準以上の戦いを続けてはいたものの、そのファビオが残念ながら移籍。
どないすんねんと思っていたら、今年に入ってオーストラリア代表のデゲネクを獲得。
センターバックとしての強さや高さもさることながら、ボランチや右サイドバックも可能な器用さもあり、オーストラリア代表ということでアジア枠での起用ができ、何より22歳と若い。
Jリーグベストイレブン級の活躍を期待してもいいのではないかと思ってます。
彼が不動の先発で、残る1枠は恐らく現状では中澤。
んで、デゲネクが右サイドバックに回ったり、中澤の調子がよろしくない場合に伸び盛りの新井が出てくれば理想的。
栗原は最後にもう一花咲かせて欲しいところ。
パクは外国人枠の絡みもあって出番が厳しい…と思ってたら怪我で離脱とは(涙)
総じて言えば、悪くても水準以上。
中澤が踏ん張り、デゲネクと新井が飛躍すれば、再びJの頂点を目指せるかと。

右サイドバックは、去年の不動の先発だった小林が去り、代わって23歳の松原が加入。
攻撃力と若さでは松原が上回るものの、守備が不安視されており、何よりケガ持ちなのが気にかかる。
ケガさえ無ければ再び日本代表入りも期待される逸材だけに、とにかくケガは厳禁。
控えは金井。最低限の仕事はしてくれますが、彼が不動の先発でした、という事態は避けたいところ。
場合によっては、センターバックのデゲネクをここに回す可能性も。
ここは良くも悪くも松原次第で大きく変わるという印象。

左サイドバックは下平の長期離脱により、昨シーズン後半は金井が穴を埋めざるを得なかった反省を生かし、U-23代表経験豊富な山中と、大卒の高野を補強。
下平が未だに試合に出られないのは痛いが、ドリブル突破やプレースキックなど中盤2列目でも起用可能な攻撃力が魅力の山中と、クロスやスペースへの走り込みなどに定評のある高野という違うタイプの即戦力を補強できたのは大きい。
いざとなればまた金井を戻す手もあるため、現時点でも水準以上の陣容かと。
下平が戻ってくれば、山中を中盤に回すオプションも使える充実の布陣に。

Jリーグを制するのに地味に重要なポジションであるボランチ。
上位クラブはどこも充実しているというか、充実しているからこそ上位に居るわけだが、今年のF・マリノスは上位に引けを取らない陣容になったと言える。
中心となるのは世代別代表経験豊富なユース生え抜きの喜田。
年々パフォーマンスを向上させている頼もしい存在。
チームの核としてだけでなく、日本代表入りも十分狙える存在。
また昨シーズン終盤に前目のボランチで一皮むけた天野に加え、25歳にして代表経験豊富な扇原も加わり層が厚くなった。
これに実績豊富な中町も控えるという充実の布陣。
水準以上であることは間違いないので、ここからどれだけ上積みできるかが今シーズンの鍵を握る、かも。

さて2列目は、長らくトップ下に君臨してきた中村俊輔が移籍したものの、モンバエルツ監督の戦術に合わず、肉体的にもピークを越えており、なにしろ年俸が高かったのもあって移籍はやむを得なかったかなあと。
その代わりとして、バルセロナユース出身のバブンスキーを補強。
記事で見る限りはいわゆる昔ながらのトップ下、という印象で、欧州のトップクラブに行くよりは、そこそこのクラブで王様になってた方が良いのでは、という感じだとか。
練習ではJリーグレベルを遥かに凌駕するボール捌きを見せるものの、実力では王様になっていておかしくないはずのレッドスター・ベオグラードでもフィットせずにここへやってきた、ということから、持ち味の生かし方に課題のある選手なのかなと。
モンバエルツ監督の元で、そこがどれだけ改善できるか。
経歴からすれば、JリーグMVPになっても驚かないレベルの選手。
なお、お父さんはガンバ大阪でのプレー経験あり。
なんかお父さんこないだ見てた気がするんですよねえ、年取ったなあ(涙)
彼を使わない場合は、前田や天野を持ってきたり、FWを入れて2トップにすることも。

2列目の左には、今やチームの顔となった斎藤が残留。
海外移籍を最後まで模索していたため、加入の報告こそ遅かったものの、契約前からキャンプには同行していただけあって、コンディションは問題なさそう。
夏に海外移籍する可能性は十分考えられるが、遂に殻を破った遠藤が控えており、また山中をここに使う手もあるため、恐らく補強の可能性は薄い。

2列目の右は、昨シーズン通りにマルティノスが不動の先発に。
加速力はJリーグでも抜けた存在であり、相手守備陣の裏を常に脅かすことのできるのは大きな強みだが、突破した後のプレーに精度を欠くことがままあるのが悩み。
そこが改善できればJリーグベストイレブンも夢ではない。
控えは一応前田ということになるのだが、どちらかというとトップ下に適正がありそう。
本来のポジションではないが、遠藤をここに持ってくる手も一応ある。
ここは良くも悪くもマルティノス次第。
控えが決して厚くないだけに、彼のパフォーマンスが大きく影響しそう。

さて課題のFW。
言うまでもなく最重要ポジションではあるのだが、2列目を始め他のポジションが厚いこともあり、あまり色々と求めずに、割り切って他のポジションで点を取る、と考えた方が精神的によろしいんじゃないか、と思えてきました(おい)
また、Jリーグで無双できるレベルのFWなら他のリーグが放っておかないし、ということもあるし(苦笑)
とはいえ、今まで通りに点を取ること以外なら及第点、な伊藤が不動の先発という事態はよろしくないと、こちらもレッドスター・ベオグラードからウーゴ・ヴィエイラを補強。
ところが未だにコンディションが上がらず、練習試合でも先発起用が無い、というのが何より不安材料。
開幕までに何とか仕上がってくれないか、というのが切なる願い(涙)
とはいえ、ここに来て富樫が本格化しつつあるのは救い。
こちらは点を取ること以外がイマイチ、というFW。
これまでも途中出場で光るものを見せてきましたが、そういうシーンがもっと増えると嬉しいですね。

さて肝心の展望。
骨格がしっかりしていることもあり、降格はさすがに無いんじゃないかと。
とはいえリーグ優勝となると不確定要素が多すぎる。
肝心かなめのGKとFWが(上がり目はあるものの)弱いというのは激痛。
リーグ優勝を妄想できなくは無いのが救いではありますが、ぎりぎりACLの目があるリーグ4位か、ルヴァン杯か天皇杯優勝、を目指しつつ、結局今年も中位安定、というのが無難な予想かなあと。
とはいうものの、年齢構成がだいぶ若くなりましたし、またマンチェスター・シティとの提携効果で優秀な外国人が加わったというのは大きいかなと。

長期的に見ると、練習場の確保が厳しいなど横浜市の支援を受けにくいとか、三菱自動車の吸収合併により親会社が浦和レッズの方を見るようになってきたんじゃないかと、課題は山積みなのですが、まあとにかくクラブが存在して、サッカーを楽しめるというのはありがたいことです。
横浜フリューゲルスの消滅を間近で見てきた身として言えることは、サッカークラブで一番まずいのは、優勝できないことでも、降格でもなく、クラブが無くなることですから。
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by mitsuboshi03 | 2017-02-12 16:49 | 横浜F・マリノス選手評 | Comments(0)
雪の中、地区のお仕事で半日外回り。
うう、寒さが身に染みる。

あ、そうそう、先週はワークス新年会楽しゅうございました。
今回の教訓は、「本番が5次会というのは止めとこう」ってとこでしょうか(私&細川氏)
直前で事情によりキャンセルになった方も居たのが残念でしたが、また来年お待ちしております。
これで一年戦える(しみじみ)

さて今回はbleem! さんのネタ振りにより、三浦九段の事件についてもう少し書いてみることに。
今回は長くなるのと、あえて書くのを避けてきたプロ棋界の暗部についても書いていくつもりですので、後味がよろしくない記事にはなるかと思います。ご了承くださいませませ。
あと、そんなに公式記事とかは追っかけていませんので、信憑性とかはまるっきしございません。あしからず。

■日本将棋連盟≠将棋界代表

まず前提としてですが、将棋界の運営は日本サッカー協会みたく業界統一団体があるわけではなく、各分野によって別々に団体があるという野球方式だ、ということについてはご理解いただきたいかと。
日本将棋連盟はあくまでもプロ棋士の団体に過ぎません。
例えばアマチュアは別団体がありますし、コンピュータ将棋もまた別団体。
プロ棋士でも女流棋士の一部はLPSAという別団体を作ってますし、フリーな方もいる(北尾女流とか)
なので、日本将棋連盟は必ずしも将棋界全体のことだけを考えて活動しているわけではないよ、ということは前知識として入れておいていただけるとありがたいです。

■プロ棋士はろくでもない。ましてや将棋連盟は。

また前段の話しですみませんが、そもそも論として、プロ棋士はあくまで将棋が強いことただ一点でその地位を保証されているのであり、人間性とかは正直二の次、という話しがあります。
今ではこれでもだいぶマシになりましたが、昔だと対局中に奨励会員へ馬券や車券を買いに行かせる棋士なんて普通に居ましたし、そういう棋士が引退棋士として総会の1票を持っている、なんていうあまり笑えない話もあります。
あと、基本将棋バカですので、組織の運営とか、一般企業とのお付き合いとかは正直不向き。
今回の一件でこそ話題になりましたが、この手の話しは水面下で以前からずいぶんあった話で、個々のプロ棋士はともかく、将棋連盟とは二度と付き合いたくない、という方も結構いらっしゃいます。

■事件と処分

さて今回の一件についてですが、やっぱりこの手の話は、チェスのカンニング事件のときのように現行犯で押さえない限りは推定無罪でいくしかない、という原則論でいかなければならなかったかな、というのがまず1点。
また何よりまずかったのは、推定無罪だったにもかかわらず対局禁止という厳罰を下してしまったこと。
プロ棋士にとって、将棋が指せないというのは致命傷ですから。

■渡辺竜王

まず今回の一件を主導したと言われている渡辺竜王。
についてですが、表に出ている記事が週刊誌だけであり、将棋連盟も処分はしない方針のようですし、そもそも将棋連盟内では影響力は少々あれど権限は無い人なので、公式的に何か処分をする、ってのは難しかろうと思います。
ただし。
「無実の棋士を対局禁止に追いやった」という烙印は、将棋ファン、少なくとも三浦九段ファンにとっては許しがたいものであり、これは一生ついて回ることになるでしょう。
例えば少々の期間の対局禁止とかより、ある意味よっぽど厳しい裁きなんじゃないかと。
ブログも実質的に止めざるを得なくなりましたし。

■将棋連盟理事の対応

今回の事件により、谷川会長と島連盟理事が職を辞することになりました。
彼らには決定権があったので、これはまあ当然というか、仕方がない。

■今後の将棋連盟

正直なことを言うと、体質は変わらないだろうし、変えようがないという気がします。
実務ができそうで、今回の一件に関わっていなさそうな棋士は居なさそうですし、外部から人を入れるということについてはプロ棋士、特に引退棋士に強烈なアレルギーがあるのと、そもそもこんな火中の栗を拾う奇特な人がどこに居るのかという話もある。
羽生さん、という声はファンから多いです。
確かに実務でも相当アイディアを持っているというエピソードは多いですが、「将棋でもやられ、運営でもしてやられるのは口惜しい」というプロ棋士が多いのと、以前このような事例で大山康晴長期政権というのがあり、それをよく思っていない引退棋士やベテラン棋士がまだ多いことから、実現はまずないと思われます。

■将棋ファンはどうすればいい?(消極的)

個人的な意見ですが、こういう話はあくまで内向きの話しですし、ここまで書いたように改善の見込みがなさそうですし、普通の将棋ファンにとっては、正直気にしないのが一番かと思われます。
今日やってる棋王戦第1局を楽しむもよし、NHK杯戦を見るもよし。
はたまた縁台将棋やネット将棋を楽しむのもよし。
イライラしてても仕方がないですから。

■将棋ファンはどうすればいい?(積極的)

それではどうにもならん。何とかしないと。
うん、その考えも一理あります。
では、どうするか。

今の私みたいに、ネットで匿名記事書いてても何にもなりません。
ぱっと思いつく限りですがいくつか案を。

1)将棋ファンの団体を作る

「戦いは数だよ兄貴!」ではないですが、ある程度まとまった団体というのは、相手も無視できないもの。
どうやって運営するとか、色々難しいところはあるかと思いますが、ありそうなのは、既にファンサイトなどで個別のプロ棋士のコミュニティはできていますので、そこが緩やかにでも連帯するという感じかなと。

2)電話攻勢

何かとネットが幅を効かせる世の中になりましたが、こういうときに効くのはやはり電話とのこと。
連盟にかけても門前払いと思われますので、将棋連盟の大スポンサーでもある大手新聞社あたりにかけてみるというのが効果的でしょうね。

■三浦九段

最後に、三浦九段について。
対局禁止というペナルティは重くのしかかりますが、正直あまり心配はしていません。
既にいい弁護士がついてそうだな、という言論に徹してますし、最終的には法廷で勝負、ということになりそうですから、少なくとも金銭的な補償はされそうかなと。
それと。
そもそも三浦九段は、群馬の期待の星2トップ(もう一人は藤井九段)なだけあって、バックにもの凄い後ろ盾が付いております。

1)福田元総理系列の議員
群馬の政治家と言えば、福田・中曽根という元総理経験者による強力な2トップ。
その一角である福田元総理系列の議員さんが三浦九段の後援会のトップに居るようです。
2)西村九段
三浦九段の師匠である西村九段。
一般的な知名度はほぼ無いと思いますが、将棋の腕もさることながら、長年将棋連盟のナンバー2として連盟会長を影て支えてきた重鎮。
既に引退棋士ではありますが、未だに一定の影響力はあると思われます。
3)ヤマダ電機
最近棋戦や将棋祭りを積極的に群馬に招致するなど、将棋界へのサポートを強めるヤマダ電機。
当然のことながら地元の英雄である三浦九段を強力にバックアップしており、1月の将棋祭りでは早速三浦九段を登場させております。

「何でこんな奴をわざわざ敵に回すの?バカなの?死ぬの?」
というのが私の正直な感想です(おい)
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by mitsuboshi03 | 2017-02-05 13:00 | 将棋 | Comments(2)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


by mitsuboshi03