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年末何かと忙しくて、ようやく今年最後の更新に。
また来年もよろしくね。

今回はプロ棋界の話題を駆け足で。

■最年少棋士、最年長棋士に挑む(藤井四段vs加藤九段、竜王戦ランキング6組)

まずは将棋ファン最高のクリスマスプレゼントとなったこの対局から。
天才の呼び声高い藤井聡太四段の緒戦は、ひふみんこと加藤一二三九段との一戦となりました。
注目の戦型は、藤井四段が「後手番ならこれと決めていた」二手目△8四歩からの相矢倉に。
先手のひふみんが鋭く踏み込んで先制するも、藤井四段がその攻めをきっちりかわして最後は31手詰めを読み切って仕留める、という結果となりました。
藤井四段は、実戦での31手詰めに果敢に踏み込む抜群の終盤力もさることながら、プロ棋士には読みづらい中盤の受けの好手△1二歩を見逃さなかったところも見事。
またひふみんも昼食休憩明け前に一手指しちゃうなど相変わらずのマイペースっぷりを披露。
順位戦の成績がかなり厳しく、残り3戦を少なくとも2勝しないと引退、という状況ではありますが、それでも懸命に将棋を指し続ける姿には好感が持てます。

最後に、ニコ動の中継、楽しゅうございました。

■渡辺竜王、崖っぷちで踏みとどまる(竜王戦七番勝負)

フルセットにまでもつれこんだ今年の竜王戦七番勝負。
運命の第7局を渡辺竜王が制し、崖っぷちではありますが竜王防衛に成功しました。
丸山九段もよく粘ったのですが、大事な大事な第6、7局で失速してしまったのが痛かった。

■三浦九段はお咎めなし、理事は減給処分(第三者調査委員会発表)

最後は三浦九段の例の事件をちょっとだけ。
三浦九段の処分に関する第三者調査委員会の調査結果がまとまり、三浦九段はお咎めなし、ということに。
三浦九段は今期のA級の地位を保証されることとなり、三浦九段に処分を下した理事は減給処分となりました。
将棋連盟としてはここで幕引き、ということにしたいでしょうが、三浦九段は竜王戦七番勝負のやり直しにも言及しており、来年もまだまだ揉めそうな雰囲気。

この件に関しては私もようわからんというか、書きたくないというかという思いもあり、後はさらっと触れる程度に止めようかなと思っております。
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by mitsuboshi03 | 2016-12-31 13:33 | 将棋 | Comments(5)
早いもので今年もあと二週間。
色々と大変な一年でしたが、過ぎてしまえばあっという間。
来年もそうなりそうですなあ、うう、やだなあ。

さて今回も普通の将棋ネタを。
実は色々と落としていた話題を(苦笑)

■復位を目指し、立ち上がる振り飛車の雄(王将戦挑戦者決定リーグ)

こちらはうっかり落としていた王将戦挑戦者決定の話題。
11月28日に長丁場の挑戦者決定リーグを制したのは久保九段でした。
王将復位を賭けて、郷田王将との戦いに挑むことになります。
久保九段といえば、叡王戦の準々決勝でまさかの対局場の勘違いでの不戦敗がすっかり有名に。
棋士会副会長という重責を担っていることもあり、本日の豊島七段とのリベンジマッチを含め、色々と禊を行う羽目になってしまいましたが、本日の対局を含め、幸いにも将棋自体は好調でなにより。
序盤でどれだけリードできるかが七番勝負の行方を左右するかもしれません。

■我らのチダショー、番勝負の大舞台へ(棋王戦挑戦者決定戦)

今度は昨日行われた棋王戦の挑戦者決定戦。
叡王戦の準決勝でも激突した千田五段対佐々木勇気五段という、東西期待の若手同士の対決となりました。
棋王戦の挑戦者決定トーナメントは他と一風変わったところがありまして、準決勝からは二敗失格方式の敗者復活ありという戦いに。
日本ではまだ一般的ではないですが、スポーツの国際大会などではこういう二敗失格方式のトーナメントが普通になってきましたね。
一発勝負よりも公平性が出るのがいいところだと思ってます。

さて今回は1回負けられる千田五段対2回勝たないといけない佐々木勇気五段という対戦になりましたが、昨日の第1局を千田五段が制し、渡辺棋王との五番勝負を戦うことになりました。
これで六段に昇段した千田六段。
コンピュータ将棋に精通し、定跡型の研究には定評がありますが、叡王戦決勝三番勝負でも露呈した通り、トップレベルの棋士相手の力比べとなるとまだ線が細いといった印象。
渡辺棋王の調子がまだまだ上がってこないのは救いとはいえ、今のままだと良くて2つ勝てるか、という感じ。
こちらも序盤でどれだけリードできるかが運命を分けるのではないかと思われます。
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by mitsuboshi03 | 2016-12-18 17:20 | 将棋 | Comments(0)
毎週更新、と言っておきながら隔週になってしまってすまんです。
地域で重~い役が回ってきちゃったため、今後は隔週更新がメインになっちゃうかもなーと。
まああんまり難しいこと考えてるとハゲますんで、淡々とやってきますよ、ええ(苦笑)

さて今回はプロ棋界の話題を。
昨日行われた叡王戦第2局を中心にお届けしますね。

■チダショーも強かったが、名人は強すぎた(叡王戦第2局)

第2期叡王戦もいよいよ決勝三番勝負。
ついこないだ山崎叡王が誕生したような気がしますが、1年って過ぎると早いですなあ。
さて今回は、満を持して登場した羽生三冠を破った佐藤名人に、新進気鋭のコンピュータ棋士な我らのチダショーこと千田五段が挑む構図となりました。
沖縄で行われた第1局を佐藤名人が制し、昨日迎賓館で第2局が行われました。
それにしても迎賓館。
流石は日本を代表する建築の一つ。
たとえ映像でも、一遍は見ておくと人生ちょっと変わるかも。
ちなみに対局場となった迎賓館別館は、将棋の対局場としては破格の47畳ぶち抜き。
久々に対局場を見て目が点になりましたw

さて対局。
後手番となった千田五段の二手目△8四歩に対して▲7七銀と矢倉を宣言した佐藤名人。
さてどうするのかと思いきや、飛車先の歩をスルスルと2五まで伸ばすという古典的な戦型を採用。
千田五段が早めに△3一角として△6四角の飛車いじめを狙おうとすると、今度は▲4六歩~▲3七桂と昔懐かしの陣形から米長流急戦矢倉を志向。
破壊力抜群ながら、守りがあまりにも脆いために現代将棋ではすっかり消えた戦法となっておりましたが、後手の千田五段が早囲いを狙っていたこともあり、専門的に見ると先手の主張が通った印象。
佐藤名人が序盤で早くもポイントを上げましたが、何しろ囲いの強度が豆腐並みなこともあって、千田五段にも十分勝つチャンスはある分かれとなりました。

が、そこを何とかしてしまったのが佐藤名人。
千田五段が慣れない戦型に苦戦する一方、渋さ満点の▲5九金をはじめとした変幻自在の指し回しで千田五段の攻めを華麗にいなし、最後の望みを賭けた千田五段渾身の突進も巧みにかわしての完勝となりました。

千田五段は序中盤の引き出しの差が如実に出てしまった模様。
とはいえ、最新型での戦いには定評がありますし、この第2局でも最後まで望みを捨てずにひたひたと一発逆転を狙う姿には好感が持てました。
とかくコンピュータ棋士としての一面ばかりクローズアップされがちですが、森門下特有の一本筋の入った骨のある棋士。
数年後と言わず、今すぐにでもタイトル戦で見たい逸材であります。

佐藤名人ですが、あの脆い急戦矢倉をこうも上手くまとめきっちゃうのは凄すぎます。
勝ち負けはともかくとして、ponanzaとも好勝負を演じてくれるのではないかと期待しております。

■決戦は第7局へ(竜王戦七番勝負)

色々と忙しくて中々じっくり見る機会が無いのですが、竜王戦七番勝負はなんとなんとフルセットへ。
第7局は12/21,22に新潟県の「温泉御宿 龍言」で行われます。
こうなったらまさかの丸山竜王を見たい気もしますが、竜王は渡辺でないとしっくりしないという思いもあり。
中々ままならないものですなあ。
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by mitsuboshi03 | 2016-12-12 19:31 | 将棋 | Comments(0)

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