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暑い(直球)
こういうときに限ってエアコンから水漏れが(涙)
早いとこ直してもらわないと。

さて今回は盤上のシンデレラを。
こないだ第15回が更新されましたので、さっそく記事にしてみます。
今回は内容盛り沢山なので、だいぶ長くなりそう。
流石タイトル戦だけあって、相当燃える展開です。
まずは本編を見ていただいて、そこから記事を読み進めていただければと。

※第15話のリンクはこちら→

■一ノ瀬 志希(しきにゃん)

第15回はオールスター編成のため、登場人物が凄く多め。
というわけで、今回は初登場のしきにゃんだけの紹介とさせていただきます。

一見すると今ごろのJKなのだが、実はギフテッドといわれる天才属性持ち。
しかし興味が続かず飽きっぽいのが欠点。
さらに困ったことに失踪癖持ち(おいおい)
この失踪癖は盤デレでも例外ではなく(涙)
とはいえ、最後の△8八歩を見抜いた実力は本物。

将棋グリモワールさんのしきにゃん記事を見ていて思ったのですが、結構理想が高くて完璧主義者で、だから完璧じゃなくなったら逃げちゃうのかなと。
自分もゲームではリセット魔人なので、共感するところは多少なりともあったりなかったり。
完璧でないことを受け入れられるようになれれば、もっと可能性が広がる娘なのかなと。

※将棋グリモワールさんのしきにゃん記事はこちら→

■「私だって、昔は夢見る少女だったんだけどなあ。」(00:35あたり)

さて本編。
冒頭部分は、病弱な花蓮が盤デレ世界のアイドルを目指すキッカケになったお話ですね。
3時のおやつのケーキを無理矢理口に押し込むメイド服のアイドル・・・いったい何者なんだろ(ry
それにしても、ケーキ画像の出典には笑わせてもらいました。
何を言われてるかサッパリな貴方は、第15局を最後まで見てね!

将棋は身体を一切動かさず、盤上で悩んでいるだけだから身体弱くても大丈夫?
まあアマチュアならともかく、プロだと厳しいことになるでしょうね。
一日中考え続けるって、体力使うんですよ。
というわけで、身体を鍛えるのもプロ棋士には重要な要素。
研究の合間に、ボクシングしたり、登山したり、筋トレしたり、走ったり、野球したり、フットサルしたり。
棋士も中々大変です。

■「・・・残りは?」(01:39あたり)

さていよいよタイトル戦。
花蓮が初タイトルを獲得したアイドル王座戦の大一番ですね。
今年の、ではなく、去年の、というところに、視聴者の期待に応えつつ裏切る、という塩梅を感じます。
こういうところはKKPPさん上手ですねえ。

記録係の凛に持ち時間を聞く花蓮。
最近は叡王戦など持ち時間が表示される棋戦も増えましたが、タイトル戦の盤勝負だと残念ながら非表示。
というわけで、記録係に時間を聞くわけですね。
あと、事前に「残り◯◯分になったら言ってくれ」と記録係に言っておくことが多いです。

それから記録係は普通候補生や研修生(プロ将棋界だと奨励会員)が務めるのですが、タイトル戦の盤勝負だとアイドルが志願して務めることもあります。
第15局の凛だと時期的に微妙なのですが、アイドルなりたての凛が志願して務めた、というのが物語的には面白い気がします。

■「川島さんの方は着手が早いなあ」(03:10あたり)

このときアイドル王座だったのが川島さん。
第7局の将棋からしてBランクとは思えなかったので、やっぱり実力者なんですなあ。
いつもと比べ決断良く指してるという評でしたが、追い込まれている時こそ積極的に、というのが将棋界の鉄則。
手が伸びなくてズルズルと後退、というのが一番マズイです。
とはいえ、前のめりすぎて暴発、というのもよくある話で(涙)

■「おはようございます!」(03:50あたり)

というところで検討室に卯月登場。
しかし卯月が出てきたところで、コメントが「ヒエッ」とか「こないでw」とかで埋まるのはどういうことかw
視聴者に恐怖心を植え付けていくメインヒロインとはいったい・・・。

■「自主休校してまでわざわざ現地に足を運ぶのは」(04:10あたり)

よっぽどの物好きですよね~。
なっ、奈緒!(おい)

現地観戦はお金も時間もかかりますが、強くなるためには重要な要素。
現地で強いアイドルの空気を吸うことも大事ですが、タイトル戦の舞台に馴れることも重要。
一度でも行って慣れておけば、自分が対局者として行くときに気後れしないで済みますから。
将棋の実力に関しては問題ないのに、タイトル戦の雰囲気に飲まれて敗れていく挑戦者はよく見かけます。

それにしても、デレマス本編でユニットを組んでいるとはいえ、ホントにここの奈緒(と凛)は花蓮に尽くす女ですなあ(おい)

■「あ、ここから先は確認してないです。」(05:00あたり)

▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩で見る気を無くす卯月。
お前はどこまでノーマル四間飛車脳なんですかホントにもうw

■「青野流・・・でしたっけ?」(05:40あたり)

横歩取り対策の一つである青野流。
先手からいきなり攻めかかる変化が多く、いかにも急戦得意の青野九段らしい戦法なのですが、後手番の勝率が高いからかプロ棋士が採用する比率は残念ながら少なめ。
あと1歩得している先手がガリガリ攻めに行く、というのにはやはり違和感を感じます。
序盤の1歩得って結構大き目な利益なので、金持ちケンカせずの精神でじわじわと押さえ込みに行く、というのが横歩取り対策としては王道では、というのが私の意見です。

第15局では、実戦例の多い▲7七桂や▲7七角に代えて▲3三角成~▲5五角としたのが川島さんの工夫ですが、やっぱり無理気味かなあという印象。
軽くウチの激指10にかけてみましたが、やはり疑問手の表示が。
もう一度▲3三角成と角を切ったあたりでは、はっきり後手有利の評価になってました。
とはいえ、▲4五桂と先手の両方の桂馬を跳ねたところではほぼ互角の評価。
後手が何かやりそこなったのか、ウチの激指が反省したのかはよくわかりません(おい)
まあ、横歩取りで両方の桂馬を跳ねられれば、善悪はともかくとして不満はありません。

■「この桂を取れるってのが盲点だよねえ。」(08:30あたり)

△6六桂を▲同歩と取ったのが第15局の進行ですが、この手にウチの激指10が激おこしておりまして、▲同歩は敗着と力強く断言しております(おい)
代えて▲4八玉と逃げておいて、△7八桂成と金を取ったら▲6五銀で詰めろを掛けろと。
これで互角の進行だとウチの激指10は言っておりますが、さて真相は?

・・・え、たまには自分で考えろ?
現役時代なら自分なりの結論が出せたんだが、膝に矢を受けてしまってな(おい)

■「あー、さっきまで解説頑張ってたもんね。」(11:05あたり)

トラブルトラブル、ルルルルル。
現地解説のお仕事をぶっちぎった志希にゃんの代打を無事務めきった文香。
お疲れ様でした。
いかにも失踪癖のある志希にゃんらしいエピソードではありますが、これがリアルなら・・・。

むかしむかし。
前日に酔い潰れて、将棋まつりのお仕事をぶっちぎった先崎九段。
その穴を埋めたのが、なんと関西将棋界の重鎮である内藤九段。
「同じ酒呑みやからな、ええんやで。」
その目は優しかった。

そんなことでもない限り。
答え③:どうにもならない。現実は非情である。

■「そりゃあ同期だし、何年一緒にいると思ってるのよ。」(12:55あたり)

将棋界でもアイドル界でも、同期の絆は大事。
まあどちらも、大半の同期が道半ばで去っていく非情な世界ではありますが。

それにしても。
さえみず!そういうのもあるのか!(おい)

■「ん、ここで休憩入った?」(15:40あたり)

将棋界のタイトル戦では、もはや名人戦でしか見られなくなった夕食休憩。
締め切りの問題もありますが、個人的にはやや世知辛いものを感じますなあ。

名人戦の夕食休憩だと、サンドイッチが定番。
食の細い棋士だと、これもしんどいんじゃないかと。
特にアイドルともなれば、ほとんど食べてる余裕はなさそう。
その意味でも、名人戦の第4局でおにぎりを追加注文した佐藤天彦新名人は凄すぎます(おい)

■「フレちゃん、フレちゃん。この▲6二飛の意味はなんだい?」(15:40あたり)

これよりフレデリカ&周子の漫才面白大盤解説はじまりはじまり~。
え、関西ではこれが普通?
またまた~・・・見たいなそれ。
それにしても、関西棋士のネタ解説っぷりは異常(いい意味で)

あと、「なるほど~フレちゃん3手先までしか読めないからねえ。」に、
(但し、頭に1億が付くw)とコメントされた方、素晴らしいです。
脱帽。

■「あ、未央ちゃん!これ角と銀どちらが先でしょう?」(26:25あたり)

ここに至るまで濃密な読みを続けている検討室と現地控室。
その一方、一人で全く関係ない研究を進める卯月(おい)
最初は全くのネタと思わせておいて・・・というのが第15回のクライマックス。
まずはいっぺん、予備知識抜きで動画の方を見てみてください。

この部分だけで第15回は素晴らしかった、と言っても過言ではない箇所。
しまむー強すぎるよしまむー(あと、しきにゃん)
候補生リーグなんかで遊んでないで、とっととアイドルになってどうぞw

■「歩ですか?えっと、どこの局面での話なのでしょう?」(27:30あたり)

プロ棋士やアイドルの感想戦や検討の場合、手を示すときに符号をきちんと言うことはまずありません。
口より頭の回転が早いので、歩、とか桂、だけで、大抵の場合は用が足ります。
今回の△8八歩のように、歩、と言われて手が思い浮かばないというのは相当異例なことです。
しかも、タイトル挑戦経験のある菜々さんをしてこれですからね。

なお最後の△8八歩、ウチの激指10は発見できませんでした(涙)

■「もう一年近く経つってのに、画面越しに見てたあの時と状況は何も変わってないってのは。」(32:10あたり)

停滞しているうちはまだいい。
そのうち同期に抜かれ、後輩にも出し抜かれ。
勝負の世界の常とはいえ、厳しい。

とはいえ、結局のところは自分が伸びなきゃどうにもならないんですけどね。

■「それにさ、今日の対局は面白くなると思うんだ。」(32:40あたり)

今度は今年の挑戦者決定戦。
新進気鋭のちゃんみおと、アイドル王座奪回に燃える川島さんとの激突ですか!
見たい!これは見たい!
時間はかかるでしょうが、待ってますよ!
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by mitsuboshi03 | 2016-06-19 13:30 | 将棋 | Comments(0)
月曜日、朝、低気圧というのは頭痛によろしくないようです(涙)

ちょっと調子が悪いため、今回は縮小更新ということで。

■将棋強いおじさん、久々の大舞台へ!(王位戦 挑戦者決定戦)

まずはちょっと昔になっちゃいましたが、王位戦の挑戦者決定戦から。
恒例の紅白リーグを制した勝者の木村八段と豊島七段が、羽生王位への挑戦権を賭けて6/1に激突。
激戦の末、木村八段が決戦を制して挑戦者に名乗りを上げました。

最近はすっかり解説者としての活躍が目立つようになりましたが、本来は長らく生涯成績七割を保ってきた一流棋士。
「木村標準」「千駄ヶ谷の受け師」の異名の源である、独特の受けのテクニックは必見であります。
年齢的にもラストチャンスと思われますが、このチャンスを是が非でも生かして欲しいところ。

■里見女流王位、盤石の防衛(女流王位戦五番勝負)

今度は女流の話題。
里見女流王位に岩根女流三段が挑戦した女流王位戦の五番勝負ですが、里見女流王位が三連勝で盤石の防衛を果たしました。
岩根女流三段は、かつて女性としては最初の奨励会1級を果たした実力者。
タイトル戦の登場はこれで三回目でしたが、里見女流王位の壁は厚かったようです。

勝った里見女流王位ですが、三段リーグでも開幕4連勝とロケットスタート。
が、その後が1勝3敗と振るわず。
女流のタイトル戦との両立は大変でしょうが、同じく5勝3敗スタートの西山三段ともども頑張って欲しいところ。
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by mitsuboshi03 | 2016-06-13 18:32 | 将棋 | Comments(0)
もうすぐ梅雨入り。
あ、あと少しで、花粉症から開放される・・・。

そういや今テレビで車椅子テニスの第一人者である国枝選手の特集を見ているのですが、いやーこの人凄いですわ。
北京、ロンドンのパラリンピックを連覇。
四大大会(最近は車椅子テニスの部があるのよ)での優勝24回。
まだ錦織選手が台頭するちょっと前、あの見た目だけ一般人な異次元超人ロジャー・フェデラーをして、
「日本に世界的なテニス選手が居ない?国枝が居るじゃないか」
と言わしめたスーパーマンでございます。
車椅子乗ってるのに、バックハンドの威力が健常者の世界レベルと変わらないって・・・。

さて今回は普通の将棋ネタ。
こないだ終わったばかりの名人戦七番勝負についてのお話を。
今回はちょっといつもとは違うスタイルで。
デレマス☓将棋系のブログ勢の一角、「とある事務所の将棋紀行」さんの記事へのカウンターパート、という形でいきたいと思います。
こちらは羽生前名人サイドでの記事ですが、私は佐藤天彦新名人サイドでの記事ということで。
まずは元記事を読んでいただいて、それから私のを読んでいただけるとありがたいです。

※元記事はこちら→

■世界は新しい力を求めている

ここ20年以上にわたり名人戦を戦ってきた羽生世代。
その中核である羽生前名人。
今なお実力は超一流とはいえ、何しろ年齢は40代後半。
あの中原十六世名人をして、今までの実力を維持していくのが難しい、と言わしめる年齢に突入している。
ほぼ同年代の私も、この年齢の壁をヒシヒシと感じる日々である(涙)
「大山十五世名人は63歳でタイトル挑戦したじゃないか」という声もあるかもしれないが、50代でのタイトル獲得の原動力である盤外戦術を、ニコ生中継が当たり前になった今の世の中で駆使していくのは至難の技だ。
そういや、タイトル戦の生中継が始まったのは大山十五世名人の亡くなった後でしたな。

それはさておき。
ここまで将棋界を長年にわたり支えてきた羽生前名人。
もちろん羽生前名人の強さは骨身に染みている。
だが、将棋界はこの先いつまでも羽生前名人に甘えていてよいのだろうか。

一方の佐藤天彦新名人。
ここ1~2年の勢いには凄まじいものがあり、王座戦と棋王戦でタイトル挑戦を果たすも、どちらも後一歩のところで奪取を果たせず、この名人戦がラストチャンスとなる。
タイトル挑戦だけでも大きな成果ではあるのだが、世代交代を果たすためには、なんとしてもタイトルという明確な形が欲しい。
この名人戦でもしも敗れた場合、これだけの偉大な才能が埋もれてしまう可能性すらあった。
多少大袈裟に言えば、これからの将棋界のためにも、個人的には是が非でも名人を獲って欲しかった。

■決戦、第5局

第5局は佐藤天彦新名人の後手番ということで、十八番の横歩取りを採用。
「とある事務所の~」の記事では、横歩取りを避けてはどうか、という意見もあったが、基本的に居飛車党な羽生前名人が、横歩取りを意図的に避けるのはかなり難しい。
振り飛車にするのが最も無難ではあるが、この土壇場で不慣れな振り飛車を採用するのはリスクが高すぎる。
そもそも、相手の得意を避けようとすると将棋が歪んでしまう、というのが羽生前名人の思想である。
何より、戦う前から負けている気がして気分が悪い。
ということで、今回も真っ向勝負で横歩取りに。

1日目は無難に乗り切り、2日目も午前中はどちらかと言うと羽生前名人持ち、という声が多かったようだが、昼食休憩後にバタバタと手が進み、△7四飛となったところで羽生前名人の角が詰んでしまった。
その後も最善を尽くせばきわどい局面はあったようだが、何よりここで羽生前名人の精神力が尽きてしまったのが痛かった。
夕食休憩で、用意されていたサンドイッチを口にすることもできなかった羽生前名人。
一方、おにぎりを追加し、盤側にリンゴジュースまで用意させた佐藤天彦新名人。
盤面はともかく、人間的に見れば勝敗は明らかだった。

タイトル挑戦、タイトル戦で1勝、タイトル戦で王手。
いずれも大きな一歩ではあるが、特に羽生前名人相手の場合、王手をかけた後の一勝が果てしなく遠い。
ただ、今回は3勝1敗と2勝分の余裕がある。
また、二日制ということで持ち時間に余裕があるのも大きい。
この余裕を、佐藤天彦新名人は上手に使えていたのではないかと感じた。

■そして、これから

あの羽生からタイトルを奪う。
それも名人ならば言うことなし。
この1~2年間の活躍を、見事結果に結びつけた佐藤天彦新名人をまず素直に賞賛したい。
この名人戦では、何と言っても第2局での大逆転で波に乗った印象。
一度喰らったら倍返しが信条な鬼畜メガネ羽生三冠から4連勝フィニッシュ、というのは凄すぎる。
先手番なら角換わり腰掛け銀、後手番なら横歩取りという切り札があるのが強み。
特に居飛車党の鬼門と言える後手番で、横歩取りという絶対的なエースが居るというのは大きい。
欲を言えば春までにタイトル挑戦を、最低でも名人防衛は果たしてもらいたいところ。
とはいえ、羽生世代以降の世代にとってはこれも非常に険しいハードルではあるのだが。

名人を失い、続く棋聖戦第1局でも期待の若手な永瀬六段に敗れた羽生三冠だが、将棋の実力自体はそれほど落ちているとは思えない。
何しろ体調面が心配なので、まずはそこの立て直しから。
あと、中終盤に強さを発揮するタイプではあるものの、それにしても最近の序盤はよろしくない。
名人戦第3局のように、1日目から明らかに悪いような対局が続くと流石に苦しい。

とはいえ、腐っても羽生三冠である。
あの復讐の男がこのままやられっぱなしで終わるわけがない。
まあ、そのうちまた勝ちだすでしょ。
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by mitsuboshi03 | 2016-06-05 20:55 | 将棋 | Comments(0)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


by mitsuboshi03