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5月は天気もいいし、日も長いしで良いことづくめなんですが、最近は花粉症でまだまだ苦しむのが辛いところ。
梅雨入りするころには治まるので、それまでの辛抱です。

今回は盤上のシンデレラ第14局についてのお話。
将棋界の方は電王戦第2局とか名人戦第4局とか話題満載なのですが、先にこちらをやっときます。

まずはいつものようにリンクを。
本編はこちら→

■神崎蘭子(らんらん、蘭子)

「闇に飲まれよ!(おはようございます)」など独自の熊本弁を駆使する、重度の中二病患者。
言葉のインパクトで掴みを入れておいて、根は優しくてスタイルも良いという基本スペックの高さで仕留めるという、モバマス界を代表するアイドルの一人である。
盤デレ本編では文筆業も嗜むアイドル。
本局は観戦記担当で出演。

なおこの蘭子さんの熊本弁全力全開で観戦記を書いたのが、当blogでも度々ネタにしている「神崎蘭子さんの将棋グリモワール」である。
こんなの絶対おかしいよ
熊本弁の解読は困難を極めますが、最近は他のアイドルの観戦記もあってそちらは読みやすいです。
個人的に強力にオススメしている記事がこちら→
鷺沢文香によるA級順位戦最終局のライブ観戦記です。
ライブ観戦記だけでも大変なのに、二次創作もプラスしているという恐るべき記事。
常人には無理無理無理でございます(涙)

また、中の人(というか、蘭子さん)のtwitterやニコ動もありますのでそちらもオススメ。

■本田未央(ちゃんみお)

盤デレではすっかりお馴染みとなったちゃんみお。
本局は対局者として登場。
相変わらず羽生っぽい強キャラとしての実力を見せつけてくれます。
そろそろ、タイトル戦での出番が欲しいところ。

■輿水幸子(幸子)

こちらも盤デレではお馴染み。
本局では、やっとこさ初めて予選を突破して、さあ本戦頑張ろう!と思っていたら、
次の相手は、ちゃんみお、だったよ・・・
どん、まい!

■赤城みりあ(みりあちゃん)

前回に続き、まさかの記録係連投での登場。
今度はちゃんとセリフもあるよ!よ!
なおアニメ本編で実装された、らんらんの熊本弁翻訳機能は盤デレでも有効。
ありがてえ。

■感想戦

本局は感想戦がメインテーマ。
KKPPさんの毎回毎回的を絞らせないテーマ設定には頭が下がります。

それにしても、個々で反省会なら他でもやるでしょうが、対戦相手と一緒にやってしまうっていう風習は将棋と囲碁だけですね。
将棋界にどっぷり浸かっているとつい忘れがちになりますが、大事な視点です。

感想戦は、お互いの意見交換や、観戦記者へのサービスが主な役割。
大半の棋士は、本局の幸子のように大事なところは語らないことが多いのですが、本局のちゃんみおとか羽生四冠とか渡辺二冠のように、比較的何でも話す棋士も居ないわけではありません。
一般的に序盤は企業秘密が多いので、序盤型の棋士は秘密が多く、中終盤型の棋士は赤裸々に語る傾向がある気がします。

■7手爆弾(5:03あたり)

初手から▲7六歩△8四歩▲2六歩△3四歩▲2五歩△8五歩▲2四歩△同歩▲同飛の局面は、最序盤にして早くも作戦の岐路。
後手のちゃんみおは穏便に△3二金としましたが、代わりに△8八角成▲同銀△3三角とやったらどうなるのん、というのが気になるところ。
昔の定跡本だと、この進行は後手が良くなるので、先手は▲7八金とやってから歩を交換しましょうね、と載っていたのですが、最近の研究では、ちゃんみおの言う通り、専門的で難解な進行になる模様。
今時の若手棋士が、水面下でかなり研究を重ねているようで、電王戦第2局の事前研究では千田五段がイチオシにしていた戦法とのこと。
でもまあうん、山崎八段はやらないよね、こういうの。
ガチガチの研究一途なタイプでないと指しこなせないと思います、はい。

■▲5八玉(6:30あたり)

▲3四飛と横歩を取れば普通の横歩取りになりますが、ひねって▲5八玉としたのが工夫の一手。
△7六飛と横歩を取りなさい、という手ですね。
最近ではponanzaや佐藤康光九段が採用しておりますが、そういや昔も変化球でこう指す人は居ましたね。
横歩を取らずに飛車を引く手や△5二玉も有力とのことですが、ちゃんみおは堂々と△7六飛。
こういうところをひねらずに明快に指せるのが強い人、という気がします。

■研究将棋の良し悪し(8:16あたり)

▲8九飛ではなく、▲8八飛を研究しておくべきだった、と語る幸子。
個人的には、ここを研究ではなく、読みや大局観で指せるか、というのを今後の課題にしていかないと、強くなれない気がします。
最初から最後まで全部研究で勝とう、というのは、まず無理ですから。
私も何度か書いてますが、定跡や研究なんて只の道具なんですよ。
頼っちゃいけません。

そういえば、稀代の研究家である三浦九段が、感想戦で「この手は研究してなかったの?」と聞かれて、こう答えたのが強く印象に残っています。

一日24時間しかないんです。

■▲2四歩(10:35あたり)

△3三角と打たせて、後手の持ち角を僻地の2四へ。
幸子は納得してなかったようですが、この進行は先手の得。
まだ後手が良いと思いますが、こういうところで辛抱が出来るのは幸子の実力。

■▲2六歩(変化手、11:50あたり)

▲7五歩に代えて▲2六歩と打っていればどうだったか、というのが検討室の読み。
個人的には、この手でも△4九銀と打たれるのでどうなのか、という印象なのですが、この後で後手玉が2筋方面へ逃げ出した進行を思えば有力なのかもしれません。
それにしても、みりあちゃんの熊本弁通訳が的確すぎるw

■▲4八歩(12:50あたり)、△4二金(13:58あたり)

後手の馬にどいて下さいよ、という▲4八歩で必死に堪える幸子。
△4二金で、二枚飛車の追求をひらりとかわすちゃんみお。
味わい深い中終盤で、ほぼ互角の進行と思われます。

■△8六桂(14:22あたり)

△8六桂の犠打一発。
幸子は▲同龍としたのですが、龍が遠のいた分、ちゃんみおの主張が通った印象。
感想戦では△8七玉の変化も検討されましたが、幸子の龍が取られる進行になりやすく、運良く入玉したとしても駒数の差で負けそうな印象。
こういうのをちゃんみおみたいに「ここはこの一手だから」とサラリと言われてしまうと、相手はヘコみますw

■△3二金引(16:35あたり)

この手に対する▲同金で勝負あり、という印象。
▲2一金ならまだなんとかなりそうだったのですが、1分将棋じゃ仕方ないでしょうね。

■△3六歩(18:43あたり)

でもちゃんみおが良くなった、と言ったのはここ。
まあ実際変なことやってたら大変なのでしょうが、こういうところは羽生クオリティですか。

■感想戦、その後は

棋譜と感想戦と対局中に書いたメモだけで観戦記を書くことも一応可能、ではありますが、突っ込みを欠いた記事になることは避けられないでしょう。
大抵の場合、観戦記者は、個別にメールや電話で対局者に連絡を取ったり、呑みに誘ったりして本音を聞き出そうとしたりして、感想戦のスキマを埋めていきます。
本局の場合ですと、最後のらんらんと幸子の会話の所なんかがそんな感じですね。

それにしても、らんらんの「・・・いじわる」の破壊力は異常(おい)
幸子が受け切れなかったのも当然かと(待て)
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by mitsuboshi03 | 2016-05-29 10:05 | 将棋 | Comments(0)
祭りが一段落すると、初夏真っ盛り。
山の畑や山菜の恵みを実感できる時期になります。
当然酒も進み(以下略)

そんな感じで、今回は将棋ネタ。
プロ棋界の動きを中心に書いてみます。
日本酒で一杯やりながら書いてますので、文書が多少怪しくなるのは勘弁ということでw

■充実の佐藤天彦、羽生名人の復活成るか(名人戦第3局)

先週鹿児島で行われた名人戦第3局。
佐藤天彦八段が後手番で十八番の横歩取りを採用。
羽生名人は古風な▲6八玉型で対抗したものの、封じ手で▲5八玉と戻すようではちょっと変調。
そのままいいところなく佐藤天彦八段に押し切られ、比較的あっさり土俵を割ることに。

横歩取りに対する先手の囲いは、大きく分けて▲5八玉と▲6八玉の2つ。
極めて大雑把に言いますと。

1)▲5八玉型
中央に玉を構えて、できる限り隙を作らず、徐々に後手陣を圧迫していく狙い。
序盤で一歩得している側としては、極めて理にかなった王道の戦い方と言える。
現代将棋での主流。

2)▲6八玉型
▲5八玉型に比べ、比較的早く囲えるのが売り。
狙うのは当然速攻。
だがしかし、せっかく序盤で一歩得しているのに慌てて攻めにいくのはどうなの?
というもっともな疑問への回答が今のところ出しにくい模様。
現在では、▲5八玉型に自信がないときに変化球として使う印象が。

というわけで、個人的には羽生名人の▲6八玉型の採用自体が疑問でした。
A級順位戦最終局では、当の佐藤天彦八段相手に行方八段が採用し、終盤逆転模様まで持って行った、という事例はありますが、これは行方八段の腕力が凄いんであって、そう簡単にマネできるもんじゃありません。

これで佐藤天彦八段から見て2勝1敗。
次の第4局で先手番キープを達成できれば、名人がぐっと身近な存在に。
ここのところの充実ぶりには著しいものがあるだけに、個人的には是非とも名人を取ってもらいたい!
前にも書きましたが、1つタイトルを取ったら本当に化けるんですがねえ。

とはいえ、こういうピンチをことごとく凌いできたのが羽生名人。
この冬にかけての不調の原因と思われるNHKスペシャルも、こないだめでたく放送となりました。
拝見させていただきましたが、かなりの情熱を注いできたことが感じられる内容でした。
これが終われば、また鬼畜メガネに戻ることでしょう。
楽しみというか、こわいですw

■夏の主役はオレだ(棋聖戦、王位戦)

将棋界の夏といえば、棋聖戦と王位戦。
棋聖戦の方は、4/28に村山七段と永瀬六段との間で挑戦者決定戦が行われ、永瀬六段が勝って羽生棋聖への挑戦権を獲得しました。
永瀬六段と言えば以前は振り飛車で千日手名人、という印象でしたが、近頃はいかにも最近の若手棋士らしい居飛車中心のオールラウンダーに変身。
とはいえ、将棋に対するあまりにストイックな姿勢から「軍曹」のアダ名を奉られたあたりは、並の棋士とは一味も二味も違います。
電王戦で、独自の研究を元にSeleneを虐殺したのも印象に新しいところ。
あの鬼畜メガネにどこまで対抗できるのか、楽しみです。

王位戦の方は、王位戦伝統の紅白リーグ戦が終了。
豊島七段が4勝1敗で紅組優勝、木村八段が5勝0敗で白組優勝となり、両者が6/1に将棋会館で挑戦者決定戦が行われます。
豊島七段はもはや恒例となりましたが、木村八段の快進撃はお見事。
最近は名解説ぶりが有名ですが、「千駄ヶ谷の受け師」「木村標準」と評された独特な受けの感覚は将棋界でも異質な存在。
年齢的にもラストチャンスとなってきただけに、このチャンスを是が非でも生かして欲しいところ。
豊島七段は、ここで勝つなら羽生王位にも勝とう。
正直、チャンスもそうそう残ってない気もしますし。

■カトモモ、女王位を防衛(マイナビ女子オープン)

今度は女流棋戦の動きを。

マイナビ女子オープンは、加藤桃子女王と室谷女流二段との間で五番勝負が行われ、3勝1敗で加藤桃子女王が防衛を果たしました。
加藤桃子女王は、これで女流王座との二冠を堅持。
女流棋戦では強さを見せるものの、何と言っても奨励会での成績がイマイチ振るわないのが課題。
室谷女流二段は、千載一遇のチャンスを惜しくも逃しましたが、挑戦者の手前までには何度かたどり着いているだけに、着々と足場を築いている印象。
これが続けば、タイトル獲得も十分ありうる女流棋士と言えます。
なお、師匠は今や将棋界屈指の名伯楽である森信雄七段。
一緒に露天風呂に入ったこともあるらしい(おいおい)

■世界コンピュータ将棋選手権 ライブラリ規定違反の件について

これは触れようか悩んだのですが、あえて。

世界コンピュータ将棋選手権で、クジラちゃんとたぬきのもりがライブラリ規定に違反していた模様。
やねうら王さんのブログがメインの情報源という体たらく(おい)ではありますが、個人的にはライブラリ規定自体に不備があるんじゃないかと。
ライブラリの更新には日付で線を引いておいて、Stockfishは汎用ルーティンだからいつの更新でもセーフ、ってのはちょっと整合性が取れてないんじゃないんですかねえ、という印象。

とはいえ。
世界コンピュータ将棋選手権は、参加者と運営さんのお祭りだと思っております。
参加者と運営さんがハッピーであれば、それでok。
やる人のためのお祭りですから。
見る人のためのお祭りなら、電王トーナメントがありますし、ね。
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by mitsuboshi03 | 2016-05-20 20:37 | 将棋 | Comments(4)
祭りおしまい!
今は、勝った第3部完!とか、終わった!何もかも!な感じ。
だがしかし、平穏な日々は長くは続かないのであった(謎)

今回は予告通り、第26回世界コンピュータ将棋選手権についてのお話を。
祭りとまるっきり重なってしまったため、サーッと流す感じになりますがご了承をば。

■やっぱり強いponanza、しかし全勝優勝は成らず!

まずは優勝大本命のponanza。
下馬評通りの強さを見せて優勝はしたものの、二次予選で一敗を喫し全勝優勝は逃しました。
とはいえ、今後も「誰がponanzaを止めるか」という文脈で語られるソフトであることは間違いなし。
コンピュータ将棋界最強タッグの山本・下山組の壁は厚いと言わざるを得ません。
ちなみに今回は、主に下山さんが行った細かい調整が強化の決め手になったとか。

■衝撃の技巧、選手権を席巻!

今回話題をさらったのが、第22回以来の参加となった技巧。
大会直前にfloodgateへ登場した際の強さから優勝候補の一角に上がってはいたものの、一次予選からの参加というハンデがどう響くかと思っておりましたが、いざフタを開けてみれば全勝街道まっしぐら。
惜しくも本戦最終局でponanzaに討ち取られたものの、22勝1敗という成績は立派の一言。
開発わずか1年でここまでのソフトを作り上げた出村さんは化物としか言いようがありません。
本業が忙しいらしく今後の大会への参加は微妙なようですが、今回仕様の技巧はオープンソース化されるそうなので、今後の大会で技巧チルドレンが活躍するかもしれません。
なお大会向けのアピール文書が良質のプレゼン文書っぽくてこれまた素晴らしい。

■Aperyチルドレン、最大派閥に

オープンソース最強の将棋ソフトとして君臨するApery。
今回の大会でもそれは例外ではなく、Aperyライブラリを利用したソフトが本家を含め14、8枠の本戦入りを果たしたソフトが本家を含め3と、単に数だけではなく実力も十分であることを知らしめました。
とにかく、ponanzaの壁を突破できないでいる現状をなんとかしたい。
また技巧もオープンソース化されるそうなので、ライブラリ最大派閥の地位を保てるかも今後の見どころ。

■旧世代組、新世代の波に飲まれる

ponanzaやAperyチルドレンらの活躍の一方で、ひっそりと二次予選で姿を消していったのがYSS・激指・GPS将棋といったかつての強豪ソフト。
製作者の高年齢化とか、新しい技術に対応するのが難しいとか、色々諸事情はあるでしょうが、この辺りのソフトの活躍に期待するファンもまだまだ多いと思います。
復活に期待。

■大合神クジラちゃん、まさかの5位入賞

最後になりますが、大合神クジラちゃんの5位入賞はぜひ上げておきたい。
アクの強いニコ生中継や、リスナーのPCを計算資源として使用するなどオンリーワンの地位を確立してきている大合神クジラちゃん。
これまで成績的には全く目立ったところがありませんでしたが、今回驚きの5位入賞。
一過性のものなのか、今後強豪として定着するのか、今後の大会が楽しみです。
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by mitsuboshi03 | 2016-05-08 14:55 | 将棋 | Comments(0)
祭り直前!
何もしてませんが、めちゃテンパッてます!
今回も「コマンド:いのちだいじに」で乗り切る算段という相変わらずの後ろ向き人生。
細川氏の強襲は無くなったのが残念ですが、また次の機会に。

いつもならばGWは恒例の世界コンピュータ将棋選手権記事を書くのですが、今年は祭りと思いっきり重なっているため、ちょっと触れる程度になりそう。
というわけで、今回も盤上のシンデレラ記事で。
今回は思わぬところからネタが降ってきましたので第8局を。

いつものように本編のリンクはこちら→

■前回記事の懺悔室

コメントでご指摘の通り、前回記事に誤りがございました。
姉ヶ崎さんですが、すでにこの第8局で対局してました。
ニコニコ大百科見れば一発だったんですが、最近まで存在を知りませんでしたというorz
まあ、個人ブログですんで大目に見ていただきたい!(平謝り)

■鷺沢文香(文香、ふみふみ)

黒髪ロングで大人しくて真面目な文学系お姉さんアイドル。
その実にけしからん肉体と佇まいから、薄い本の絶好の餌食となっている模様(おい)
なお極めてどーでもいいことですが、私と同郷の長野出身とのこと。

本局の主役ですが役割としては聞き手役。
解説がテキトー☆に暴走するフレ様なため、ブレーキ役として起用された模様。
なお本人の胃がストレスでマッハ(涙)

■宮本フレデリカ(フレ様)

前回詳しくやりましたんで今回は控え目に。
第13局では変態康光流で猛威を振るったフレ様ですが、本局では解説役で大暴れ。
のっけから聞き手役に回ろうとするなど、型にはまらない奔放な解説がたまりませんw
とはいえ、動画を見ていけばお分かりの通り、押さえるところはキッチリ押さえているところが素晴らしい。
解説スタイルは「将棋強いオジサン」こと木村八段を踏襲しているようですが、そうするとフレ様は「将棋強いお姉さん」ですか。
最高じゃないですか!(おい)

■城ヶ崎美嘉(姉ヶ崎)

というわけで、第8局の対局者な姉ヶ崎さん。
こちらも前回解説済みということでカンタンに。

棋風は基本居飛車党でたまに振り飛車も指すという、いわゆる今時の若手棋士スタイル。
本局では対局相手の暴走により真価を発揮したとは言いがたいものの、それでも手堅くまとめたのは女子高生憧れのカリスマJKたるゆえんか。
それにしても、どこかに女流棋士が女子高生のカリスマになるような世界線が転がっていないだろうか(おい)

■片桐早苗(早苗さん)

婦警さんからまさかの華麗なる転身を遂げた驚きのアイドル。
まあ芸能プロダクションだからね、ヤクザや警察にコネを持っておくのは大事ですよ
御年28歳ながら全くそれを感じさせない童顔と、92-58-84という豊満な3サイズというギャップがたまりません!
なお職業柄、日夜ロリコンなどの危険人物を取り締まるのに忙しい模様(おい)

本局では対局者として登場。
本局では雑な序盤が致命傷となったものの、終盤の追い上げっぷりには熟練の技を感じさせてくれます。
なお序盤感覚については、脳筋だとか私服のセンスが致命的に古いといった公式ネタをKKPPさんが拾ったと思われ。
こういう細かい所に手を抜かないのが面白い動画に繋がるんでしょうなあ。

■塩見周子(シオミー、シューコ)

京都の和菓子屋でヌクヌクとパラサイト生活を味わおうと目論んでいたところをあっさり勘当され、止む無くアイドルとして働くことに。
こんな娘が第四回シンデレラガールズ総選挙にて一位に輝くんですから世の中わかりませんなあ。
とはいえ、友達感覚で付き合えそうなところや、テキトーに見えて仕事はきっちりこなすという側面もあり。
あと、めっさ肌が白い。その上焼けない。

本局ではちょい役ながら重要な役どころを担当。
色々傷を負ったふみふみを優しく労ってあげてます。
必見。

■夕日杯

本局の棋戦名。
どう見ても朝日杯です、本当にあり(ry
朝日杯最大の魅力は、何といっても持ち時間40分(切れたら1分)というスピード決着。
また午前に勝ったら、午後にもう1局指すという形式もポイント。
ということは、午前中に負けてしまうと丸々半日予定が空いてしまうという憂き目に。
ここで遊びに行っちゃうか、勉強できるかでプロ棋士のその後が決まっちゃうんでしょうなあ。

■相掛かり

本局のように、しょっぱなからお互い飛車先をグングン伸ばして歩を交換するのが相掛かりという戦法。
なお途中の▲7八金と△3二金の2手を初心者のうちはついつい忘れがちになりますが、必ず指しておかないとヒドい目に遭います。
どうヒドい目に遭うかは、それなりに強いコンピュータ将棋相手に指してみるのをオススメ。
痛い目を見なきゃ覚えませぬ(本当)

なおこの相掛かり、玉を固く囲いにくいのと、定跡が整備しにくいことから若手棋士を中心に敬遠されがち。
また初手▲7六歩とか△3四歩とかやると、まずこの戦法にならないので避けるのもカンタン。
というわけでプロの将棋では出現頻度の低い戦法ではありますが、タイトル戦ではたまーに現れてシリーズ全体の命運を左右することもあるという大事な戦法。
色々手が広く、互いに囲いが薄い戦法なので、局面全体のバランスをどう取るかが勝敗を大きく左右します。

■△4四角(2:45あたり)

早苗さんの紹介のところで触れた雑な序盤というのが、この△4四角からの展開。
先手の飛車が最近流行りの2八ではなく2六に居るんで部分的には無いことはない手なのですが、本局ではほとんど見るべき成果を上げられず。
あまつさえ数手後の△3三桂により▲4六銀から角銀交換を許す羽目に。
ここから早苗さんが逆転勝ちしたなら、そもそも初めから平手ではなく駒落ちで指すべき。
プロの将棋なら、この辺りで勝負ありという印象。

その差をどう詰めていくかが本局の見どころなのですが。

■駒得または駒損したときの指し方

本局のように序盤で大きく駒得した場合は、焦らずに陣形を整え、じっくり指すのがセオリー。
金持ちケンカせずの精神ですね。
逆に駒損した側は、放っておくと傷口が悪化する一方のため、とにかくちょっかいを出していくのが基本。
不利なときには戦線拡大、という古い格言は今でも有効です。

本局で姉ヶ崎が▲6五歩~▲6四歩としたのは争点を与えてどうだったかという気もしますが、例えば▲6九玉~▲5八金と無難に囲っていると、△6四銀から中央を制圧されそうで面白くなさそう。
本局では機敏に動いて▲2八角と角を好位置に据える構想が見事でした。
セオリーとは違いますが、セオリーとは上手く破るもの、という言葉もありますし。

■早苗さんの粘り(14:10あたりから)

本編でも取り上げられた▲7二歩がこれまた素晴らしい一手で優勢を確立した姉ヶ崎ですが、早苗さんも何だかんだと手を尽くしながら決め手を与えない粘りを見せます。
悪くても自分から崩れなければそうそう終わらないのが将棋。
これまた本編でも取り上げてましたが、▲6三香にじっと△2一飛と回っておくとか、姉ヶ崎が決めに出た▲3三角成に対し、姉ヶ崎の歩切れを突いて△2四香と反発するといった手が良かったですね。
△6六桂から怪しく迫って一手違いに持ち込んだのは見事でしたが、あっさり罠を見破った姉ヶ崎もカリスマJKの実力の一端を見せてくれました。

ちなみにうちの激指10によると、15:55あたりの▲5一角には、ばっさり△同飛と取って▲同成香に△4五桂と指して勝負せい、と言っておりますがホントでしょうかね(苦笑)

■シューコの癒やしと将棋解説のパターン(22:05あたり)

フレ様のお相手で疲弊したふみふみを、優しく癒やしてくれるシューコ。
また視聴者にとっては、フレ様解説のフォローでもありますね。
これを見てからもう1回本編を見ると深みが増すという仕掛け。
うまいもんですなあ。

将棋解説のパターンですが、手の読み方としては、見えた手から解説するか、オイシイ手は取っておいて盛り上げるのに使うか、という2パターンがあるのは本編の通り。
これを踏まえて、例えばNHK杯を見てみると、解説者によるパターンの違いが明確になってより楽しめるのではないかと思います。
また本当に手が見えないことがあるのはまあしゃあない(おい)
対局者は次の一手だけ考えてればいいのですが、解説者は将棋の手とトークと両方考えないといけないんで大変なんですよ、と。
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by mitsuboshi03 | 2016-05-01 15:45 | 将棋 | Comments(0)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


by mitsuboshi03