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今年もアウグストゥスを呪う時期がやってきましたよ。
8月が30日でなぜ悪いんだ。
ただでさえ少ない2月から1日持っていくこたあねえじゃねえかコンチクショー!

それはさておき。
将棋界の3月といえばまさに年度の総決算。
プロ棋士にとって命より大事な順位戦の決着がつく月であります。
今回は、その順位戦の動向を中心にお送りします。
(こちら)←の表(将棋連盟HP)を見ながら読んでもらうとわかりやすいかと。

★A級【総勢10名 最終局 3月2日(水) 成績トップは羽生名人に挑戦 降級2名】

まずはA級から。
名人挑戦権争いは2人に絞られましたが、降級争いがいつにも増して熾烈。

まずは名人挑戦権争いからいきますと、谷川九段が前期と同様に開幕4連勝と抜け出したものの、その後も前期と同様に4連敗で失速。代わって森内九段が1敗でトップに立っていたのですが、2月2日に行われたラス前の対局で郷田九段に敗れ、2敗をキープしてきた渡辺竜王に追いつかれることとなりました。
この二人の最終局ですが、森内九段は先手番で久保二冠と対決。渡辺竜王は後手番で丸山九段に挑むことになってます。
これを踏まえて勝敗予想をしますと、まず森内九段は剣の切っ先が読みづらい上に切れ味抜群な久保二冠を相手に先手を持って戦える分、若干有利。対して渡辺竜王は、後手番で「2手目に△8四歩と指す」タイプの居飛車党なため、丸山九段得意の角替わり腰掛け銀をまともに受ける格好となります。
丸山九段はこの戦法で名人二期を獲得している上に、近年すさまじい勢いで研究が進み、「先手必勝戦法」に最も近い存在とされている角替わり腰掛け銀を凌ぐのは、渡辺竜王といえども容易なことではありません。渡辺竜王が勝ち上がれば名人奪取の可能性はそれなりにありそうですが、果たして肝心の挑戦権を取れるでしょうか。

順位戦は、このように先手後手があらかじめ決まっているのが大きなポイント。アマチュアほどではないですが、プロ棋士でも先手の方が勝率は高いんで、勝敗予想をするなら押さえておかなければなりません。なお最終局は直接対決でないため、名人挑戦権争いに限り、お互いに勝ち勝ち、あるいは負け負けの場合はプレーオフとなります。

なお普通の昇級降級争いは、前期までの勝敗によって決められた順位の良い順に有利となります。
とにかく、この順位が超重要。
数年前の1勝差でついた順位で、昇級降級争いに泣くことも多いです。

「順位戦に消化試合なし」

これ、覚えておきましょう。

一方の降級争いですが、2勝5敗でラス前を迎えた藤井九段と木村八段が共に勝ったため、挑戦権争いをしている2人を除く8名が3勝あるいは4勝にひしめく大混戦となりました。
状況をもう少し整理しますと、まず三浦八段vs木村八段の3勝5敗対決があるので、負けた方がまず脱落。三浦八段と木村八段は順位がいいんで、勝てば恐らく(三浦八段は必ず)残留決定。
次に苦しいのが藤井九段で、高橋九段に負ければそれまで。勝っても順位が悪いので降級の可能性あり。だが、まずは目の前の戦いに勝たなきゃ何も始まらない。
順位8位の2勝5敗から残り二戦を連勝で残留なら、奇跡の大脱出劇爆誕!となりますが、はたしてどうなるか。
個人的にはA級で独特の矢倉早囲いをまだ見たいのですが。

8名のうち2名が脱落するイス取りゲーム。
生き残るのは、誰か。

例によって例のごとく、3月2日(水)の最終局は「将棋界の一番長い日」としてBS2で随時生中継(お薦めは大詰めの深夜枠)されます。またネット中継や大盤解説会もありますので、お好きな方は是非是非。

★B級1組【総勢13名 最終局 3月11日(金) 昇級・降級2名】

将棋界で「鬼の住処」と呼ばれるB級1組。
A級クラスの実力者がひしめく激戦区であり、またこのB級1組から総当たり戦となるため、完全に実力勝負の世界であることからそう呼ばれています。

昇級争いですが、まず佐藤(康)九段が早々に抜け出して既に昇級を決めてます。いかにB級1組といえども、さすがに佐藤(康)九段は実力が違った模様。来期はまた名人挑戦権争いに顔を出してもらわないと困る存在。
残る1枠ですが、開幕3連敗から7連勝で抜け出した屋敷九段に、開幕3勝3敗から残る5戦で4勝を挙げた松尾七段が争う形となりました。最終局がこの2人の直接対決なため、勝った方が昇級という判りやすい構図に。
屋敷九段は既に棋聖位を獲得している実力者ですが、順位戦では苦労しました。昇級すれば初めてのA級となります。一方の松尾七段は、渡辺竜王・宮田六段という蒼々たるメンツを誇る所司一門の実力者。固さと組みやすさを兼ね備えた居飛車穴熊「松尾穴熊」の創始者であり、また△8五飛型横歩取りを早くから採用した研究家でもあります。

降級争いですが、こちらもまず豊川七段が最終局を待たずに降級決定。残る1枠は唯一4勝7敗の杉本七段が候補者なのですが、もし杉本七段が勝ちますと、順位の悪い中田(宏)八段・中村九段・畠山(鎮)七段の順に危なくなります。
この3人が勝つと、杉本七段が最終局に勝っても落ちるのですが(涙)

★B級2組【総勢24名 最終局 3月4日(金) 昇級2名・降級点4名】

良くも悪くも将棋界の中堅クラスと言えるB級2組。
ここまで上がると賞金で大分稼げますし、なにより成績が悪くても1期では下に落ちない(2期でアウト)のが大きなポイント。ただ、もっと上にのし上がろうとするのであれば、ここでうかうかしていると後輩にしてやられるポジションでもあります。

まず昇級争いですが、ここまで8勝1敗の中川八段と橋本七段が自力。ただ2人とも最終局で後手番を引いているのが不安材料。かつ、橋本七段はいわゆる破滅型(爆)の棋士で、「安定感」という言葉から良くも悪くも遠いのが単勝馬券を買う意欲を失わせます(待て)
いくらなんでも、格から言って(非公式戦とはいえ)里見女流三冠に負けてはいけません。
というわけで、7勝2敗で続く阿久津七段・北浜七段・島九段にも十分チャンスはあります。いや、むしろ橋本七段の単勝よりは、とっくにA級でもおかしくない実力の阿久津七段や、このクラスであれば安定感抜群の北浜七段の単勝馬券を買いたい情勢かと(笑)

さて降級点争いの方ですが、ここまで1勝8敗の森下九段がまず決定。2勝7敗の田中(寅)九段や佐藤(秀)七段の降級点も濃厚で、残る1枠(田中(寅)九段が勝てば2枠)を6人の3勝6敗勢が争うこととなります。順位の良い先崎八段も安穏とはしていられません。

★C級1組【総勢32名 最終局 3月15日(火) 昇級2名・降級点6名】

大所帯のC級2組を抜けた若手に待ち受ける最初の関門が、ここC級1組。
C級2組から上がったばかりの活きの良い若手3名がまず潰し合う上に、実力はA級クラス、あるいはタイトルを獲ってもおかしくない棋士が昇級争いに加わります。
とにかく上がるのが大変なクラスで、ここで大分足止めを喰らった実力者も多いです。

「9勝1敗でも上がれない」悲劇がまま見られるこのクラス。
今年もそのジンクスが顕著に表れていて、広瀬王位・田村六段・村山五段・佐々木(慎)五段が9勝1敗で最終局を迎えることに。まず広瀬王位がまだここに居るのが信じがたいのですが、たとえタイトル保持者であっても上がるのが大変なのがこのC級1組の恐ろしいところ。幸い順位はこの中で1番良いので、とにかく最終局に勝つしかありません。秒読み将棋に滅法強い「マッハ」田村六段が自力なのですが、この人も安定感という言葉からほど遠いので(笑)、むしろトッププロに負けない研究家の村山五段を本命にしたいところ。

降級点争いですが、最終局を終えて1勝や2勝ではまず脱落決定。順位が下の3勝7敗勢が1人2人くらい喰われるかもしれません。降級点争いをしている中で、今期降級点を喰らうと降級してしまうのは、「息子も(人の良い)プロ棋士」西川七段・「データマン」勝又六段「教授」・高野五段・「大ベテラン」田中(魁)九段。

★C級2組【総勢42名 最終局 3月8日(火) 昇級3名・降級点8名】

フリークラスが出来るまでは50名を越える大所帯だったこともあるこのC級2組。
とはいえ、それでも42人の中からたった3人しか上がれないという狭き門であることに変わりはありません。なおかつ、最近ではプロ棋士になったばかりの活きの良い若手であっても降級点を喰らうほど競争が激化しております。C級2組の賞金では所帯持ちが暮らすのは難しいだけに、とにかく上がれるときに上に上がらないといけないクラスと言えます。

以前だと全勝、あるいは順位上位の9勝1敗が昇級のノルマでしたが、競争の激化に伴い、そこまで飛び抜けた成績を上げることが難しくなってきました。今期も渡辺竜王の研究相手である佐藤(天)五段が9戦全勝、「爆発したら実力A級」糸谷五段が8勝1敗で既に昇級を決めてますが、残る1枠は6名の7勝2敗勢が争うことになります。
この中では順位が最も良い横山五段が自力ですが、今期新人王戦を優勝した阿部(健)四段という難敵に勝つ必要があります。ちなみに、阿部(健)四段も7勝2敗なので、勝てば僅かながら昇級の可能性あり。
また、残るメンバーも棋聖戦挑戦権争いを演じた稲葉四段に遠山四段・「変則袖飛車使い」澤田四段・「トッププロも認める研究家」菅井四段といった若手実力者がひしめきます。たとえ今期上がれなくても、来期に向けて順位を少しでも上げるために、最終局には全力で挑みます。

一方降級点争いですが、順位下位の3勝7敗勢までが喰われそう。
なお、今期はフリークラスに落ちる棋士は出ない模様。
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by mitsuboshi03 | 2011-02-27 14:52 | 将棋 | Comments(1)
最近また第4次スーパーロボット大戦を始めました。
もう大分古いゲームなんですが、やっぱり面白いモノは面白い。
今回は「空飛ぶマジンガーZ」面(光子力研究所)を延々全滅プレイ(この面だと光子力研究所に敵を入れればいいので通常よりラクチン)して資金をカンストさせたんですが、1回で得られる資金が5万弱で、資金の上限が1千万。

おいおい200周もしたのかよオレ(爆)

道理で三週間くらいかかるわけだ(苦笑)

えー、そんなことやってる暇があったらブログを更新しろよという民の声にお答えすることにします(笑)
今回は2回に分けて将棋ネタをやる予定。
ではさっそく。

★久保二冠のダブルタイトルマッチ(王将戦・棋王戦)

将棋界の冬の番勝負といえば、王将戦・棋王戦のダブルタイトルマッチ。
今年は王将戦に新進気鋭の豊島六段、棋王戦に満を持して登場した渡辺竜王が、久保二冠に挑みます。

王将戦は昨日第4局が終わった時点で、久保王将が3勝1敗とリード。
特に昨日の第4局は、久保王将の地元である加古川市が対局場ということで、最近将棋の町として売り出し中なこともあってか、CATVやネット中継や現地での大盤解説といった完全支援体制の中行われました。
地元のコンビニにまで応援ポスターがあるという完全ホーム状態(笑)で、久保王将が得意戦法の一つである先手石田流で快勝しております。
豊島六段も緒戦は緊張して落としたものの、第2局以降は持ち味を発揮しているだけに、カド番にはなりましたが、将来のためにもまだまだ食らいついておきたいところでしょう。
第5局は3月8、9日(火・水)に神奈川県箱根町で行われます。

棋王戦は2月6日に第1局が行われ、これも久保棋王が先手石田流で先勝しています。
ちなみにこの一局は、先手石田流の最新型で戦われたのですが、その入り口がこの図。
b0017164_172573.jpg
後手が「▲7六飛と指させませんよ」と△8五歩で牽制したところに、「そんなことは知らねえ」と堂々と▲7六飛!と指したのがこの図。
ここで▲7六飛、とやると△8八角成▲同銀△4五角とされて角成りが受からないんで損ですよ、と長いこと言われてきたのですが、それなら▲6六飛△2七角成▲7四歩△同歩▲5五角と大乱戦に持ち込もうというのが久保棋王の狙い。ちなみにこの手は、関西期待の若手の菅井四段が関西の大先輩である谷川九段相手に最初に試してます。この進行は相当研究していないと飛び込めないのですが、かといって△8八角成の代わりに△4二玉▲7七桂というのでは、局面自体は互角ながらも先手の言い分を後手がそのまま通した形。

そ、それだけは、いやじゃ。死んでも、いやじゃ。

将棋世界の今月号で、「▲7六飛と指したらどうなりますか」という企画に対して、渡辺竜王は”△8八角成▲同銀△4五角は先手の研究にハマる恐れがあるんで、△4五角の代わりに△2二銀とやって局面を落ち着かせたい”と答えたのに対し、久保棋王は”△2二銀とされても急戦にできないか考えています”と答えていましたが、その答えが早くも第1局で実現する形になりました。
発想としては『ハチワンダイバー』にも載って有名になった急戦石田流の流れを汲むものですが、もしこの▲7六飛が成立するのであれば、居飛車党にとってはまたやっかいな戦法が一つ増えるということになりそうです。

えー、棋王戦の話に戻りますと、第2局は2月26日に石川県金沢市で行われます。

★木村八段、悲願の棋戦優勝(朝日オープン)

朝日杯将棋オープン戦は、名人戦の掲載権を失っていた朝日新聞が立ち上げていた全日本プロ将棋トーナメントの流れを汲む棋戦で、名人戦を朝日と毎日が共催することになったことに伴い、持ち時間40分というプロ公式戦ではかなりの短期決戦にリニューアルされました。午前中にまず1局、勝てば午後にもう1局指すというのも大きなポイント。
というわけで、この棋戦の準決勝と決勝は同じ日の午前と午後に公開対局で行われます。
決勝に勝ち上がったのは、渡辺竜王を破った木村八段に、郷田九段を破った羽生三冠。
後手番になった羽生三冠が2手目に△8四歩と指したのを見て、木村八段が十八番の角替わり腰掛け銀に誘導。羽生三冠がこれを受けて立ち、大熱戦の末に木村八段が勝利をものにしました。
木村八段は新人王戦で優勝していますが、全棋士参加の棋戦優勝はなんとこれが初めて。
木村八段が奨励会でもがいている頃に、既に数多くのタイトルをものにしていた羽生三冠。
そこから着実に差を詰め、ついに棋戦優勝まで登り詰めました。
大舞台では周囲に気を遣いすぎて力を出せないというナイスガイな木村八段。
将棋の実力、豊富な研究、そして過剰なまでのショーマンシップ(笑)で大盤対局では最も信頼できる解説者ではありますが、やはり本業でもっと活躍して欲しいところ。
特にA級順位戦では、大事な大事な(大事なことなので2度言いました)残留を賭けた戦いが待ってます。

★女流棋戦の動き(女流名人戦、マイナビ女子オープン)

今度は女流棋戦について。
まず女流名人戦五番勝負は、ぶっちぎりでA級リーグ戦を突破して無冠返上に燃える清水女流六段が里見女流名人に挑戦しましたが、0-3のストレート負けというまさかの結果に。
序盤で多少不利になったところを、粘りの将棋で逆転するというのがこれまでの清水女流六段の勝ちパターンでしたが、里見女流名人は中終盤で男性プロ棋士をちぎるほどの底力がある上に、序盤も男性若手プロに混ざって研究を重ねて戦法の幅を広げている努力が実り、清水女流六段の勝ちパターンを完全に力で凌駕しました。
清水女流六段の無冠は残念ですが、これは清水女流六段が不調だからというネガティブな理由というよりは、里見女流三冠・甲斐女流二冠という女流棋界のレベルを上げる新たな勢力の台頭というポジティブな理由と考えるべきでしょう。
里見女流三冠・甲斐女流二冠の登場により、女流棋界のトップレベルは、男性プロ棋士のトップレベルに着実に近づきつつあります。あとは、私が何度もここで言ってますように、女流棋戦も男性棋戦と同様に持ち時間3時間を基準にして、長い持ち時間の将棋に慣れさせることが重要だと思います。
「女流は弱いから持ち時間が短くても良い」ではなくて、「女流に長い持ち時間の将棋に慣れさせて、女流棋士の将棋の質を上げる」方が、将棋界にとって絶対にプラスになるはずです。

それからマイナビ女子オープンですが、甲斐女王への挑戦者が上田女流二段に決まりました。
上田女流二段はタイトル戦への挑戦はこれで二度目。初回は清水女流六段に軽くひねられましたが、二度目ということで、タイトル戦独特の空気にも対応できているはず。
熱戦を期待します。

次回は3月にクライマックスを迎える順位戦の話を中心にする予定です。
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by mitsuboshi03 | 2011-02-20 18:55 | 将棋 | Comments(0)
今週『週刊ベースボール』の写真名鑑号が出ていたので、いつもの通り購入。
今年からカラーになったんだが、モノクロより見づらいんで改善お願いします>えらい人
そこで今回は、これをネタに巨人の戦力分析をかんたんに。

写真名鑑号でまずチェックするのが首脳陣の出入り。
選手の移籍記事はよく出ますが、首脳陣の入れ替えは意外とスルーされることが多いんで、ここで確認することが多いです。
今回の入れ替えで特大なのが、川相二軍監督の誕生。
第一次原政権の崩壊時に放り出され、抜け目なく中日にゲットされたときは二度と帰ってこないものだと半ば覚悟を決めておりましたが、「ほぼ日刊イトイ新聞」の対談記事→(ここ)によると、二軍監督をやってたんですが、強化方針が上と合わないんでクビ、ということになり、そういうことならと原監督が光の速さで携帯を取り出し(以下略)ということで、めでたく巨人二軍監督へ就任、ということになりました。

中日さん、ありがとー!

川相というと「バント職人」のイメージが強いですが、実は巨人でも歴史に残る武闘派(爆)でもあるので、将来一軍監督もやらせてみたいところ(笑)
あ、そうそう、上の対談記事はとても面白いのでお薦め。
川相が引退してしばらくしてからの、

スポニチ記者:すいません、川相さんはどうなってるんでしょうか?
巨人フロント:あ、やべえ、忘れてた!(素)

というくだりは、巨人ファンとしては涙なしでは読めません(苦笑)

と思っていたら、ひっそりと載っていた森脇二軍内野守備走塁コーチの名にびっくり。
ソフトバンク(当時はホークスだけど)が王監督だった時代に右腕として辣腕を振るった人。
当然ソフトバンクはとっくに上層部に囲い込んでるもんだと思ってましたが、wiki→(ここ)を見てたら秋山監督になってから1年後に解任されてたんですね。いやあ今更ですいませんが本当に驚いた。
近い将来、一軍のヘッドコーチか作戦参謀格として活躍してくれること間違いなし。
これは後々大きく効いてくる人事かもしれませんよ。

その他でくくってすいませんが、残る新任は川口投手総合コーチ、清水二軍打撃コーチ、小関二軍外野守備走塁コーチ、吉原二軍育成チーフコーチの4人。
齋藤、香田両投手コーチではいまいちパッとせず、今さら尾花元投手総合コーチに頭を下げるのもなあオフは暇になりそうだけど(核爆)という状態で入団した川口投手総合コーチには、投手陣の再建に全力で取り組んで欲しいところ。あとはまあ、順当かなと。
それにしても、二軍バッテリーコーチとはいえ、カツノリで大丈夫なのかと(苦笑)

今度は選手の話。
補強は大半が日本が初めての新外国人。まあ今更大金を積んでも目玉FAは海を渡りますので(爆)、お金の使い道としては間違ってないのかと。
居残り組含めてまあ8人もいりゃあ1人くらいは当たるでしょう(ヤケ)

まず投手陣ですが、崩壊した先発陣の整備が急務。
とにかく年間通して生き残ったのが東野と内海だけではどうしようもない。
先発枠を6とすると、ドラ1の澤村は当然計算に入れるとして、あと3つをどうするか。
候補は居ます。たくさん居ますが、年間通して機能してくれないと困る。
他のポジションとの絡みもあるんで、できれば、若い日本人だと、なお良い。
下手すると外人枠そっくりここに突っ込む羽目になるかも。
西村、野間口、金刃、福田…この辺からさすがに1人は出てこないと。
後は助っ人として、前半戦活躍した藤井に後半戦の救世主となった朝井、そいでもって、昨年は期待を裏切ったゴンザレス、グライシンガーに、バニスター、トーレスといった新外国人が候補になるでしょうか。

一方リリーフ陣はクルーンが抜けましたが、予定通りだと越智が抑え、山口がその前で鉄板。
山口は去年一時先発に転向しましたが、他球団からすればリリーフに居る方がよっぽど怖いでしょう。頼れるリリーフ左腕は強豪球団の必須事項となったことですし。
先発陣ほどじゃないですが、問題はその前。
去年久保が便利に使われすぎたんで、勤続疲労が心配。やっぱりケガで出遅れた高木に、土本や星野あたりが助けてあげたいところ。また、先発からこぼれてきたメンツがここに加わる可能性も当然あります。
抑え候補と呼ばれている新外国人のアルバラデホですが、制球難がひどくてヤンキースを出された男で、昨日の練習でもフリー打撃ですらまともにストライクが入らない始末。
本人は”今日は100%ではなかった。明日から本気出す(意訳)”とのことですが、
100%でもアレだろ君はというヤンキースファンからの突っ込みを回避できるでしょうか(笑)
ただ一応、制球難さえどうにかなれば、とっくの昔にヤンキースのブルペンに収まっていた逸材ではあります。

打撃陣は、世代交代が徐々に進みつつはありますが、今後日本人の大物FA移籍が難しくなりそうなことを考えると、他から比べれば十分とはいえ、自前の若手選手をもっともっと育てたいところ。
まず捕手は阿部・鶴岡コンビで数年は持つでしょうが、特に阿部の後継者選びは難航しそう。まあ打撃には目をつぶるとしても、守備とリードでは妥協できない。
あとは、ショートの坂本にセンターの松本、レフトにラミレスで一塁(か三塁)をガッツ小笠原、ライトに長野、といったあたりはまず鉄板。セカンドも今期あたりは脇谷がしっかりやってくれるかと。できれば、1~2番を打つときにもう少ししっかりして欲しいのですが、去年を見ると下位に置いた方がノビノビやってますな。
問題は三塁。長期的にはここに大田が入ってくれないと困るのですが、今期は無理そうなんで亀井のコンバートに新外国人ライアルの加入という手を打ちました。ライアルは二塁や外野もこなせるみたいなんで、外国人投手との兼ね合いもありますが、原監督は彼を便利屋みたいに使いたいんでしょう。
一方亀井は外野守備を考えると本来ライトに置きたいのですが、ラミレスや長野を押しのけるわけにもいかず、そこで三塁はどうかというところ。
本人も重々承知しているようですが、今期が主役になるか便利屋人生を歩むかの大きな岐路。
頑張って欲しいのですが。

またベテランもそこそこ居るだけに、控えも充実させたいところ。
まず外野は谷、高橋(守備はもうかなり怖いけど)、矢野、鈴木、工藤に移籍の紺田と過剰とも言える布陣。これにおそらく二軍スタートとなる加治前や隠善が加わります。今期絶望アタック(島田閣下曰く)は怖いですが、短期間の負傷や疲労ならカバーできるかと。
一方内野は守備のスペシャリストの古城に寺内で二遊間をカバー。一塁と三塁はライアルや亀井を入れて凌ぐことになりそう。また新進気鋭の中井や藤村は、二軍でガンガン育って亀井や脇谷を突き上げてもらわないと困る存在。

えー、順位ですか?

巨人には日本一しか許されないので(核爆)

それはさておき正直言うと、3位以上には入ってくれないと困る。
それ以上となると、良くも悪くも中日が高値安定なので、まずそこを勢いで越えること。
また、阪神とかに出し抜かれないようしっかり貯金できるかが課題。
そいでもって、パリーグの各球団がどこも強い。
なにせここ数年のドラフトの目玉を軒並みかっさらわれてるのと、フロントの体勢がしっかりしていることが大きい(ここは巨人もだいぶ改善しましたが)
特に、去年のロッテみたいな勢いのあるチームに勝つのはかなり難しい。
まあ、日本一になるってのは難しいってことですな。
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by mitsuboshi03 | 2011-02-13 09:56 | スポーツ | Comments(0)

将棋連盟の制度改革

ム・・・・ム・・・・・ムラカム様 ∩( ・ω・)∩ バンジャーイ (挨拶)

今回は、いつもに増してコアな記事。
今月の『将棋世界』に大本営からの記事が載ってたんで、将棋連盟の制度改革についての話を。
大半の人はおいてけぼりの内容になるかと思いますが、まあ備忘録代わりということで(苦笑)

将棋のプロ棋士の団体である日本将棋連盟(以下通称の将棋連盟で通します)
基本的にプロ棋士は一匹狼の自由業自営業なのです(なので自分で確定申告する)が、他団体との交渉とかでは、この将棋連盟がプロ棋士側の代表になります。
また、プロ棋戦の運営や規定作りの元締めともなります。
まあ最近なにかと話題な日本相撲協会みたいなもんだとお考え下さい(笑)

今までこの将棋連盟は社団法人として運営されてきましたが、国の社団法人や財団法人についての制度が変わって、今まである社団法人や財団法人は、次のどちらかの道を選ばなければならなくなりました。

△一般社団・財団法人
登記だけで設立可能で制約も少ないが、今まで通りの税制優遇措置などは受けられない。
▲公益社団・財団法人
公益性が高いということで特別に認められるもの。
今までに近い税制優遇措置などを受けられるが、その分制約は厳しい。
例えば、「八百長やってる所が税金マケてもらってるなんておかしいよ」とか(待て)

なお、具体的な税制優遇措置なんかの説明については、大つき(19)さんに丸投げします(核爆)

で、将棋連盟としては、そりゃ公益社団法人がオイシイよね!という道を選びました。
ということで、今回の制度改革は、ぶっちゃけ将棋連盟を公益社団法人の規約に沿った形にするためのもの、と考えていただけるとありがたいです。

んで、実際にどこが変わるのか、は以下の4点です。

1.女流四段以上、または女流タイトル獲得経験者を正会員とする

将棋連盟は男性だけの団体ではありませんが、奨励会を突破して四段になった女性がまだ一人もいないため、今のところ男性しかいない団体となっております。女流棋士は、将棋連盟の正会員とは別の制度で認定されてきたため、今までは将棋連盟の正会員として認められず、将棋連盟の最高議決機関である総会の議決権もなければ、将棋連盟を運営する理事(かんたんに言うと「えらいひと」)になることもできませんでした。
ところが「これでは規約に通らないだろ。今のご時世的に(爆)」ということで、基本的には女流棋士が正会員になれる方向で議論を重ねましたが、女流棋士の最低ランクの女流2級と、連盟正会員の最低ランクのプロ四段とでは、なれる条件に雲泥の差があるという事情から、女流四段以上、または女流タイトル獲得経験者を正会員とする、ということになりました。
というわけで、今後は女性も将棋連盟の運営に(それなりに)携わることになります。
特に女流棋士は、現在将棋連盟が進めている将棋の普及に大きく貢献していることもあり、ますます重要な役割を果たすことになると…いいんだけどね!
ちなみに、今回の制度改革で新たに正会員になる女流棋士は、清水女流六段や里見女流三冠、甲斐女流二冠を含めた9人になります。なお中井女流六段と石橋女流四段は、上の条件は満たしていますが、LPSAという将棋連盟とは別の団体に所属しているため、今回の制度改革では正会員にはなれません。

2.プロ棋士の給料やボーナスは廃止。
3.プロ棋士は厚生年金から国民年金に切り替え。


え、プロ棋士って給料やボーナスがあったの!?
あったんです。今までは。
基本的にプロ棋士が棋戦に参加することで将棋連盟からもらえるお金は、対局するごとにもらえる対局料と、対局に勝ったらもらえる賞金が主なものですが、その他に棋戦の主催やスポンサーからもらっていた資金の一部を給料やボーナスとして各プロ棋士に配分していました。
これが、公益社団法人の条件の一つである「会員に対して特別の利益を与えない」という条件にひっかかる、ということで今回廃止されることになりました。
また、プロ棋士は今まで厚生年金に加入してましたが、これも同様の理由により国民年金へ切り替えることになりました。
で、こうすることにより、今まで払ってきた給料やボーナスに厚生年金の掛け金はどうなるかと言いますと、一部を賞金や対局料に上乗せし、大半を将棋普及のため新たに創設される「普及基金」に充てることになります。これは、公益社団法人の条件の一つである「団体の事業費および管理費の合計額に占める公益目的事業(将棋連盟の場合、対局や普及関係)に要する費用の割合が50%を越えること」を満たすのと、将棋の普及事業をより充実させるためです。
また、トッププロは賞金や対局料のアップ、その他大勢のプロ棋士は普及基金を使っての普及事業を行うことで収入アップ、というニンジンをぶら下げることで、制度移行へのアレルギー(基本的に、プロ棋士はこういった大幅な改革を好まない)を抑えようというもくろみもあるようです(笑)

4.プロ棋士以外の理事も出る…の?

将棋連盟の運営に大きく関わるのが理事。
今まではプロ棋士の中から選挙で8人が選ばれていたのですが、これを6人とし、新たに将棋連盟事務局が選ぶ棋士3人を含む9人を含めた15人を理事候補者として、総会で過半数の賛成を得た候補者が理事になる、という制度に変わるようです。
今までの理事は、トーナメントプロでありながら理事の仕事もする上に、何かというと口うるさいプロ棋士たちをなんとかなだめながら他団体ともつきあっていく、という「労多くして功少なし」のイメージがありますが、将棋連盟内部のパワーバランスに大きく関わる存在なだけに、暗闘があるところにはある(らしい)という極めて細川氏好みな話もあったようです。
今回の制度改革では、将棋連盟事務局が選ぶ理事候補の方が、今まで通りプロ棋士から立候補する理事候補より数が多いというのがポイント。ことによっては、プロ棋士vs将棋連盟事務局の暗闘といった展開もあるかもしれません(ちょっと待てw)
また今回の制度改革により、将棋連盟事務局が選ぶ理事候補にはプロ棋士以外の方が必ず含まれることになるのですが、今の制度案だと総会で過半数の賛成を取れなければ落選となるため、プロ棋士が外部からの理事候補を全員落選させたらどーすんだ(爆)といった話もあります。
間違いなく、ここが今回の制度改革のキモでしょうね。

個人的に、今回の制度改革は、国の制度変更という事情が大きい中、それを生かして将棋連盟自体を大きく変えようとする方向に向かっていると思います。良くも悪くも、米長会長じゃないとできない(やらない)な、と(爆)
ま、私みたいなノンポリのフツーの将棋ファンにとっては、この制度改革により将棋連盟に今までのプロ棋士以外からの風が入ってくることになるんで、これにより将棋界がイイ方向に向いてくれればよいな、と思ってます、と、なんか無難にまとめてみたりして(笑)
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by mitsuboshi03 | 2011-02-06 13:02 | 将棋 | Comments(3)

サッカーおまけ

ちょっと書くことできたので補足。

☆長友、インテルへ栄転

いや、5年前まで明治のサッカー部で応援団扱いだったのが、今やインテル(イタリア)の一員ですよ奥さん!
セリエAのインテルというとセリエA屈指のネタクラブ(爆)というイメージがどうも離れないのですが、去年はモウリーニョ監督(今はいろいろあって元鹿島のカメ忍者レオナルド)を擁してきっちりタイトルを確保しているビッグクラブ。日本のみならず、歴代アジアという観点から見てもトップクラスの栄転人事かと。一応今シーズン末までのレンタル移籍となっておりますが、ケガやよっぽど不調でも無い限りはそのままレンタル元のチェゼーナから買い取られることはほぼ確実。
頑張って欲しいですね。
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by mitsuboshi03 | 2011-02-02 19:36 | スポーツ | Comments(0)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


by mitsuboshi03