<   2010年 02月 ( 3 )   > この月の画像一覧

オリンピックで盛り上がる中、空気を読まずに久々の横浜・Fマリノスネタを投下。
そろそろ書いとかないとまたすぐJリーグが開幕してしまうし(苦笑)
毎度中途半端になる選手評は止めて、概略のみいきます。
概略のみとはいえ、無理矢理詰め込んだ分、長文なのでそこんとこごめんなさい。

岡ちゃん政権後期より続く迷走、というか「抜群の中位力」っぷりにもすっかり慣れてきましたが(涙)
去年は特にひどかった。
成績こそリーグ戦でなんとか中位をキープ、ナビスコ杯は準決勝進出を果たすなど一応格好だけはつけたものの、即戦力の補強を控えて溜め込んだ資金でかつてのエース中村俊輔を加入させて「反転攻勢」に出るという2年越しのプロジェクトを「営業面で無茶な要求」をしたあげく「代理人にしてやられて」あっさり反古に。
総責任者だった前社長がこんな社運を賭けた一大プロジェクトを大コケさせて無事で済むはずがなく、当然のことながら休養→退任コンボ。かわりに日産本社から現役バリバリの執行役員が新社長に就任してテコ入れを図ることになりました。前社長とは異なり、社長として精力的にコメントを発しているところから見ても、この点においては去年よりひどくなることはないと思われます。

とはいえ、長期的に見ればこの「いつまでたっても日産におんぶにだっこ」状態がスポーツクラブとしてよろしくないのは確か。
厳しい言い方をあえてさせてもらいますが、現場スタッフも、行政も、選手も、首脳陣も、サポも、「最後は日産がなんとかしてくれる」という意識がどこかにある気がしてなりません。
日産自動車もご多分にもれず不況のまっただ中にあり、アメフト部、陸上部に続き、長い伝統を誇ってきた野球部も昨年廃部となるなど、「聖域なき支出削減」に務めております。そんな中、「横浜・Fマリノスだけは特別なのか」という声がいつ出てもおかしくありません。
もちろん日本リーグ時代からの伝統があることもあり、世界に誇るクラブ施設である「マリノスタウン」の大きな負債が残っているうちは、日産に助けてもらうのもやむを得ないところではありますが、日産を親会社から大スポンサーの地位に後退させ、スポーツクラブとして自立させていかないと、いずれ「日産も横浜・Fマリノスもみんな消えて無くなってしまった」ということになりかねません。

最初から重い話になってしまいましたが、これを踏まえて今期の戦力分析に入ります。

まずは選手の入れ替わりについてですが、経営トップの交代により、強化部門や首脳陣にも大ナタが振るわれて再編成に時間を取られた分、大分の経営危機や移籍金制度の変更によりかつてない活況を呈したストーブリーグの波に乗り遅れた横浜・Fマリノス。単に即戦力の補強に出遅れただけならまだしも、このどさくさで左SBの主力に成長していた小宮山が川崎に流出してしまいました(号泣)
ただし、同じ左SBのポジションを激しく争っていた田中祐がいたこともあり、「高く売れるうちに出してしまおう」と考えて放出した可能性も否めません。その資金を活用して、田中祐を回していた右SBの代役候補に、本来ボランチながら読売で両SBとして活躍した藤田を速攻で補強。大宮を放出された波戸の復帰も含め、残念ながら怖さは減りましたが、選手の層とバランスと言う点で改善されたのは確か。
また、弱点のFWにアルゼンチンから長身のバスティアニーニを補強。まだフィットしていないのが残念ですが、ポスト役として機能してくれることを期待します。そのせいか、本職はCBながらポスト役を果たして来たキム・クナンは山形にレンタル。若手の梅井も草津へレンタルに出してます。それから、ここ数年新卒やユースの補強が多かったせいか、今年の新卒は最近すっかりおなじみとなった早大卒の松本のみ。

新任の「フリーキックの神様」木村和志監督がどういうサッカーをやるのか不明ですが、コーチ歴の長い樋口コーチがしっかり脇を固めておりますので、ここ数年築き上げた4バックの組織的な守備を軸に攻撃面で多少味付けをするのではないかと選手名鑑を片手に勝手に仮定してみます(爆)
フォーメーションは、どうやら中盤をダイヤモンド形にした4-4(1-2-1)-2が基本となりそうですが、ちびっこFWの多さを生かすために3トップも一応ありそう。今回は前者を前提として戦力分析してみます。

GKはここ数年と代わらず、榎本・飯倉・秋元といったユース生え抜きの成長に賭ける模様。この中では、フィードに一日の長がある飯倉が一歩抜け出しているようですが、正直十把一絡げといった印象。広島に移籍した元大分の西川を逃したツケが響かなければよいのですが。
CBは例年通り盤石。1枠はもちろん日本代表の中澤で鉄板。もう1枠の2人キャプテンの一人栗原がケガで出遅れているのが懸念材料ですが、本格化してきたユース育ちの田代もいますし、なんとなれば松田を入れてもよし。
SBは前述の通り、左は運動量豊富な田中祐、右は藤田で確定っぽい。右はちびっこ天野やジョン・ドンホの突き上げがあるとよいが期待薄。波戸はもしもの場合の保険としてならまだ有効なはず。
中盤はまず守備力が求められるダイヤモンドの下に松田か小椋。攻撃力を買うなら松田、若さと運動量なら小椋ということでまず遜色なし。満身創痍の河合はかつての輝きを取り戻せるか。
攻守の舵取り役が入るダイヤモンドの左右ですが、右には2人キャプテンの片割れ兵藤がまさに適役。左は右利きですがトリッキーなプレイとプレースキックに定評のある狩野がいいんじゃないかと。これに潜在能力の高いアーリアが一本立ちすればそこそこいけそう。ただ、優勝争いをしたいのであればより一層のレベルアップが必須。若く攻撃力のある水沼息子やスーパーサブの清水もこのポジションで使われるかも。
ダイヤモンド形の中盤で最も重要、というかここを封じ込められるとダイヤモンド形の中盤にする意味がない、とされるダイヤモンドの上には、個人的にはシャドーストライカーの山瀬を入れたい。28歳と錆び付くにはまだ早すぎる。もちろん、攻撃力に長ける狩野を入れろという意見も根強い。ただ、ダイヤモンドの左右と同様に、優勝争いをしたいのであれば、去年までの山瀬や狩野では怖さに欠けるのが辛いところ。
さて新外国人のバスティアニーニを補強したFWですが、先発はあえて坂田と渡邉をチョイス。横浜・Fマリノスの堅守を前線から支える快足FWの坂田と、ついに横浜・Fマリノスに誕生した「点の取れる日本人FW」渡邉には、これからの横浜・Fマリノスを支える大きな柱となって欲しいという願いを込めて選択してみました。とはいえ、フィットするまでにまだ時間がかかりそうですが、高さに脆い相手ならもちろんバスティアニーニの出番もあり。あと、坂田がどちらかと言うと守備型のFWなため、後半負けているときの切り札が必要。斎藤と齋藤、と名字で書くとすげーめんどくせー陽介と学か、あるいは横浜・Fマリノスが誇る”未完のファンタジスタ”端戸か。個人的には、機会があれば埋もれている在野武将…もとい、即戦力の補強をしてもよいかと。たとえば大黒は高くてダメだった、というかもともとエフシー(笑)が狙っていたようだけど、そういう補強もありかなと。

全般的に見ますと、守備陣、特にCBはあいかわらず強みを持ってますが、攻撃陣に怖さが足りず、去年までの実績からすると中位止まり、というのがひいき目を抜いた私の予測。
この予測をいい方にくつがえすには、伸びしろのある若手や燻っている中堅やベテランの奮起が不可欠。渡邉にしろ、狩野にしろ、山瀬にしろ、「良いサッカー選手」ではあるが「敵を恐怖させる選手」ではない。「敵を恐怖させる選手」「1対1では守りきれない選手」が1人でも2人でも出てくることを期待します。
あと、とかく横浜・Fマリノスは、練習する選手が評価されづらい環境にある、と言われて久しい。
練習しなくて上手くなるサッカー選手はこの地上に存在しない。
「練習で結果を出したヤツを使う」
これを大原則にして欲しい。
また、木村監督は、うまくいかないときに暴発さえしなければ1年目としては合格かなと。
先にも書きましたが、経験豊富な樋口コーチが上手くフォローしてくれると良いかな。

最後に。
中村俊輔の移籍交渉が大詰めを迎えているとのこと。
Jリーグでは「怖い選手」であることは間違いなく、トップ下に入れるのにはもってこい。
交渉の成功と、早くトップフォームに戻ることをただただ祈念するのみ。
[PR]
by mitsuboshi03 | 2010-02-21 20:30 | スポーツ | Comments(0)
最近将棋ネタを連投しておりますが、それだけネタが揃っているということで。
時期はずれになったネタもありますが、生暖かく見守っていただきたいなと(苦笑)

☆里見倉敷藤花、女流名人位を奪取し初の女流二冠に

清水vs里見の世代対決となった今期の女流名人5番勝負ですが、なんと里見倉敷藤花が3連勝であっさりと初の女流二冠に。
以前取り上げた第1局の勝ち方が、今までの女流棋士の指し方とは一線を画す落ち着いた指し回しだったので、「これが続けば女流名人奪取もありかな」と思ってはいたのですが、続く第2、3局も同様の展開に。
高校生で女流二冠というのも久々の快挙ですが、それよりも男性棋士に肉薄する勝ちっぷりに感心しました。このまま順調に育てば、男性のトップ棋士とも十分互角以上に戦えるのではないかと。

☆渡辺竜王、ついにA級へ(B1順位戦)

A級ばかり取り上げてきましたが、他の組でもいろいろ大詰めに。
B級1組では、最終戦を待たずして渡辺竜王と久保棋王がA組昇級を決めました。
タイトルホルダー3名を中心に実力者が凌ぎを削った今期のB級1組。久々に「鬼の住処」という常套句がしっくりくるメンバーが揃いましたが、その中でも年間通してコンスタントに好成績を維持してきた両タイトルホルダーが順当にA組に昇級したという印象です。
ちなみに、降級はまだ1枠が決まっていない状況。

☆火の玉流、棋界を去る(C2順位戦)

一方C1への昇級者と降級点組が徐々に決まりつつあるのがC級2組。
その中で、ついにこの日がやってきました。
74歳と現役最年長棋士だった有吉九段が3度目の降級点となり、年齢規定により引退ということになりました。
去年は最終戦で昇級がかかっていた新鋭を投げ飛ばして残留を決めましたが、今期は最終戦まで持ちこたえることすらできませんでした。
棋聖1期獲得の実績があり、師匠の大山15世名人との名人戦七番勝負は初の師弟対決ということで話題になりました。新鋭のころには今と比べて棋戦が半数ほどしかなかったのにも関わらず、1000勝を達成している関西を代表する名棋士の一人でした。矢倉に囲ってから激しい攻めを見せる「火の玉流」で将棋ファンに愛された棋士です。
最後の心残りは、宿敵の内藤九段より先に引退しなければならなかったことでしょうか(笑)
引退のニュースはマスコミにも大きく取り上げられたようで、個人的にはうれしかったです。
お疲れ様でした。

☆コンピューター将棋 第5回世界最強決定戦

1月14,15日と一ヶ月前の話なのですが、一応。
主要なコンピューター将棋の大会で好成績を上げたソフト4種の総当たり戦で行われる世界最強決定戦が、今年もJAIST(北陸先端科学技術大学院大学)で行われました。
詳しくはこちらの特設サイトをご覧下さい。
当日の映像なんかも載ってましたが、JAISTは雪が多くて寒そうですな。
将棋自体は、きめが細かく押したり引いたりした戦いが多い男性プロ棋士というよりは、切った張ったの女流棋士の将棋という印象が強いです。今でも持ち時間が少ない対局であればトッププロにも一発入れることは可能でしょうが、相手のやりたい手を殺しにいくといった駆け引きができるようになればぐんと強くなるのですが。

☆囲碁で11歳の女流棋士誕生

最後は囲碁の話題を。
すでにさんざん取り上げられておりますが、囲碁で新記録となる11歳の女流棋士が誕生しました。
その藤沢里菜女流初段のおじいさんは、囲碁の名棋士というか迷棋士として知られた故藤沢秀行名誉棋聖。
「1日1000回お○○こと言わないと気が済まない」「タイトル戦の賞金を大宴会であっという間に使い切った」「ポカの秀行」など数々の伝説の持ち主として知られる破天荒な棋士ですが、その一方で新棋戦に滅法強い「初物の秀行」でもあり、数々のタイトルを総なめにした昭和を代表する大棋士の一人でもあります。後進の育成にも大変熱心であり、日本のみならず今や日本を凌ぐと言われる中国でも数々の名棋士を鍛えました。なお藤沢里菜女流初段の親父さんは囲碁棋士の藤沢一就八段ですので、これで親子3代にわたる囲碁棋士の誕生ということにもなります。
こういう形でまた「しゅうこう先生」の話題が出るのは、将棋ファンの私にとっても嬉しいですね。
※藤沢秀行名誉棋聖の「秀行」は「ひでゆき」と読むのが正しいのですが、囲碁界では「しゅうこう先生」の名で親しまれております。
なお、今まで女流棋士の最年少記録を持っていたのは、男性トッププロに迫る実力者の謝女流三冠。
謝女流三冠やおじいさんのような名棋士に育つかどうかはまだわかりませんが、プレッシャーに負けずに自分が信じる道を進んで欲しいものです。
ちなみに、決めぜりふは「じっちゃんの名にかけて」ではありません(enziさん風味)
[PR]
by mitsuboshi03 | 2010-02-14 20:40 | 将棋 | Comments(0)
最高気温がー3度つーのもなかなか辛いものがあります。
津軽海峡を越えるとヒトケタ違う世界が待っているようですが(ガクブル)
今回も将棋ネタ。
明日祭りの練習で忙しいので縮小更新気味でつ。

☆悲喜こもごものA級順位戦ラス前

大混戦となった今期のA級順位戦も、2月3日の節分の日に一斉にラス前対局が行われ、いよいよ最終戦を残すのみとなりました。
夜8~10時までネットのディレイ中継を観戦し、翌朝結果を見ようか…と思ってた所、8時半ころに、
○高橋九段(5勝3敗)ー●井上八段(3勝5敗)
といきなり1つ終局。
後手番の井上八段が一手損角替わり戦法を採用しましたが、どうも序盤早々に井上八段に見損じがあったのを取り返せないまま、終始高橋九段が「ずっとオレのターン!」で攻めまくった模様。
これで高橋九段は名人挑戦権キャンセル待ちの権利を確保。
一方井上八段は序盤3勝1敗からの4連敗で降級争いの主役に転落。
残留するには、自身の勝ちだけでなく、藤井九段が負けないとダメ。

あとはさすがに10時には終わらず、翌朝結果を見ました。
○藤井九段(3勝5敗)ー●佐藤九段(1勝7敗)
佐藤九段、A級陥落。
別に力が衰えたとは思えないのですが、どうもいつもの「びっくりどっきり戦法」や「とにかくなんでも攻めに行く」のが今回のA級順位戦ではことごとく空を切った様子。
本局はこちらも未だ2勝で首筋が冷たい藤井九段が、最近下火になりつつある角交換型振り飛車から穴熊に潜り、序盤からじわじわと優勢に。速度計算がしやすい穴熊に囲ったおかげで、今期のNHK杯戦で全国のお茶の間の将棋ファンに披露した、観戦者に溜息をつかせる終盤での「大逆転負けファンタジスタ」も今回は顔を出すことなく、本来のガジガジ流の寄せを見せることができました。
勝った藤井九段は、これで最終戦の対森内九段戦に勝てば自力でのA級残留が決まります。

○丸山九段(5勝3敗)ー●郷田九段(4勝4敗)
互いに名人挑戦権争いの生き残りを賭けた一戦。
丸山九段の伝家の宝刀、逃げ回る敵も数多い飛車先保留型腰掛け銀戦法を、こちらもスペシャリストの郷田九段が堂々と迎え撃つ。研究の上ではそんなに差はないとはいえ、下手すると「ずっと敵のターン」(涙)で終わってしまいかねないこの戦法。逃げることは決して恥ではないのですが、ここを逃げないのが郷田クオリティ。
本局は、定跡形から急所の一手に長考が入り、そこから未知の世界に、という、さんざん類型が試されたこの戦法がたどる道筋をそのままたどることに。
双方の知力を尽くした戦いは、竜を手順に引いてことごとく相手の攻め筋の面倒を見るという丸山九段の必勝パターンに。が、実は本局、最終盤にその必勝パターンに一筋の切れ目があった模様。そこで間違えずに指せれば郷田九段の逆転もあったようですが、残念ながら「優勢な時間の長い方が勝つ」という将棋界の冷たい方程式から逃れられませんでした。
丸山九段は、開幕3連敗という普通ならまず残留争いを考える出だしから、驚異の5連勝で名人挑戦権のキャンセル待ちまでジャンプアップ。ラス前が始まるまではカケラも思い浮かびませんでしたが、ここから名人復位となれば将棋界の伝説確定。ひょっとしたら、ひょっとする!?

○木村八段(4勝4敗)ー●森内九段(4勝4敗)
木村八段は勝ってA級残留を決めたい。
森内九段は勝って名人挑戦権争いに残りたい。
立場は違えど、勝ち負けの差はわずかに1。
真冬の順位戦にふさわしい、ずっしりと重みのある一戦。
こういうのに燃えるのは、かなーり重傷の将棋オタです(笑)
というかウチのATOKよ、重傷を「重賞」とまず変換するのはヤメレ(爆)
そんな重要な一戦に、後手番の森内九段が持ち出したのは、新鋭の澤田四段が得意とする相懸かりからの袖飛車戦法。まだ未開拓な部分も多く、現状では奇襲戦法と言ってさしつかえないこの戦法に、木村八段は早めの金上がりで対抗。縦横無尽に後手の浮き飛車が活躍しそうな局面で、その浮き飛車を接近戦に強い金で押さえ込みに行こうという習いある手法がここでは功を奏しました。
一時森内九段が「千日手の罠」を仕掛けたものの、木村八段が敢然とその罠を打開。以後怪しくなりかけた局面もあったものの、木村八段が終始冷静に局面をリードし、最後は森内九段の攻め手が切れたのを見計らって鮮やかにフィニッシュ。見事自力残留を決めました。
森内九段は序盤4勝1敗で一時は名人挑戦権争いのトップに躍り出たものの、そこからまさかの3連敗で挑戦権争いから完全に脱落。ちょっとこの展開は読めませんでした。

○三浦八段(6勝2敗)ー●谷川九段(5勝3敗)
最後に控えますのは、名人挑戦権争いの最前線。トップ2の直接対決です。
谷川九段のゴキゲン中飛車に、棋界屈指の研究家の一人である三浦八段が、「研究しないと指しこなせない」2枚銀戦法で対抗。右銀は3六に歩越しに構え、左銀は角道をたどるように7七から6六へ進出してゴキゲン中飛車を押さえ込もうというこの戦法。一般常識があまり通用しない戦法なため、カリカリに研究しないと到底指しこなせません。
対局場である関西将棋会館の控え室は、地元の英雄谷川九段をなんとしても勝たせようという雰囲気が充満。ディレイ中継でも”後手がいいんじゃないか”とか、”後手盛り返してますよ”と谷川九段持ちのコメントが並びましたが、その完全アウェイモードに最後まで耐え抜いた三浦八段が粘り勝ち、ここで名人挑戦権争いのトップに立ちました。最終戦の対郷田九段戦にすべてを賭けます。

というわけで、近年希に見るごちゃごちゃした名人挑戦権争いと降級争いもやっとすっきりしてきました。
まず2枠の降級争いは、佐藤九段がまず1枠目に決定。残るもう1枠は、井上八段か藤井九段。
そして名人挑戦権争いは、三浦八段が最終戦に勝てばすんなり決定。
そうでなければ、三浦八段に加え、
・谷川九段vs高橋九段戦の勝者
・丸山九段(対佐藤九段戦に勝った場合)
がプレーオフに名乗りを上げることになります。

えー、このラス前、先手番全勝ですか。
まあね、そりゃ先後があらかじめ公開されてますから、先手が勝ちやすいんですけどね。
それにしたって勝ちすぎじゃねえかよちぐじょー!
というわけで、私の名人戦クイズのハガキはただの紙切れになりましたとさ。
どっとはらい。
[PR]
by mitsuboshi03 | 2010-02-06 21:46 | 将棋 | Comments(0)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


by mitsuboshi03