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先日「最後の」インディーを見に行こうぜと大学時代の仲間に誘われて東京遠征してきました。まだ未見の方も多いでしょうからネタバレは避けますが、久々に肩の凝らない映画で楽しめました♪
映画に行く前に、あいもかわらず新enzi亭でダベッてたのですが。
”今度出るFE、いくら何でもあのキャラデザはないだろう”
”やっぱリフだよな”
”ちゃんと2面で20Lvにするですよ”
大学時代と全く会話が変わってません。本当に(ry
というわけで、わかる人にはわかるネタフリから、今回は某所で公約通りのプレミアレビューを。
というか、ほぼアーセナルネタです(笑)

★今シーズンのおさらい

いつぞやのプレミア、はじめました。では、こんな予想をしてました。
「早々にリーグの4位以上を確保して、CLもなんとか本選入りして、幸運にもカップ戦の1つでも獲れれば今シーズンは万々歳。目先の1勝よりも、数年先の常勝チームへ向けての地盤固めに励んで欲しい。」
今シーズンも残念ながら無冠に終わりましたが、「アンリのチーム」から「セスクのチーム」への地盤固めはうまくいったんじゃないかと。それだけでなく、終盤の入り口当たりまでプレミア・CL共に優勝争いに絡んだシーズンを送れたのは、若いチームにとっては貴重な財産になったと思います。
とは言え、覇権を勝ち取るためにはさまざまな課題が見えたことも事実。また、オフシーズンにはせっかく育った主力選手の流出危機に見舞われ、せっかくの地盤固めがムダになる可能性も十分考えられるところ。「自称名将(笑)」ではない、本物の名将ベンゲルが健在とはいえ、優勝するためにはまだまだ険しい道のりが待ってます。

★覇権奪回のために

覇権奪回。
もう来シーズンのテーマはこれでいいでしょう。
雌伏の時は終わりました。
CLとプレミアを天秤にかけつつ、少なくともどっちかは確実に獲る。
それができるチームになったと思います。

でもそのためには、今のやり方にプラスした方がいいんじゃないかな、と思うことがいくつかありまして。

1)大人の試合運び

四六時中走り回ってあっという間にボールホルダーを囲み、ボールを奪うや全員が走ってパスを回して相手守備陣をかき回してゴールゲット。
チーム全員が手抜きなく任務を遂行する今のアーセナルのスタイル、大好きです。
愛してます。
とはいえ、CLもプレミアもカップ戦も代表戦もある過密日程の中、年がら年中こればっかりやっていては、選手の消耗が激しいのも事実。今シーズン怪我人が目立ったのも、もともと疲労がたまっていたのが原因なんじゃないかと疑ってます。
もちろん人もボールも動くサッカーがアーセナル最大の武器であることは間違いないところですが、勝負所で最大の武器を使いこなせるように、時にはロングボールを使ったり、最終ラインでボールを回す時間を増やして消耗を避けたり、といった大人の試合運びが絶対必要になってくると思います。

2)ベテランも大事に

ベンゲルは若い子が好き(核爆)、なのは重々承知の上で(苦笑)
というか、世界的に見ても驚異的な運動量を要求されるし、チーム全員が連動して崩すスタイルを志向するため、どうしてもOSが重くなるので頭が柔らかいうちでないとインストールが大変(爆)、というまっとうな理由もあるのですが、敢えて。
1)で述べた大人の試合運びをするためには、経験豊富なベテランの力も必要。
また、チームが上手くいっているときには若手の勢いにまかせた方がいいですが、上手くいかないときに頼りになるのは、やはりベテランの経験。
今シーズンは、特に終盤の勝負所でケガ人の多さと経験不足が祟りました。
何でもかんでもベテランに頼れとまでは言いませんが、少しはベテランを補充して年齢層のバランスを取ったり、長年チームに貢献してきた選手に、ある程度厚遇して報いることも必要だと思います。
G・シルバやギャラスに、これ以上何かを証明してもらうことが必要でしょうか?

3)ベテランも大事に2

個人的に問題だと思っているのが、30歳過ぎると単年契約しかしないというアーセナル独自のルール。
G・シウバとか(今年出ちゃいましたが)レーマンとか、それでも残ってくれる選手が多いのは本当に頭が下がりますが、選手にとってみれば、「30歳過ぎたらポイ捨てかよ」と思われても仕方ないかと。またヨソから見れば、「まだまだ使える選手を移籍金なしで獲得できてウマー」でしょうし。選手にもよりますが、本気でタイトルを狙うつもりならば、少し考え直した方がいいんじゃないかと。
例のフレブの一件も、単にお金の問題だけじゃなく、こうしたことも考慮したんじゃないかという気がしてなりません。

4)大事なところにはお金を使いましょう

いい選手をキープしようとすれば、それなりにお金がかかります。残念ながら。
アーセナルの健全経営ぶりは評価しておりますが、やはり肝心なところにはお金を使ってもらいたい。
アデバヨールの移籍が話題になってますが、一説によると週給8万ポンドの要求をアーセナルが蹴ったのがことの発端だとか。
さっきはあえて書きませんでしたが、今のアーセナルは、「セスクとアデバヨールのチーム」なので、本来なら是が非でもキープすべき人材。気前が良すぎるのも問題ですが、こういう大事なところにはケチらないでもらいたいもの。
ちなみに、セスクは週給10万ポンドだとか。
「俺だってせめてセスクの8割くらいもらったっていいだろう」
と言われれば、まあ、ねえ。
結局の所、全サッカー選手の評価が数字できっちり表現されるのって給料しかないわけで、本当に金が欲しいというよりは、「○○よりはもらいたい」つーのが本音なんじゃないか、というのをどっかの記事で読んで納得した記憶があります。
サッカー選手に限った話じゃないですし(苦笑)
ちなみに、イングランドは、月給や年俸よりは週給いくらというのがポピュラー、というのはホームズで知りました(爆)

一旦切ります。
次は選手についての話を中心に。
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by mitsuboshi03 | 2008-06-26 21:25 | スポーツ | Comments(2)
ここんとこ将棋ネタが多い気がする拙blogですが、それでも一向に減らないどころか
ますます増殖を続ける重要対局の群れ。
本来ならきちんと一々記事にすべきところですが、残念ながら当方の気力切れにつき、
ダイジェスト版でお届けいたします。
気力が100くらいになってきたら後追いで別途記事にするかもー。

★ ついに ねんがんの 永世名人を てに(ry★

これは、もうさんざん既出ですが、まあ一応。
今回の名人戦七番勝負は、4勝2敗で羽生二冠が制するところとなり、名人位を通算5期獲得したことにより第19代永世名人の権利を得ました。
1996年に名人戦三連覇を果たしたころは、このまま五連覇して17代目の襲名が濃厚と思われていたのですが、先を越されてはかなわんと谷川九段に17代目を奪われてから状況が一変。

次に七番勝負に登場したのは2003年になってから。このときは森内九段を4-0で吹っ飛ばしてリーチをかけたのもつかの間、翌年森内九段にリベンジを喰らって沈没。ここから森内九段がなんとなんと四連覇を達成して第18代永世名人を獲得。1996年当時にはよっぽどの森内ファンでもない限り予想もできない結末とあいなりました。
年がら年中番勝負を戦い続ける羽生名人。日頃は特定のタイトルに執着しているようには見えないのですが、ことここに至っては、「何が何でも獲ってやる」と思ったことでしょう。前回紹介した第3局を例に出すまでもなく、今期のA級順位戦から七番勝負にかけての羽生名人の気合いの入り方は尋常ではありませんでした。こういう姿は久々に見た気がします。
お疲れ様でした。おめでとう。

敗れたとはいえ、森内九段も持てる力を存分に発揮した七番勝負だったと思います。第1局や第5局の勝ちに行くときの鋭い踏み込みは見事でした。

★ 妖怪びんぼうふたまた~(違 ★

じめじめした梅雨空を吹き飛ばすのが、近年すっかり棋聖戦の顔となった佐藤二冠。
これまで棋聖戦六連覇を達成し、なお七連覇へ向けて驀進中。
今回の相手は三冠王に返り咲いた羽生永世名人、というか永世六冠王
…この人にかかると、永世六冠とか、七冠達成とか、数々の偉業が実にフツーに見えてしまいますな(汗)今回も当然のように挑戦権を獲得しております。
が、今回に限っては名人戦に集中しすぎたのが祟った模様。
第1局は一手損角換わりから後手の佐藤二冠にわざと馬を作らせて、
「でも、これってこの後やりづらくない?」と言うつもりが、
「いやそんなことないですが何か」と佐藤二冠に突っ返されて惨敗。
羽生三冠は、飛車は始終追い回されるは、せっかく桂馬で馬金両取りをかけても、
「それでは金を差し上げますが何か」と返されるはと散々でした。
やっぱり自陣に引いた馬は強いです。

んで、ついさっきまでやっていた第2局は、佐藤二冠が得意とする後手番角換わり振り飛車を羽生三冠が逆に採用する趣向を見せたものの、佐藤二冠は「ボクが一番ガンダムをうまく扱えるんだ」と冷静に居飛車穴熊に組んで対抗。なぜか振り飛車党が集まったこの日の検討陣は「これなら振り飛車悪くないでしょ」と強気一辺倒でしたが、穴熊はやっぱり固かったorz
五番勝負で佐藤二冠の連勝。
二連敗からの三連勝がそれなりにある棋聖戦ですが、こと最近の棋聖戦に限っては圧倒的な力を発揮する佐藤二冠から三連勝を奪うのはとてもとても難しいだろう、と予想します。
理由は他にもありまして…。

★ ふたまた?オレが1人や2人で満足するとでも(待て) ★

で、梅雨が明けるころに始まるのが、真夏の祭典王位戦七番勝負。
この七番勝負の挑戦者を決めるシステムがまた独特でして、予選を勝ち上がった棋士8名とシード棋士4名を紅白2組に分けてリーグ戦を戦い、紅白2組の勝者が改めて挑戦者決定戦を戦うというシステムになっております。
んで、今回の紅組の勝者は羽生三冠…ってまたかよ!
まあ、これは放っといて(ォ、白組は、渡辺竜王・久保八段・丸山九段といった番勝負の常連を差し置いて、橋本七段が驚きの勝ち抜け。
ちなみに、両者の対局はここまで1度きり。
茶髪パンチに裏地紫のスーツ姿というどこの自由業様ですかスタイルでNHK杯に登場し、フツーのネット界まで席捲した橋本七段の初舞台以来となります。あ、羽生三冠との対戦時には黒髪に戻してましたけど。
初登場時のあまりのインパクトに惑わされがちですが、将棋自体は正統派ストロングスタイルの橋本七段。実は、今期待の若手を5人挙げろと言われたら確実に名前が挙がる存在であります。
というわけで、wktkしながら棋譜をチェックしたのですが。

…なんだこれは。

戦型は一手損角換わりの最新形。
序盤は後手の橋本七段が良かったらしいのですが、中盤でやり損ない、終盤は大差で戦意喪失した模様。
負けるのは仕方がないとはいえ、まだ若いんだし、もっとボロボロになるまで戦って欲しかった。

というわけで、またまた羽生三冠の登場。深浦王位とのリターンマッチとなります。
前回第7局での劇的な幕切れ(驚愕のパンツ脱ぎ桂馬飛び、に対する幻のカウンター)がまだ記憶に新しいのですが、今回も熱戦を期待します。
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by mitsuboshi03 | 2008-06-21 22:09 | 将棋 | Comments(3)
親父に書類を届けに来た近所の人が、おかんの真新しい車に目を留めて、
「えらいキレイにしてるじゃん」
と声をかける。
私には言えない。
先週末、家族で焼肉屋に行った帰り。
おかんが派手に門柱にぶつけたのを修理したんでキレイになってるなんて
私には言えない(爆)

すでに第5局まで終了している名人戦七番勝負。
第3・4局をまだ書いていないのに七番勝負が終わってしまったらどうしようと
第5局で必死に森内名人を応援していたのはここだけの話(爆)
そっちは後で軽く触れることにして、今回は第3局を中心にやります。
最新の将棋世界7月号の記事を参考にしてますのでそのへんよろしこ。

1勝1敗で迎えた第3局で、先手の森内名人が選んだ戦法は相掛かり。
近年▲3六銀と歩越し銀に構えるのが流行しているが、あまりこの戦法を使わない
森内名人が序盤のなにげない局面から一工夫。

b0017164_20382955.jpg
ぱっと見初心者同士の対決、と言っても通りそうだが(待て)、ここで▲3六銀を保留して▲7六歩と角筋を通すのが名人の工夫。
たて「筋には筋で対抗~」と△3三角としたら、▲6六歩から矢倉を目指す。
▲3六銀を保留して▲2六銀~▲1五歩の端攻めを見せることで、後手が矢倉に囲いにくいだろうというのが森内名人の主張。

b0017164_20392334.jpgならば、と羽生二冠は△7四歩~△7三桂から横歩取り風味の攻撃的な布陣にシフト。
これに対して、森内名人が「やってこい」と▲4五銀と指した手が1日目のハイライト。
△7五歩からの攻めが見えているのに、銀が離れ駒になるので剛直極まりない一手なのだが。

b0017164_20415353.jpgこれに対して羽生二冠が△7五歩▲同歩になんと△3五歩として決戦を回避。
△3五歩では△7四歩~△7三桂からの流れで△9五歩▲同歩△6五桂と決戦策を取るのが当然で、それでむしろ有望な分かれだったのだが、そこからの変化が恐ろしく難解で、なおかつ森内名人の土俵である一直線の斬り合いになるのを嫌ったよう。

とはいえ、一旦△7四歩~△7三桂とやった以上は、とにかく先攻しないと後々駒組み
合戦で負けることは明らか。そもそも、曲線的な手が得意で膠着した局面に持ち込むと
真価を発揮する羽生二冠が、△7四歩~△7三桂のような一直線の斬り合いを志向する
のは、ちと解せない。
逆に言うと、相手の芸風に合わない手を指させた上に、▲4五銀と「無理を通せば道理が引っ込む」手を通した森内名人が上手く立ち回った、と言える。
以下、羽生二冠が必死に抵抗するもののさらにミスを重ねる一方、森内名人の手はます
ます冴えを見せる。

b0017164_20424784.jpg2日目の午後7時過ぎには、▲7四歩までで粘る羽生二冠の反撃を完封。
控え室の検討は打ち切られ、関係者は羽生二冠が投了したときの準備を始めていた。

ところが、ここに一人だけ、羽生二冠の勝ちを信じて疑わない者がいた。
羽生二冠その人である。
局面では大差がつけられていたが、こうなる以前から既に羽生二冠は攻撃の対象をシフトしていた。
攻撃目標は、森内名人の精神力。

不利な将棋を逆転するにはどうするか。
相手に悪手を指してもらうしかない。
ならばどうやって?
20年来羽生を見てきた私の独断と偏見によると、羽生二冠は2つの答えを持っている。
1つ目は、相手の芸風(業界用語だと棋風と言う)に合ってはいるが、実は不利な局面に持ち込むこと。そしてもう1つ目が、相手に有利だが、相手の芸風に合わない局面に持ち込むこと。
▲7四歩の局面は、まさに後者の局面であった。
駒の働きこそ大差だが、まだ羽生玉は一応手つかず。
一方の森内玉は、敵陣への入玉が果たせれば完璧だが、それさえ防げばさほど堅くない。
そして、これが一番重要なのだが、羽生玉を一気に攻める手はとりあえず存在せず、森内名人が勝つには、自玉の安全も気にしながら、じわじわ優位を拡大していく勝ち方が求められる。
そこへ、自玉に手をかけながら巧みに森内玉へ嫌みをつける羽生二冠。
持ち時間の切迫もあり、じわじわと精神力を削られていく森内名人。

局面に大差がついてから、羽生二冠の方針は一貫していた。
ゆっくりした展開に持ち込み、森内名人に(盤面だけだが)嫌がらせをかけ、森内名人の精神力を奪ってパニックを誘い、悪手を指させる。
TRPGの『クトゥルフの呼び声』風に言うならば、がんがんアイデアロールを振らせてSANを減らし、一時的狂気や真の狂気を狙う、というものである(何だそのたとえ)。
今回に限らず、羽生が窮地に陥ったときはいつも、こうやって乗り越えてきたのだ。

とはいえ、このやり方は決して無敵ではない。
クトゥルフ神話の住人ならいざ知らず、羽生も人間なので、自分自身もアイデアロールを振ってSANを減らしていく。
もちろん羽生の精神力は現在でも将棋界ではズバ抜けてはいるが、20代のころとは違う。現に今回の名人戦第1局では、中盤の入り口で真の狂気を喰らい、無謀な飛車切りで自滅している。羽生もそのことを自覚してか、以前のようにはこの手を多用せず、あっさり土俵を割ることも多くなった。
最近の羽生がこんなことを言っていた。
10割勝とうとしたら7割しか勝てない。8割勝つために2割を捨てる。

ただし、ここぞというところでは、ためらわず使う。
今がその時だ。

b0017164_20434214.jpg▲8四成桂が一時的発狂から生まれた一手。
△8六銀からバラして△4二角と王手の角を打ち、▲7五歩と飛車道に蓋をさせる。
無限と思われた大差が、ぐんぐん縮まっていく。
そして。

b0017164_20441699.jpg▲9八銀、と飛車を取りに行ったところで、控え室から悲鳴が上がる。
羽生二冠が、ゆったりと桂馬を跳ねる。

b0017164_20445945.jpg△8六桂。
王手をかけつつ、今打った▲9八銀を取りにいく一手。
歴史的な逆転劇が、クライマックスを迎えた。

対局直後の報道では、50年に一度とか、100年に一度なんて言ってましたが、私に
言わせれば昔なんてこんな逆転劇はしょっちゅうあったし、そもそも羽生はこうやって
七冠や永世五冠を獲ってきたんで、もうちょっとライターや新聞記者には頑張って欲しい気がするのですが、まあそんなことはさておき。
久々に羽生二冠の本性が出た一局でした。
「オレは、どーしても、永世名人に、なりたーい!」
という魂の叫びを感じました。
その一方で、森内名人の序中盤にかけての指し回しも見事。
第4・5局も将棋の内容では羽生二冠を凌いでおり、他棋戦でたまったうっぷんを名人戦
に炸裂させていると言えます。
第6局の後手番をどう凌ぐか。
再び森内名人に注目したいと思います。

えーと、当てにならない予告ですが。
第4局はちゃんとやるつもりです。七番勝負終わった後になるかもしれませんが(苦笑)
第5局は…図面1つだけ上げてさらっと流そうかと。理由はそのときに(えー)
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by mitsuboshi03 | 2008-06-08 20:45 | 将棋 | Comments(3)
こんばんわ。
先週は日曜に会議のため出社したのが祟って散々でした。
あーあ。

今回は細川氏がこんな記事を書いたんで、久方ぶりにミリタリネタ。
しかも時事ネタのクラスター爆弾ということで。
いつもにも増してろくに調べもせず書いてますんでそのへんよろしこ。

クラスター爆弾ってなんじゃらほい、ってのは、いいですよね?
たくさんの小さい爆弾をケースに入れて、目標のそばまで来たら
どばーっと子爆弾がバラまかれる、という仕掛けの爆弾です。

クラスター爆弾が作られたのは、ベトナム戦争において、米軍が悪名高い
ナパーム弾をベトナム中に雨あられと降らしまくって、
アツイゼアツイゼアツクテシヌゼーッ!
とやりたい放題だったのを、
いーかげんに、しなさいよっ!
と世界中から糾弾されたことへの対応策だったりします。
本来はナパーム弾の代わりとして、兵隊さんやトラックや補給物資といった
装甲化されていない「柔らかい目標」を狙うものですが、最近は
「金属の破片がマッハ5で飛び回って、なんでも貫通してやるぜ」
な剣呑なものも出てきてます。いくら戦車といえども、正面装甲以外に
あんまり厚い装甲を貼ったら動けなくなっちゃいますんで、こんなのを
蒔かれた日にはたまったもんじゃありません。
対地ミサイルよか比較的安価な割に絶大な効果を期待でき、最近ではGPSや
グライダー翼を装備して、遠距離攻撃と命中精度の向上を狙ったJSOWなんて
改良版も出て、ますます使い勝手の良い兵器として地歩を固めつつありました。

世論に対応するために作られた兵器が、また世論に圧されて廃棄。
皮肉なもんですな(苦笑)

まあ、廃棄理由の「不発弾の撤去が困難」というのはありだと思います。
一応先日の「ダブリン会議」では新型の「当たらなくても自爆するんで多い
日も安心(待て)」は除外、となってますんで、これへの更新が進むものと
思います。
日本に限って言えば、そもそも日本の領土内に、敵の兵隊さんやらトラック
やら補給物資がわらわら、という状況を作らないようにしよう、というのが
基本線のはずで、無くてもそーんなに痛くないかな、と。
だいたい、元々そんなにたくさん持ってなかったっしょ(爆)
便利だったのに。
あと、「ダブリン会議」では、クラスター爆弾に限らず、対地ミサイルや大砲
の弾に子爆弾を仕込んだものも規制の対象となるようです。こっちの方が
数が多い分切り替えが大変そうですな。

それから。
こういった兵器を星の数ほど持っている米ソは、地雷に引き続き「ダブリン
会議」をシカトしております。
いつも通りですね(苦笑)

最後に、細川氏の記事を引用。
>「有事法制」のときも「対人地雷」のときもそうでしたが、
>これらは 「有事になったらどうしようか」 っていう話なのに、
>「有事を想定するなんて不謹慎だ」
>って根本からズレた意見がいつも出てくるのが不思議です。
昔はこれで話が終わってしまいましたからね(本当)
今はさすがに終わらなくなったんで何よりですけど(苦笑)
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by mitsuboshi03 | 2008-06-01 19:49 | ミリタリー | Comments(0)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


by mitsuboshi03