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けこんしき行くよ~

今日は先に行われた竜王戦の第1戦を取り上げようと思ったのですが・・・
書きかけの文章がESCキー一発で消滅(号泣)
やっぱり、この方お薦めの紙2001を使うべきなんでしょうね。作業がすこしめんどくさくなるんであんまりやらないんですけど。
一応結果は渡辺竜王の大逆転勝利。
ご本人のブログで解説をしてくれてます。いい時代だ(笑)

今日は朝7時の高速バスに乗って仮わーくすのーとの中の人の結婚式に行ってきます。
昨日は同僚のとばっちりでサービス残業orz
朝起きられるかしら。
今週仕事で苦しんだストレスを吹き飛ばすような楽しい結婚式を期待。
とりあえずおめ。
しばらくしたらまた奇襲します(待て)
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by mitsuboshi03 | 2005-10-29 01:21 | 日常 | Comments(0)
ロッテ、勝っちゃった~(違 3 - 2 まけちゃった・・・ 


今週末にかけての私の日程。
週末まで親会社の業務監査→このお方の結婚式→棚卸

棚卸が期末のだったら終わってました(^^;
深夜残業前に帰れましたので、まだまだ元気です(笑)

というわけで、帰ってテレビをつけたらボビーの満面の笑み
試合展開を語れないのは察してください(爆)

それでも阪神は昨日の私のブログを読んだのか(爆)それなりにがんばったようで、初回にビッグチャンスを作ったものの結局凡退。
6回に1点差まで詰め寄ったもののだめなものはだめだったのを含め、今年の日本シリーズを象徴した展開だったと思います。
勝負どころでのロッテの守備力・投手力、見事でした。

おとーちゃんと日本酒を飲みながら日本シリーズの話をしていたところ、
「ロッテのコーチって今誰だっけ?」
な話に。
そういうことにはぬかりのない私。
部屋から週刊ベースボールの写真名鑑号をゲト。
これがまた80年代の野球バカには琴線に触れる内容でありまして。

当初の目的であった投手コーチは元南海(のちにロッテで引退)の井上
左投げの先発というイメージが強かったんですが、生涯成績は54勝68敗77S。
人の記憶は当てになりませんなあ(乾いた笑い)
その他のメンツもかなり濃い
ブルペン担当には、キャンプの頃には新加入選手に目移りするけど、夏場になれば先発5番手か中継ぎ1番手を必ず確保していた園川(爆)
ヘッド兼任の守備走塁コーチには盗塁王に輝いた西岡
バッテリーコーチには不動の女房役だった袴田
2軍コーチには高沢だのだの吉鶴だのといったマニアックなメンツばかり(爆)
佐藤兼伊知の名を見たときには心の中で泣けた(角爆)
なにせコーチ陣の中で群を抜いて有名だと思われるのが巡回コーチの高橋慶彦(元広島など)というんだから徹底している。
派手な監督を地味なコーチ陣が支える。
ある意味会社経営に通ずるものがあるかもしれませんなあ(爆)
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by mitsuboshi03 | 2005-10-27 01:37 | スポーツ | Comments(0)
いいものはいい 10 - 1 だめなものはだめ
スコアはあいかわらずこちらで。

途中から妹と一緒に見ていたのだが、途中から試合そっちのけで昔のプロ野球話に。
最後にはどういうわけか甲子園に広告を出しているカニトップ(元ベガルタ仙台胸スポンサー)や松本歯科大学の話になったところで試合終了。

だめなものはだめなとこは学習能力がないのかと小一時間(略)

戦前に予想していたときには、阪神の初回の攻撃がカギになるのではないかと思っていた。
ロッテの豪華先発陣から大量点を奪うことは難しい。
だが、どんな投手も立ち上がりは弱いもの。
赤星がなんとしても塁に出て盗塁、を足がかりにあわよくばビッグイニング。
こういう形になれば阪神有利かと思っていたのだが、現在は机上の空論のまま。
投手力が安定しているロッテに先制されて逆転、というのは難しい。
とにかく、勝つには先制点。これしかない。
あと、第1戦に西岡が粘って今江の大爆発を呼んだような粘りも必要。
阪神はあまり動かないチームなんで、先発投手を崩すにはこういう手が一番かと。

昔3勝0敗してロッテより弱いの名言を吐いた挙句4連敗で沈没した元近鉄(そうだ、なくなっちゃったんだよな)の加藤(哲)、元気かな。
試合が終わって風呂に入ったとき、ふとそう思った。
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by mitsuboshi03 | 2005-10-25 23:16 | スポーツ | Comments(0)
地形効果 10 - 1 遠征軍 (濃霧のため7回コールド)
(スコアはこちら

はい、伏線発動(爆)
なんのことかわからない方、すぐ下の記事をご覧下さいませ。

それにしても、風の谷の千葉マリン(違)がほぼ全くの無風。
おまけに霧まで発動。
驚異のネタ球場(爆)にまた新たな地形効果が(待て)
でも、最大の地形効果は大リーグ流の高くて掘れないかたーいマウンド。
私も不勉強だったんですが、これにパリーグのピッチャーは軒並み悩まされているとか。
昨日のアナウンサーが、
自分好みに低く整えられないんですかね?と水を向けたところ、
掘れない、掘れないよ!
脊髄反射で発声した解説の東尾と松坂。
そーとー苦労させられてるよーですな(笑)

マウンドに限らず、予告先発を「ファンのため」として岡田に飲ませるしたたかなバレンタイン。
さすがメッツ監督時代に退場を喰らったあと、変装してベンチに座っていた男(本当)は一味違う。
一味といっても、タバスコ一ビンくらいの一味ですが(核爆)
岡田も予告オーダーしてくれるんならしてやってもいいよなどと切り返せればよかったでしょうが、やはりそこは監督経験の浅さか。
てなわけで、この日バレンタインが組んだオーダーは7番にベニー、8番にイ・スンヨプと下位に重量級を置く息の抜けない打線。堀の欠場で2番に座る今江に個人的には応援歌を含め(好きなのよ、あれ)注目していたのだが・・・。

結果的に今江の2番は大正解。
初回のホームランを含め4安打の大暴れ。
西岡も盗塁死があったとはいえ、打席で粘って粘って今江の大活躍をサポート。5回のプッシュバント成功は勝利の大きなカギになるビッグプレーに。
堀に代わってセカンドを守った渡辺正の好守備も先発の清水をノセました。

とはいえ、点差ほど力の差を感じなかったのは事実。ロッテのいくつかの賭け(プッシュバントやオーダー)がすべて当たったらこうなるよな、てな試合ではありました。
井川はまあ、あんなもんでしょう(苦笑)
6回で下げていればそれほど大ケガもなかったでしょうし。

と、第2戦の初球を投げる直前にうpしている自分ってどうよ(笑)
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by mitsuboshi03 | 2005-10-23 18:18 | スポーツ | Comments(2)
愛車のテリオス(名前ほど恰好いい車じゃないですが(汗)のガソリンが減ってたんで、
昨日の朝、近所の安いガソリンスタンドに行くことに。
133円/Lなんですがこれでもこの辺では安いほう。
下手すると140円超えるところもあるんじゃないかと(ガクブル)
長野県ではガソリン入れないことをお薦めします、ハイ。

んで、そのまま帰るのもなんだと思ったんで、
バカと煙は高いところに昇るというわ
とのララァの声(爆)
ありがとうよ、ララァ。
あいかわらずムカつく一言、ありがと(違

車は一路霧ケ峰に。
ウチから霧ケ峰に向かうには、国道20号沿いの自動車学校わきの道から上るコースと、真澄の酒蔵から上がるコースと2種類あるのだが、車で行くなら後者のコースの方が断然面白い。前者の方がカーブがゆるいし交通量が比較的少なくて行きやすいのだが、後者の方は急勾配と低速コーナーの連続をクリアしていく感覚がなかなか楽しい。
後ろから煽られると即座に撃墜されますけど(核爆)

この時期だと、本来なら美しい紅葉が目当ての一つなのだが、現状はこんな感じ。
b0017164_1724359.jpg

ここ最近日本近海に居座り続けたファッキンな台風のせいもあって寒暖の差がなかった分、色づきはいまいち。もう1、2週間過ぎれば少しはマシになるだろうが、すでに枯れかけてる葉も多いんで、今年はあまり期待できなさそう。
一応、探せばこんなところもありますが。
b0017164_1731651.jpg


朝も早かったんで、車の流れもスムーズ。
よし、これなら車山方面まで足を伸ばせるなと思った矢先。
b0017164_1731398.jpg

なーんも見えんがね。
名物の霧発生。視界はせいぜい50mくらい。
車を運転するにはちと危ないんで、ドライブインでちょっと暖を取った後、撤退。

さて、帰るか、と普通に帰り道をたどったつもりが、ちょいと道を外れて
ミステリーゾーン突入(爆)
ま、一人旅だし、いいさね。
どうせこの分ならせいぜい茅野方面へ流された程度だろう。
ほら、横にビーナスラインも見えてきたし。
とっとと合流して・・・って、ここ、
会社の目の前なんですけど(核爆)
妙なところでヘンな帰巣本能発動。
そんなに働きたくないです、ワタシ(爆)

しかし、これが伏線になろうとは・・・。
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by mitsuboshi03 | 2005-10-23 17:38 | 日常 | Comments(3)
しばらくバタバタしてまして、ブログお休みしてました。
今日から再開しますので、またお付き合いのほどを。
今回は途中になってました瀬川アマプロ試験の第4局をば。
すでに化石化している内容なのがなんですが(苦笑)
今回は差し手を中心にお届けします。

今回の相手である中井女流はバリバリの居飛車党。
というわけで、今回も後手番となった瀬川アマは迷わず中座飛車(横歩取り)を採用。
しかし、この六番勝負も第4局まで来てますが、いずれも瀬川アマの後手番。
仕込まれてる・・・!(違
これに対して中井女流は、現在主流の新山崎流ではなく、ちょっと前に流行した▲5八玉型を採用。すらすらと手が進みます。

b0017164_11505823.jpg図の局面は、▲5八玉型を採用すればこうなるところとのこと。この図の先手陣、手数をかけている割にはそれほど守りは固くなく、王様が5八にいるのが後手の△6五桂~△4五桂からの上からの攻めにわざわざ近づいている分かえってしんどい、ということで新山崎流に主役を譲ることになってしまいました。
ちなみに、瀬川アマが次に指した△7五飛のかわりにいきなり△6五桂!が成立するとのこと(せんすぶろぐ様、感謝)

b0017164_12124741.jpgちなみに、新山崎流の例がこれ。
図は渡辺竜王が初優勝した今回の銀河戦決勝戦 森内名人(先手)-渡辺竜王(後手)より。先ほどの図の10手も前から先手の攻撃態勢が整ってます。
先手の王様の囲いはあばら屋もいいとこ(笑)ですが、後手の狙いの△6五桂~△4五桂の攻めから王様が遠ざかっているのが強み。上だけの攻めで先手陣を破るのは意外と難しかったりします。囲いに手をかけない分を攻めに回し、後手の攻めを一手余して後手玉を討ち取る、というのが新山崎流の必勝パターン。

それはさておき、先の図の△7五飛に対し、中井女流は3時間の持ち時間から1時間以上を投入したあげく、指したのは実戦例の多い▲2九飛。
ここでの時間の使い方が、あとで波乱を起こす元になります。

b0017164_12271641.jpg図のちょっと前に指された▲6一角が激痛のシバリで、ここでは中井女流優勢。
ところが図の▲3六金はやや危険な一手だったようで、ここから△3六同飛!▲同銀△2八歩▲同飛△3七角▲1八飛△2七歩と飛車を隔離する手があったのですが、瀬川アマは△8五飛。応援団がっくし。私もネット見ながらがっくし(笑)
しかしこれに対しての▲2五金がまた疑問手で、▲3五歩△同歩と後手玉の真上に駒を打てるよう細工をしてから▲2五金とすればまず勝っていたとのこと。実戦では今度は瀬川アマが逃さず△2五同飛▲同飛△3五桂として、まだ中井女流優勢とはいえ、瀬川アマも先手玉に喰らいつく態勢が整い、混戦になってきました。
ここにきて中井女流は序盤の長考が響いてずっと1分将棋。時間に追われる中で手がよれてきました。一方の瀬川アマはしっかり持ち時間を残してます。前回の対久保八段戦で時間攻めに敗れた原因をきちんと反省してきたのが生きた感じです。

b0017164_13161595.jpg図の▲3四桂で、▲5五桂ならはっきり勝ち。これは1分将棋で探すのは至難でしょうが、まだ▲3七飛と息長く指せばまだ勝機があったとのこと。
一見、▲3四桂から快調に寄せに入ったかに見えましたが・・・。

b0017164_13235556.jpg図の△4二玉!が逆転の一手で、これ以降後手玉は安全になってしまいました。
こうなると、玉の囲いの薄い先手に逆転の余地はなく、以下124手で瀬川アマが2勝目を挙げました。

中井女流は、ほぼ勝ちを手中に収めた場面で痛恨の落手でまたも勝ちを逃しました。
将棋の実力ならフリ-クラスの男性プロとは差がないと思います。
必要なのは、終盤で勝ちを逃さないテクニック。
持ち時間を残す。終盤のパターンを覚える。
負けたのは、実力がないのではなく、テクニックとして身につけられる要素がなかっただけ。
今回の敗戦で、男性プロ試験の実現はひとまず遠のいたかもしれませんが、その日は近いうちにきっと来ると思います。
というか、やらなかったら将棋ファンが許しません(爆)
そのときまで、しっかり実力を蓄えて欲しいと思います。
あ、あと女流タイトルはもう1つ2つ欲しいかな(簡単に言うなー(苦笑))

一方の瀬川アマは、予想通り(?)ここまで2勝を達成。
ここまでの戦いぶりからすると、フリークラス入り間違いなし、とは言いづらいですが、3勝したらいいんでないの、くらいの実力は示せたと思います。特に今回の△4二玉を終盤の切羽詰った場面で発見できたのはお見事でした。
今回の勝利で、女流プロの夢をひとまず打ち砕いたわけですから、ここまできたらなんとしてもプロになってもらいたいものです。

次回の戦いは、再来週の日曜日、11月6日に東京将棋会館で行われます。
次の相手は、「頼れるアニキ」高野五段。
最終局の長岡四段を含め、今回の試験のレベルからすると相応の人材。
いよいよ瀬川アマの真価が問われる局面に入ってきました。
日曜日の昼下がり、たまにはこちらでネット観戦ってのもいかがでしょうか。
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by mitsuboshi03 | 2005-10-22 13:47 | 将棋 | Comments(2)
ぼーっとしているうちに3連休も終了。
法事があったり会社の飲み会があったりと酒の切れ目のない日々を過ごしておりました(笑)

今回は佳境を迎えた瀬川プロ試験第4局、の前段でございます。
ほんとなら対局前に書きたかった内容なんですけどね(苦笑)

瀬川アマの今回の相手は中井女流六段。
清水女流三冠と共に長年女流棋界をリードする「ビッグ2」の一角。
ほぼ1年前に行われたNHK杯戦では佐藤棋聖をあと一歩のところまで追い詰めるなど(詳細はこちらを)実力は男性プロも一目置くほど。
プロ棋士の妻(夫は植山六段)と3人の子供の母と女流棋士を両立するスーパーウーマンであります。
瀬川アマとは、奨励会時代を共に過ごし、研究会でも一緒に戦った戦友同士。
※当時は女流棋士と奨励会との兼務が可能でした。今は制度上不可能となってます。
それから時が過ぎ、互いに立場が変わって再び戦いの場に臨む2人の心境はいかばかりか。

この第4局は、他の対局が、プロの意地を賭けて挑むプロ棋士(卵含む)vs再びプロ入りを賭けて戦う挑戦者、というのとは対局者の立ち位置が少し違っております。
違っているのはプロ棋士の立場。女流棋士代票という立場で戦う中井女流は、単なる瀬川アマの検査官としてではなく、女流棋士の地位向上を賭けて戦うこととなります。
女流棋士は、奨励会を突破していない、という理由で将棋連盟の正会員としての資格を与えられておりません。「ビッグ2」といえども、将棋のイベントでは棋士の紹介はペーペーな男性棋士のさらに後。待遇面でも男性棋士とは格段の差があります。

女流棋士のプロ棋戦の賞金を女流棋士で平均すると
年間ひゃくまんえんくらい
なんて話もあります。
きわめておおざっぱな話をしますと、
だいたい女流棋士が50人くらいとして、
賞金だけで食えるのが両手で数えられるくらい。
稽古や執筆活動といったプロ棋士のフツーの副業も含めて食えるのがまあ両手両足くらい。
残りの女流はというと、棋士活動を続けながらバイトで稼ぐ、というか費やす時間で考えると
バイトの片手間に対局という方が正しいでしょうね。
顔を見合わせて力なく笑うしかないような話ですが、まあ女子サッカー代表の大半がフリーター、なんて話しもありますんで、夢を追いかける女性にはよくあること、として片つけられる話かもしれません。

こうした現状を打破する一つの手段として、上位女流棋士のフリークラス入り、という話が持ち上がってきております。「ビッグ2」をはじめとして、上位クラスの女流棋士が男性プロを破ることはすでに珍しいことではなくなってきてます。個人的には、一昔前ならともかく、今なら「ビッグ2」と大半のフリークラスの棋士との間に実力差があるとはもう思えません。とはいえ、既得権を最重要視する大半の男性プロがこれを良く思わないのは当然のこと。
そこで、今回の瀬川プロ試験を一つの試金石としようという話が持ち上がったわけです。

本来なら、戦友のプロ入りを応援したい立場の中井女流。
しかし、今回の戦いは自分だけではなく、女流棋界全体を背負っての戦い。
悲しいけどこれって戦争なのよね

さて、その戦いがどうなったかは次回にて。
期待にたがわぬ激闘となったことだけはご報告しておきましょう。
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by mitsuboshi03 | 2005-10-11 21:29 | 将棋 | Comments(0)
更新ほったらかしですいません。
アレがナニした記事のまま放置状態で、
何かのプレイか(爆)と思われた方もいらっしゃるかと(違)
先週の半期に一度の棚卸ウィークでしばらく死んでました。
久々に夜1時まで仕事→朝5時に出社などという荒行に挑んだ日々はちと辛かった(苦笑)

で、今回はスルーしていたらあっという間に終わってしまった(爆)王座戦を。
すでにあちこちのメディアで紹介済のネタですんで、縮小版でお送りします。

結果だけ見れば3-0と羽生四冠の圧勝、に見えますが、第1局が千日手指し直しになったように将棋の内容は大変拮抗しておりました。
この第3局も佐藤棋聖の工夫が光った一局。
どう工夫したか、まずこの図をご覧下さい。

b0017164_23401655.jpg先手の飛車は、元から四間飛車だったのではなく、わざわざ▲2五歩と飛車先の歩を2手も突いてから回ったもの。悠長にも5筋までおまけに制圧。この代償として王様の囲いをまるっきり犠牲にしており、後手がきちんと矢倉に囲っているのに比べれば掘っ立て小屋もいいところ。
でもこれはこれで悪くないというのですから将棋って不思議ですね(笑)
絶好調佐藤棋聖の面目躍如、といったところです。

とはいえ、ここから叩き合いになれば実戦的には囲いの弱さが響くもの。
自然に捌いていけばよい後手と違い、先手は勝ち切るには何かしら「攻防の一手」とか「味の良い一手」といった技でポイントを稼がなければなりません。先手の佐藤棋聖もなんとか技をかけようとしますが、なにしろ相手は羽生マジック。生半可な技は通じません。
とかなんとかやってるうちに、佐藤棋聖に一失が。

b0017164_2357613.jpg図の▲8一飛が問題で、一歩しかない持ち歩を使うんでやりづらいのですが、先に▲4三歩△同金直の交換を入れてから▲8一飛とするべきだったとのこと。これだと次に▲2一飛成が見えてますんで3一に歩以外の持ち駒を注ぎ込む受けが必要。実戦では単に▲8一飛とやってしまったんで、香車や桂馬のかわりに△4一歩と歩一枚で済んでしまい、その分後手の攻めがきつくなってしまいました。
佐藤棋聖は次の▲4八香で凌げると判断したようですが、羽生四冠の次の一手△4五銀が攻めを繋ぐ好手。この後もぎりぎりの攻防が続きますが、羽生四冠の手は最後までぶれることはありませんでした。以下134手で羽生四冠が14連覇を果たしました。

結果としてはストレートで敗れた佐藤棋聖ですが、好調時に見られる序盤の積極策は今シリーズでも健在でした。敗れたとはいえ、今回の戦いぶりを私は高く評価します。
なにせ、相手は羽生。
定跡形をなぞってちょいちょいと数手変えたくらいでお手軽に勝てる相手じゃありませんから。
やる方は大変でしょうが(合掌)将棋界にとっては良いことだと思います。
人のやることなすことなぞってばかりで第一人者でござい、という業界に魅力を感じる人は少ないでしょうから。

さて、王座戦14連覇を果たした羽生王座。
なんと言いますか、かける言葉が思いつきません(苦笑)
棋戦の格からいうと大山名人の13連覇の無茶苦茶さには劣りますが、あのころはタイトル戦が3~5つしかなかった時代で、「夏休み」といった番勝負の中休みもありました。今は夏場でも切れ目なく番勝負が行われる時代。そんな中、番勝負の2つ3つの掛け持ちなんて当たり前な状態を10数年続けている羽生四冠という存在はいったい何者なんだろうと(苦笑)
さすがに最近は疲れを見せる場面もありますが、トップクラスの棋士でさえ他の人なら一年と持たない状況を平然と続けている姿には、賞賛というより畏怖を覚えます。
激務の中、地道に積み重ねた14連覇という偉業。
もう、あれですね。引退後の称号は「永世王座」でいいんじゃないでしょうか。
七冠王まで獲った者の称号に1日制のタイトル名をつけていいのか、という意見もあるでしょうが、王座戦の掲載紙は日経ヨクヨム。読売や毎日などとは格が違います(核爆)
最近ではれっきとした四冠王であっても当たり前すぎてほとんど話題にならない(涙)状態でしたが、これでまた世間的にも再評価されるとうれしいですね。
おめでとうございます。これからもますます頑張って下さい。

さて、羽生-佐藤(康)炎の17番勝負 ~’05年夏~もこれにて閉幕。
次の大きなイベントは、10日に控える瀬川アマのプロ試験第4局。
これにはデリケートな話題も含まれる勝負となりますんで、項を改めたいと思います。
とりあえずは、要チェックや!ということで(笑)
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by mitsuboshi03 | 2005-10-05 00:32 | 将棋 | Comments(0)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


by mitsuboshi03