カテゴリ:将棋( 247 )

しばらく続いた寒さもそろそろ一段落。
雪が降っても積もる心配はなくなりそうで一安心。
だがしかし。
暖かくなってくると、恐怖のアレがやってきます。
ああ、花粉が…。

さて今回も将棋ネタ。
年度末が近いんで、色々とネタは多いです。

■名人挑戦者は稲葉八段、森内九段は無念のA級陥落(将棋界の一番長い日)

この時期の一大イベントといえば、将棋界の一番長い日ことA級順位戦最終日。
最近ではむしろここの一つ手前のラス前が面白い、という方も増えてきましたが、こと注目度となるとこちらに軍配が上がります。
さて今回ですが、そのラス前で結構波乱が起きまして、名人挑戦権争いと降級争い共に最終日まで目の離せない展開となっておりました。
名人挑戦権争いの方は、ここまで無傷の7連勝でダントツトップの稲葉八段が渡辺二冠に破れて遂に連勝がストップ。
そのため、なんとか2敗を守ってきた羽生三冠と広瀬八段には、他力ながらもプレーオフ出場の可能性の目があるという頑張りがいのある状況に。
一方、例の三浦九段の休場騒動で1枠となった降級争いの方は、ここまで僅か1勝と降級当確ランプが点灯しかけていた佐藤(康)九段がラス前で深浦九段を下し、ギリギリ残留争いに踏みとどまります。
また、ここまで2勝の森内九段も「一人では死なん。貴様も一緒に(地獄へ)連れていく。」とここまで3勝の屋敷九段に勝ったことにより、降級争いは、佐藤(康)九段が負ければそれまで、もし勝った場合は屋敷九段か森内九段の負けた方が降級(両方負けたら森内九段)、というカオスな状況に。
名人挑戦権争いと降級争い。
立場は全然違いますが、どちらも3人で1つのイスを取り合うという地獄のイス取りゲームが展開されることとなりました。

さて今年はちょいと早めに昨日行われた最終戦。
肝心の結果ですが、終わった順に書いていくことにします。

まず最初に終わったのが羽生三冠vs屋敷九段戦。
とはいえ、今年は日付が変わる寸前に終わったんで、時間的にはまずまずといったところでしょうか。
矢倉模様の展開から、後手番の屋敷九段がいつものようにニョロニョロと右銀を早めに繰り出してから早囲いを目指したのを、羽生三冠が「居玉って意外と固いんですよ」と早めに仕掛けて咎めようとして乱戦に突入。
矢倉早囲いの場合、無難に納めてしまうと早囲い側に1手早く攻められてしまうので、囲いが不安定なところで速攻、というのが最近のセオリーになっているようです。
しっかり囲って攻めたい派な私にとっては冬の時代ですなあ(涙)
どうも羽生三冠が同じく早囲いの含みを残して居玉のまま戦ったのがマズかったようで、屋敷九段が仕掛けの局面からのリードを保ったまま逃げ切りを果たしました。
羽生三冠はこれで挑戦権争いから完全に脱落。
一方の屋敷九段は、あの羽生三冠に勝利してA級残留を自力で勝ち取りました。
屋敷九段の忍者銀、まだまだA級で楽しめそうです。

今度は日付が変わってすぐに終わった広瀬八段vs佐藤(康)九段戦。
後手の佐藤(康)九段が、やや意表を突いて一手損角換わりへ誘導。
広瀬八段はいかにも最近の若手らしく、棒銀模様から王様の守りを固めて不敗の構えで迎え撃ちますが、佐藤(康)九段がこちらも「居玉って意外と固いんですよ」と強気な攻めで応酬。
本局は仕掛けどころの攻防で広瀬八段が形勢を損ねたらしく、この居玉が意外と争点が無くて攻めにくく、逆に固いはずの先手玉があっという間に丸裸、という進行に。
これぞ佐藤(康)九段ワールド全開!な一局となりました。
これで佐藤(康)九段はA級残留の望みをキープ。
一方広瀬八段も敗れたことにより、名人挑戦権争いは当の本人の対局結果を待たずして、稲葉八段が名人挑戦権を獲得することとなりました。

お次も日付が変わった早々に決着の付いた渡辺二冠vs行方八段戦。
最終局で唯一の、名人挑戦権にも降級にも絡まないという純粋な「順位戦」。
こちらは普通の角換わりの最新型から、行方八段が△8一飛と飛車を好形に構える一手を省いて△6五歩から突っかけていったのがどうなのか、という進行に。
やや渡辺二冠の模様が良いか、という局面が多かったように見えますが、行方八段にも十分勝つチャンスのあった一局のようで、この将棋を元にまた研究が進むものと思われます。
勝った渡辺二冠は6勝3敗となんとか格好はつけましたが、何年も何年も言われている通り、名人挑戦権争いに絡まない限りはどうしようもない。
竜王戦の時期と重なる序盤をどう乗り切るかが課題。
行方八段は、残念ながら勝ち越しを果たせず。
順位を上げられなかったのがどう響くか。

最後に残ったのが稲葉八段vs森内九段戦。
15時に千日手指し直しとなりましたが、こうなるとどうしても体力勝負となるため、若い稲葉八段が断然有利に。
森内九段も無理やり矢倉模様を選択するなど工夫は見せましたが、稲葉八段が終始押し切って勝ちきりました。
千日手があった割りには終局は0時半ころとそれほど遅くならずに終局。
稲葉八段は棋聖戦で挑戦者になって以来の爆発力を発揮し、初のA級で名人挑戦者に。
佐藤名人との名人戦が待ち遠しいです。
一方の森内九段はこれで無念のA級陥落。
名人を含むA級在位記録は連続22年でストップとなりました。
順位戦の成績以外が奮っていないこともあり、A級陥落はかなりの痛手。
基本的には、後手番をどう戦うか、ということになるんでしょうね。

なお色々ありました三浦九段は、来季はA級11位(B級1組からの昇格組の下)で戦うことに。
また来季のA級順位戦は降級枠が3枠となります。

■里見女流名人、2連敗からの3連勝で女流名人位を死守(女流名人戦)

さて今度は女流の名人戦。
里見女流名人に上田女流三段が挑戦した今期の女流名人戦。
上田女流三段の連勝スタートでカド番を迎えた里見女流名人ですが、そこからの3連勝で女流名人位の死守に成功。
やはり女流棋士の中では実力は抜けている印象ですが、三段リーグではここまで8勝8敗と足踏み。
年齢的にもあまり後がないだけに、なんとか三段リーグでの爆発に期待したいのですが。

なおその三段リーグですが、森門下の西田三段が開幕14連勝で四段昇段をすでに確定。
残る1枠は10勝6敗勢の6名が取り合うという大混戦となっております。
運命の三段リーグ最終日は、3/4(土)に行われます。
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by mitsuboshi03 | 2017-02-26 10:50 | 将棋 | Comments(0)
タイトルにも書きましたが、寒いときはまだまだ寒いですな。
なまじ暖かい日がある分、よけいに寒さが身に染みるという(涙)

さて今回は将棋ネタ。
プロ棋戦の様子をざっくりと。
この時期は棋戦が集中するんで、ちと詰め込みぎみになりますがご了承をば。

■おかえり、みうみう(竜王戦ランキング1組 羽生三冠vs三浦九段)

やっぱりこの話題は外せないだろうなあとトップに持ってきました。
三浦九段の復帰戦。相手は羽生三冠。
復帰戦からかなーり濃厚な対戦相手となりました。
当日はニコ生の中継があり、私も所用を済ませてからがっつり観戦しちゃいました。
感想戦まで見ちゃったんで、日付が変わる寸前まで付き合う羽目に。
こういうのは翌日が辛いからホドホドにしよう、と強く思った次第。

さて羽生三冠の初手▲7六歩に対し、三浦九段は個人的にやや意表を突く△8四歩で応じる。
羽生三冠が角換わりを選んだらどうしたのかは聞いてみたかったですが、羽生三冠は相矢倉を選択。
これに対して三浦九段は、やっぱりというか、らしいというかの居角左美濃を選択。
実際にやってみると案外攻めが細くて大変なのですが、やはり相手の矢倉(もどき)よりも囲いが固くて攻めがわかりやすい、というのは大きい。
実際の勝ちやすさをとことん追求する三浦九段がいかにも好みそうな戦法と言えますね。
一方の羽生三冠。
この戦法の使い手である斎藤六段曰く、「居角左美濃を受ける側は、居玉でどれだけ耐えられるかが鍵」だそうですが、いやそうは言っても居玉で耐えるって大変ですよアマチュアならすぐやられちゃいますよ、と思いながらも、ごくごく普通に耐えてワンチャンスを狙いにいく。
この日の羽生三冠は、とにかく間違えませんでした。
終盤の難解な局面でも、時間のない中で正確に指し続ける。
いつもの、というか、七冠当時の羽生、という印象。
最近は淡々と指す印象が強かったのですが、これほど気合の乗った羽生三冠を見たのは久々ですね。
開始当初、羽生三冠が青白く光って見えたのは何かのサインだったのでしょうか(おい)

結果は羽生三冠勝ちでしたが、それだけで語るにはもったいない一局。
三浦九段も復帰戦で調子の上がらない中、普段通りの将棋はできていたと思います。
ただし、残念ながら相手が悪かった。
あの日の羽生三冠相手に勝てる人類が居たら、ぜひともお目にかかりたいものです。

■伏兵八代五段、朝日杯を制す(朝日オープン)

今度は朝日杯。
持ち時間40分と大変短いスリリングな棋戦。
午前に勝つと午後にもう一局指す、というのも特徴。
というわけで体力と瞬発力が要求されるだけに、若手が比較的勝ちやすい棋戦と言えます。
とはいえこと優勝となるとやはり自力のある実力者が、という年が多かったのですが、今年は村山七段と八代五段というフレッシュな決勝戦に。
それでも村山七段は昨年のNHK杯を制するなど実績のある方ですが、八代五段は今年本戦出場しただけでも価値がある、という立場ながら、戸辺・行方・広瀬という名だたる実力派を下しての決勝進出。
決勝戦もこれまでの勢いそのままに八代五段が勝利し、初の棋戦優勝と共に六段昇段を果たしました。

さすがに八代六段の知識に持ち合わせがないのでWikipedia大先生に頼ってみると、出身は静岡県賀茂郡…南伊豆の方ですかね。
というわけで、師匠は静岡在住の青野九段。
六級で奨励会入りした直後に大幅に負け越し、いわゆるB落ちして七級に落ちる寸前まで追い込まれたという逆ロケットスタートを体験。
本人曰く、このときは辛かったが、周囲の応援に救われたとのこと。

それにしても、こういう伏兵が一発当てるというのが面白いところですなあ。
八代六段の今後の活躍を期待します。

■タイトル戦の動き(王将戦、棋王戦)

冬のタイトル戦と言えば王将戦と棋王戦。
王将戦は久保挑戦者の3連勝スタートでしたが、第4局を郷田王将が制してとりあえず一服。
数年尾を引くこともあるストレート負けを回避できたのは大きい。
一方の久保挑戦者は、このあたりで勝っておかないと4連敗もありうるので、早めに決めておきたいところ。

棋王戦は千田挑戦者が緒戦を制し、昨日行われた第2局も、廃れそうでちょくちょく指される相矢倉脇システムから千田挑戦者優勢な流れになったものの、寄せに失敗して渡辺棋王が勝利。
この一局が尾を引く展開にならなければよいのですが。
千田挑戦者は今やコンピュータ将棋解析の第一人者ですが、本局のようにコンピュータ将棋らしい終盤の斬れ味を追い求めてしまうあまりに失速、というところが今後の課題。
一方の渡辺棋王は、A級順位戦でも稲葉八段の全勝を止めるなど、勝負どころを逃さないしぶとさを発揮。
将棋も以前の実利追求一本槍から、中段玉を躊躇なく使いこなすなど幅を広げております。

それにしても、棋王戦のニコ生中継は面白かった。
千田六段の好敵手となりつつある佐々木勇気五段が解説者だったのですが、読みといいネタといい中々の斬れ味でした。
佐々木勇気五段曰く。
「千田六段は自分のこと仲いいって言ってるんですけど、それほどでもないんですよねえ。
一緒に夜中うどんを食べに新宿に行くくらいですけど。」

千田六段の届かない思い(違います)
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by mitsuboshi03 | 2017-02-19 10:33 | 将棋 | Comments(0)
雪の中、地区のお仕事で半日外回り。
うう、寒さが身に染みる。

あ、そうそう、先週はワークス新年会楽しゅうございました。
今回の教訓は、「本番が5次会というのは止めとこう」ってとこでしょうか(私&細川氏)
直前で事情によりキャンセルになった方も居たのが残念でしたが、また来年お待ちしております。
これで一年戦える(しみじみ)

さて今回はbleem! さんのネタ振りにより、三浦九段の事件についてもう少し書いてみることに。
今回は長くなるのと、あえて書くのを避けてきたプロ棋界の暗部についても書いていくつもりですので、後味がよろしくない記事にはなるかと思います。ご了承くださいませませ。
あと、そんなに公式記事とかは追っかけていませんので、信憑性とかはまるっきしございません。あしからず。

■日本将棋連盟≠将棋界代表

まず前提としてですが、将棋界の運営は日本サッカー協会みたく業界統一団体があるわけではなく、各分野によって別々に団体があるという野球方式だ、ということについてはご理解いただきたいかと。
日本将棋連盟はあくまでもプロ棋士の団体に過ぎません。
例えばアマチュアは別団体がありますし、コンピュータ将棋もまた別団体。
プロ棋士でも女流棋士の一部はLPSAという別団体を作ってますし、フリーな方もいる(北尾女流とか)
なので、日本将棋連盟は必ずしも将棋界全体のことだけを考えて活動しているわけではないよ、ということは前知識として入れておいていただけるとありがたいです。

■プロ棋士はろくでもない。ましてや将棋連盟は。

また前段の話しですみませんが、そもそも論として、プロ棋士はあくまで将棋が強いことただ一点でその地位を保証されているのであり、人間性とかは正直二の次、という話しがあります。
今ではこれでもだいぶマシになりましたが、昔だと対局中に奨励会員へ馬券や車券を買いに行かせる棋士なんて普通に居ましたし、そういう棋士が引退棋士として総会の1票を持っている、なんていうあまり笑えない話もあります。
あと、基本将棋バカですので、組織の運営とか、一般企業とのお付き合いとかは正直不向き。
今回の一件でこそ話題になりましたが、この手の話しは水面下で以前からずいぶんあった話で、個々のプロ棋士はともかく、将棋連盟とは二度と付き合いたくない、という方も結構いらっしゃいます。

■事件と処分

さて今回の一件についてですが、やっぱりこの手の話は、チェスのカンニング事件のときのように現行犯で押さえない限りは推定無罪でいくしかない、という原則論でいかなければならなかったかな、というのがまず1点。
また何よりまずかったのは、推定無罪だったにもかかわらず対局禁止という厳罰を下してしまったこと。
プロ棋士にとって、将棋が指せないというのは致命傷ですから。

■渡辺竜王

まず今回の一件を主導したと言われている渡辺竜王。
についてですが、表に出ている記事が週刊誌だけであり、将棋連盟も処分はしない方針のようですし、そもそも将棋連盟内では影響力は少々あれど権限は無い人なので、公式的に何か処分をする、ってのは難しかろうと思います。
ただし。
「無実の棋士を対局禁止に追いやった」という烙印は、将棋ファン、少なくとも三浦九段ファンにとっては許しがたいものであり、これは一生ついて回ることになるでしょう。
例えば少々の期間の対局禁止とかより、ある意味よっぽど厳しい裁きなんじゃないかと。
ブログも実質的に止めざるを得なくなりましたし。

■将棋連盟理事の対応

今回の事件により、谷川会長と島連盟理事が職を辞することになりました。
彼らには決定権があったので、これはまあ当然というか、仕方がない。

■今後の将棋連盟

正直なことを言うと、体質は変わらないだろうし、変えようがないという気がします。
実務ができそうで、今回の一件に関わっていなさそうな棋士は居なさそうですし、外部から人を入れるということについてはプロ棋士、特に引退棋士に強烈なアレルギーがあるのと、そもそもこんな火中の栗を拾う奇特な人がどこに居るのかという話もある。
羽生さん、という声はファンから多いです。
確かに実務でも相当アイディアを持っているというエピソードは多いですが、「将棋でもやられ、運営でもしてやられるのは口惜しい」というプロ棋士が多いのと、以前このような事例で大山康晴長期政権というのがあり、それをよく思っていない引退棋士やベテラン棋士がまだ多いことから、実現はまずないと思われます。

■将棋ファンはどうすればいい?(消極的)

個人的な意見ですが、こういう話はあくまで内向きの話しですし、ここまで書いたように改善の見込みがなさそうですし、普通の将棋ファンにとっては、正直気にしないのが一番かと思われます。
今日やってる棋王戦第1局を楽しむもよし、NHK杯戦を見るもよし。
はたまた縁台将棋やネット将棋を楽しむのもよし。
イライラしてても仕方がないですから。

■将棋ファンはどうすればいい?(積極的)

それではどうにもならん。何とかしないと。
うん、その考えも一理あります。
では、どうするか。

今の私みたいに、ネットで匿名記事書いてても何にもなりません。
ぱっと思いつく限りですがいくつか案を。

1)将棋ファンの団体を作る

「戦いは数だよ兄貴!」ではないですが、ある程度まとまった団体というのは、相手も無視できないもの。
どうやって運営するとか、色々難しいところはあるかと思いますが、ありそうなのは、既にファンサイトなどで個別のプロ棋士のコミュニティはできていますので、そこが緩やかにでも連帯するという感じかなと。

2)電話攻勢

何かとネットが幅を効かせる世の中になりましたが、こういうときに効くのはやはり電話とのこと。
連盟にかけても門前払いと思われますので、将棋連盟の大スポンサーでもある大手新聞社あたりにかけてみるというのが効果的でしょうね。

■三浦九段

最後に、三浦九段について。
対局禁止というペナルティは重くのしかかりますが、正直あまり心配はしていません。
既にいい弁護士がついてそうだな、という言論に徹してますし、最終的には法廷で勝負、ということになりそうですから、少なくとも金銭的な補償はされそうかなと。
それと。
そもそも三浦九段は、群馬の期待の星2トップ(もう一人は藤井九段)なだけあって、バックにもの凄い後ろ盾が付いております。

1)福田元総理系列の議員
群馬の政治家と言えば、福田・中曽根という元総理経験者による強力な2トップ。
その一角である福田元総理系列の議員さんが三浦九段の後援会のトップに居るようです。
2)西村九段
三浦九段の師匠である西村九段。
一般的な知名度はほぼ無いと思いますが、将棋の腕もさることながら、長年将棋連盟のナンバー2として連盟会長を影て支えてきた重鎮。
既に引退棋士ではありますが、未だに一定の影響力はあると思われます。
3)ヤマダ電機
最近棋戦や将棋祭りを積極的に群馬に招致するなど、将棋界へのサポートを強めるヤマダ電機。
当然のことながら地元の英雄である三浦九段を強力にバックアップしており、1月の将棋祭りでは早速三浦九段を登場させております。

「何でこんな奴をわざわざ敵に回すの?バカなの?死ぬの?」
というのが私の正直な感想です(おい)
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by mitsuboshi03 | 2017-02-05 13:00 | 将棋 | Comments(2)
年明けくらいまでは割りと暖かい日が多かったのですが、そうそうヌルいことが続くはずもなく大寒波到来。
大自然は非情である(涙)
まあ、雪がそーんなに降っていないのが救いではありますが。
さて今回は将棋ネタをざっくりと。

■加藤一二三九段、規定により引退が決まる

まずは大きな話題となったこのネタから。
加藤一二三九段が今期の順位戦でC級2組からの陥落が確定し、規定により引退が決定となりました。
先日丸田九段の最年長棋士記録を塗り替えたばかりのひふみんでしたが、やはり寄る年波には勝てないということなのでしょうか、厳しい結果となりました。

とはいえ、将棋の場合は引退が決定しても、現在参加中の棋戦は勝ち続けている限りは指し続けることができます。
少なくとも先日飯島七段に勝利した棋聖戦では、まだまだ雄姿を見せてもらいたいものです。

■王将戦七番勝負、女流名人戦開幕

それからタイトル戦の話題を。
郷田王将に久保九段が挑戦する王将戦は、先日第1局が指されて久保九段の勝利。
ゴキゲン中飛車の急戦調の将棋でしたが、久保九段の豪腕がうなっての勝利という印象が。
また里見女流名人に上田女流三段が挑む女流名人戦は、上田女流三段の先勝で幕開け。
第2局は今終盤真っ只中な状況ですが、まだ形勢微妙といったところでしょうか。
いずれにせよ、まだまだ楽しめそうです。

■谷川連盟会長・島理事辞任

これも大きな話題となった将棋連盟の人事ですが、ノンポリが信条な当blogとしては華麗にスルー(おい)
この辺の事情は例の三浦九段案件で書いたところからあんまり変わっておりませんので、落ち着いたところで記事を書くかもしんなーい、ってところですかね。
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by mitsuboshi03 | 2017-01-22 15:51 | 将棋 | Comments(2)
昨日今日は雪でえらい目に遭いました。
東京は雨だというのにホントニモー。
まあ、寒いからちかたないね(涙)

さて今回は以前ちらっと取り上げた『村山聖名局譜』の話題を。
期待にたがわぬ良い本でした。

『村山聖名局譜』は、その名の通り村山聖九段の棋譜からよりすぐった10局を、同年代のライバルであった先崎九段と羽生三冠とが解説するという、ある意味異色な棋譜集であります。
初版が2000年ということもあり、近年は入手が難しい状態が続いておりましたが、『聖の青春』の映画が上演されるにあたり、昨年めでたく再販となった次第。
先ほど「ある意味異色な棋譜集」と書いたのは、普通ならこの手の棋譜集はほぼ間違いなく本人が解説するのが定跡だから。
なぜこのような形での出版になったかを、主に先崎九段の著作から妄想を膨らませて(下手な)劇画調に書いてみますと(以下、敬称略)

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- 村山九段と先崎九段が出会ったある日のこと -

村山:「先崎くん、ちょっと一つ頼みがあるんやけど。」
先崎:「なんや村山、改まって。」
村山:「今度、僕の棋譜集を出そうと思ってんねん。」
先崎:「おーそりゃ結構なことですなあ村山大先生。」
(※先崎九段は東日本の人ですが、関西の人と話しをすると関西弁が出るという奇妙な癖がある)
村山:「んでな、ついては先崎くん、君に解説をして欲しいんやけど。」
先崎:「えー、村山何考えとんねん。そんなの自分で楽しく解説すりゃええやんけ。」
村山:「・・・僕にはもう時間が無いんや。」
先崎:「・・・!」

- 先崎九段と中田功(コーヤン)七段、居酒屋でひどく酔っ払いながら -

中田:「せんざきぃ、オメー何でむらーま(村山九段)の棋譜解説の仕事受けたんや。おかしーやろそんなん。」
先崎:「そんなこと言ったってしょうがないだろう。アイツには本当に時間が無いんやから。」
中田:「・・・村山君、そんなに身体の調子悪いんか?」
先崎:「あいつは、たぶん、死ぬ気や。」
中田:「(男泣きしながら)なんでやー!なんであんな将棋強い奴が病気で死ななきゃならないんやー!おかしいやろそんなんー!」

- 村山九段の死後、棋譜集の制作に取り組む先崎九段と羽生三冠 -

先崎:「というわけで、俺だけじゃどうにもならんから、よろしく頼むよ。」
羽生:「まあいいでしょ。面白そうだし。・・・それにしても40局分の棋譜って凄いなあ。」
先崎:「選ぶのは師匠の森(信雄七段)先生にお願いしたんだけど、これ以上はどうしても絞れないから、あとはよろしくって言われてなあ。まあ気持ちは分からなくもないけど。」
羽生:「といってもこれ全部はさすがに載せられないよ。10局くらいにしないと。」
先崎:「そんなこと気楽に言われてもなあ。何しろ本人に聞くわけにもいかないし。」
羽生:「大丈夫大丈夫、なんとかなるよ。ウチらで出来なきゃ、それこそ誰にもできないよ。」
先崎:「まあそうかもな。・・・じゃあ、始めるか。」

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村山九段絡みの話しとなると、どうにも湿っぽい話しになっていかんのですが、こういう事情を知りつつ読んでみるとなおさら面白さが増すという次第。
棋譜自体はかなり難解なものもありますし、お値段も2800円と結構な金額はするのですが、それでも個人的には強力にオススメしたい一冊。
解説が先崎九段と羽生三冠の対話形式で書かれており、棋譜解説だけでなく対局当時の状況にも触れてくれているので、読み物としても十分楽しめます。
個人的に大変驚いたのが、羽生三冠の会話量の多さ。
これほど饒舌な羽生三冠は、私の知る限り見たことないというレベル。
先崎九段はこの棋譜集を解説する際、羽生三冠の楽天的なところに救われた、と著作に書いていて思わず「うっそだー」と頭の中で言いかけたのですが、この棋譜集を見る限りそれも頷けるなあと思った次第。
というわけで、恐らく既に買っていると思われる村山九段ファンのみならず、羽生三冠ファンにもお薦め致します。
気になるところをちょっとだけピックアップしてみますと。

■第10期竜王戦1組 平成9年2月28日 対羽生名人戦

先崎:「分かりやすいね。勝負所は?」
羽生:「ないです。」

羽生三冠が負けた将棋の解説での一コマ。
若い頃は「羽生の投了図にはペンペン草も生えない」と言われていた羽生三冠(おい)
最近はそこまではいきませんが、それでもどんな局面であっても何かしら手を探そうとする性格なので、こうもあっさり悪いと認めるというのは大変珍しい。
ちなみに、初顔合わせで羽生五段が勝った将棋も解説している。
それにしても、そういう時代もあったんだろうけど、羽生五段って凄い言霊ですなあ。
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by mitsuboshi03 | 2017-01-09 17:00 | 将棋 | Comments(0)
あけました。おめでとうございます。
三が日は親戚や地域の行事での飲み会三昧だったため、割りと気を使うことが多くて休みって感じがしませんでしたね(苦笑)
というわけで、今からオリオンビールをグビグビ呑んで補填をすることに。
あー、幸せ。
あと、箱根駅伝は久々にドキドキしながら見ることが出来ました。感謝。

さて今回は去年からの宿題ということで、『佐藤心の青春』の第3話を。
いよいよ対局が始まりました。
本編のリンクはこちら→

■早坂美玲(みれー)

ぬいぐるみとピンク(意味深…ではないw)が大好きな14歳。
ツンデレ、眼帯付き、爪ありというややキワモノ寄りのキャラではあるが、とにかくかわええ。
本作では渡辺竜王役として登場。
ぬいぐるみ好きで早熟…うん、問題ないな!(明後日の方を向きながら)

■佐々木千枝(ちえちゃん)

よく出来た子という印象の強い11歳。
髪型がおかっぱというかショートなのも庇護心をそそる。
デレマス開始当初から運営さんや紳士達の寵愛を受け、デレマス全体としてもかなりの人気を誇る。
ちえちゃんは合法だからね、ちかたないね
本作では記録係として登場。

■結城晴

ぶっきらぼうなオレっ娘であり、サッカー大好きな12歳。
カワイイ服を恥じらいながら着てくれるのがいい。すごくいい。
本作では広瀬八段役として登場。
振り穴王女!振り穴王女じゃないですかヤッター!

■「うん。今デザインできたとこ。」(00:30あたり)

ファッションデザイナーとして生計を立てていたらしいシュガハさん。
瀬川さんが一時NECの子会社に身を寄せていたところをこう改変しましたか。やりますなあ。

アイドルからファッションデザイナーへ鞍替えする事例をそこそこ見かけますが、続けるのはやはり大変そう。
敵は多いし、お金はあんまり落ちてこないし。

■「(さすがのフレちゃんも4-0で防衛されたのはまだ気にしてる、か…)」(02:59あたり)

直前にみれー(渡辺竜王)に挑戦するも、4-0で完敗してしまったフレちゃん(木村八段)
ストレート負けってのはキツイんですよねえ。
1局でも勝っていると諦めもつくのですが。

■「(広いなあ…。こんなところでやるんだ)」(04:08あたり)

プロ編入試験の第1局は、本作の通り公開対局で行われました。
ホントにこんな感じのところでやってたんでびっくりしましたなあ。
最近のニコ動絡みの対局だと迎賓館とかドーム球場とか想像を絶する場所でやったりするんで、多少ありがたみが失せた気がしますが。

■「(お願い!はぁとの先手を出してくれ!)」(04:20あたり)

まあ、どちらかと言えば先手は欲しいところですが、瀬川さんはプロ編入試験当時から横歩取りを得意としているため、願うほど先手番が欲しかったかどうかは疑問。
なお史実では振り駒で先後を決めた5局すべてが後手番だったので、先手を持って何を指そうとしてたかは聞いてみたいですね。

■棋譜

作者のブロマガ(本編のリンクからたどれます)にある通り、本作の棋譜は実際のプロ編入試験のものを使用するとのこと。
厳密に言うと著作権の問題がありますが、まーそこに目をつぶれば最適解でしょう。
この当時の時代背景を元にオリジナル棋譜を作るって相当な無茶振りですので。

■新北条流(新山崎流)

当時横歩取り相手に猛威をふるっていたのがこの新山崎流…っとここでは新北条流でしたか。
先攻狙いの横歩取り相手にギリギリの速攻を挑むという発想がさすが変態山崎八段といったところ。
今でも対策忘れてる相手には有効なんじゃないでしょうかねえ。

それにしても、山崎八段役に加蓮さんを当ててくるのにはちょっとニヤリとしました。
『盤上のシンデレラ』では、偉大な兄弟子の村山聖九段ポジでしたからねえ。

■「負けても後悔しない手は?」(10:25あたり)

迷ったら、後で後悔しない手を指す。
自分が指したい手より、相手が嫌がる手を選ぶのがプロ好みですが、自分が指したい手を選んで道を切り開いていったのが瀬川さん。
恐らく、本作を通じてのメインテーマになると思われます。

■「って、違う。ウチは桃華を応援してるんだ。」(11:45あたり)

研究仲間な佐藤名人の肩を持つ渡辺竜王。
こういう構図いいですなあ。
ガワはかわいい女の子ですし(おい)

■「(こういう時って、指されたくない手が必ず飛んでくるんだよね)」(13:48あたり)

自分が指されたくないと自覚している手は、得てして相手に伝わるもの。
逆にお互い気づかないまま通り過ぎて、終局後に外野から指摘を受けて頭を抱えるということも、まあよくある話です(苦笑)
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by mitsuboshi03 | 2017-01-04 14:55 | 将棋 | Comments(0)
年末何かと忙しくて、ようやく今年最後の更新に。
また来年もよろしくね。

今回はプロ棋界の話題を駆け足で。

■最年少棋士、最年長棋士に挑む(藤井四段vs加藤九段、竜王戦ランキング6組)

まずは将棋ファン最高のクリスマスプレゼントとなったこの対局から。
天才の呼び声高い藤井聡太四段の緒戦は、ひふみんこと加藤一二三九段との一戦となりました。
注目の戦型は、藤井四段が「後手番ならこれと決めていた」二手目△8四歩からの相矢倉に。
先手のひふみんが鋭く踏み込んで先制するも、藤井四段がその攻めをきっちりかわして最後は31手詰めを読み切って仕留める、という結果となりました。
藤井四段は、実戦での31手詰めに果敢に踏み込む抜群の終盤力もさることながら、プロ棋士には読みづらい中盤の受けの好手△1二歩を見逃さなかったところも見事。
またひふみんも昼食休憩明け前に一手指しちゃうなど相変わらずのマイペースっぷりを披露。
順位戦の成績がかなり厳しく、残り3戦を少なくとも2勝しないと引退、という状況ではありますが、それでも懸命に将棋を指し続ける姿には好感が持てます。

最後に、ニコ動の中継、楽しゅうございました。

■渡辺竜王、崖っぷちで踏みとどまる(竜王戦七番勝負)

フルセットにまでもつれこんだ今年の竜王戦七番勝負。
運命の第7局を渡辺竜王が制し、崖っぷちではありますが竜王防衛に成功しました。
丸山九段もよく粘ったのですが、大事な大事な第6、7局で失速してしまったのが痛かった。

■三浦九段はお咎めなし、理事は減給処分(第三者調査委員会発表)

最後は三浦九段の例の事件をちょっとだけ。
三浦九段の処分に関する第三者調査委員会の調査結果がまとまり、三浦九段はお咎めなし、ということに。
三浦九段は今期のA級の地位を保証されることとなり、三浦九段に処分を下した理事は減給処分となりました。
将棋連盟としてはここで幕引き、ということにしたいでしょうが、三浦九段は竜王戦七番勝負のやり直しにも言及しており、来年もまだまだ揉めそうな雰囲気。

この件に関しては私もようわからんというか、書きたくないというかという思いもあり、後はさらっと触れる程度に止めようかなと思っております。
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by mitsuboshi03 | 2016-12-31 13:33 | 将棋 | Comments(5)
早いもので今年もあと二週間。
色々と大変な一年でしたが、過ぎてしまえばあっという間。
来年もそうなりそうですなあ、うう、やだなあ。

さて今回も普通の将棋ネタを。
実は色々と落としていた話題を(苦笑)

■復位を目指し、立ち上がる振り飛車の雄(王将戦挑戦者決定リーグ)

こちらはうっかり落としていた王将戦挑戦者決定の話題。
11月28日に長丁場の挑戦者決定リーグを制したのは久保九段でした。
王将復位を賭けて、郷田王将との戦いに挑むことになります。
久保九段といえば、叡王戦の準々決勝でまさかの対局場の勘違いでの不戦敗がすっかり有名に。
棋士会副会長という重責を担っていることもあり、本日の豊島七段とのリベンジマッチを含め、色々と禊を行う羽目になってしまいましたが、本日の対局を含め、幸いにも将棋自体は好調でなにより。
序盤でどれだけリードできるかが七番勝負の行方を左右するかもしれません。

■我らのチダショー、番勝負の大舞台へ(棋王戦挑戦者決定戦)

今度は昨日行われた棋王戦の挑戦者決定戦。
叡王戦の準決勝でも激突した千田五段対佐々木勇気五段という、東西期待の若手同士の対決となりました。
棋王戦の挑戦者決定トーナメントは他と一風変わったところがありまして、準決勝からは二敗失格方式の敗者復活ありという戦いに。
日本ではまだ一般的ではないですが、スポーツの国際大会などではこういう二敗失格方式のトーナメントが普通になってきましたね。
一発勝負よりも公平性が出るのがいいところだと思ってます。

さて今回は1回負けられる千田五段対2回勝たないといけない佐々木勇気五段という対戦になりましたが、昨日の第1局を千田五段が制し、渡辺棋王との五番勝負を戦うことになりました。
これで六段に昇段した千田六段。
コンピュータ将棋に精通し、定跡型の研究には定評がありますが、叡王戦決勝三番勝負でも露呈した通り、トップレベルの棋士相手の力比べとなるとまだ線が細いといった印象。
渡辺棋王の調子がまだまだ上がってこないのは救いとはいえ、今のままだと良くて2つ勝てるか、という感じ。
こちらも序盤でどれだけリードできるかが運命を分けるのではないかと思われます。
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by mitsuboshi03 | 2016-12-18 17:20 | 将棋 | Comments(0)
毎週更新、と言っておきながら隔週になってしまってすまんです。
地域で重~い役が回ってきちゃったため、今後は隔週更新がメインになっちゃうかもなーと。
まああんまり難しいこと考えてるとハゲますんで、淡々とやってきますよ、ええ(苦笑)

さて今回はプロ棋界の話題を。
昨日行われた叡王戦第2局を中心にお届けしますね。

■チダショーも強かったが、名人は強すぎた(叡王戦第2局)

第2期叡王戦もいよいよ決勝三番勝負。
ついこないだ山崎叡王が誕生したような気がしますが、1年って過ぎると早いですなあ。
さて今回は、満を持して登場した羽生三冠を破った佐藤名人に、新進気鋭のコンピュータ棋士な我らのチダショーこと千田五段が挑む構図となりました。
沖縄で行われた第1局を佐藤名人が制し、昨日迎賓館で第2局が行われました。
それにしても迎賓館。
流石は日本を代表する建築の一つ。
たとえ映像でも、一遍は見ておくと人生ちょっと変わるかも。
ちなみに対局場となった迎賓館別館は、将棋の対局場としては破格の47畳ぶち抜き。
久々に対局場を見て目が点になりましたw

さて対局。
後手番となった千田五段の二手目△8四歩に対して▲7七銀と矢倉を宣言した佐藤名人。
さてどうするのかと思いきや、飛車先の歩をスルスルと2五まで伸ばすという古典的な戦型を採用。
千田五段が早めに△3一角として△6四角の飛車いじめを狙おうとすると、今度は▲4六歩~▲3七桂と昔懐かしの陣形から米長流急戦矢倉を志向。
破壊力抜群ながら、守りがあまりにも脆いために現代将棋ではすっかり消えた戦法となっておりましたが、後手の千田五段が早囲いを狙っていたこともあり、専門的に見ると先手の主張が通った印象。
佐藤名人が序盤で早くもポイントを上げましたが、何しろ囲いの強度が豆腐並みなこともあって、千田五段にも十分勝つチャンスはある分かれとなりました。

が、そこを何とかしてしまったのが佐藤名人。
千田五段が慣れない戦型に苦戦する一方、渋さ満点の▲5九金をはじめとした変幻自在の指し回しで千田五段の攻めを華麗にいなし、最後の望みを賭けた千田五段渾身の突進も巧みにかわしての完勝となりました。

千田五段は序中盤の引き出しの差が如実に出てしまった模様。
とはいえ、最新型での戦いには定評がありますし、この第2局でも最後まで望みを捨てずにひたひたと一発逆転を狙う姿には好感が持てました。
とかくコンピュータ棋士としての一面ばかりクローズアップされがちですが、森門下特有の一本筋の入った骨のある棋士。
数年後と言わず、今すぐにでもタイトル戦で見たい逸材であります。

佐藤名人ですが、あの脆い急戦矢倉をこうも上手くまとめきっちゃうのは凄すぎます。
勝ち負けはともかくとして、ponanzaとも好勝負を演じてくれるのではないかと期待しております。

■決戦は第7局へ(竜王戦七番勝負)

色々と忙しくて中々じっくり見る機会が無いのですが、竜王戦七番勝負はなんとなんとフルセットへ。
第7局は12/21,22に新潟県の「温泉御宿 龍言」で行われます。
こうなったらまさかの丸山竜王を見たい気もしますが、竜王は渡辺でないとしっくりしないという思いもあり。
中々ままならないものですなあ。
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by mitsuboshi03 | 2016-12-12 19:31 | 将棋 | Comments(0)
カストロが亡くなったり糸井が阪神に行ったりしましたが、私は…まあ、なんとか、生きてます。

隔週更新が定番になりつつある。
ヤバイ、ヤバイですよ。
というわけで記事を上げてみる。
ちょうど都合よく『佐藤心の青春』の第2話が上がったことだし。
例によって例のごとく本編はこちら→

今回までで舞台設定が終わって、次回から対局でしょうかね。
楽しみです。
んでもって、これから先は例によって例のごとくネタバレ全開でツッコミを入れますのでそこのところよろしく。

■片桐早苗(早苗さん)

またも28歳さんのエントリー。
大丈夫、これから平均年齢下がるから(震え声)

『佐藤心の青春』ではコーヤンこと中田功七段役を務めることに。
ご両人ともお酒大好きですからね、適役かと(笑)
中田功七段といえば、やっぱりコーヤン流三間飛車ですかね。
雑な居飛車穴熊党相手なら瞬殺できますので、振り飛車党ならこっそりレパートリーに入れておくと吉。

■桜井桃華(ちゃま)

12歳!そういうアイドルも居るのか!
そうなんですデレマスは上から下まで年齢幅大きいんですよ本来は。
なにしろこの動画が平均年齢高(ry

『佐藤心の青春』では、なんとなんと佐藤天彦名人役に大抜擢。
何しろ後の名人ですので、第1話を見た時点で誰を当てるのか楽しみにしてましたが、「そうきたかー」という印象。
貴族役にはお嬢様をということですね、わかり(ry

■宮本フレデリカ(フレちゃん)

そして将棋強いお姉さんの登場。
平均年齢もそれなりに下がっていい塩梅。
いいですね、実にいい(愉悦)

『佐藤心の青春』では「将棋強いオジサン」こと木村八段役として登場。
軽妙なトークと独特な受けを披露する場面は出てくるのでしょうか。
原作的に考えて、あんまり期待せず待ってます(苦笑)

■三船美優(美優さん)

がっ…ここで26歳さんのエントリー!
これではまた平均年齢が上がってしまう!(ひでえ)

スパークする傾向の極めて強いデレマス年長組をよそに、年相応に落ち着いた感じが大変よろしいんじゃないでしょうか、という美優さん。
でも結構きわどい、というか可愛い衣装も着てくれるぞ!素晴らしい!

『佐藤心の青春』では…私の見立てではおそらく佐藤康光九段ポジっぽい。
まあなんでも原作に合わせなくてもええんで、この辺はお好みで。

■塩見周子(シューコ)

まーそうそう何人も年長組出すわけにもいかんでしょ、というわけでシューコさん登場。
今どきのギャルっぽいのに和風テイスト、というのがイイんですよね、シューコ。

『佐藤心の青春』では、シュガハさんにかわいがってもらった後輩棋士役として登場。
元ネタの瀬川五段は後輩の面倒をかなり見てた方なんで、誰、と特定するのが難しいんですよね。
こちらも元ネタをあえて特定せず、「あ、こういう役なんだな」と思って見ていただければと。

■城ヶ崎美嘉(姉ヶ崎)

そしてカリスマJKのエントリー。
それにしても、城ヶ崎で変換や検索をかけようとすると、ことごとく妹しか登場しないこのありさま。
姉も大事にしてやってくだされ…(涙)

『佐藤心の青春』では、シューコ同様、シュガハさんにかわいがってもらった後輩棋士役として登場。
年齢的に酒…はダメなので、カラオケとかで遊んでもらったんでしょうかね。

■美城常務(美城さん)

ま~た平均年齢上がるよ…え、アイドルじゃないって、なら大丈夫(おい)

『佐藤心の青春』では米長元会長役を務めることに。
元ネタより隙の無い方を持ってきましたね。

■「さくらいももかです。6さいです。」(2:15あたり)

開幕ゲロイン爆誕の部分はあえて語らず(おい)

それにしても6歳ちゃまヤバイ、超ヤバイ。
第2話で一番危険なところではないかしらん。
何しろちょっと縮尺いじっただけでこの破壊力ってのがヤバすぎます(おい)

なお、このあたりの下りについては中田功七段が将棋連盟モバイルコラムで語っておられるとか。
う~む、スマホ持ってないんですよねえ。

■「美嘉ちゃん、悪い顔になっとるよー。」(6:10あたり)

明るいところで悪だくみ、う~むたまらんのう(待て)

プロ試験制度を導入するかどうかの攻防ですね。
臨時連盟総会での議決が必要だったんで、瀬川さんにかわいがってもらった後輩たちが、「瀬川さんをプロ棋士にしたい!」とプロ棋士への働きかけをしていたところの下りになります。
こういう動きが自然に起きた、というのはやはり人徳なんでしょうね。
でも、良い子はマネしちゃダ・メ・だ・ぞ!
なお社会人になるとこの程度なぞ序の口(以下略)

■将棋バー あいごま(11:28あたり)

そしてまた酒を飲むシュガハさん。
原作準拠だからね、ちかたないね(本当)

■「読みが当たりましたね」(12:44あたり)

狙った飲み会は外さない、それが楓クオリティ(おい)
学生時代、こういう嗅覚に優れていた人が何人も居たような…?

■「ええ、とっても楽しみです。」(13:00あたり)

タイトル戦の番勝負で、新潟での日本酒と対戦相手を楽しみにしている楓三冠。
今度の対戦相手は壊さないでねー、のあさん大事にねー(おい)

■「形式は5番勝負。3勝した時点でFランクとしてのデビューが認められ、3敗した時点で不合格だ。」(13:32あたり)

ここは若干史実と違うところ。
瀬川五段のときのプロ試験は少々変則的で、3勝でフリークラス入り、4敗で失格という6番勝負を戦いました。
この後制定されたプロ試験制度では、棋士番号の遅い順(最後にプロ入りした順)に5名試験官を選び、3勝でフリークラス入り、という制度になっております。
ちなみに今泉四段がこの制度でプロ入りしてますね。

■「境界線上なんて、よくもまあ、いけしゃあしゃあと。」(14:28あたり)

世間的には安牌と見られていた史実の第1戦。
だがプロ棋士の見立てでは相当厳しい相手と見ていたようで、先崎九段のエッセイにもそういう記述があります。
何しろ後の名人ってのもありますが、そもそも17歳の三段ってのが相当強い。
確実に勝てるプロ棋士って、半分も居ないんじゃないかと。
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by mitsuboshi03 | 2016-11-27 12:26 | 将棋 | Comments(0)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


by mitsuboshi03