2017年 08月 05日 ( 1 )

平日に大きなお祭り、日曜は地区の夏祭り。
今日も準備やら何やらで動員。
生きねば(切実)

さて今回も将棋ネタ。
将棋界では1年で最も話題のない時期である夏なのですが、探せば色々あるもので。

■渡辺竜王に挑むのは、同門棋士とあの男(竜王戦挑戦者決定戦出場)

まずはいよいよ大詰めを迎えた竜王戦。
三番勝負となる挑戦者決定戦に進出したのは、稲葉八段を下した羽生三冠と、久保王将を下した松尾八段ということになりました。

羽生三冠の方はいまさら語ることもないかと思います。
三冠を防衛し続けているのは普通の棋士としては異次元の領域なのですが、何しろタイトル七冠を達成するなど確実に歴史に残る棋士なだけに、ここ最近タイトル挑戦が無かったというのはマイナス材料。
永世七冠達成のビッグチャンスでもあるだけに、ここでは負けられないところ。

一方の松尾八段はここで取り上げる機会はほとんどなかったかと思います。
棋戦優勝こそ新人王戦1回のみなのですが、居飛車穴熊と横歩取りで両方松尾流と名の付く戦法を有しているなど、序盤に定評のある一流棋士。
最近では安定感抜群なガチ将棋ファン向けの将棋解説でも活躍しております。
松尾八段にとっては一世一代の大舞台。
竜王戦予選での直接対決では勝利を収めていることもあり、番狂わせを期待。
なお所司門下ということで渡辺竜王とは同門になります。
タイトル戦での同門対決というのは極めて希少価値が高いだけに、こちらに転んでも将棋ファンとしてはオイシイ展開(おい)

■きょうの藤井聡太(菅井七段に完敗、3敗目を喫する)

さてきょうの藤井聡太。
今週も8月4日に王将戦1次予選の決勝戦を菅井七段相手に戦いました。
えーと、何度も何度も書いてますが、デビューしたての新人四段が年間最も対局のつきにくい真夏に毎週毎週対局がつくってまずありえないことですからね。
ありえないくらい勝っているという証明なんです。
ありえないといえば、今回の相手の菅井七段とデビュー1年未満の新人四段が戦うというのもまずありえないこと。
あの羽生三冠を相手に王位戦七番勝負を連勝している男ですからね。
菅井七段と一生指さずに棋士人生を終える棋士もそれなりに居るというのに、これだけの相手ともうぶつかっているというのは本当に異次元の活躍ぶりです。

というわけで、菅井七段相手にに完敗したのはごくごく普通の結果。
勝っていようものならそれこそ今年度中のタイトル挑戦も十分考えられるところでしたが、まあしゃーないです。
実力つければいいだけの話しですから。
なおこれで今年度中のタイトル挑戦が可能なのは棋王戦のみとなった模様。

また報道では高校進学に悩んでいるという話も出ていました。
視野を広げる意味では大きいのですが、あの羽生三冠も苦しめられたハードスケジュールに悩まされることにもなる。
どちらを選んでも一局の将棋。
こればっかりは当人次第、と言うしかないですなあ。

なお来週は8月10日にC級2組の順位戦で高見五段との対局が予定されています。
こちらも伸び盛りの若手なだけに簡単には下せないとは思いますが、今後のためには絶対に負けられない一局。
21世紀になっても、プロ棋士にとっての順位戦は命の次に大事な戦いですので。

■奇跡のゲーム実況、藤田綾女流二段によるスプラトゥーン2ゲーム実況

Abema将棋中継の恒例となった解説者と聞き手の一日時間割りネタで、(オフの日に限り)1日10時間以上スプラトゥーンにハマっているのが暴露されてしまった藤田綾女流二段。
ニコニコがこんなオイシイネタを逃すはずもなく、プロ棋士も交えたスプラトゥーン2ゲーム実況生中継が行われることとなりました。

えーと、正直なめておりましたが、とっても楽しかったです。
NHK杯での「将棋のお姉さん」とは一変した藤田女流のガチゲーマーっぷりはもとより、山口「えりりん」女流との名コンビぶりとか、中村太地六段や戸辺七段やひふみんという多彩なゲストも楽しゅうございました。
ゲーム実況の標準がわかっていなくて恐縮なのですが、初回放送のアクセス数が10万弱で、アンケート結果の「とてもよかった」率が96%越えというのは驚異的な数字なのではないかと思います。
これは看板番組化待ったなしでしょう(おい)

■伝説の棋士、永作芳也

1989年に将棋界から忽然と姿を消した伝説の棋士、永作芳也。
その消息が、つい最近の記事で明らかとなりました。
私も正直「いつの間にか居なくなっていた」という印象しかなかったのですが、記事を見て涙が止まらなくなったため取り上げてみた次第でございます。

18歳に6級で奨励会に入会。
現在では規定により不可能な遅いスタートを切った永作芳也さんですが、棋士の雑用係である塾生や記録係を熱心に勤め上げ、その合間を縫って先輩棋士の指導を仰ぐという文字通り血の滲むような努力を積み重ね、24歳でプロ四段デビュー。
しかしその後は好成績を上げることができないまま、デビューから10年後の1989年に突如将棋界を去る決断をし、つい最近まで将棋界とは音信不通となっておりました。

将棋界を去る決断をした経緯は記事でも濁しておりましたが、個人的には、やはり燃え尽きてしまったのかな、と思います。
さらっと書いてしまいましたが、18歳に6級で奨励会に入会して、24歳でプロ四段デビューを果たした裏には、筆舌に尽くしがたい努力があったと思います。
わずか6年足らずで、ほぼ素人と言ってよい状態からプロ入りするほどの棋力を手に入れるという奇跡を得たことにより、人には耐え切れない傷を負ってしまったのかなと。

それにしても感服しました。
世の中にはここまでできる人間が居るものだと。
こういう事例を見てしまった以上、今後私からは「精一杯努力しました」という表現は使わないようにしたいと思います。
そういう言葉は、まさに彼のためにある言葉だから。

なお永作芳也さんは、今では他の仕事をしながら子供向けの将棋教室を開いているそうです。
詳しい記事はこちらをご覧ください→




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by mitsuboshi03 | 2017-08-05 19:50 | 将棋 | Comments(0)

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