新人王戦三番勝負

え~、前の記事を書いている間に「囲碁将棋ジャーナル」の時間になりましたので、今度はまじめに将棋ネタやります(えー)

今日の将棋の話題は、新人王戦一色。
ゲストは、先日めでたく新人王に輝いた山崎五段。

新人王戦とは、その名の通り若手棋士を対象にした棋戦。
30歳・六段以下でタイトルを持っていない棋士と、予選を通過した奨励会三段、30歳以下の女流棋士三名、赤旗名人がトーナメント戦を戦う。
昔は下線部の規定はなかった、というか必要を感じなかっただが、一時期の55年組羽生世代の台頭により、規定が作られた(はず)。
ちなみに、最後の赤旗名人とは、しんぶん赤旗マニアの頂点ではなくて(爆)新人王戦の主催紙であるしんぶん赤旗(本当)が、アマチュア向けに行っている大会の優勝者である。

さて、今回生き残った勇者たち(た○し城風)はこの二人。
山崎五段は、関西で久々に現れた期待の若手。ミレニアムイヤー(死語)の2000年に一度新人王に輝いている。早いとこタイトル戦に顔を出して欲しいところ。師匠は先日取り上げた(故)村山九段と同じく、名伯楽の森(信)六段。
佐藤(紳)五段は、安恵(やすえ、と読む。ちなみに苗字なので注意)七段門下の若手の曲者。まだ棋戦優勝経験はないものの、油断ならない相手として一目置かれる存在。将棋連盟のhpでは長髪なのだが、自戦記を掲載している将棋世界12月号では、髪をばっさり切ってヒゲを伸ばした姿が。確かに、本人言うところの竹中直人に似ていないこともない。
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この三番勝負で一貫して採用された戦法が、図の後手一手損戦法。図から後手の方から△8八角成と角を交換するので、ただでさえ一手後に指す後手がさらに一手損するところから名のついた、ただ今流行りの不思議な戦法。詳しい説明は省くが、後手の狙いは先手の▲2五歩を悪い手に、後手の△8四歩を良い手にすること。先手は、得した一手を利用して棒銀などの急戦に持ちこむのが狙いだ。

第3戦の解説を聞き逃した(号泣)ので結果だけざっとお伝えすると、第1局は先手の佐藤(紳)五段が作戦勝ちからそのまま勝利。第2局は後手の山崎五段が終盤に大逆転しての勝利。この第2局の流れがそのまま第3戦の結果に直結した模様。

ちなみに、新人王戦を二度制した棋士は、山崎五段を除いていままでに七名いるのだが、この内の五名がタイトルを獲得している。
先ほども書いたが、一刻も早く、タイトル戦で雄姿を見せて欲しい。
関西の棋士でタイトル戦に常時参加しているのは、現状谷川棋王のみ。
数少ない関西の星として、なお一層の飛躍を期待しております。

しかし、なんで解説聞き逃すかなあ・・・。ヘタレすぎ。
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Commented by hosokawa18272 at 2004-11-15 21:34
赤旗名人なんてのがいるのかー。
それだけで、びっくりです。
後手一手損戦法・・・・すごい戦法ですな。
Commented by mitsuboshi03 at 2004-11-16 10:02
細川氏、いつもコメントどもです。

>赤旗名人
ちょっと補足を。
今年で42回目を迎えるアマ棋界では老舗の大会で、これより回数が多い大会は全日本アマ名人のみ。こちらは58回。
赤旗名人になると、アマ六段と新人王戦出場の権利がもらえます。
ちなみに、現時点でのアマの段位は七段まで。
アマ名人、アマ竜王、アマ王将を各三回取るとなれます。
たしか今のところ一人しかいなかったような・・・。
私は、赤旗名人三回でもあげればいいのにという気もします。

>後手一手損戦法
一部のプロ棋士が、後手の時にやる戦法として定着しつつあります。
これがまた説明するのが大変な戦法で、説明するとなるとおそらく前にやった横歩取りみたいに前後編でやることになると思います。角換り腰掛銀
戦法の延長線上にある戦法なので、そこから説明しないといけないんで。
ちなみに、アマチュアで使っている人は見たことないです。
by mitsuboshi03 | 2004-11-13 14:19 | 将棋 | Comments(2)

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