将棋つめちゃいました ~ さくらの散るころに ~

え、もうとっくに散った?
長野はもう少し楽しめそうです。
来週末はたぶんダメでしょうけど。

今回は長らくさぼってました将棋ネタを。

☆ 名人戦七番勝負 第1・2局 (森内名人 vs 羽生二冠) ☆

将棋界で、桜の咲くころの番勝負といえば、なんといっても名人戦。
今年から毎日・朝日の共催となったということで、対局の総責任者である立会人の補佐をする副立会人2倍・記録員2倍・ついでに控え室も2倍というなんでも2倍ならいいってもんじゃね~ぞ~なことに。まあいいけど。
今度こそ永世名人よこせやゴルァな羽生二冠に、永世名人の栄光をやらせはせんぞと立ちはだかる森内名人。
高密度の熱戦を期待したいのですが。

図面解説じゃなくてすまんすが、第1局(振り駒で森内名人の先手)をかんたんにまとめてみると。

羽生:相居飛車だけど、一手損角替わりも普通の矢倉もヤだよ。

森内:そんな大人、右四間飛車で修正してやるっ!

羽生:う~む、集結した金銀が捌きにくいな~・・・おや、一旦5三に出た銀を△6二銀と戻すと
    意外といけるじゃな~い。相変わらず凄いな、オレ!

羽生:よーし、オジサン飛車切って突撃しちゃうぞ~。

外野:ざわ・・・ざわ・・・この矢倉模様で早すぎる飛車切り・・・無謀過ぎるっ・・・
   でも羽生さんなら、羽生さんならなんとかしてくれる・・・

羽生:ん~、間違ったかな?サーセンwww

森内:オラオラかましてよかですか?

羽生:ちょwwwwおまwwww

(以下略)

なんかもういろいろヒドいなこりゃ(笑)
真面目にやりますと、残念ながら両者共にミスが出たグダグダな一戦に。
どっちもまだエンジンあったまってないのかな~な感じでした。
こりゃどっちかエンジンかかったほうが七番勝負をリードするかなと思っていたのですが。

第2局は一転して好局に。
後手森内名人の一手損角替わりに、先手羽生二冠が早繰り銀で挑むというよくある図式から、難解な未体験ゾーンに突入。
お互いに薄い囲いから攻め合う形で、一手のミスが命取りになる状況。
こんな局面で、終始最善手を指し続ける両対局者。素晴らしい。
結局は、「後の先」を狙う森内名人に、最後まで「先の先」を貫き通した羽生二冠が勝利しましたが、両者共にエンジンがかかってきた感じで、この調子なら最終局までもつれる展開が期待できそうです。

☆ 棋王戦五番勝負 (佐藤棋王 vs 羽生二冠) ☆

こちらはずいぶん前に決着がつきましたが、結果だけ。
最終戦までもつれる激闘を佐藤棋王が制し、二冠を堅持。
羽生は、2007年度の最多勝と最多対局賞を獲得。でも獲ったタイトルは二冠のみ(涙)
一方佐藤は、2007年度の最多敗(ぉを記録したものの、二冠防衛とNHK杯のV2に成功。
羽生の効率が悪いのか、佐藤の効率が良すぎるのか(笑)
でも、以前加藤九段の千敗達成のとき書きましたが、プロ棋界では、たくさん負けるにはたくさん勝たないといけないんですよ。これも大変なことなんです。

☆ このごろ流行りの新戦法 ☆

おしりの小さな女の(ry

プロ棋界で最近注目されてる新戦法を2つ紹介します。

○いきなり三間飛車

最近飛車先不突き矢倉とか、居飛車党でも相振りをやることが増えたせいで、初手▲2六歩と飛車先の歩を突く手が廃れ、どいつもこいつも▲7六歩、という時代になりましたが、それなら▲7六歩を逆手にとってやろう、と考える人がいてもおかしくない。
しかし、だからといって。
b0017164_22245080.jpgいきなり△3二飛(いきなり三間飛車図)はないだろうと、思っていたのですが。
以下▲2六歩△3四歩▲2五歩と先手が飛車先の歩を伸ばすなら、後手も△3五歩と飛車先の歩を伸ばし、先手が▲2四歩から歩交換するなら、後手も△3六歩から飛車先の歩を交換して乱戦に持ち込もう、というのが狙い。しばらく前にやった改訂版早石田の応用編と言えます。
この戦法を考案したのは、一度奨励会を追われながら、アマ棋界での好成績をひっさげ再度プロ棋士への階段を登り始めた今泉三段。
まだプロ棋界でそれほど採用されてはいないものの、その独創性が買われ2007年度の升田賞を獲得。奨励会員の受賞は史上初の快挙。

ちなみに。
初手▲2六歩に△3二飛とやっちまいますと、今度こそ▲2五歩と伸ばされて「死亡確認!」となります。


○ワンパク中飛車

関西所属の新鋭棋士、阪口四段が考案した新戦法。
ワンパク中飛車図が基本形。
b0017164_22254546.jpg後手が△4四歩と角道を止めて居飛穴を狙うなら、すぐに▲5五歩から動いて▲5九飛▲5六銀と好形に構える。
わざわざ▲6五歩と突かなくても、角道が通っていて居飛穴玉を睨んでいるのが大きい。
△4四歩の代わりに△7四歩と急戦に打って出るなら、今度は▲6六歩と角道を止めて普通の中飛車に戻す。
ゴキゲン中飛車と違い、乱戦が得意でない普通の振り飛車党にも使いやすいのが大きなポイント。
乱戦が得意な人なら早石田とのコンボも強力で、2007年度は7割1分という脅威の勝率を誇りました。
先手でしか使えないのが難点ですが、2008年度はこの戦法への対策が争点となるのは間違いないでしょう。
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Commented by bleem! at 2008-05-01 21:40 x
安西先生・・・野球が・・・・野球の話がしたいです・・・・ってウソですごめんなさい。

あの飛車切りは凄かったですね。俺らも3連敗位した後ヤケクソでよくあんな手指しますけどね・・・・。
Commented by mitsuboshi03 at 2008-05-06 19:59
コメントどもです~♪

>安西先生・・・野球が・・・・野球の話がしたいです・・・・
私も一昨年の今頃、そんな風に調子こいていた時代がありました。
その後どうなったかと言うと・・・ううっ(涙)
まあ、長い戦いです。ぼちぼちいきましょう。

>あの飛車切りは凄かったですね
それまで手探りで難解な局面を読みまくって過負荷状態だったのに加えて、形勢がいいはずなんだけど具体的に良くする手が見あたらなかったんで暴走した、という話を将棋世界で先崎八段がしてました。
もう羽生二冠もいい歳になってきたんで、ついに勤続疲労が出てきたのかなーと。まあ、そんなに頻繁には出てこないでしょうが。
by mitsuboshi03 | 2008-04-27 22:29 | 将棋 | Comments(2)

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