将棋つめちゃいました(初秋編)

今日の朝日の将棋欄を見てたら、藤井九段が、
”※大阪に遠征する方が好きだ。
朝ゴミ捨てに行かなくて済むだけでもありがたい
とか言ってたと書いてありました。

※将棋のプロ棋士は、通常東京と大阪にある対局場で対局してます。
住んでる場所によってメインの対局場を決めてまして、メインの対局場が異なる場合は、通常上位者が対局場を選びます。
以上、「かんたんな」説明でした(笑)

かつての竜王様であり、言わずと知れた藤井システムの使い手であり、今でも優に年間1500万は稼ぎ出すというお方にして、これ。
身につまされる話ですなあ(爆)
というわけで、今回は久々の将棋ネタ。
ここんところの大ネタを中心にお送りします。

☆ 深浦新王位誕生 ☆

前回の将棋つめちゃいましたで、”2つは勝って下さい”とかいう暴言を書いた気がします。
ショウジキスマンカッタorz
深浦新王位、堂々の登場です。

羽生二冠(に、なっちゃいました)との七番勝負は、第1局の後手番を制したリードを終盤まで保つというやや予想外の展開。だが3勝2敗で迎えた第6局の先手番を落としたことで、
ああ、やっぱり(待て)
ところがどっこい、振り駒で先手番を引き当てた深浦センセは、羽生二冠の後手番ゴキゲン振り飛車に、5筋の位も取らせ、自らの角道も止めてまで居飛車穴熊に囲うという土下座外交というか、韓信の股くぐりな作戦を選択。個人的には激しくやる気をそがれる選択ではありますが、それでも組んでしまえばあとは居飛穴の暴力がまかり通るというのは、実戦的には理にかなってるのかも。
終盤まで僅かながら深浦センセがリードを保ったものの、どうも下の図の数手前でやりそこなったようで、細かく見れば形勢は二転三転してたみたい。
んで、下の図が本局のクライマックス(図はせんすぶろぐさんより)。
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ここから深浦センセが放った▲7七桂!が、業界用語でパンツを脱ぐという穴熊禁断の秘技。穴熊囲いの桂馬を跳ねると、穴熊がみるみる内に弱体化するんで普通はない手なんですが、今回はこれが詰めろ逃れの詰めろ。羽生二冠はこの手に△6九銀不成と指したんですがこれが敗着で、△7六桂としていれば勝っていた、とのこと。
とはいえ、何人もの一流棋士が寄ってたかって時間をかけてようやく結論が出た局面に、2日間ぶっ通しで戦い続けた末に数分で正解を出せる奴は、きっと人間のカタチをした何かです。この件で羽生二冠を責める気はかけらもありません。

というわけで、九州出身棋士としては久々のタイトルホルダーが誕生しました。
でも、実は羽生二冠も、ご先祖様のお墓は種子島にあるんですけどね(笑)

しかしこれで、深浦新王位はパンツを脱いで一番幸せになった男になりましたな(核爆)

☆ 王座戦五番勝負はじまってます・・・が ☆

秋に向けて、続々と続くタイトルマッチ。
今度は王座戦五番勝負。羽生王座に対するのは、振り飛車党捌き派の重鎮、久保八段。タイトル戦への登場は2001年以来となります。
その久保八段が、森内名人を相手にタイトル挑戦を決めたのが下の図の将棋。
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ハチワンダイバー(もう4巻出てるよー)の3巻でも出てきました早石田を選択した先手の久保八段が暴れまわった末の図がこれ。図の△8七歩に対して、実戦は形よく▲7七銀と上がったのですが、実は▲7九銀としていれば後手は本当にやる手がなかったとのこと(将棋世界10月号、千駄ヶ谷市場より)。
しかし▲7九銀としたとすると、一番下の段が指し始めの局面に戻ってますがな!
というか、まさにフルフラット(違います)
むかーし将棋を覚えたてのころ、こういう将棋を指しまくっては負け続け、「銀を動かす」「王様を囲う」とか本を見ながら将棋を覚えたもんですが、今時のプロの将棋はそうした常識のナナメ上を軽々と飛び越えていきますね(ため息)
こういう常識ハズレの局面に初見で対応することが要求されるのが、プロで早石田が流行らない大きな要因の一つなんですよね。

この前代未聞の怪局でパワーを使い果たしたのか(苦笑)、肝心の五番勝負は羽生二冠の連勝スタート。初戦の先手番を落としたのが痛く、第2局も突然の失速。
すでにがけっぷちの久保八段。せめて麻生たんくらいには善戦してほしいのですが。

☆ 佐藤二冠、忘れ物を獲りにいく ☆

今度は秋冬の大一番、竜王戦七番勝負のお話。
今回のマッチアップは、昨年に続いて渡辺竜王vs佐藤二冠。
昨年は下馬評をくつがえして渡辺竜王がフルセットで竜王を死守したのですが、今年も激しい戦いが予想・・・というか、そうなって欲しいとワクテカしてます(爆)
渡辺竜王は、若手の代表としても、最強羽生世代に対抗する唯一の牙城である竜王位を今年も死守したいところ。ここで防衛すれば来年5連覇による史上初の永世竜王にリーチ。ここまでリーチをかけているのは羽生二冠のみですが、果たして森内永世名人のように、またも羽生二冠を出し抜いての永世竜王獲得となるのでしょうか。ちなみに、先日囲碁将棋チャンネル主催の銀河戦を制してます。
佐藤二冠は、当然上の表題通りに去年の忘れ物を獲りに行きたいところ。七番勝負を制すれば、実に1993年以来の復位と同時に三冠達成となります。10月からNHKで初心者講座をやりますんで、そちらもどぞ。

しっかし、永世竜王という称号は、ドラクエ世代的にどうよ(爆)

☆ 1300勝と1000敗 ☆

今度は大記録達成のお話。
中原永世十段名誉王座・・・長いな・・・が1300勝を、加藤九段が1000敗をめでたく達成しました。
1300勝は大山15世名人に続いて2人目、1000敗は前人未到の大記録となります。
世間的には、1000回も負けたんでしょ?なんで騒がれるん?という疑問がわくでしょうが、将棋の棋戦は基本的にトーナメント戦なんで、たとえ全部負けても普通の棋士は年間20敗するのがやっと。負け数を増やすには、勝ち続けてリーグ戦入りするか、番勝負に出るしかないんで、これも大変な偉業なんです。このネタだけでも記事書きたいところなんですが・・・。
2人とも、まだまだ現役で頑張ってもらいたいですね。

☆ しおんの王、アニメ化 ☆

これはもうそのまんま。
動いて話す紫音たんや沙織ねーさんが見られるわけですよお客さん!
・・・って書いてみて思った。
紫音たんは話せませんでしたorz
正直マンガとしては少々食い足りない面があるんで、アニメではその辺を上手に補ってくれるとありがたい。原作厨も少ないだろうし(爆)
あと、※どう頑張っても将棋連盟公認にはなりそーもない(待て)んで、訴えられない程度のちょー展開にも期待したい(核爆)

※しおんの王の原作者の本名は、林葉直子といいますw

・・・しかし、史上まれに見るアニメかもしれない。
主人公が滅多にしゃべらないアニメ。
アイゼナッハ主役の銀英伝みたいなもんですかね?(えー)

こういう記事がサクッと30分くらいで書けるといーんですけどねー。
書きたいネタはたくさんあるんだけど・・・。
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by mitsuboshi03 | 2007-09-30 22:06 | 将棋 | Comments(0)

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