復活の谷川(名人戦 第3局)

近所の書店でトイレに立ち寄ると、トイレの中に『キミキス』のポスターが。
・・・ボクにナニをさせたいのかな(最低だ)

えー、掴みは最低ですが、将棋はサイコーです。
名人戦七番勝負も早くも弟3局。ここまで森内名人の2勝なだけに、ここで谷川九段が勝たないと悲願の名人奪取は絶望的。谷川九段に逆転の秘策はあるのか。
会場は初の香川県での開催となる、こんぴらさんで有名な琴平町の「琴参閣」です。

初手から▲7六歩△3四歩というおなじみの展開。
先手の谷川九段が3手目をどうするのかと思ったら、なんと▲6六歩。
谷川九段、相振り飛車にしませんか?の誘いのラブコール(違
が、相手は2chでも空気嫁のコメントが乱舞する森内名人。
そんなのやだよーん。あたしゃ相矢倉が指したいねんと△8四歩。
開始直後から、密かに飛び散る火花。

b0017164_19422978.jpg図の▲3五歩で1日目終了。名人戦でも数々の歴史を築いた加藤一二三九段が編み出した加藤流と呼ばれる形になりました。
ここまではよくある形とのことで、渡辺竜王もご自身のblogで北浜七段と先手を持って対局したことがあるとのこと。ちなみにそのときは、△3五同歩▲2四歩?△同銀▲4一角△6二飛▲2五歩?△3三銀▲3五銀△3一玉と進み、▲2四歩と無駄に突き捨てた分、先手の攻めが切れてしまったとのこと。1日目が終わったあと、現地の取材班から、5年前に指してますよね?謎の突き捨てがあるんですけど・・・の電話がかかってきたそうです。絶対嫌がらせですね(爆)
実戦は△6九角▲4一角△6二飛▲3四歩△同銀▲3五歩△4二金と進んで次の図に。

b0017164_214605.jpg図の△4二金は△6二飛からの継続手で、とことん受けつぶしますよという森内名人の決意表明。谷川九段もここまで来たらいまさら後には引けないと、▲3四歩△4一金▲3五銀△3二金▲2四歩△同歩と攻撃あるのみ。

b0017164_21524448.jpg・・・と思いきや、ここで▲5八銀と方向転換。後手の6九の角を消しにかかります。△7八角成▲同玉と角金交換で先手が駒得したものの、換えた金は守りの要。実際の損得勘定は微妙なところです。

b0017164_2158576.jpgさきほどの図から▲5八銀△7八角成▲同玉△2五金と進んだのがこの図。先ほどの角金交換でもらった金を惜しげもなく投入して、あくまで強気に受ける森内名人。谷川九段もひるまず▲2四銀と突撃しますが、森内名人もこれは予想の範囲内。△2七歩と今度は軽く打ち捨て、受けに回ります。▲同飛なら△2六歩で受かるのですが、ここで一旦▲2三歩△1二玉と利かした上で▲4八飛と逃げたのが読みの入った好手。一見▲3八飛と逃げたいのですが、これはあとあと△2八歩成が飛車取りになるのが困ったところ。ここで後手の2七の歩を空振りさせたのがあとあと利いてきます。まあ対局が終わるまでは全く判らなかったことですが(爆)

b0017164_22184929.jpg局面は進んで森内名人が△4六角と待望の反撃に移ろうとした場面。が、この手が敗着でした。ここから谷川九段の光速の寄せが炸裂します。
今打たれた4六の角を▲同飛△同角と食いちぎり、▲1五桂と打ち据える。次に▲2六香と打つのが狙いの一手。2四か2五に歩でも打って受けたいのですが、あいにくしばらく前に打った△2七歩があるため二歩で打てません。このように、自分がしばらく前にやった手が祟る展開になっては勝負あり。以下107手で谷川九段が勝利しました。

今回は森内名人の強靭な受けと、谷川九段の駒損覚悟の一貫した攻めが真っ向からぶつかりあういい対局となりました。結果は谷川九段の勝利となりましたが、お互いに持ち味を発揮した好局だと思います。

弟4局は・・・実は今日からやってます(爆)
明日から出かけますんで、またしばらくしたらレビューやりますんで。
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by mitsuboshi03 | 2006-05-18 22:37 | 将棋 | Comments(0)

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