3月の将棋界ひとまとめ

わお、おたおたしてたら4月ですよあなた。
ほったらかしてたブログも再開しましょ。
まずは将棋ネタで。

まずは4月につながる番勝負の挑戦権のゆくえから。
羽生朝日オープン選手権者への挑戦権をゲットしたのは振り飛車の旗手、藤井九段。
かつては振り飛車革命の中核『藤井システム』をひっさげ、羽生から竜王位を奪取。
その後居飛車側の対策が進み低迷したものの、今年になって突如復活。
『準優勝男』orzこと郷田九段を挑戦者決定戦で破り、久々の番勝負復帰を果たしました。
羽生朝日の藤井システム対策は、ズバリこっちも飛車を振る相振り飛車。
本来jこの戦法は貴様が振るなら俺も振る、振り飛車党同士が選択する漢の中の漢の戦法なわけですが、本来門外漢のはずの羽生朝日が見事にこれを指しこなし、ここ数年は藤井九段相手に勝利を重ねております。
さすが七冠取った男は違うと言わざるを得ないのですが、最近藤井九段もこれへの対策を編み出しました。
それは、そっちが振るの?じゃあいいや、オレ居飛車にするから。という身も蓋もないもの(爆)
まあ、大の振り飛車党だった大山十五世名人も相手が振ったら居飛車を指してたんで、戦法としてこれはありなんですが(笑)
今回の挑戦者決定トーナメントでも準決勝戦で谷川九段の振り飛車を居飛車で撃破しております。今回の5番勝負は、羽生と藤井、どっちが飛車を振るのかという争いになるかもしれません。

※4月4日に「京王プラザホテル八王子」にて第1局が行われた。
 戦型は先手羽生朝日の居飛車vs後手藤井九段の藤井システムというオーソドックスな形。
 135手にて羽生朝日の勝ち。

続いて順位戦最終局のおさらいを。
A級~C2級まで一通りやります。

☆A級
名人位への挑戦権争いは、最終局で羽生三冠と谷川九段が共に勝ちプレーオフへ。
3月17日に行われたプレーオフは大熱戦の末、谷川九段勝利!
後でも書きますが、今回の順位戦で吹き荒れた関西旋風の末尾を飾るにふさわしい勝利となりました。
森内名人vs谷川九段の顔合わせはタイトル戦では初めて(のはず)
楽しみな七番勝負となりました。
なお降級は、1年での無念の出戻りとなった森下九段とうなる豪腕、力の振り飛車党党首鈴木(大)八段。

☆B1級
最終局前に昇級が決定していた深浦八段と共に昇級する最後の1枠は、最終局に自力昇級をかけていた中川七段が深浦八段にあえなく討ち取られ、最終局抜け番で果報を寝て待っていた(かもしれない)阿部八段が昇級決定。こちらも関西所属。
降級争いも昇級争い同様、最終局前に青野九段が降級決定で1枠確定。
残りの1枠を賭けた先崎八段vs北浜七段の直接対決は、最終番の大逆転即詰を先崎八段が読みきれずに敗戦という衝撃的な幕切れとなり、先崎八段驚きの降級決定。

☆B2級
関西棋界、オールドファン、そしてマスコミ(笑)の期待を一身に担った内藤九段の66歳での昇級は、終始優勢を保ちながらも、最後の最後で詰め手順を読み切れなかったばっかりに夢と消えた。詰将棋の名手が詰めを誤るとは。無念。
そのかわりと言っては何ですが、59歳とこちらも大ベテランの森九段が、本人も期待していなかったキャンセル待ちのチケットを見事にゲット。個人的にはこっちが実現してもおいしいな(笑)と思っていた結果に。もう1枠は最終局を待たずして関西所属の畠山(鎮)七段がゲット。双子の兄弟が同時に四段になったという将棋界でも有名な畠山兄弟の弟の方である。
降級は富岡八段、矢倉の有力な定跡「脇システム」の創始者である脇八段の2名。

☆C1級
昇級争いは、結果だけ見ると山崎六段、渡辺竜王の東西若手2トップが順当に昇級という馬連1倍台が当たったような順当な結果に終わったが、最終局を待たずに昇級を決めた山崎六段と違って渡辺竜王の昇級は、本人が負けたのに共に昇級を争っていた岡崎六段も敗れての昇級決定という本人も言う通りカッコ悪いもの。奮起を促したい。
降級争いは、「長手数の美学」淡路九段、「カニカニ銀の使い手」児玉七段、ボヤキと流暢な解説が魅力の「中京の雄」石田九段の3名に、病気で2年休場の有森七段が降級決定。一時代を彩ったベテラン達が去っていくのは時代の必然とはいえ寂しい。

☆C2級
昇級争いは、自力だった3人のうち、アマ時代から将来を嘱望されていた安用寺五段と、タイトル戦争いにも食い込むようになった期待の新鋭の阿久津五段は順当に昇級決定。残る一人の新四段から昇級を狙った村山四段は、唯一の東大卒プロ棋士な片上四段に破れて脱落。キャンセル待ちのキップを掴んだのは金髪+裏地紫のスーツつー別の自由業スタイル(核爆)天下のNHKを電波ジャックした2chの星(爆)こと橋本五段。もっとも実力は高く評価されており、結果的には順当と言える。
なお、昇級した3名とも関西所属。

今回の順位戦は、棋士全体の1/3しかいない関西本部所属の棋士が半数以上の昇格枠をゲットするという関西旋風が吹き荒れることに。内藤御大の66歳での昇級という偉業は残念ながら達成できませんでしたが、谷川九段の名人位挑戦権獲得はそれを補って余りある快挙。一時期は有力な関西の若手が情報を求めて関東へ流出するという状況が続いてましたが、最近のデジタル革命でそれも一段落した模様。

以上駆け足でお届けしました。
はあ、Jリーグも続きを書かねば・・・。
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by mitsuboshi03 | 2006-04-05 23:34 | 将棋 | Comments(0)

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