ふたたび、その門をくぐるもの(瀬川アマ プロ編入試験)

昨日大つき(19)氏と呑んでた折、ここのblogについて言われたこと。
みつぼしくんは妹のネットアイドル化を図っているのかね?
・・・。
妹と一緒にいると、書き出しのネタが天から降ってくるだけですが何か(笑)

そういや宿題のネタを忘れてました。
今将棋界の一番ホットなネタ、瀬川アマのプロ編入試験が18日からいよいよ開幕。
ギリギリ開幕前にプレビューをば。

瀬川アマは、奨励会の三段にまで上り詰めた元プロの卵。
奨励会の鉄の掟、25歳(当時、現在は通常26歳)までに四段(=プロ棋士)になれぬ者は退会にひっかかり一度は将棋界を去ったものの、各種のアマチュア大会で好成績を上げたのみならず、アマチュア枠で参加したプロの公式棋戦の銀河戦(テレビ対局、主催はスカパー!の囲碁将棋チャンネル)で並み居るプロ棋士をなで斬り。今季を含め3度の予選突破を果たすなど大きな戦果を上げている。プロ棋士相手に積み上げた勝ち星はすでに17。
で、この人が奨励会を飛び越してプロへの編入を求めたもんだからさあ大変。
いろんな思惑もあり、結論が出るまでには侃侃諤諤の大激論がありましたが、結局特例でプロのフリークラス(順位戦C2クラスの下。プロの最下層に当たる)への編入試験を認められることになりました。
このあたりの詳しい事情につきましては、いつもお世話になっております『勝手に将棋トピックス』様が瀬川晶司氏プロ入り希望問題リンク集
という労作をまとめておりますのでこちらをご覧下さればよっく判るかと思います。
それと、編入試験の詳細は将棋連盟公式HPから編入試験についての記載をたどってみてください。
当blog流のかんたん要約をすると、瀬川アマの相手は以下の6人。
彼らを相手に瀬川さんが3勝すれば、めでたくフリークラスへ編入。
4敗したらその時点で失格。
ただ、最終戦で4敗した場合は状況により救済措置あり。
では、さっそく対戦相手の紹介を。

○佐藤天彦三段
奨励会員の代表として選出。
以前三段リーグの規定(三段リーグで次点2回)によりフリークラスへの編入が認められたもののそれを辞退。あくまでC2への編入をめざし現在も三段リーグを闘う。
今回の対戦相手の中ではランクこそ下の部類に入るが、その分必勝を要求されるので初戦で当たるにはイヤな相手。彼に負けたらおそらく最終戦での4敗の救済措置はナシになるだろう。
もちろん佐藤三段としても、かつてのカモがオレを踏み台にしにやってくるわけで、もし負けたら本人にとっても屈辱なだけでなく、奨励会員の代表としてのメンツも丸つぶれ。こちらとしても勝たなきゃしょうがない。
ちなみに、今のところこの試合のみ新宿紀伊国屋ホールでの公開対局を予定。
前売りはすでに完売。当日券が若干あるようですが今からだとネットでの観戦が無難か。

○神吉宏充六段
関西のフリークラス代表として選出。
関西の一般人は、彼を棋士ではなくコメディアンとして認識している(爆)
が、将棋の実力は確か。
穴熊を軸に粘っこいスタイルで闘う彼を嫌がる上位棋士も多い。
アマチュア経験が長く、アマチュアの心理を巧みに突くアマチュアキラーとしても知られる。
本気の彼に二枚落ちで勝つのは、アマ3、4段でも決して容易なことではない。
なお、奇抜なファッションセンスでもつとに有名。
ショッキングピンクとか蛍光イエローな背広とか平気で着ますからこの人(爆)
さらに100kg超の体格でありながらそれで似合うつーのが(核爆)
ちなみに、本人はこの対局も公開対局にして欲しいと要望している。
現在では奨励会員の佐藤三段だけが公開対局を予定。
公開対局の経験など皆無な奨励会員のみ晒し者にすることには、プロ棋士の一部からも異論が出ていることを付け加えておく。

○久保利明八段
捌く振り飛車党党首として知られる、泣く子も黙るA級八段。
昨年NHK杯を制覇するなど、本来ならこの試験にはオーバースペックな人なのだが、銀河戦で瀬川アマに負けているためリベンジを希望したとのこと。
個人的に、もしここまでで3連勝を挙げたなら、フリークラスを飛び越してC2への編入を認めてあげて良いと思っている。
久保八段を勝負将棋で2度も負かす奴など、今のC2にいますかね?

○中井広恵女流六段
清水女流三冠と共に、長年女流棋士界をリードする巨人。
棋風は居飛車の本格派。矢倉が一番得意かな。
当blogでもとりあげた昨年のNHK杯戦で、ただいま絶好調の佐藤康光棋聖をあと一歩のところまで追い詰めるなど、男性プロ棋士相手にも好成績を上げている。
この対局の結果次第では、中井女流六段自身の男性プロ棋士編入もあり、とのこと。
女流棋士代表としても、負けられない一戦。

○高野秀行五段
本来なら、C2からたった3年でフリークラス落ちした(本当)熊坂四段がガチの相手としてまさに適役ということで選ばれていたのだが、直前で逐電しますた(核爆)
ので、兄弟子の高野五段が責任取って代打ちで登場。
気骨ある棋風で、実生活でも頼れる兄貴分のようです。
以前『将棋世界』に文章も寄稿してましたが、文章も気骨があってなかなか良かったですよ?

○長岡裕也四段
米長将棋連盟現会長のお弟子さんの一人。
今年4月にプロ棋士になったばかりのピカピカの新鋭。
なんで、情報は少ないです。ごめんなさい。
容易なことではない10代での三段リーグ抜けを果たしていることから見ても、実力はかなりのもの。瀬川アマとしては。プレッシャーもかなりかかると予測されるこの最終戦まで引っ張ることはできれば避けたいところだろう。

あと、忘れちゃいけないこの人も。
○瀬川アマ
テレビ棋戦である銀河戦での成績は高く評価されているものの、今回2戦目以降で設定されている持ち時間3時間での対局な朝日オープンなどでの成績はパッとしない。
経験の少ない持ち時間3時間での闘いにどこまで適応できるかが大きな鍵かと。

いつの間にか王座戦も始まってるし、夏場を迎え将棋界も熱く燃えとります。
当blogでも、出きる限りフォローしてきますよ♪
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Commented by 細川右京太夫18272 at 2005-07-19 11:26 x
7時のNHKニュースでもやってましたが、愉快な展開ですな。
「6人の敵」についてよく解りました。
ある意味、瀬川アマより緊張するんじゃないのか?
将棋の記事、楽しく読ませてもらってますよ。
Commented by mitsuboshi03 at 2005-07-20 20:42
どもー。
ほんとに愉快な展開になっちまいました。
男性プロはますます負けられなくなりましたね(爆)
コメントどもー。
やる気が出ますよ。
Commented by hosokawa18272 at 2005-07-23 09:20 x
>妹のネットアイドル化
私は肯定派ですよ(笑)
Commented by mitsuboshi03 at 2005-07-24 08:33
なんかやだなあ(笑)
ちなみに、妹はケータイのメールはやるけど、パソコンは立ち上げるのがめんどくさいんでたまに韓流なヒトビトのHPを覗くくらいとのこと。
by mitsuboshi03 | 2005-07-18 00:15 | 将棋 | Comments(4)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


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