将棋つめちゃいました(コラムあり:棋士たちの日常)

これから夏秋にかけて、地区の行事が目白押し。
タスケテ。
タスケテ。

さて今回も将棋ネタ。
今回はコラムも一つ入れてみます。

■羽生棋聖、盤石の将棋で挑戦者を土俵際へ追いやる(棋聖戦第2局)

まずは棋聖戦。
6月17日(土)に愛知県豊田市で行われた棋聖戦第2局は、羽生棋聖が斎藤慎太郎七段を下し、2連勝で棋聖防衛に王手をかけることとなりました。
角換わりから、後手の斎藤慎太郎七段が右玉に構えるという流行最前線の戦型を選択。
千日手も危惧される中、両者が合意の上で打開したのですが、そこから先の指し回しが、やはり羽生棋聖に一日の長があったようです。
ニコ生の中継を一日張り付いて見てましたが、羽生棋聖は離席が多かったりあぐらの時間が長かったりと、立ち振る舞いには流石に年齢を感じさせたものの、こと指し手に関しては全盛期に近い状態を未だキープ。
どうしようもないというか、言葉が出ないというか。
さすがです。

一方の斎藤慎太郎七段も、ねじりあいの続く戦いの後も、長い感想戦を楽しむ姿が見られました。
今回は結果が出ませんでしたが、こういう戦いを続けていれば、やがて結果も出るでしょう。

なお本局はニコ生とAmebaで生中継があり、ニコ生を中心に1日張り付いておりました。
運良くアリーナ最前列が取れたので、緊張しながらコメントを打つことに。
安定感抜群の松尾七段&貞升女流の解説ということで、コメントが拾われることもままあり、1日楽しませていただきました。
あそうそう、松尾七段、竜王戦1組優勝おめでとうございます。
藤井四段が勝ち進めば対戦の機会もありますが、そこは1つの通過点。
同じ所司門下である渡辺竜王との同門対決、期待しておりまっせ。

■今日の藤井四段(今週2勝を追加。連勝記録を27に伸ばす)

さて今日の藤井四段。
今週はいよいよ始まった順位戦と、朝日杯での対アマチュア戦の2局を消化。
いずれも勝利し、デビューからの連勝記録を27に伸ばしております。

まずは6月15日(木)に行われた順位戦。
相手は元サラリーマン棋士の瀬川五段。
瀬川五段の意欲的な序盤から優位に立つものの、決め手を逃しほぼ互角の状態で終盤戦に。
最後まで藤井四段を苦しめたものの、結局は持ち時間の消耗がいかんともしがたく、藤井四段が苦しみながらも勝利することとなりました。
順位戦昇級のことを考えると、順位の悪い藤井四段は1敗してしまうと限りなく赤に近い黄色信号が出てしまうだけに、連勝記録を抜きにしても大きな1勝でした。
瀬川五段は大魚を逃す結果となりましたが、また頑張れば注目される機会もあるでしょう。
応援してますよっ。

続いて6月17日(土)に行われた朝日杯。
新人四段のお役目として、アマチュアとの対局を行います。
相手は学生名人の藤岡アマ。
奨励会を退会後、東大へ進学したという経歴の持ち主であります。
藤岡アマが最近注目されている雁木を採用しましたが、序中盤の立ち回りで藤井四段が優位に立ち、あとは無敵の終盤で仕留めるという盤石の指し回しで勝利しました。

これで藤井四段はデビューから27連勝。
歴代の連勝記録である28に並ぶかどうかは、6月21日(水)に行われる澤田六段戦の結果次第ということになりました。
既に1勝しているとはいえ、王位戦挑戦者決定戦にも登場している実力者の澤田六段。
往復ビンタを食らわせるのか、今度はマットに沈むのか。
今後を占う上でも、大きな一番となります。

■【コラム】棋士たちの日常

毎週1局か2局を戦っている藤井四段。
とはいえ、これは滅茶苦茶勝っているからであって、新人四段が毎週1局を戦うというのはかなーり異例のこと。
普通の棋士なら月1~2回くらいが普通で、対局0なんて月も決して珍しくありません。
そこで、対局していないプロ棋士は普段何をやっているのか、ということについて少し触れてみますね。

あ、家でゴロゴロしてたりとか趣味に走るみたいなのは除きますね。
そこはあんまり普通の人と変わりませんので。

1)研究(1人で、VS、研究会など)

「棋士は研究が仕事、対局は集金。」という名言がありますが、トーナメントプロとして欠かせないのが研究。
棋士の大部分の活動はここに振り向けられる、はず。

一番主になるのが一人研究。
棋譜並べ、詰将棋、局面検討などが主なところですが、最近はコンピュータソフトを活用する棋士も増えてきたようです。
以前は盛んだった研究会ですが、対戦機会が増えたり、スケジュールが合わなかったりで、大人数での研究会は下火になっている模様。
代わりに、VSと呼ばれる1対1での研究会が主流になっているようです。
このあたりをどう組み合わせて強くなるかは人それぞれなところもあり、プロ棋士の方々も色々悩みながら取り組んでいるというのが実情なようです。

アマチュア「どうやったら将棋が強くなるんですか?」
プロ棋士「私が知りたいです(マジレス)」

2)控室へ行ってみる

将棋連盟やタイトル戦の控室で、今やってる将棋を検討する、というパターン。
研究自体は家でもできますが、ライブ感とか、他者の意見を求めて控室に通うプロ棋士も多いです。
またタイトル戦の場合、タイトル戦独特の雰囲気に慣れたり、恒例になっている対局場所の方と顔馴染みになっておくというのも大事な要素。
とはいえ最近ではニコ生やAmebaといったネットによる生中継の台頭により、家で研究しがてら生中継を見る、というプロ棋士も増えてきている模様。
ニコ生などで妙に鋭いコメントを見ることが稀によくありますが、もしかすると、家で研究中のプロ棋士なのかもしれませんね。

3)執筆活動

先崎九段など、一般紙でコラムを持つような棋士も居るにはいますが、ごくごく一部の例外事項。
将棋の本を出したりとか、雑誌や新聞に詰将棋を載せるといったお仕事が主流。
折からの出版不況の影響をモロに受けてはおりますが、まだまだ一定の需要はあるようです。

4)イベント参加

テレビやネットの中継での解説とか、大盤解説会での解説や聞き手役とか、将棋まつりのようなイベントに参加するといったお仕事。
(いろいろな意味で)人気棋士に仕事が集中する傾向にあり、(比較的暇を持て余している)マイナーな棋士に中々仕事が回ってこないというのが実情。

最近では若手棋士を中心に、プロ棋士による手作りの将棋イベントが行われることも増えてきております。
まあ一種の営業活動みたいなもんですね。
一般の営業活動と同様、中々目に見える結果がすぐに見えるもんじゃないですが、なんとか実を結んで欲しいものです。

5)将棋道場、指導対局

4)にも一部絡みますが、自分で将棋道場や将棋教室を開いたり、どこかへ出かけて指導対局を行うパターン。
以前は最後のパターンが主流で、昔はよく「お稽古」などと呼ばれていたものですが、やはり不況により(以下略)
将棋道場や将棋教室にしても、場所代以上を稼ぐのも中々厳しいといった状況。
藤井四段効果で、こうした場所にも人が増えたなどと聞きますが、長年継続してというのは中々難しいようです。

6)副業

将棋に関わらない、全くの副業をするパターン。
男性プロ棋士ではほぼ皆無なようですが、賞金額が1人頭ひゃくまんえん、というお寒い事情な女流棋士ともなると、こうした副業に走る方も少なくないようです。
なんとかならんかな、とは思うのですが。

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by mitsuboshi03 | 2017-06-18 15:28 | 将棋 | Comments(0)

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