将棋つめちゃいました(春シーズン終了)

夢の中で某ワークスのIn先輩にお会いしました。
結婚式に行けなかったのが今でも心残りなのですが、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

さて今回も将棋ネタ。
将棋界もいよいよ春シーズンが終了し、夏に向けた戦いが始まっております。

■名人戦終了。4勝2敗で佐藤名人が防衛に成功。

将棋界の春シーズンといえば、何と言っても名人戦。
6月6~7日に甲府の常磐ホテルで行われた名人戦第6局に勝利した佐藤名人が、4勝2敗で名人戦を防衛することとなりました。
第6局は相掛かり模様の力将棋となりましたが、序中盤での構想力で一歩勝った佐藤名人が、保ったリードを最後まで維持して勝利を掴んでおります。
第6局もそうですが、結果的に3連勝した第4局からの3局は、最序盤は意欲的に、中盤にかけては堅固な囲いから桂馬や歩を使った細い攻めを最後までつなげていくという、この世代の勝ちパターンに佐藤名人が上手く乗っていけたかなという印象でした。
第3局まで1勝2敗とリードを許していたときには、並行していた電王戦の負担がかなり大きかったのかなという印象でしたが、だいたい決着した第4局以降は枷が取れて本来の実力を発揮できたのかな、という感じがします。
佐藤名人の最近の充実ぶりは目を見張るものがあるだけに、あとは他のタイトル戦でも存在感を見せてほしいですね。
佐藤名人、おめでとうございます。

一方敗れた稲葉八段ですが、最後まで心が折れることなく指し続ける姿には好感が持てました。
分の悪い将棋を丹念に拾って名人挑戦権を獲得した流れを、そのまま維持していた印象があります。
佐藤名人と差があるとすれば、やはり力将棋になったときの構想力でしょうか。
そういう勝負に持ち込むために実力をつけるのか、あるいは持ち込ませないための研究をするのか。
これから30代にかけての指し盛りに入っていきますので、今後も目が離せない存在になりそうです。

■菅井(すがい)七段、はじめてのタイトル挑戦へ(王位戦挑戦者決定戦)

将棋界の夏シーズンと言えば王位戦と王座戦なのですが、王位を賭けた挑戦者決定戦が6月9日に行われ、菅井七段が澤田六段を下し、初のタイトル挑戦権を獲得しました。
王位戦と言えば五段時代に王位を獲得した高橋九段のように、若手が比較的活躍しやすいというのが大きな特徴なのですが、今回もフレッシュな対決となりました。
最近は居飛車も指す菅井七段ですが、大一番ではやはり得意の振り飛車ということでダイレクト向かい飛車を選択。
この戦法にありがちな手作りの難しい膠着状態が長く続きましたが、見た目以上に意外と固い片銀冠を生かした叩き合いに上手いこと持ち込んだ菅井七段がそのまま押し切る展開となりました。
澤田六段もここのところ色々と取り上げていただけに一歩及ばなかったのは残念ですが、まだまだ若いのでチャンスはまだあるはず。
これからも頑張ってください。

さて今度は絶対王者の羽生王位に挑む菅井七段ですが、やはり得意の振り飛車を採用した方が分がいいんじゃないかと思っております。
ゴキゲン中飛車の菅井流など、近年の振り飛車戦法の最先端を切り拓いてきた実績を生かして欲しいですね。
あと相居飛車戦だと、どう見ても羽生王位の方に一日の長があるということもありますし。

■今日の藤井四段(今週5勝を荒稼ぎ。連勝記録を25に伸ばす)

さて今日の藤井四段。
今週は上州YAMADAチャレンジ杯で1日最大3局、叡王戦で1日最大2局を戦うというハードスケジュールの下で戦うことに。
結果だけ先に言いますと、最大5局をフルに戦いいずれも勝利。連勝記録を25に伸ばしております。

まず上州YAMADAチャレンジ杯は昨年ヤマダ電機がスポンサーになって新設された一般棋戦で、持ち時間が20分(切れたら一手30秒)という、プロ棋士としてはかなり持ち時間が短い棋戦。
また参加資格が「五段以下でプロ入り15年以下の棋士」ということで、新人王戦とは違い、そこそこ年の行った低段棋士にもチャンスがあるというのが大きな特徴。
昨年優勝した船江五段なんかはその典型例と言えますね。
さて藤井四段ですが、都成四段・阪口(悟)五段・宮本(広)五段を下しまずは23連勝を達成。
とはいえ内容としては決して楽勝だったわけではなく、特に対阪口(悟)五段戦では短い持ち時間ゆえの事故に苦しみ、終盤きわどいところを逆転勝ちで凌いでおります。
阪口(悟)五段は著書も出している「ワンパク中飛車」の使い手で、一発のある伏兵的存在。
ここで勝っていれば大いに名を上げたでしょうが、何とも惜しい将棋となりました。

一方の叡王戦は四段予選。
梶浦四段と都成四段を下してベスト4に進出しております。
こちらの方は6月10日に行われた対局をニコ生でがっつり観戦していたのですが、対梶浦四段戦は角換わり腰掛銀の最新定跡型から中盤優位に立った藤井四段がそのまま押し切り、対都成四段戦は都成四段がアツくなって暴走したところを的確に咎めて勝利したという印象。
前にも書きましたが、藤井四段が終盤に絶対的なアドバンテージを持っているだけに、序盤中盤でリードしてからがスタートライン、という戦いを強いられる対戦相手はそれだけで最初からかなりの重圧がかかります。
これも前にも書きましたが、タイトル挑戦権争いに絡むような棋士に当たらない限り、今回の上州YAMADAチャレンジ杯のような持ち時間の短い棋戦でもないと連勝記録は止まらなそうな気がします。
次回の対局はいよいよ始まる順位戦で、あの瀬川五段と6月15日(木)に対戦します。
これも楽しみ。

なお新四段としては極めて異例なことながら、早くも公式扇子が発売されております。
私も一瞬買おうかどうか迷っていたのですが、ネット・店頭販売ともあっという間に完売とのこと。
また間の悪いことに、折から慢性的な竹細工不足に悩まされていることから、次回の販売は3ヶ月以上先になるとのこと。
ま、扇子なんて開いたり閉じたりして音が出なくなったらまた買い直すような消耗品ですし、慌てて転売屋から買うようなもんじゃないですので、気長に再販を待つこととします。


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by mitsuboshi03 | 2017-06-11 14:28 | 将棋 | Comments(0)

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