将棋つめちゃいました(まだ寒いです)

タイトルにも書きましたが、寒いときはまだまだ寒いですな。
なまじ暖かい日がある分、よけいに寒さが身に染みるという(涙)

さて今回は将棋ネタ。
プロ棋戦の様子をざっくりと。
この時期は棋戦が集中するんで、ちと詰め込みぎみになりますがご了承をば。

■おかえり、みうみう(竜王戦ランキング1組 羽生三冠vs三浦九段)

やっぱりこの話題は外せないだろうなあとトップに持ってきました。
三浦九段の復帰戦。相手は羽生三冠。
復帰戦からかなーり濃厚な対戦相手となりました。
当日はニコ生の中継があり、私も所用を済ませてからがっつり観戦しちゃいました。
感想戦まで見ちゃったんで、日付が変わる寸前まで付き合う羽目に。
こういうのは翌日が辛いからホドホドにしよう、と強く思った次第。

さて羽生三冠の初手▲7六歩に対し、三浦九段は個人的にやや意表を突く△8四歩で応じる。
羽生三冠が角換わりを選んだらどうしたのかは聞いてみたかったですが、羽生三冠は相矢倉を選択。
これに対して三浦九段は、やっぱりというか、らしいというかの居角左美濃を選択。
実際にやってみると案外攻めが細くて大変なのですが、やはり相手の矢倉(もどき)よりも囲いが固くて攻めがわかりやすい、というのは大きい。
実際の勝ちやすさをとことん追求する三浦九段がいかにも好みそうな戦法と言えますね。
一方の羽生三冠。
この戦法の使い手である斎藤六段曰く、「居角左美濃を受ける側は、居玉でどれだけ耐えられるかが鍵」だそうですが、いやそうは言っても居玉で耐えるって大変ですよアマチュアならすぐやられちゃいますよ、と思いながらも、ごくごく普通に耐えてワンチャンスを狙いにいく。
この日の羽生三冠は、とにかく間違えませんでした。
終盤の難解な局面でも、時間のない中で正確に指し続ける。
いつもの、というか、七冠当時の羽生、という印象。
最近は淡々と指す印象が強かったのですが、これほど気合の乗った羽生三冠を見たのは久々ですね。
開始当初、羽生三冠が青白く光って見えたのは何かのサインだったのでしょうか(おい)

結果は羽生三冠勝ちでしたが、それだけで語るにはもったいない一局。
三浦九段も復帰戦で調子の上がらない中、普段通りの将棋はできていたと思います。
ただし、残念ながら相手が悪かった。
あの日の羽生三冠相手に勝てる人類が居たら、ぜひともお目にかかりたいものです。

■伏兵八代五段、朝日杯を制す(朝日オープン)

今度は朝日杯。
持ち時間40分と大変短いスリリングな棋戦。
午前に勝つと午後にもう一局指す、というのも特徴。
というわけで体力と瞬発力が要求されるだけに、若手が比較的勝ちやすい棋戦と言えます。
とはいえこと優勝となるとやはり自力のある実力者が、という年が多かったのですが、今年は村山七段と八代五段というフレッシュな決勝戦に。
それでも村山七段は昨年のNHK杯を制するなど実績のある方ですが、八代五段は今年本戦出場しただけでも価値がある、という立場ながら、戸辺・行方・広瀬という名だたる実力派を下しての決勝進出。
決勝戦もこれまでの勢いそのままに八代五段が勝利し、初の棋戦優勝と共に六段昇段を果たしました。

さすがに八代六段の知識に持ち合わせがないのでWikipedia大先生に頼ってみると、出身は静岡県賀茂郡…南伊豆の方ですかね。
というわけで、師匠は静岡在住の青野九段。
六級で奨励会入りした直後に大幅に負け越し、いわゆるB落ちして七級に落ちる寸前まで追い込まれたという逆ロケットスタートを体験。
本人曰く、このときは辛かったが、周囲の応援に救われたとのこと。

それにしても、こういう伏兵が一発当てるというのが面白いところですなあ。
八代六段の今後の活躍を期待します。

■タイトル戦の動き(王将戦、棋王戦)

冬のタイトル戦と言えば王将戦と棋王戦。
王将戦は久保挑戦者の3連勝スタートでしたが、第4局を郷田王将が制してとりあえず一服。
数年尾を引くこともあるストレート負けを回避できたのは大きい。
一方の久保挑戦者は、このあたりで勝っておかないと4連敗もありうるので、早めに決めておきたいところ。

棋王戦は千田挑戦者が緒戦を制し、昨日行われた第2局も、廃れそうでちょくちょく指される相矢倉脇システムから千田挑戦者優勢な流れになったものの、寄せに失敗して渡辺棋王が勝利。
この一局が尾を引く展開にならなければよいのですが。
千田挑戦者は今やコンピュータ将棋解析の第一人者ですが、本局のようにコンピュータ将棋らしい終盤の斬れ味を追い求めてしまうあまりに失速、というところが今後の課題。
一方の渡辺棋王は、A級順位戦でも稲葉八段の全勝を止めるなど、勝負どころを逃さないしぶとさを発揮。
将棋も以前の実利追求一本槍から、中段玉を躊躇なく使いこなすなど幅を広げております。

それにしても、棋王戦のニコ生中継は面白かった。
千田六段の好敵手となりつつある佐々木勇気五段が解説者だったのですが、読みといいネタといい中々の斬れ味でした。
佐々木勇気五段曰く。
「千田六段は自分のこと仲いいって言ってるんですけど、それほどでもないんですよねえ。
一緒に夜中うどんを食べに新宿に行くくらいですけど。」

千田六段の届かない思い(違います)
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by mitsuboshi03 | 2017-02-19 10:33 | 将棋 | Comments(0)

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