将棋つめちゃいました(第4回電王トーナメント)

昨日地元の工業メッセへ行ってきたのですが、今年もやっぱり居ましたイスラエル。
最初見たときは流石に固まりましたが、慣れって怖いですね(おい)
「モサド、いつもあなたのそばに」(違います?)

将棋界では久々に激震が走りましたが、確かな情報が不足していると判断して今回はスルー。
今回は先週行われた第4回電王トーナメントのお話を。
日を置くと情報は整理されるのですが、ライブ感覚が失われていくジレンマ、ぐぬぬ。
まあ、ここはあっさり風味で行かせてもらうこととして。

■電王トーナメントのおさらい

電王トーナメント(ここでは電王)についての説明をカンタンに。
同じコンピュータ将棋の大会である世界コンピュータ将棋選手権(ここではWCSC)と比較してみました。
こまけえことは主催者のサイトに投げるとして(えー)、ふわっとした感じということで一つよろしく。

◯持ち時間  
・電王  : 予選が15分(切れたら10秒)、決勝トーナメントは2時間切れ負け
・WCSC : フィッシャールール
・つまり? :  予選はどっちも短い。本戦は電王が長め 

◯使用マシン  
・電王  : スポンサーが提供するガレリア1台
・WCSC : 何でもあり(PCである必要すらない)
・つまり? :  電王の方がやや制約大きめ

◯シード  
・電王  : 一切なし(すべて予選から)
・WCSC : 前年の成績により予選シードあり

◯賞金や特典  
・電王  : 5位まで賞金、優勝ソフトは叡王と電王戦を戦う
・WCSC : 一切なし(学術研究の一貫ですので)
・つまり? :  伝統と格式のWCSC、金と欲望の電王(おい)

■初日!(混沌の渦)

直前まで棋力アップに挑む開発者が多いせいか、プログラム実装が間に合わずにリタイアするソフトもちらほら出る中、なんとか出場できた35ソフトによる予選がスタート。
ライブラリが使えるようになり、以前のように必ずしも一からソフトを自作しなくていい分ハードルは下がったように見えますが、やっぱり強いソフトにするのは簡単なことではないようで、ほぼ全ての駒を取られて討ち死にといった、ロートルな私の目から見ても微笑ましい手が満載な棋譜もちらほらと。
日頃ソフトに痛めつけられてる身からするとホッとします(おい)
初日解説者のこーる君こと阿部(光)六段も危ない発言がちらほら。
すみませんこの子悪い子じゃないんです。思ったことそのまま口に出しちゃうだけなんです(おい)

とは言え、流石に決勝トーナメントを争う段となりますともちろんそういうわけにはいかず、8戦戦う予選を5勝3敗で乗り切った「おから饅頭」さんが、惜しくも13位でファイナルカットという厳しい結果に。
そして、昨年一世を風靡した「技巧」が、なんと4連勝からの4連敗で予選落ちというこちらも驚きの結果に。
昨日の最強ソフトが、今日はもう通用しない。
恐ろしい世界です。
なお予選全勝で1位突破を決めたのはponanza。
やっぱり、というか、流石の強さでした。

■二日日!(もーすごいっす)

決勝トーナメントともなりますと、初日のようなゆる~い雰囲気とは一変。
とはいえ、当人は必死とはいえバグ取りに精を出す「たこっと」さんのようなソフトも居るのが何となく微笑ましい。
それと、狼ヘッドの「Qhapaq」さんvsタヌキ着ぐるみの「✟白美神✟」の「笑ってはいけない電王トーナメント」対決とか(おい)
ちなみに、「Qhapaq」さんは3日目にフリーザ様ヘッドで登場。
こんな人たちですが、こういう人が日本でも有数のプログラマーだったりするので世の中怖い。

激戦のトーナメントを生き残り、ベスト4進出を決めたのがponanza、「浮かむ瀬」(Apery)、「真やねうら王」、「読み太」。
これをすべて的中させているのがこの日解説のチダショーこと千田五段。
分かってはいたつもりですが、何なんですかこの人(驚愕)

■最終日!(優勝はやっぱり…)

そしてやってきました最終日
いずれ劣らぬ強者揃いとあって、私のようなヘボにとっては異次元の戦いに。
子供のころに教わった定跡や格言、あれはいったい何だったのかという盤面を目の当たりにして、只々たじろぐばかり。
まあ、いずれ慣れるんでしょうけど。
ところで、ニコ動でアリーナ最前列に居座っていたのに、ついうっかり「この飛車とか銀の配置はこれでええんか」などと書き込みをしていたら、とたんに最終日解説の西尾六段にコメントを拾われて丁寧な説明を受ける羽目に。
すっかり舞い上がってしまいお礼も言えない始末。
も、申し訳ありませぬ(平謝り)

さて、優勝はやっぱりというか貫禄の強さを見せたponanza。
優勝インタビューで開発者の山本さんより、去年のponanzaを9割負かせるという驚愕の発言が。
去年のバージョンだって相当な腕前のように見えたのですが、今年はまた別格といった印象。
他のソフトが一気呵成に攻めかかる中、渋くコクのある手で着実にポイントを稼いでいくのが恐ろしく見えました。
このあたりは共同開発者の下山さんの領域でしょうか。流石です。

とはいえ、このponanzaから1勝を奪った真やねうら王や、ponanza以外には全勝を誇った「浮かむ瀬」(Apery)の活躍も立派。
両者ともにソフトを公開し、ライブラリ使用ソフトも2つ合わせて半分くらいという面でも大会を盛り上げてくれたのではないかと思います。
なお、賞金のかかる5位トーナメントは古豪の大将軍が滑り込みセーフで久々の好成績を上げました。

■最後に(印象に残った一言)

コンピュータ将棋の強さを見せつけられたのと同時に、開発者の皆さんの頑張りを見られたのが収穫だと思います。
最後に、開発者の皆さんの印象に残った一言をいくつか。

コンピュータ将棋は、まだまだ強くなれるということを、今回、ponanzaが担保してくれたし、そのことに私はとても勇気づけられた。
(真やねうら王:やねうらおさん)

ライバルがいたから、ponanza強くできました。
(ponanza:山本さん)

勝った次の日こそ、いつもどおりコードを書く。
(ponanza:山本さん)

自分では人間の将棋を超えた向こう側には全然届かないけど、ニコ生で見る側から向こう側には行けた。
将棋が好きな人か、将棋知らなくてもプログラム経験が多少あれば全然行ける

(HoneyWaffle:みつひこさん)
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by mitsuboshi03 | 2016-10-16 19:57 | 将棋 | Comments(0)

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