将棋つめちゃいました(リハビリ兼ねて:電王トーナメント)

長野でも初雪ですよ~。
とはいえ、こっちは全く積もることなく終わりましたが。
まあそれでも、例年よりは暖かくて何より。

さて今回は将棋ネタ。
色々宿題になっている話題を振りきって、先週あった電王トーナメントの話を中心に。

■電王トーナメント、優勝はやはり大本命の「ponanza」でしたが・・・

さて電王トーナメント。
ドワンゴ主催のコンピュータ将棋大会です。
特色は、優勝賞金300万円と比較的豪華な賞金に、1位になればプロ棋士代表との2番勝負という(ある意味)豪華な副賞。
というわけで、コンピュータ将棋界を代表するスタープログラマーが多数参戦ということに。
あと地味に効いているのが、各自のコンピュータは主催のドワンゴから提供される同一スペックということ。
ソフトだけで工夫してくださいな、ということですね。

■1日目(予選リーグ)

まずは1日目の予選リーグ。
どうせ負けるなら、たくさん勝った相手に負けるのがちょっと有利なスイス式のリーグ戦により、28のソフトが12までに絞りこまれます。
私はチェックしてなかったのですが、結果から見るに持ち時間15分+切れたら30秒の秒読みというのはコンピュータ将棋にとっても過酷だったようで、「大合神クジラちゃん」や「芝浦将棋Jr.」に女流棋士の支援があることで有名な「メカ女子将棋」といった有名ソフトもいくつかここで涙を飲んでおります。

ちなみに、みんな大好き「超やねうら王」は、11位で辛くも予選突破。
チッ(おいおい)
また、大本命の「ponanza」は貫禄の全勝トップ通過。

■2日目(決勝トーナメント:ベスト4まで)

さて2日目からは決勝トーナメントに。
ここからは持ち時間が2時間切れ負けと、事故率がグッと下がって実力差が出やすいのがポイント。
予選リーグ1~4位はシードで2回戦からの登場。
1戦少ない方が勝ち抜きには有利・・・と思いきや、ベスト4へ勝ち進んだのはなんと1位のponanzaのみ。
5位の「大樹の枝」は元々各種大会で好成績を上げた「Apery」の改良型ということで、ベスト4進出はまあ頷けるところ。

その一方で、大穴一発ドカンと当てたのは「nozomi」。
昨年あたりから参加を始めたニューカマーですが、新なのはさんこと「Calamity」やダークホースの一角に上がっていた「技巧」を破り、私としては驚きのベスト4進出を決めました。
とはいえ、「ponanza」の中の人な山本さんはマークしていたとのこと。
流石です。

なお「超やねうら王」ですが、コンピュータ将棋特有のランダム序盤からついつい選びたくなる嵌め手定跡をピックアップして網を張るという、邪悪極まりない”勝てばよかろうなのだー!”戦法が見事炸裂。
強豪「習甦」に、こちらも伏兵ながら予選リーグで大暴れした「tanuki-」を破ってこちらもベスト4入り。
なんでも、今回の対戦で意気投合した「超やねうら王」と「tanuki-」、来年はタッグを組むとのこと。
”惡の華”「超やねうら王」に、ダウナー系たぬきこと「tanuki-」の融合、楽しみです。

■3日目(決勝トーナメント:最後まで+順位決定トーナメント)

さてベスト4。
ここと決勝は、3つのプログラムを並行して走らせて、時間を短縮しての三番勝負を実現。
コンピュータって便利w
強豪対決となった「ponanza」対「大樹の枝」は、やはりそれでもちょっとは差があったのか「ponanza」の勝利。
「大樹の枝」の中の人曰く、”「ponanza」の山本さんを泣かすために来た”とのことでしたが、野望果たせず。
一方、「超やねうら王」対「nozomi」は、「超やねうら王」の”勝てばよかろうなのだー!”戦法をかいくぐって「nozomi」が決勝進出。

さて決勝戦。
ここまで全勝の「ponanza」でしたが、三番勝負のうち先に決着した二局が1勝1敗と遂に土がつき、残る1局も「nozomi」の優勢で推移。
がしかし、そのリードは実はそれほど大きくなかったらしく、楽観しすぎた「nozomi」のミスに付け込んだ「ponanza」が大外一気にまくりを決めて逆転勝ち。
最後はヒヤヒヤものでしたが、結局は大本命「ponanza」が見事優勝を果たしました。

「ponanza」の中の人こと山本さんは嬉し涙。
”違う、こういう泣かせ方じゃないんだ”と「大樹の枝」の中の人は言ったとか言わなかったとかw
ここ数年コンピュータ将棋界をリードし続ける「ponanza」ですが、勝って当然のプレッシャーは相当あったと思います。
今後はコンピュータ囲碁にも挑戦するとのこと。
健闘を期待します。
あと、プロ棋士との戦いもね。

■こぼれ話

以下、箇条書き風味。

・千田五段ぱねえっす

2日目のニコ動解説を務めた千田五段。
最近はコンピュータ将棋を自分の将棋に役立てるプロ棋士が増えましたが、彼の恐ろしいところは、コンピュータ将棋の実戦しか棋譜並べをしないというところ。
完全にプロ棋士よりコンピュータを信頼しているという感じ。
「いよいよ時代はここまで来たか」と思わざるを得ません。
とはいえ、人間の将棋は将棋との戦いも大事ですが、それと同時に人間との戦いも大事。
その辺のバランスが上手に取れているのが羽生四冠、という気がしています。
最近の若手は、将棋との戦いに注力しすぎているんじゃないか、と老婆心ながら思う次第。
まあ、個性としては全然アリだと思いますけど。
なおこの千田五段、3日目も観戦に訪れたところを無理矢理捕獲され、無給で解説陣に加わるハメになった模様(涙)

・やさぐれ3位決定戦、「超やねうら王」対「大樹の枝」

決勝戦の影で、ひっそりと行われるはずだった3位決定戦。
しかしその対戦中、特にやることもないためニコ動解説のゲストとして登場した「超やねうら王」と「大樹の枝」の中の人対談がちょっと面白かった。

「ponanza」の中の人を泣かせるつもりが、逆に泣かされてやさぐれる「大樹の枝」の中の人。
元々Aperyだったソフト名を、命名権売却して「大樹の枝」にしたことが話題になると、すかさず”来年は俺が命名権買って「冷凍水餃子」にでもするわ”と高らかに宣言する「超やねうら王」の中の人。
個人的には、「Calamity」が「なのは」さんから名称変更したんで、逆に「なの破産」にしてもらって、中の人に魔法少女コスプレしてもらおうと思うのですが。
・・・うん、多方面に酷いことになりそうなので止めておこう(おい)
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by mitsuboshi03 | 2015-11-28 16:30 | 将棋 | Comments(0)

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