開幕だよおっかさん(名人戦 第1局)

オレ流マーフィーの法則。
人が風呂に入っているときに限って来客がある(本当)
今日も突然のチャイムに慌ててドアを開けたら、
「ちわーっ、魚売りに来たんすけど」

君がっ 泣くまでっ 殴るのを止めないっ
くらいやってもバチは当たらないかと(いけません)

そんなことはさておき、将棋界で春といえば名人戦と朝日オープン。
朝日オープンはとっくに第1局が行われてましたがすんませんこれは後日に。
昨日終わった名人戦の第1局を先にやります。
カードは今やおなじみとなった森内-羽生戦。
羽生四冠は再度の七冠+朝日めざして驀進中。名人戦はやや苦手にしている棋戦だが、今回は勢いで乗りきれるか。一方森内名人はこれに敗れると無冠に逆戻りなだけに、ここで歯止めをかけたいところ。

b0017164_209566.jpgさて実戦は早くも6手目の△4二銀(左図参照)で風雲急を告げる展開に。初級者向けの本なんかには「ここで△4二銀と指すとすぐに▲2二角成とされます。△同金と取らざるを得ませんが、この形は壁金と言って大変悪い形とされてます。」などと書かれているもんですが、名人がやっちゃいました(笑)

ただ、名人のやることですから当然裏付けはあります。
△2二金はいずれ△3二金とするとして、両者の飛車先の歩に注目して下さい。
先手は▲2六歩と1つ伸ばしていますが、後手は△8三歩と最初のまま。
先手は後戻りできない歩を1歩前に出してしまってます。
原理的には、以前話しだけ出しました後手1手損角替わりと全く一緒。
よく指しているのは、先日突然

「オレ、明日結婚するんで。よろしく!」(意訳)

と軽やかに言い放って将棋界を震撼させた丸山忠久九段(元名人)。

b0017164_20251331.jpgただし、以前のバージョンでは先手が▲2五歩まで飛車先の歩を伸ばしているので、後に▲2五桂と跳ね出すのを消しているのがメリットでしたが、今回は▲2六歩なので▲2五桂が可能。今回の方が本当に得かどうかは現時点ではよく判りません(苦笑)
先手の羽生四冠も「なにしてるだ」と思ったか(方言はないと思う)後手の△8三歩をとがめようとすかさず▲4五銀(左図参照)と突っかけます。これで後手困ったかと思ったのですが・・・。


b0017164_20311627.jpg先ほどの図からちょっと進んで△7四歩の場面。普通ならせっかく5五まで進出した銀の顔を立てて▲4四歩とでもやってみたいのですが、それは△同歩▲同銀△同銀▲同飛に△5五角と打たれて先手振り。さらに▲6六角でどないやとすると△4四角▲同角△4七飛で見事に角金両取りが実現。たまりません。
先手は泣く泣く▲4六銀と銀を後ろに戻しましたが、羽生四冠が局後に発言した通りこうやらなければならないようでは後手優勢のようです。


b0017164_218260.jpg しかしこういうところで飛び出すのが羽生マジック。図の△7七香に後手の森内九段は▲同桂など香車を取る手を予想していたようですが、羽生四冠はここでなんと▲6七金と大胆な受け。守りの金が終盤でわざわざ元に戻れないナナメ前に進んで良しなんてことは普通ないもんですがここではありだったようで後手は泣く泣く△6五飛と後退。こんな終盤で後手を引いて幸せになることはまずなく、以下は羽生四冠が着実に寄せて先勝となりました。

森内名人は今回は敗れたものの、先の王将戦のときのような完敗ではなかったのでなにより。熱戦の末の後手番での負けですのでそんなに心配しなくてもよさそう。
それにしても、2chの将棋板の圧倒的な羽生マンセー!ぶりはどうよ(苦笑)
一旦負け始めたらとたんにタタくんでしょうが、まあそれが2chか(爆)
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by mitsuboshi03 | 2005-04-14 20:08 | 将棋 | Comments(0)

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