一マリサポから見たJ1戦力分析(その3)
2005年 02月 09日
そろそろ上位チームに入ってきたかな・・・?
名古屋グランパスエイト
マスコットの愛らしさでは業界屈指のこのチーム。毎度毎度質・量ともにJトップクラスの補強をするものの、ことごとく結果に結びつかないネタチームというこれがトヨタが出資しているチームなのかな地位に甘んじていたのが去年まで。そんな現状を打破するべく、今オフは当初から「ピンポイント補強」なるスローガンを掲げていたが、結果的には「ピンポイント流出」じゃねえかと・・・。
いかん、毒が強過ぎる。とっとと本題へ。
「ピンポイント流出」の根拠は海本兄弟の流出(新潟へ)CBの控えだった慶治はまだいいとしても、豊富な運動量で右サイドの主として君臨していた幸治郎を失った穴は大きい。右サイドの代役には守備型の角田あるいは攻撃型の平林ということだが、定着するのに時間がかかると4バック採用も含め大掛かりな改造に着手する必要があるだろう。
補強の方は、即戦力では課題の守備陣に集中。ボランチやCBもできるアン・ヨンハッ(前新潟)とCBにコンバートされて大ブレイクした増川(前福岡)とレギュラークラスの獲得に成功。また、新人は例年以上の大量補強を敢行。その中でも、国際ユース大会などでも活躍した本田(星陵高)には即戦力として期待がかかる。例年より補強は控えめだが、マルケス・ウェズレイ・クライトンといった外国人のレベルはJでもトップレベル。選手層ももともと厚いだけに、戦力だけ見ればリーグ制覇も十分可能である。
このチームに最も必要なのは、俺たちは強いという自信ではないだろうか。
チーム発足以来最長の3年目を迎えるネルシーニョ監督は、今度こそ正念場。変に対戦相手に対応してスタメンや戦術をいじるよりは、自チームの潜在能力をどう爆発させるかに集中すべきかもしれない。
なお、岩本の離脱は残念。あと、練習生として加入した
サンフレッチェ広島
ここ数年のリストラ傾向についに歯止めがかかり、今オフはこのチームにしては久々の大量補強。これでやっと他チームとも遜色無い体制を整えた(涙)
まず外国人では、時折韓国で活躍した片鱗を見せたものの結果を出せなかった長身FWチアゴに替わり、こちらも長身FWのガウポンをブラジルから獲得。また、名古屋からウェズレイの弟ジョルジーニョも獲得してFW陣に厚みを増した。また、DFの外国人をリカルドからジニーニョへスイッチしている。一方日本人補強の目玉はなんといっても仙台移籍後急成長を遂げた佐藤寿。FWの軸としての活躍が望まれる。また、昨年ユース界を席捲した広島ユースからは前田、高柳など5名を昇格。世代交代はまだまだ続く。
隠れた逸材として評価の高い小野監督もこのチームでJでの経験を積んできているだけに、それほど大崩れはしないと思われる。中位安定、あわよくば上位を狙いたいところだが、両サイドやユース代表でも活躍した林(札幌)を失ったGKなど層が薄いポジションもあり、ここにケガ人が重なると苦しいシーズンも覚悟しなければならないだろう。
今日は事情により2チームだけ更新・・・のため、あと1回増えるかも・・・。
対北朝鮮戦を観ていて……
『アン・ヨンハッめ……………やる!!』
(ラインハルト調w)
>サンフレッチェ広島
ココっていつも外国人選手でババ引いてる気がw
>ココっていつも外国人選手でババ引いてる気がw
ここ2、3年だけ見ればそうかもしれないが、それ以前はポポビッチ&フォックスとかノ・ジュンユンとかハシェックとかいるので、少なくとも広島カープよりヒット率は高いのではと(笑)
サンフレッチェは、ユース組織を充実させるなど、全体的に見れば上手に金使っているなーといった印象。長年チームを統括している今西さんはJリーグではトップクラスだと私は評価してます。