将棋つめちゃいました(秋シーズン真っ只中)

ふと振り返ってみたら、9月の更新1回だけでしたよハハハ・・・。
すみません、もう少しマジメに更新しまつ。

今回も引き続き将棋ネタ。
今回はいつもより羽生さん多めで。

★羽生二冠、王座奪取で三冠に復帰!(王座戦五番勝負 第3、4局)

まずは終わったばかりの王座戦五番勝負から。
第3局は後手番の渡辺竜王がいつもの「2手目△8四歩」から雁木に組む趣向を見せたものの、羽生二冠に的確に咎められて完敗。
ニコ動解説の方も、若手の旗手である阿久津七段が夕食休憩後の中継に大遅刻した以外は特に見せ場もなく(おいおい)淡々と進んでしまったんで特段書く事もなく終了。

メインイベントは第4局。
羽生二冠が後手番で選んだ戦法は、まさかの2手目△3二飛戦法。
先手が初手▲2六歩とした場合にこれをやってしまうと、▲2五歩とされて飛車先が受からないので死亡、という戦法なのですが、相掛かりを好まないため初手▲2六歩はまず使わない渡辺竜王の傾向を掴んで、今回やってきたというわけです。
とはいえ、基本的に振り飛車一本の人でないと難しい戦法なはずなのですが、そこそこ使いこなしてしまうあたりが流石羽生二冠というべきか。羽生二冠相手に戦法を決め打ちするのは本当に至難の技ですね。
ただし、羽生二冠は”序盤は五分でいい。早く中終盤にならないかなあ。”というタイプなので出来ることではありますが。特に序盤からリードを奪いたい棋風だと、事前の仕込みが大変なので、ここまで多彩に戦法を選ぶというわけにはいきません。

さて終盤戦に突入。
若干渡辺持ち→羽生優勢→渡辺勝ちか?と目まぐるしく形勢が変わる中、122手目に△6六銀と銀の只捨てで千日手に持ち込むという羽生マジックが炸裂。
あまり羽生マジックという表現は使いたくないのですが、今回ばかりは使わざるを得ない。
リアルタイムで見ることができて、本当に幸運でした。

ここまでで夜の10時過ぎ。
30分の休憩を挟んで指し直し局が行われます。
次の日は大事な仕事が待っていたんで、ここでニコ動を断念。
結果は相矢倉からこないだのNHK杯決勝と似た展開になり、このときと同様に羽生二冠の勝利。
羽生二冠は堂々の三冠復帰にして王座を20期獲得の偉業を達成。
タイトル20期獲得は、大山十五世名人の王将位と並ぶタイ記録。
おめでとうございます。

ニコ動の解説は浦野八段。
詰将棋の腕は棋界トップクラスで、1~7手詰別に発行されている『詰将棋ハンドブック』は、きちんと将棋を覚えたい愛好者にとっては今や必須アイテム。最近は『初段になるための将棋勉強法』という、将棋を覚えるために必要な勉強法を凝縮した画期的な本も出しています。
ステマじゃないですが、将棋を覚えたかったら上の2冊は絶対に買っておきましょう!
また駒袋から適当に握った駒だけで詰将棋を作るという握り詰は、将棋イベントの風物詩となっております。
一見ソツのないように見えてコテコテの関西節が炸裂する、楽しい解説でした。

★やっぱり羽生三冠、秒読みでも強い(銀河戦決勝)

今度は銀河戦。
CSの専門チャンネル「囲碁・将棋チャンネル」主催の棋戦で、NHK杯戦と同様に基本的に30秒の秒読みが主体となる、早指し得意の棋士に有利な棋戦になります。
NHK杯では夢の10期制覇という偉業を成し遂げた羽生三冠ですが、この銀河戦はそれほど勝てていないという印象。それでも今回は決勝に駒を進めると、先ほどちょっとだけ名前を出した若手エースの阿久津七段を相手に横綱相撲を展開。2006年以来の優勝を決めました。

そういやさっき「あまり勝てていない」とうっかり書いてしまいましたが、羽生三冠の銀河戦制覇はこれで7度目。当然全棋士トップ。
やっぱりこの人、何かおかしい(苦笑)

★絶対王者に再び挑む(竜王戦 挑戦者決定戦三番勝負)

ようやく羽生三冠抜きの記事です(えー)
1勝1敗で迎えた竜王戦の挑戦者決定戦三番勝負第3局ですが、山崎七段が得意技の失速芸をまたも披露してしまい、丸山九段が2年連続の竜王挑戦権を獲得しました。
山崎七段は序盤に工夫を凝らした魅力のある将棋を見せてくれる一方、こうした失速が本当に多い。
升田先生や藤井九段に田中(寅)九段といった序盤巧者にありがちな傾向ではありますが、ここ一番で失速してしまうと相手がなかなか諦めてくれないんでますます勝てなくなる、という悪循環が。
本当に残念です。

丸山九段は昨年は力を出しきれませんでしたが、久々の番勝負で慣れていない面もあったと思います。
朝食にふぐ雑炊を所望したような何事にも準備を怠らない方のこと(待て)、慣れてくれば実力を十分発揮できると思います。選手寿命の残り時間が少ないだけに、チャンスは逃したくないところ。
渡辺竜王は竜王一冠の平常運転に戻ってしまっただけに、この虎の子は絶対に失いたくないところ。
竜王を足がかりに、今度こそ二冠、三冠と積み重ねて欲しいものです。
戦型は昨年同様、角換わり腰掛銀を中心とした濃厚なねじり合いとなることでしょう。
熱戦を期待します。

竜王戦七番勝負第1局は、10月15,16日にすっかり定番となった天童市の滝の湯で行われます。
通称「竜王の間」まで用意してあるというこだわりぶりが光る旅館です。
以後は、金沢(石川)→霧島(鹿児島)→近江八幡(滋賀)→南大沼(新潟)→伊豆(静岡)→甲府(山梨)と続きますが、今年はどこまで見ることができますでしょうか。
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Commented by えんじ at 2012-10-10 07:31 x
急な話ですが、10/13土曜にM上様が上京します。上京できますか。
by mitsuboshi03 | 2012-10-07 09:58 | 将棋 | Comments(1)

スポーツ、将棋、ミリタリー、オタクネタ、地元長野ネタなど節操なしに書きまくります


by mitsuboshi03