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さいきんの横浜F・マリノス(首位ですよ、首位!)

なでしこW杯優勝おめでとう!

決勝戦は一応PK戦まで見てたのですが、記事にするタイミングを逸しましたorz
対ドイツ戦ふたたび、てな感じで予想通りイヤーンな時間帯の多い試合になりましたが、そこをなんとか堪えるのが女の生きる道、とばかりにしぶとくPK戦まで持ち込みました。
PK戦になったところで、以下のように日本が勝つ材料が多いので、勝つと思ってました。
 ・追いついた日本と、追いつかれたアメリカの勢いの差
 ・「勝って当たり前」なアメリカと、「勝って歴史を変えよう」な日本の立場的な差
 ・準々決勝でPK戦をやって手の内を晒したアメリカと、PK戦は初めてな日本
  (アメリカのキッカーと蹴る順番は準々決勝と一緒でした)

ということで枕はここまで。
今日は先日書いた横浜F・マリノスについての記事のつづきを。

首位。
いいですなあ。

…5年ぶりくらいらしいですけど(涙)


勝ちと引き分けをしぶとく積み重ねながら、柏・名古屋・G大阪などと激しい首位争いを続けてます。
春先のようにゲームプラン通りにキレイに勝ちきることがなかなかできなくなってきましたが、しぶとく勝ち点を拾うことができているのはなにより。
まあ、木村カズシ監督の言うとおり、もうちょいゲームプラン通りの快勝、という試合を増やしてもらいたいですが。
真夏で試合数が多いという大変なシーズンを送っている中ではありますが、条件はどこも一緒。
首位を守るんじゃなくて、最後に優勝を勝ち取りましょう!

総論は前回書いたので、今回はポジション別の選手についての話を。

★GK 先発はしっかりしてますが(以下略

先発GKの座は、飯倉ががっちり掴んで離さない。
生え抜きにこだわり、ここ数年若手を我慢して育ててきた成果がようやく実を結びました。
控えに甘んじる秋元も悪くはないのですが、先発したときの勝ち星の少なさが悩み。
榎本二号も控えてますが、ケガが多いんであんまり控えになってない感じ。
加えて、若手の阿部が病気のため退団、ということになってしまい、もし飯倉が長期離脱、なんてことになると結構ヤバめな布陣と言えます。
榎本二号に代えて実績のあるベテラン選手と若手を各1名確保できればベスト、なのですが、今期は今の布陣で凌ぐことになるでしょうね。

★CB J屈指 J最強 あと書くことな(ry

「横浜F・マリノスで先発CBの座を掴むということは、日本代表CBになるということ」
となって久しいですが、元代表の中澤に現代表の栗原という先発CB陣は間違いなくJ屈指。
特に高さ・強さで彼らを上回るのは容易なことではありません。
控えも、年代別代表の常連だった青山に、韓国代表のキム・クナンという強力なラインナップ。
加えて、JFLの町田ゼルビアで武者修行中の田代という若手の逸材も控えてます。
以前に比べやるべき事が格段に増え、どのクラブも良質のCB探しに苦労している中、これだけの布陣を用意できているというのが横浜F・マリノス最大の強みではないかと。

★左SB まずまず…かな?

川崎に去った小宮山の穴を埋めきれていないといった印象。
とはいえ、ユーティリティな若手生え抜きの金井に、大ベテランで右SBもこなす波戸という布陣はまずまずかと。
ここについては、今オフ加入したユース出身で大学から出戻りの武田と、ケガで長期療養中ながら来年からの加入が決まった期待の新人の比嘉に、横浜FCにレンタル中の藤田を含めた激しいポジション争いが繰り広げられることになると思います。
できれば、波戸以外で誰か1人抜け出してくれると、だいぶ未来が明るくなるのですが。

★右SB 補強が大当たり

ここも懸案のポジションだったのですが、今オフ加入した小林「バンゾー」が攻守に穴を埋めて余りある大活躍。
古巣の柏が好調なだけに、彼が柏に残っていたらと思うとゾッとします(汗)
内田という歴代日本代表でも高すぎる壁がありますが、代表入りしても決しておかしくない、というか、なんで選ばれないんだろーなウチとしては疲労もケガもしないんでありがたいけど、という存在になりつつあります。
控えの一番手は元気印の天野。波戸や金井もここをこなせます。

★ボランチ ここも補強が当たり しっかりしてます

ハードな守備に加え攻撃面でも成長を見せる小椋と誰を組ますか、あるいは1ボランチか、というのが課題でしたが、出戻りの谷口が強気の飛び出しと豊富な運動量で優秀なコンビを形成。順位下位のクラブなど引いて守る相手には、谷口をトップ下に置いて役割を明確にするスタイルが機能しています。
控えには、守備重視なら金井、攻撃重視なら突破力と飛び出しが武器のアーリア、運動量が欲しければ天野、という選択肢があります。

★攻撃的MF 主力を軸にまずまず

左に万能派で黒子役を勤める兵藤、右に大黒柱の中村俊輔を置くのが基本線。
中村俊輔がやや下がり目から自在に動いて攻撃を組み立てる、というのが今期の攻撃のキモになります。
これができるのも、周りの選手が攻守に献身的に走り回ってくれるから。
無敵のプレイスキックを含めて引き出しが多く、実直な仕事人の多い今の横浜F・マリノスの中で、唯一サポに夢を与えられる貴重な選手と言えるでしょう。
控えはこの2人に比べると一枚落ちる格好。特に攻撃の主力として期待の大きい狩野が出てこないとこれから厳しくなります。あとはアジア大会で活躍した、現在J2栃木で武者修行中の水沼息子を呼び戻すとか。
今のところはアーリアか、勝っているとき限定で終盤の逃げ切り用に天野、といった起用でなんとか凌いでいるのが現状です。

★FW 選手の入れ替えが成功

スーパールーキーのスピードスター小野と、点を取る形を持っている数少ない日本人ストライカーの渡邊に、海外を含めた豊富な経験で確実に仕事をする大黒、という3人を状況に応じて使い分ける、または小野をトップ下に置いて3人同時起用する、というのが基本線。3人とも守備でも手を抜かないので、下手に不動の外国人ストライカーを置くよりも機能してる印象を受けます。
彼ら3人に加え、高さやキープ力に優れるキム・クナンを要所でFWとして起用しているのが当たっているのもポイント、というか、そろそろ本職で出してあげてください木村カズシ監督(苦笑)
あとは身体能力が高くて当たりにも強いアーリアをここで使う、という手もあります。

ざっと全ポジションを見てきました。
飛び抜けた存在こそ少ないですが、さすがに首位争いをしているだけあって、大きな穴はない感じ。あえて言うなら左SBですが、すでに打つべき手は打ってます。前回も書きましたが、出血覚悟の大リストラの成果で、世代交代が進んだのも大きなポイント。
次の課題は、ACLに向けた陣容の再整備と、「ポスト俊輔」をどうするか、ですね。
by mitsuboshi03 | 2011-07-24 12:54 | スポーツ | Comments(0)

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