将棋つめちゃいました(年度末に向けて その1)

最近また第4次スーパーロボット大戦を始めました。
もう大分古いゲームなんですが、やっぱり面白いモノは面白い。
今回は「空飛ぶマジンガーZ」面(光子力研究所)を延々全滅プレイ(この面だと光子力研究所に敵を入れればいいので通常よりラクチン)して資金をカンストさせたんですが、1回で得られる資金が5万弱で、資金の上限が1千万。

おいおい200周もしたのかよオレ(爆)

道理で三週間くらいかかるわけだ(苦笑)

えー、そんなことやってる暇があったらブログを更新しろよという民の声にお答えすることにします(笑)
今回は2回に分けて将棋ネタをやる予定。
ではさっそく。

★久保二冠のダブルタイトルマッチ(王将戦・棋王戦)

将棋界の冬の番勝負といえば、王将戦・棋王戦のダブルタイトルマッチ。
今年は王将戦に新進気鋭の豊島六段、棋王戦に満を持して登場した渡辺竜王が、久保二冠に挑みます。

王将戦は昨日第4局が終わった時点で、久保王将が3勝1敗とリード。
特に昨日の第4局は、久保王将の地元である加古川市が対局場ということで、最近将棋の町として売り出し中なこともあってか、CATVやネット中継や現地での大盤解説といった完全支援体制の中行われました。
地元のコンビニにまで応援ポスターがあるという完全ホーム状態(笑)で、久保王将が得意戦法の一つである先手石田流で快勝しております。
豊島六段も緒戦は緊張して落としたものの、第2局以降は持ち味を発揮しているだけに、カド番にはなりましたが、将来のためにもまだまだ食らいついておきたいところでしょう。
第5局は3月8、9日(火・水)に神奈川県箱根町で行われます。

棋王戦は2月6日に第1局が行われ、これも久保棋王が先手石田流で先勝しています。
ちなみにこの一局は、先手石田流の最新型で戦われたのですが、その入り口がこの図。
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後手が「▲7六飛と指させませんよ」と△8五歩で牽制したところに、「そんなことは知らねえ」と堂々と▲7六飛!と指したのがこの図。
ここで▲7六飛、とやると△8八角成▲同銀△4五角とされて角成りが受からないんで損ですよ、と長いこと言われてきたのですが、それなら▲6六飛△2七角成▲7四歩△同歩▲5五角と大乱戦に持ち込もうというのが久保棋王の狙い。ちなみにこの手は、関西期待の若手の菅井四段が関西の大先輩である谷川九段相手に最初に試してます。この進行は相当研究していないと飛び込めないのですが、かといって△8八角成の代わりに△4二玉▲7七桂というのでは、局面自体は互角ながらも先手の言い分を後手がそのまま通した形。

そ、それだけは、いやじゃ。死んでも、いやじゃ。

将棋世界の今月号で、「▲7六飛と指したらどうなりますか」という企画に対して、渡辺竜王は”△8八角成▲同銀△4五角は先手の研究にハマる恐れがあるんで、△4五角の代わりに△2二銀とやって局面を落ち着かせたい”と答えたのに対し、久保棋王は”△2二銀とされても急戦にできないか考えています”と答えていましたが、その答えが早くも第1局で実現する形になりました。
発想としては『ハチワンダイバー』にも載って有名になった急戦石田流の流れを汲むものですが、もしこの▲7六飛が成立するのであれば、居飛車党にとってはまたやっかいな戦法が一つ増えるということになりそうです。

えー、棋王戦の話に戻りますと、第2局は2月26日に石川県金沢市で行われます。

★木村八段、悲願の棋戦優勝(朝日オープン)

朝日杯将棋オープン戦は、名人戦の掲載権を失っていた朝日新聞が立ち上げていた全日本プロ将棋トーナメントの流れを汲む棋戦で、名人戦を朝日と毎日が共催することになったことに伴い、持ち時間40分というプロ公式戦ではかなりの短期決戦にリニューアルされました。午前中にまず1局、勝てば午後にもう1局指すというのも大きなポイント。
というわけで、この棋戦の準決勝と決勝は同じ日の午前と午後に公開対局で行われます。
決勝に勝ち上がったのは、渡辺竜王を破った木村八段に、郷田九段を破った羽生三冠。
後手番になった羽生三冠が2手目に△8四歩と指したのを見て、木村八段が十八番の角替わり腰掛け銀に誘導。羽生三冠がこれを受けて立ち、大熱戦の末に木村八段が勝利をものにしました。
木村八段は新人王戦で優勝していますが、全棋士参加の棋戦優勝はなんとこれが初めて。
木村八段が奨励会でもがいている頃に、既に数多くのタイトルをものにしていた羽生三冠。
そこから着実に差を詰め、ついに棋戦優勝まで登り詰めました。
大舞台では周囲に気を遣いすぎて力を出せないというナイスガイな木村八段。
将棋の実力、豊富な研究、そして過剰なまでのショーマンシップ(笑)で大盤対局では最も信頼できる解説者ではありますが、やはり本業でもっと活躍して欲しいところ。
特にA級順位戦では、大事な大事な(大事なことなので2度言いました)残留を賭けた戦いが待ってます。

★女流棋戦の動き(女流名人戦、マイナビ女子オープン)

今度は女流棋戦について。
まず女流名人戦五番勝負は、ぶっちぎりでA級リーグ戦を突破して無冠返上に燃える清水女流六段が里見女流名人に挑戦しましたが、0-3のストレート負けというまさかの結果に。
序盤で多少不利になったところを、粘りの将棋で逆転するというのがこれまでの清水女流六段の勝ちパターンでしたが、里見女流名人は中終盤で男性プロ棋士をちぎるほどの底力がある上に、序盤も男性若手プロに混ざって研究を重ねて戦法の幅を広げている努力が実り、清水女流六段の勝ちパターンを完全に力で凌駕しました。
清水女流六段の無冠は残念ですが、これは清水女流六段が不調だからというネガティブな理由というよりは、里見女流三冠・甲斐女流二冠という女流棋界のレベルを上げる新たな勢力の台頭というポジティブな理由と考えるべきでしょう。
里見女流三冠・甲斐女流二冠の登場により、女流棋界のトップレベルは、男性プロ棋士のトップレベルに着実に近づきつつあります。あとは、私が何度もここで言ってますように、女流棋戦も男性棋戦と同様に持ち時間3時間を基準にして、長い持ち時間の将棋に慣れさせることが重要だと思います。
「女流は弱いから持ち時間が短くても良い」ではなくて、「女流に長い持ち時間の将棋に慣れさせて、女流棋士の将棋の質を上げる」方が、将棋界にとって絶対にプラスになるはずです。

それからマイナビ女子オープンですが、甲斐女王への挑戦者が上田女流二段に決まりました。
上田女流二段はタイトル戦への挑戦はこれで二度目。初回は清水女流六段に軽くひねられましたが、二度目ということで、タイトル戦独特の空気にも対応できているはず。
熱戦を期待します。

次回は3月にクライマックスを迎える順位戦の話を中心にする予定です。
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by mitsuboshi03 | 2011-02-20 18:55 | 将棋 | Comments(0)

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