将棋つめちゃいました(1学期終了)

ずいぶん間が空いた、と思ったら2週間ぶりだったでござる。
なんだ、これなら(ry
…サカつくEUの合間に更新します(ぉ
今回はサッカーW杯の余波を受けて間が空いた将棋ネタを。

★やっぱり強い羽生三冠(名人戦、棋聖戦)

「七冠を破った男」三浦八段の挑戦で盛り上がりを見せた名人戦七番勝負でしたが、終わってみれば4-0で羽生名人の防衛という結果に。
将棋自体はむしろ三浦八段持ち、という局面も多かったのですが、三浦八段曰く、”第4局になって初めて二日目の夕ご飯を食べられました”と、自身初となる二日制対局に最後まで慣れなかったのが敗因のよう。
環境に慣れるというのも番勝負に勝つには大事なことと思い知らされた名人戦七番勝負でした。
三浦八段は、とにかく番勝負に出続けること。
羽生七冠に挑戦した棋聖戦からこれが初めての番勝負登場というのは、実力からしてずいぶん不本意なはず。久保二冠もずいぶん番勝負で(主に羽生に)こてんぱんされても懲りずに挑戦を続けて二冠をゲットしたわけですから。
谷川九段曰く、タイトル獲得のコツは、”とにかく1回勝つこと(笑)”
とにかく1回でも獲れば、その経験が生きて2回、3回と続けて取れる、という意味なのですが、その1回が凡人には遠くてねえ(涙)
名人を防衛した羽生三冠、続く棋聖戦五番勝負でも最近春から夏にかけての活躍が目立つ深浦王位を返す刀で撃破。これはまた七冠ロードへの道が開けてきた、と思ったのですが。

★王位戦七番勝負に挑戦するのは、振り穴の若き勇者!

その羽生三冠を撃破して深浦王位への挑戦権を奪取したのは、関東期待の若手の一人、広瀬六段。
その最大の武器は、何と言っても振り飛車穴熊。なにせ穴熊なだけに囲いが堅く、極端な話相手が何をやってきてもこれ一本でどうにかなるという単純さから特にアマチュアに好まれる戦法なのですが、プロでは居飛車穴熊相手に大苦戦したあげく「終わった戦法」として駆逐された、はずでした。
それを現代に蘇らせた広瀬六段。居飛車党の私としては、正直序中盤ではそんなに良いとは思えないのですが、そこから中盤過ぎから脅威のまくりで次々と強豪を撃破するのが広瀬クオリティ。なにせ、通算勝率9割を越えるという伝家の宝刀「羽生の居飛穴」までこの振り穴で撃破してしまったのですから。
この振り穴には深浦王位も手を焼いている様子で、第1局をまともな居飛穴vs振り穴の対抗形で落とすと、第2局は振り穴の弱点である8筋の歩をずんずん伸ばしてからおもむろに急戦を始めるという奇策で勝利。続く第3局では「4手目△3三角戦法」で逆に深浦王位が振り穴に囲うという趣向を見せましたが敗れてます。
広瀬六段が勝利すれば、渡辺永世竜王の活躍を除けば長らく続いた羽生世代の支配に風穴が空くことになりますが、果たしてどうなりますやら。ただ、深浦王位が露骨に振り穴を嫌がっているところを見ると、広瀬六段の王位奪取の可能性はかなり高いと見ます。

ちなみに広瀬六段は、現役の早大生(留年してますがw)
んで独身。
買いだ買い!女性ファンは今のうちに買っとけ!
…このサイトを覗く女性がどんだけいるかという話には触れない方向で。

★19連覇の偉業に挑む羽生王座(王座戦五番勝負)

なんか扱いがぞんざいになってますが、この王座戦五番勝負を連続18回制している羽生王座。
これは他のタイトル戦でも例がないまさに偉業。
今後どれだけ記録が伸びるかは判りませんが、現状の記録だけでも、将来羽生三冠が引退したときには「永世王座」名義になるのではないかと思っております。
んで、その記録が今年途切れるかどうかを争う挑戦者は、ここにも登場してきた深浦王位、を破った藤井九段に決まりました。
藤井九段の代名詞といえば四間飛車からの藤井システムでしたが、今のメインウェポンは矢倉早囲いに三間飛車からの藤井システム。一時は猛威を振るったがその後衰退した矢倉早囲いを蘇らせた張本人の藤井九段。居飛車党としては矢倉早囲いをめぐる戦いになればいいにゃーと予想しますが、「いやいや藤井九段なら振り飛車でしょう」の声も当然あるところ。
楽しみな五番勝負に、なりそう、かな。

★甲斐女流二冠誕生!

最後に女流棋士の話題を。
春から夏にかけて女流棋界を席捲したのが甲斐女流二冠。
女流王位、マイナビ女子オープンを立て続けに制しました。
甲斐女流二冠はまるっきりの新鋭、というわけではなく、かつては奨励会に在籍して1級にまで登り詰めた実績を持つ実力者。女性での奨励会の歴代最高位は蛸島女流五段の初段なのですが、このときは女性では初となる奨励会参加ということもあって”五分五分の成績なら昇級”という比較的緩い条件下でのもので、男性と変わらない条件での最高位はこの甲斐女流二冠の1級が最高位となります。
奨励会退会後に女流棋士になってからは、その高い潜在能力をなかなか生かせない状況が続いてきましたが、ここに来てコツを掴んだようです。
里見女流二冠や清水女流王将との激しい世代間闘争を制するだけのポテンシャルは十分なだけに、これからはエンジン全開での奮闘を期待します。
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by mitsuboshi03 | 2010-08-07 20:40 | 将棋 | Comments(0)

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