将棋つめちゃいました(真冬号 順位戦以外)

今回も将棋ネタです。
前回順位戦だけで長くなったので、そのつづきを。

☆冬といえば王将・棋王の番勝負

将棋界の冬といったらなんといっても順位戦ですが、それと並んで盛り上がるのが王将・棋王の番勝負。たまに挑戦者・タイトル保持者がおんなじのダブルタイトルマッチになることがありますが、今回は別々。まず先に開幕した羽生王将vs久保挑戦者の王将戦は、先手番の久保挑戦者が今や伝家の宝刀となった早石田で「なぐりあい宇宙(ryの末緒戦を制して俄然面白くなってきました。次戦は後手番となる久保挑戦者がゴキゲン中飛車を採用する可能性が高く、羽生王将がどう迎え撃つのかがポイントとなるでしょう。
棋王戦は、久保棋王に佐藤挑戦者が挑む構図。A級順位戦では一昨年以来の大苦戦を強いられている佐藤九段ですが、他棋戦ではいつもの「びっくりどっきりメカ」が大暴れで、久々のタイトル戦登場が実現しました。「先手なら早石田、後手ならゴキゲン中飛車」と作戦がはっきりしている久保棋王に対し、佐藤挑戦者がどんな「びっくりどっきりメカ」を用意してくるかが大変楽しみです。
五番勝負第1局は、中国・上海で2/5(金)に行われます。

☆女流名人戦五番勝負、はじめました
女流三冠に返り咲き、ますます充実の清水女流名人に、三者プレーオフを制した里見倉敷藤花が挑む
今回の女流名人戦五番勝負。その第1局が本日山中湖畔のホテルマウント富士で行われました。
棋譜などについてはこちらの大本営中継サイトをご覧下さいませ。
第1局を里見倉敷藤花が制したのですが、結果はともかくとして驚いたのが以下の2点。

■里見倉敷藤花が石田流を採用
ここのところずっと中飛車一本で戦ってきた里見倉敷藤花ですが、つい最近になって先手番で石田流を採用。この第1局にもさっそくぶつけてきました。
得意の乱戦になりやすい早石田の狙いを含んだこの石田流、久保棋王をはじめ数多くの振り飛車党が愛用しております。
戦法に幅をもたせることは、相手の研究をかわす意味でも有効ですが、なにしろ若いんですから、いろいろな戦法を試して己の可能性を切り開いて欲しいもの。その意味でも今回石田流で女流第一人者の清水三冠に勝った意義は大きいんじゃないでしょうか。
■作戦勝ちをそのまま生かして逃げ切り勝ち
どちらかというと、こちらの方が驚きました。
棒金に構えた清水三冠が、32手目の△8六歩から無理に打開しようとして形勢を損ねたのですが、女流同士の対局だと、往々にしてここから形勢が二転三転することが多いもの。この第1局でも、清水三冠は最後まで勝利を諦めない粘りの手を続け、里見倉敷藤花の失着を狙いにいきます。
ところが里見倉敷藤花は、ここから終始冷静な指し回しで順当に逃げ切り勝ちを完遂。
里見倉敷藤花がこれを継続できるようであれば、女流棋士のレベルを一段上げる大きな進歩、すなわち、真の意味で男性棋士と互角以上に戦える女流棋士の誕生ということになるのですが。

今後の女流棋界を占う上でも重要な五番勝負と言っても言い過ぎではないと思わせる第1局でした。
今後の戦いぶりが本当に楽しみです。
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by mitsuboshi03 | 2010-01-24 20:09 | 将棋 | Comments(0)

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