将棋つめちゃいました(090517)

30℃越えしたのも遠い昔。
ここんとこは肌寒い日々で、おかんは喜々として愛用の石油ストーブを引っ張り出す有様。
一方薄着が好きな私は、家の中ではもっぱら作務衣+素足がデフォ。
素足なのは、親父の頑固な水虫避けだったりします(えー)

今日はまた久々に将棋ネタ。
例年この時期は順位戦もなく、営業に励む夏休みシーズンと並んで対局が少ない時期。
プロ棋士はこの時期に英気を養うのが定番ですが、そんな中でも忙しいのは一流の証明。
というわけで、この時期に名が上がる棋士には要チェックや!(何か混ざってます)

☆瀬川四段、フリークラス脱出

こないだの金曜日に飛び込んだビッグニュース。
すでに各種報道でご存じかと思いますが、瀬川四段が15日にあった第81期棋聖戦の1次予選で中座七段に勝利し、「直近30局以上のいいとこ取りで勝率6割5分以上」という規定を満たしてめでたくフリークラスからの脱出に成功致しました。
2005年(もう、そんな昔なのね)に見事プロ入りを果たした瀬川四段でしたが、そこにはもう一つ、フリークラスからの脱出という大きな壁が待っていました。
期限は10年。
期限内に脱出できないと、自動的に引退、ということになります。
順位戦を指せないフリークラスの身分では、公式戦を1年で30局指すだけでも至難の業なのに、いくらいいとこ取りとはいえ、30局以上で勝率6割5分を越えるというのはかなり厳しい規定で、これまでに脱獄脱出に成功したのは瀬川四段を含めて3人だけ。
今期の順位戦に間に合わなかったのは残念ですが、これで落ち着いて将棋に打ち込める環境が整いました。
瀬川四段のこれからの活躍に期待します。

☆棋聖戦 挑戦者決定戦

昔は年2回5番勝負が行われるという忙しいタイトル戦だった棋聖戦も、今ではすっかり初夏の風物詩に。
羽生棋聖への挑戦権を賭けた決定戦には、最近絶好調の木村八段に新鋭の稲葉四段が挑むという構図となりました。
稲葉四段は、プロデビュー早々に「里見倉敷藤花に敗れた男子プロ」という重い十字架を背負わされることとなりましたが、あの久保棋王をして「序盤の知識が豊富な上に谷川型のエンジン(終盤力)を持っている。」とまで言わしめる、ただ今絶好調な関西新鋭陣の中でも飛び抜けた実力の持ち主。この棋聖戦でも予選トーナメント本戦入りしただけでも大健闘、と思っていたら、まさかまさかの快進撃。郷田九段や谷川九段といった並み居る強豪をなぎ倒し、挑戦者決定戦まで登りつめました。
せっかく奪った七冠を当時無名だった三浦八段にこの棋聖戦であっさり阻止されたり、王座戦で初めて番勝負に登場した渡辺竜王に大苦戦するなど、実は意外と番勝負では新鋭相手に苦戦している羽生棋聖。歴史から見ても新鋭棋士が活躍しやすいタイトル戦なだけに、稲葉棋聖誕生、という可能性もそれなりに高そうで、もしそうなったとしたら、

里見>稲葉>羽生

などという不埒な方程式がネットに跳梁跋扈するだろうな、とそれこそ不埒なネタを妄想していた私に冷や水を浴びせたのが木村八段。トッププロが新鋭相手に香車を落として対局し、トッププロが勝てば今度は角を落としてもう一番。新鋭が勝てば平手でもう一丁という『将棋世界』の恐怖企画「トップ棋士vs新鋭棋士 指し込み2番勝負」をやった時は、まさかこんなところでもう一度顔を合わせるとは思ってなかったでしょうが、ジオンの栄光をやらせてはならぬ(違)と一手損角換わりで稲葉四段の研究に真っ向勝負を挑み、トッププロの貫禄を示しました。
土曜日の楽しみの一つの囲碁将棋番組『囲碁・将棋ジャーナル』で生まれて初めてと語る自局解説を楽しそうにやっていた木村八段。「羽生棋聖に勝ってもう一回自局解説をやりたい」と語ったのは間違いなく本音でしょう。
要所を締め、くすぐりも忘れないという個人的に現在将棋界トップクラスと思っている木村八段の解説。
また、見たいですね。

☆名人戦やってるよー

その羽生名人が郷田九段の挑戦を受ける名人戦七番勝負は、ここまで羽生名人の2勝1敗。
ここまで後手番しか勝っていないというのは、毎回毎回プロ棋士も根を上げる難解極まるねじり合いを続けているから。羽生名人先手の第4局をあっさりキープすれば結果が出るのも早そうですが、今までの流れからすると、とてもそう簡単にことが運ぶとは思えません。
その第4局は、5月20、21日に高野山の金剛峯寺で行われます。
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by mitsuboshi03 | 2009-05-17 20:30 | 将棋 | Comments(0)

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