最強の駒落ち

最近リニューアルしたのがちょっと不評っぽい講談社現代新書。
なんか岩波新書に似ていなくもない。

んで、なんでこのカテゴリとタイトルで講談社現代新書なのかとおっしゃる貴方。
間違っちゃいません。
ちゃんとこの名前で講談社現代新書から最近本が出ました。
今日やっと手に入れたので、その紹介を。

著者の先崎八段は、先日のこの記事でも紹介済。羽生・森内両二冠、佐藤(康)棋聖らとは小学生時代から戦いつづけたライバルであり、共に研究会で学んだ戦友でもあります。棋戦優勝はNHK杯1回のみですが、文才は将棋界でもトップクラスで、将棋雑誌のみならず週刊誌にも連載を持つほど。『ヒカルの碁』のアニメでも講師役を務めた梅沢 由香里五段を強奪して世の囲碁ファンを嘆かせたことでも有名です(爆)
余談ですが、将棋の男性棋士と囲碁の女流棋士の結婚は他にも何件かあるのですが、将棋の女流棋士と囲碁の男性棋士との結婚例は今のところありません。囲碁の男性棋士は隣の芝が青く見えないんでしょうか(笑)

今回の本は、『将棋世界』での好評連載をまとめたもの。
最近指されることが少なくなった駒落ちの最新定跡を判りやすく解説してます。
(余談ですが、駒落ちの話が出てきたのって、私の知る限りでは某fate以来だ(爆))
普通の定跡本と大きく違うのは、単なる定跡手順の紹介だけでなく、将棋に対する考え方まで踏み込んで解説していること。
例えば、八枚落ちの解説では、
玉と金だけなのだから、歩を相手にする以外は、金を攻めるよりないのだ。
今、私はさりげなく重要なことを書いた。
―――金を攻める―――。
これが将棋の基本なのである。

と、八枚落ちに限らない将棋の基本を丁寧に教えてくれます。
また、めったに本に出てこない上手の指し方についても念入りに。
駒落ちがなぜはやらないかというと、上手を指す人がいないからなんですね。
この本は、下手を養成するだけでなく、上手も育成しようという欲張りな本でもあります。

新書ですんで、英世さん一人でおつりがきます。
これで、駒落ち、始めませんか?
相手がいなければソフトに頼る手もありますよ。
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Commented by LPFB弐号 at 2004-11-23 01:58 x
「金を攻める」には、シモい意味は含まれていないのでしょうか。
弱点を攻めるのが重要なことはどの世界も同じでしょうね。
Commented by mitsuboshi03 at 2004-11-23 09:23
シモい意味で有名なやつだと、「桂馬のふんどし」(桂馬での両取り)とかありますね。
金は守りの要になる駒なので、金をはがしてしまえばそれだけ守備が手薄になるわけです。

コメント、ありがとうございました。
ゲームもがんばって下さい(と、言っとけばいいんですか?)
by mitsuboshi03 | 2004-11-21 20:45 | 将棋 | Comments(2)

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