将棋つめちゃいました(12月14日号)

えー、J1残留おめでとうございます(笑)
ちなみに、来年もその位置にいると自動降格しますんでご注意を(爆)
え、うち?
J1を勝ってACLを目指すのが目標ですが何か?

当blogをよくご覧の方にはお分かりだと思いますが、こういう書き出しなので本題は将棋ネタです(爆)
今回は竜王戦の結果を中心にお送りします。

☆血戦の地は天童市(竜王戦7番勝負 第6局)

(棋譜はこちらの竜王戦中継サイトをご覧下さい)
12月10、11日に行われた竜王戦の第6局。
開幕3連勝から連敗したものの、ここで先手番を得て必勝体制で臨む羽生四冠は、最強カードの矢倉を選択。これに対し、渡辺竜王がいつも通り相矢倉に追随するかと思っていたら、早めの△7四歩から△5三銀右(16、18手目)という急戦矢倉を志向。この形は渡辺竜王と奨励会同期であるライバル佐々木六段が以前から愛用しているもの。羽生四冠も他の棋士相手にこの形を何度も指して勝ってきているだけに、やりにくさは全く感じていなかったでしょうが、渡辺竜王の新手△3一玉(34手目)で状況は一変。
私の12月10日の書き込みでは「明日(2日目)の昼間あたりの攻防が勝敗を左右しそうに見えます。」などと呑気な見立てをしていたのですが、封じ手直前の△6二角(40手目)で、△2七歩から△2六歩の歩の連打で飛車を不自由にする狙いが厳しく、すでに羽生四冠がだいぶ苦しいようです。
全く見る目がありませんね(苦笑)
2日目は、一方的な渡辺竜王ペース。あっという間に羽生四冠を追い込み、午後4時過ぎにわずか70手で終戦という驚きのスピード決着となりました。
相手の王様をタテから攻める矢倉や腰掛銀といった戦法は、王様を広い中央に逃がす展開になりにくく、中終盤で粘ることがなかなかできないので、序盤の1手のミスからこうした一方的な展開になることがよくあります。これがこの戦法の怖さであり、逆に言えば一発で相手を仕留められる醍醐味でもあります。ちなみに私は、さんざん痛い目に遭いながらも、「これだから矢倉や腰掛銀はやめられない」派です(笑)
ちなみに、これと対極にあるのが古典的な三間飛車や四間飛車ですね。これは相手の王様をヨコから攻めるので、王様が中央に逃げやすく、比較的粘りが効きます。
2度目の後手番でのカド番を新手で凌いだ渡辺竜王。最終局を制すると、絶好調だった羽生四冠相手に初代永世竜王&将棋界初の7番勝負3連敗からの4連勝という偉業を成し遂げることになります。
「竜王と言えば渡辺」ということに、なるのでしょうか。
一方の羽生四冠は、佐藤棋王相手に「7番勝負3連勝からの3連敗からの勝利」で7番勝負を勝った経験もありますが、なにしろここのところの連戦続きが気がかり。この第6局でも2日目にほとんど食事を取らないまま敗北しているなど、健康面が不安視されます。
それを一切言い訳にしないところも凄いのですが。
しかし、羽生には負けられない理由がある。
土曜日にやったBS2の『囲碁・将棋ジャーナル』の次回予告を見て私はのけぞった。
”次回は、竜王戦第7局の模様を羽生四冠の自戦解説でお送りします”
ちょっと待て。
ていうとあれかい、負けたら自分の負け将棋をBSとはいえ全国生中継で解説して、「初代永世竜王になれなくて残念でした。また来年頑張ります。」とか言わなきゃなんないわけですか。
これはその、罰ゲームとかいう生やさしいもんじゃなくて、「恥で人は死ねる」レベルですよ。
”か、勝てば、問題ない”
と、ハチワンダイバーの名台詞が思い出されるこのイベント。
羽生は、生き延びることができるか。

竜王戦7番勝負の第7局は、12月17・18日に、将棋駒のふるさとである山形県天童市で行われます。
ネット中継、BSの中継もありますので、ぜひ。

☆羽生に挑む最強の刺客、ふたたび(王将戦 挑戦者決定リーグ)

羽生王将への挑戦者を決めるリーグ戦の最終局が12月8日に行われました。ちょっと紹介が遅くなっちゃいましたが取り上げますね。
ラス前で3勝が4人、2勝が3人というA級順位戦と似た混戦模様となった今期のリーグ戦。メンバーがA級、B1級の重鎮揃いで、飛び抜けて勢いのある棋士が出なかったのでこれもまあ想定内かと。
最終局の結果、深浦王位が直接対決で丸山九段を下し、勝てばプレーオフの権利が得られた佐藤棋王が郷田九段に討ち取られ、深浦王位が挑戦権を獲得することになりました。
深浦王位は、2期続けて羽生王将を破って王位を獲得するなど、羽生王将を苦にしていない数少ない上位棋士の一人。羽生王将との通算成績が23勝24敗と、50局近く指して五分の星というのは他にありません。羽生王将に当たる前に他の棋士に敗れるのがネックでしたが、当たってしまえばこっちのもんだということになりますかどうか。王位戦7番勝負では序盤に連勝してリズムを掴んでいるだけに、王将戦でも同じ戦い方ができるかどうかが鍵を握ります。
羽生王将はとにかく体調を整えることが最優先。今が調子の底なだけに、後半に調子を上げられれば防衛は難しいことではないはずですが。
なお、リーグ戦の詳細についてはこちらの将棋連盟HPをご覧下さい。

☆女流名人戦、挑戦者はやはり…

3者プレーオフとなった女流名人戦の挑戦者争いですが、まず千葉女流三段vs里見倉敷藤花戦が行われ、里見倉敷藤花が勝って12月15日に清水女流王将との一番勝負を迎えることに。
女流の世代交代の流れが一気に加速するかどうかにも大きく影響を与えるであろうこの一番。清水女流王将がここ最近の終盤の乱れを解消できれば、まだ負ける相手ではないと予想しますが、なにせ相手は一晩寝れば強くなるお年頃ですのでなんとも言えません。
主催の報知新聞でネット中継をやるみたいですので、こちらも、ぜひ。
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Commented by bleem at 2008-12-15 00:41 x
竜王戦観戦記者が思いっきり渡辺竜王贔屓なのが楽しいですわ。0-3になった時の観戦記に載ってた微笑ましいエピソード。

以前竜王と競馬場へ行った。竜王は最終レース前まで散々だった。自嘲気味に「今日はもう投了です」と落ち込む竜王。

わたしは竜王よりも年上だが彼ほどの立場の人間に意見するなどおこがましいと思っているが、この時はあえて言わせてもらった。「これから将棋界で隆盛を極んとする人間が軽々しく投了するなどと口に出してどうする。まだ最終レースが残ってるじゃないか。さあもうひと勝負して来給え」竜王は私のこの言葉に勝負師の顔つきに戻って馬券を購入した。結果は見事大逆転勝利。破顔一笑。分厚い紙幣をポケットにしまう竜王。この人の持つ勝負師としての豪運を再確認した、みたいな話が載ってておいおい楽しすぎるぞと嬉しくなりました。
Commented by mitsuboshi03 at 2008-12-23 22:06
うひ~、コメント遅れて申し訳ないです~。
>竜王戦観戦記者が思いっきり渡辺竜王贔屓なのが楽しいですわ。
渡辺竜王なら記者とよく遊びに行きますからね。
羽生四冠は孤高の人ですんでその辺はやむをえないかと。
そのへんカラーが違うのも楽しいですね。
by mitsuboshi03 | 2008-12-14 19:33 | 将棋 | Comments(2)

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